書籍詳細
未契約
書籍名 | 心臓血管外科手術書 |
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出版社 | 先端医療技術研究所 |
発行日 | 2002-07-10 |
著者 |
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ISBN | 4925089218 |
ページ数 | 557 |
版刷巻号 | 初版第2刷 |
分野 |
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閲覧制限 | 未契約 |
安全で有効な外科手術を可能にするには、診断に始まり治療に至るそれぞれの段階に於いて、現今では熟練した手技のほかには最新の科学技術を応用した機械器具を必要とする。特に心臓血管外科の領域に於いてはそうである。本書ではそれらの点についても考慮している。人工心臓弁、ステント、ペースメーカー、補助人工心臓、全置換型人工心臓、体外循環装置等の心臓外科に関連し、しかも先端技術を利用した人口臓器の領域にも触れており、また、人工臓器の対極にある心臓移植の問題にも言及し、さらにロボット手術の点にまで一項目設けている。
目次
- 表紙
- 執筆者一覧
- 本書を推薦する
- 本書を推薦する
- 序文
- 目次
- 口絵
- 第I部 手術手技編P.1閲覧
- 第1章 体外循環と補助手段のセットアップ
- 1. 新生児・小児
- 1.1 はじめに
- 1.2 体外循環装置とカニュウラ類の設置
- 1.2.1 人工心肺・ポンプの選択
- 1.2.2 カニュウラ類の挿入
- 1.3 新生児、乳児の解剖学的、循環生理学的特徴を考慮した潅流技術
- 1.3.1 体温の変化に対する反応の特徴
- 1.3.2 超低体温・循環停止法について
- 1.3.3 循環系の特徴を考慮した潅流技術
- 1.3.4 血液希釈、凝固系の特徴からみた体外循環技術
- 1.4 新生児に適した心筋保護法
- 1.5 体外循環からの離脱時の留意点
- 1.6 Ultrafiltration
- 1.7 体外循環の合併症
- 1.7.1 チアノーゼ性心疾患における再酸素加障害
- 1.7.2 空気塞栓
- 1.7.3 他臓器への影響
- 1.7.4 その他の合併症
- 2. 小児
- 2.1 開心手術に用いる体外循環
- 2.1.1 各種装置
- 2.1.2 各種ディバイス
- 2.1.3 その他
- 2.2 体外循環を用いた循環補助
- 2.2.1 超低充填量緊急蘇生用循環補助装置
- 2.2.2 体重5kg以上の乳幼児あるいは小児の緊急蘇生用および亜急性期維持用循環補助装置
- 3. 成人
- 3.1 はじめに
- 3.2 皮膚切開までに
- 3.2.1 体位
- 3.2.2 消毒
- 3.2.3 ドレーピング
- 3.2.4 各種ラインの準備・固定
- 3.3 皮膚切開・胸骨正中切開〜人工心肺のセッティングまで
- 3.3.1 皮膚切開
- 3.3.2 胸骨切開
- 3.3.3 心膜切開
- 3.3.4 ヘパリン投与
- 3.3.5 大動脈のテーピング
- 3.3.6 大静脈のテーピング
- 3.3.6.1 上大静脈のテーピング
- 3.3.6.2 下大静脈のテーピング
- 3.3.7 人工心肺回路の準備
- 3.3.8 送血管、脱血管の挿入部のタバコ縫合
- 3.3.8.1 送血管挿入部
- 3.3.8.2 脱血管挿入部
- 3.3.8.2.1 上下大静脈に挿入する場合
- 3.3.8.2.2 two stage脱血管を挿入する場合
- 3.3.9 送血管の挿入
- 3.3.10 脱血管の挿入
- 3.3.10.1 上大静脈
- 3.3.10.2 下大静脈
- 3.4 人工心肺の開始
- 3.5 左房ベントの挿入
- 3.6 心筋保護
- 3.7 大動脈遮断
- 3.8 外腸骨(大腿)動脈送血の場合
- 3.9 大腿静脈脱血の場合
- 4. 無輸血心臓手術(小児)
- 4.1 はじめに
- 4.2 低体重児無輸血開心術の手段
- 4.2.1 人工心肺の小型化
- 4.2.2 体外循環
- 4.2.3 麻酔
- 4.2.4 3kg〜4kg VSDの手術と術後管理
- 4.3 低体重VSDにおける無輸血開心術の適応と管理
- 4.3.1 成績と臨床的問題点からの適応
- 4.3.2 血液希釈からの適応
- 4.3.3 蛋白製剤の適応
- 4.3.4 人工心肺とCPB
- 4.3.5 時間短縮
- 4.3.6 循環および呼吸動態
- 4.3.7 無輸血開心術における脳神経障害
- 4.3.8 無輸血の限界と同種血使用の決定
- 4.3.9 無輸血開心術の目的
- 5.無輸血心臓手術(成人)
- 5.1 はじめに
- 5.2 術前自己血貯血
- 5.3 希釈式自己血輸血法
- 5.4 術中回収式自己血輸血法
- 5.5 術後回収式自己血輸血法
- 5.6 Plasmapheresisによる自己濃厚血小板血漿
- 5.7 体外循環回路プライミングボリュームの低減化
- 5.8 人工心肺回転中の血液希釈限界
- 5.9 人工心肺回路内残血回収
- 5.10 アプロチニン製剤について
- 5.11 自己フィブリン糊
- 5.12 無輸血手術の達成率(同種血輸血回避率)
- 第2章 先天性心疾患
- 1. 心室中隔欠損症閉鎖術
- 1.1 はじめに
- 1.2 連続縫合を利用した心室中隔欠損症閉鎖術の利点と注意点
- 1.3 膜様部周辺型心室中隔欠損症
- 1.4 術中写真に沿った手術提示
- 1.5 両大血管下型心室中隔欠損症
- 2. 心内膜床欠損症
- 2.1 不完全型心内膜床欠損症
- 2.2 完全型心内膜床欠損症
- 3. 小児の大動脈弁輪拡大法
- 3.1 はじめに
- 3.2 大動脈弁輪両側拡大法
- 3.3 手術成績と遠隔成績
- 4. 大動脈縮窄症手術
- 4.1 はじめに
- 4.2 到達法
- 4.3 胸骨正中切開による到達法での大動脈再建術式
- 5. Double Switch手術
- 5.1 手術の概念
- 5.2 対象と適応
- 5.2.1 心房内スイッチ+動脈スイッチ型Double switch手術
- 5.2.2 心房内スイッチ+心室大血管スイッチ型のDouble switch手術
- 5.3 手術方法
- 5.3.1 Double switch手術における基本手技
- 5.3.2 Mustard手術手技
- 5.3.3 Senning手術手技
- 5.3.4 動脈スイッチの手順
- 5.3.5 心室大血管スイッチの手順
- 6. Ross手術
- 6.1 はじめに
- 6.2 大動脈基部置換total aortic replacement手術術式
- 6.2.1 Autograft切離
- 6.2.2 大動脈基部の切除
- 6.2.3 冠動脈移植
- 6.2.4 Pulmonary Homograftによる右室流出路再建術式
- 6.2.5 Dilated Aortic Annulusに対する弁輪縫縮
- 7. Fallot四徴症
- 7.1 手術の要点シェーマ
- 7.2 根治手術手技
- 8. Jatene手術
- 8.1 はじめに
- 8.2 手術手順
- 9. Fontan手術(心外導管によるTCPC法)
- 9.1 心外導管によるTCPC法
- 9.2 体静脈還流異常を伴った症例に対するTCPC法
- 10. 心耳-肺動脈直接吻合によるFontan手術
- 10.1 はじめに
- 10.2 特徴
- 10.3 術式
- 10.3.1 開胸
- 10.3.2 人工心肺
- 10.3.3 肺動脈離断・断端閉鎖
- 10.3.4 肺動脈形成術
- 10.3.5 心耳切開
- 10.3.6 心房分割
- 10.3.7 心耳-肺動脈直接吻合
- 10.3.8 人工心肺離脱
- 10.3.9 閉胸
- 11. Norwood手術
- 11.1 はじめに
- 11.2 定型的なNorwood手術
- 11.3 脳循環法を用いたNorwood手術変法
- 11.4 右室・肺動脈(RV-PA)シャントによるNorwood手術変法
- 12. Rastelli手術
- 12.1 概念
- 12.2 手術方法
- 12.2.1 心外導管によるRastelli手術
- 12.2.2 右室・肺動脈直接吻合によるRastelli手術
- 第3章 後天性弁膜症
- 1. 僧帽弁形成術
- 1.1 はじめに
- 1.2 弁輪縫縮手技
- 1.3 弁尖逸脱に対する手技
- 2. 僧帽弁置換術
- 2.1 僧帽弁へのアプローチ
- 2.1.1 皮膚切開
- 2.1.2 体外循環
- 2.1.3 心房切開
- 2.2 腱索温存僧帽弁置換術
- 2.2.1 僧帽弁切除および自己腱索全温存術式
- 2.2.2 自己腱索再建術式
- 2.2.3 自己腱索部分温存術式と人工腱索再建術の併用
- 2.2.4 人工弁の縫着
- 2.3 左房切開部の閉鎖〜大動脈遮断の解除
- 3. 大動脈弁輪拡大術
- 4. 大動脈弁温存手術
- 4.1 はじめに
- 4.2 Ascending aneurysmとRoot aneurysmの違い
- 4.3 手術手技
- 4.3.1 体外循環とモニタリング
- 4.3.2 術中内視鏡評価
- 4.3.3 弁輪部と冠動脈の剥離
- 4.3.4 Reimplantation法の実際
- 4.3.5 Remodeling法の実際
- 4.3.6 形成後内視鏡評価
- 4.4 手術成績
- 4.5 おわりに
- 5. ステントレス生体弁による大動脈弁置換術
- 5.1 はじめに
- 5.2 症例の選択・術前検査
- 5.3 Subcoronary法による大動脈弁置換
- 5.3.1 大動脈切開
- 5.3.2 冠動脈入口部の観察
- 5.3.3 人工弁のサイズの決定
- 5.3.4 弁流入部の単純結節縫合
- 5.3.5 流出部の連続縫合
- 5.4 ステントレス生体弁による弁置換の注意点
- 5.4.1 止血における注意
- 5.4.2 Freestyleを用いたmodified subcoronary法のPit fall
- 5.4.3 冠動脈入口部の位置異常
- 5.4.4 ST接合部の縫縮
- 6. 弁輪膿瘍に対する大動脈弁置換術
- 6.1 はじめに
- 6.2 手術手技
- 6.2.1 体外循環および心筋保護
- 6.2.2 術中経食道心エコー
- 6.2.3 大動脈弁切除と膿瘍腔掻爬
- 6.2.4 膿瘍腔パッチ形成と局所抗生物質充填
- 6.2.5 同種大動脈弁の大動脈基部への縫合
- 6.2.6 冠状動脈再建
- 6.2.7 上行大動脈吻合
- 6.3 まとめ
- 7. 機械弁による大動脈弁置換術
- 7.1 心臓への到達法
- 7.2 人工心肺バイパス法
- 7.3 大動脈遮断および心筋保護法
- 7.4 大動脈基部切開および大動脈弁の評価切除
- 7.5 大動脈弁輪への糸かけ〜人工弁の縫着
- 7.6 大動脈切開部の縫合閉鎖〜大動脈遮断の解除
- 7.7 心肺蘇生と人工心肺バイパスからの離脱
- 7.8 止血の最終確認〜閉胸
- 8. 成人Ross手術
- 8.1 はじめに
- 8.2 適応
- 8.3 禁忌
- 8.4 手術方法
- 8.4.1 体外循環および心筋保護
- 8.4.2 剥離および上行大動脈の切開、大動脈弁の切除
- 8.4.3 autograftの切除
- 8.4.4 Root置換を用いたRoss手術
- 8.4.5 右室流出路の再建
- 8.4.6 術後の評価
- 8.5 国立循環器病センターにおける成績
- 8.6 まとめ
- 9. Port-access法による僧帽弁膜症手術
- 9.1 はじめに
- 9.2 Port-access法による僧帽弁手術
- 9.2.1 麻酔と体位
- 9.2.2 皮膚切開
- 9.2.3 人工心肺
- 9.2.4 手術操作
- 9.2.4.1 Port-access MICSにおける大動脈遮断
- 9.2.4.2 大動脈遮断方法の選択
- 9.2.5 僧帽弁へのアプローチ
- 第4章 後天性冠動脈疾患
- 1. 冠動脈バイパス術(On-pump CABG)
- 1.1 はじめに
- 1.2 体位と術中モニタリング
- 1.3 麻酔方法
- 1.4 アプローチ
- 1.5 使用する手術器具
- 1.6 グラフトの採取
- 1.7 体外循環の準備
- 1.8 心停止
- 1.9 冠動脈吻合
- 1.10 大動脈遮断解除
- 1.11 冠動脈バイパス術のピットホール
- 1.12 体外循環がリスクとなる症例
- 2. 心拍動下冠動脈バイパス術(0ff-pump CABG)
- 2.1 はじめに
- 2.2 我々の手術適応の変遷
- 2.3 小切開冠動脈バイパス術(MIDCAB)
- 2.3.1 左前下行枝へのMIDCAB
- 2.3.2 回旋枝分枝へのMIDCAB
- 2.3.3 その他のMIDCAB
- 2.3.4 正中切開Off-pump CABG
- 2.4 著者らの成績
- 2.5 内視鏡下心拍動下冠動脈バイパス術
- 3. 動脈グラフトを用いた完全血行再建術-有茎動脈グラフトによるcomplete arterial grafting
- 3.1 なぜ動脈グラフトを用いた完全血行再建術が重要か
- 3.2 各有茎グラフトと標的枝の組み合わせ
- 3.2.1 左内胸動脈
- 3.2.2 右内胸動脈
- 3.2.3 右胃大網動脈
- 3.3 全体的にみてどのように組み合わせを考慮するか?
- 第5章 大動脈疾患
- 1. 大動脈解離
- 1.1 はじめに
- 1.2 体外循環のセットアップ
- 1.2.1 胸骨正中切開〜心膜切開
- 1.2.2 腋窩動脈送血
- 1.2.3 体外循環
- 1.2.4 中心冷却〜循環停止
- 1.3 hemi-arch repair・逆行性脳還流法
- 1.3.1 弓部縫合部形成
- 1.3.2 人工血管吻合
- 1.4 大動脈弓部置換
- 1.4.1 Arch first technique
- 1.4.2 Elephant trunk technique
- 1.5 大動脈基部の再建
- 1.5.1 Sinotubular(ST) junctionでの形成
- 1.5.2 自己弁温存大動脈基部再建
- 1.6 体外循環離脱
- 2. 大動脈基部置換術
- 2.1 はじめに
- 2.2 基部置換術の歴史
- 2.3 著者らの弁尖非切除大動脈基部置換術
- 2.3.1 体外循環
- 2.3.2 大動脈切開とバルザルバ洞処理
- 2.3.3 弁輪部吻合法
- 2.3.4 冠動脈吻合法
- 2.3.5 出血の確認
- 2.3.6 末梢側吻合
- 2.3.7 体外循環からの離脱
- 2.4 手術成績
- 3. 胸腹部大動脈瘤
- 3.1 はじめに
- 3.2 全身麻酔および患者の体位
- 3.3 動脈瘤の到達経路
- 3.4 側枝付き人工血管の作成
- 3.5 部分体外循環時のカニュレーション
- 3.6 中枢側吻合
- 3.7 肋間動脈再建
- 3.8 腹部主要分枝動脈の再建
- 3.9 末梢側吻合
- 4. 真性弓部大動脈瘤
- 5. 腹部大動脈瘤
- 5.1 体位と消毒
- 5.2 皮膚切開
- 5.3 AAAの露出
- 5.4 中枢側、末梢側遮断スペースの確保
- 5.5 ヘパリン全身投与と血流遮断
- 5.6 AAA縦切開
- 5.7 中枢側吻合
- 5.8 末梢側吻合
- 5.9 IMA再建
- 5.10 止血、閉創
- 5.11 麻酔覚醒・抜管
- 6. ステントグラフト
- 第6章 心室形成術
- 1. Batista手術
- 2. Dor手術
- 2.1 Dor法による左室形成術
- 2.2 症例提示
- 2.3 手術所見と術式
- 3. 心筋梗塞後心室中隔穿孔に対する左室形成術
- 4. 右室不全切除術
- 4.1 はじめに
- 4.2 手術方法
- 4.2.1 不整脈源性右室異形成
- 4.2.2 エブスタイン奇形
- 第7章 心臓移植
- 1 ドナー心の評価
- 2 ドナー心臓摘出の実際
- 3 心筋保護法
- 3.1 心筋保護液
- 3.2 心筋保護法
- 4 心臓移植手術
- 4.1 レシピエント心臓摘出術
- 4.2 ドナー心の準備
- 4.3 ドナー心の吻合(心臓移植術)
- 第8章 不整脈
- 1. 不整脈の外科治療
- 1.1 はじめに
- 1.2 心室頻拍
- 1.2.1 非虚血性心室頻拍
- 1.2.2 陳旧性心筋梗塞に伴う心室頻拍
- 1.3 心房細動
- 1.3.1 手術術式
- 1.3.2 本邦における成績
- 1.3.3 Haissaguerreと新たな手術術式の登場
- 1.4 今後の展望
- 2. maze手術
- 3. 埋込み型除細動器
- 3.1 はじめに
- 3.2 手術手技
- 3.3 除細動閾値の測定(除細動の確認テスト)
- 3.4 術後管理
- 3.5 準備機器
- 3.6 必要装置
- 3.7 ジェネレータポケットの作成
- 3.8 穿刺法
- 3.9 細動誘発方法
- 3.10 除細動
- 3.11 皮下パッチ、皮下リード
- 第9章 術後(感染)縦隔炎
- 1. 心臓手術後
- 1.1 はじめに
- 1.2 縦隔炎の診断
- 1.3 縦隔炎の起炎菌
- 1.4 患者背景
- 1.5 縦隔炎の治療
- 1.6 外科治療
- 1.7 大網充填術
- 1.7.1 有茎大網の役割
- 1.7.2 大網の準備
- 1.7.3 大網の縦隔内、胸腔内経路
- 1.7.4 縦隔炎・胸骨骨髄炎の手術
- 1.8 Allograftパッチ補強による止血
- 1.9 上行大動脈の偽性大動脈瘤に対するAutograftを用いたパッチ閉鎖術
- 1.10 おわりに
- 2. 大動脈手術後
- 2.1 症例
- 2.2 既往歴
- 2.3 術前経過
- 2.4 術式
- 2.5 術後経過
- 第II部 解説編 P.249閲覧
- 第1章 体外循環と補助手段のセットアップ
- 2. 小児
- 2.1 はじめに
- 2.2 開心手術に用いられる体外循環
- 2.2.1 酸素化した血液の送血
- 2.2.2 循環管理
- 2.2.3 体液管理
- 2.2.4 体温調節
- 2.2.5 心筋保護液の管理
- 2.3 体外循環を用いた循環補助
- 第2章 先天性心疾患
- 2. 心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)手術
- 2.1 病型と形態的特徴
- 2.1.1 不完全型心内膜床欠損症
- 2.1.2 完全型心内膜床欠損症
- 2.2 外科治療上の問題点
- 2.3 手術成績と術後合併症
- 2.3.1 低心拍出量症候群
- 2.3.2 不整脈
- 2.3.3 肺高血圧症遷延/肺高血圧症クリーゼ
- 2.3.4 遺残僧帽弁閉鎖不全
- 2.3.5 左室流出路狭窄
- 4. 大動脈縮窄症手術明
- 4.1 形態、血行動態、手術適応
- 4.1.1 大動脈縮窄症(単純型)
- 4.1.2 大動脈縮窄複合
- 4.2 診断、検査方法
- 4.3 術前準備
- 4.4 術後管理、合併症
- 4.5 手術成績と再狭窄の発症
- 6. Ross手術
- 6.1 はじめに
- 6.2 適応
- 6.2.1 小児における適応と禁忌
- 6.2.2 成人における適応と禁忌
- 6.3 術式
- 6.3.1 Autograft移植術式
- 6.3.2 自己大動脈弁輪とautograftのミスマッチに対する術式
- 6.3.3 右室流出路再建術式
- 6.4 手術・遠隔成績
- 9. Fontan手術(心外導管によるTCPC法)
- 9.1 背景
- 9.2 手術適応と術式選択
- 9.3 周術期管理
- 9.4 術後遠隔期の諸問題
- 9.5 心外導管によるTCPC法の手術成績 : 側方トンネルとの比較
- 10. 心耳-肺動脈直接吻合によるFontan手術
- 10.1 Fontan手術の概念
- 10.2 Fontan手術の適応、術前評価と準備手術
- 10.3 術式の選択
- 10.4 同時手術
- 10.5 手術成績と術後急性期管理
- 10.6 遠隔成績と退院後の管理
- 10.7 おわりに
- 11. Norwood手術
- 11.1 はじめに
- 11.2 手術前の診断と適応
- 11.3 血流管理
- 11.4 術後管理
- 11.5 成績
- 第3章 後天性弁膜症
- 1. 僧帽弁形成術
- 1.1 疾患の概念
- 1.2 術前診断と適応
- 1.3 手術成績と遠隔成績
- 9. Port-access法による僧帽弁膜症手術
- 9.1 はじめに
- 9.2 Port-access MICSへの歴史
- 9.3 低侵襲心臓手術(MICS)の定義
- 9.4 開心術におけるMICSの利点
- 9.5 低侵襲心臓手術(MICS)の分類
- 9.5.1 Standard MICS
- 9.5.2 Port-access MICS
- 9.6 慶雁義塾大学病院におけるPort-access心臓手術の経験
- 9.7 わが国におけるPort-access MICSの今後
- 9.8 おわりに
- 第4章 後天性冠動脈疾患
- 2. 心拍動下冠動脈バイパス術(Off-pump CABG)
- 2.1 近接期成績
- 2.2 術後合併症
- 2.3 手術手技/アプローチ法
- 2.4 Alternative approach
- 2.5 吻合部評価
- 2.6 New device
- 2.7 遠隔成績
- 2.8 現時点での結論と展望
- 2.9 完全内視鏡下手術、及びロボット手術
- 第5章 大動脈疾患
- 3. 胸腹部大動脈瘤
- 3.1 疾患の概念および病態
- 3.2 手術前の診断と適応
- 3.3 術前準備
- 3.4 術後管理、合併症
- 3.5 脊髄虚血の対策
- 3.5.1 遠位側大動脈灌流/分節的大動脈遮断
- 3.5.2 脳脊髄液ドレナージ
- 3.5.3 肋間動脈再建
- 3.5.4 低体温
- 3.5.5 薬剤
- 3.6 手術成績と遠隔成績
- 4. 真性弓部大動脈瘤
- 4.1 疾患の概念、病態
- 4.2 診断と手術適応
- 4.2.1 診断
- 4.2.2 手術適応
- 4.3 術前準備
- 4.4 術後管理と合併症
- 4.5 手術成績と遠隔成績
- 5. 腹部大動脈瘤手術
- 5.1 定義と病態
- 5.2 術前診断と手術適応
- 5.3 手術術式
- 6. ステントグラフト内挿術
- 6.1 はじめに
- 6.2 ステントグラフト内挿術の原理
- 6.3 ステントグラフト内挿術の適応
- 6.4 術前準備
- 6.5 術後管理
- 6.6 教室の手術成績
- 6.7 おわりに
- 第6章 心室形成術
- 1. Batista手術
- 1.1 はじめに
- 1.2 適応
- 1.3 手術法
- 1.4 手術成績
- 2. Dor手術
- 2.1 はじめに
- 2.2 虚血性心筋症とは
- 2.3 術前診断と適応
- 2.4 手術適応
- 2.5 手術禁忌
- 2.6 術前準備
- 2.7 術後管理合併症
- 2.8 成績
- 2.9 考察
- 第8章 不整脈
- 2. maze手術
- 2.1 心房細動の病態
- 2.2 心房細動の手術適応
- 2.2.1 孤立性心房細動に対するmaze手術
- 2.2.2 他の心臓手術と同時に行うmaze手術
- 2.3 術前準備
- 2.4 術後管理と合併症
- 2.5 日本の手術成績
- 2.5.1 Cox-maze III
- 2.5.2 小坂井-maze手術
- 2.5.3 左房-maze手術
- 2.5.4 radial切開手術
- 2.5.5 両心耳温存maze手術
- 2.5.6 肺静脈隔離手術
- 2.6 著者の遠隔手術成績
- 第9章 術後(感染)縦隔炎
- 2. 大動脈手術後
- 2.1 概念
- 2.2 病態
- 2.3 画像診断
- 2.4 治療
- 2.5 結語
- 文献編
- 第III部 最新情報編 P.325閲覧
- 第1章 麻酔・薬剤
- 1. 心臓血管手術の麻酔
- 1.1 はじめに
- 1.2 術前評価と麻酔前投薬
- 1.3 モニター
- 1.4 麻酔薬(導入、維持)
- 1.5 ヘパリンとプロタミン
- 1.6 体外循環
- 1.7 体外循環離脱
- 1.7.1 離脱の手順と確認項目
- 1.7.2 離脱時の循環管理
- 1.7.3 体外循環後の出血対策
- 1.8 大血管手術の特徴
- 1.8.1 大動脈解離
- 1.8.2 大動脈瘤
- 1.8.3 大動脈閉塞
- 1.9 大血管手術の麻酔
- 1.9.1 上行大動脈
- 1.9.2 弓部大動脈
- 1.9.3 胸部下行大動脈
- 1.9.4 腹部大動脈
- 2. 輸血
- 2.1 輸血療法の基本的事項
- 2.2 輸血による副作用・合併症とその対策
- 2.2.1 免疫学的機序による副作用
- 2.2.2 非免疫学的機序による副作用
- 2.2.3 輸血感染症
- 2.3 心臓血管手術における輸血療法
- 2.3.1 基本的な考え方
- 2.3.2 術中出血に対する輸血
- 2.3.3 自己血輸血
- 2.3.4 人工心肺による血液への影響
- 2.4 輸血照合システムによるリスクマネジメント
- 3. 手術時の輸液・体液
- 3.1 はじめに
- 3.2 手術侵襲が体液代謝環境に与える生理的反応
- 3.3 手術侵襲とサードスペース
- 3.4 周術期のエネルギー代謝
- 3.5 輸液とアルカリ化剤
- 3.6 輸液とナトリウム
- 3.7 現在日本で使用可能な輸液の性質
- 3.8 新しい術中晶質輸液
- 3.8.1 フィジオ70(術中維持液)
- 3.8.2 フィジオ140(細胞外液補充液)
- 3.8.3 BSQ(清水製薬)
- 3.9 膠質輸液
- 3.10 血漿増加目的からみた膠質液の問題点
- 3.10.1 アルブミンは血漿増加作用が乏しく、理想的な膠質ではない
- 3.10.2 選択幅の狭い日本の人工膠質液
- 3.10.3 人工膠質液の副作用に対する過剰な懸念
- 3.11 人工膠質液の将来と期待
- 3.12 おわりに
- 第2章 心筋保護
- 1 心筋保護とは
- 1.1 組成
- 1.2 温度
- 2 小児開心術における心筋保護
- 3 低侵襲手術
- 3.1 体外循環を使用する低侵襲手術
- 3.2 Off-pump CABG
- 3.3 Ischemic preconditioning
- 第3章 再生医学
- 1. 虚血性心疾患の再生医学
- 1.1 はじめに
- 1.2 血管再生
- 1.2.1 ES細胞
- 1.2.2 血管内皮前駆細胞・骨髄細胞
- 1.3 心筋細胞の再生
- 1.3.1 ES細胞
- 1.3.2 骨髄由来の間葉系幹細胞・骨髄細胞
- 1.3.3 自家骨格筋芽細胞
- 1.4 今後の展望
- 2. 人工血管
- 2.1 プロローグ
- 2.2 再生医学とは
- 2.3 人工血管開発の究極の目的はなにか
- 2.3.1 生体適合性低異物反応
- 2.3.1.1 生体材料人工血管
- 2.3.1.2 合成高分子材料人工血管
- 2.3.2 抗血栓性
- 2.3.3 耐久性
- 2.3.3.1 生体材料人工血管
- 2.3.3.2 合成高分子材料人工血管
- 2.3.4 抗感染性
- 2.3.5 成長性
- 2.3.6 コンプライアンス
- 2.4 再生医学を応用した人工血管
- 2.5 現在開発中の人工血管
- 2.5.1 小口径人工血管
- 2.5.2 静脈用人工血管
- 2.6 その他、人工血管に求められる事項
- 2.6.1 利便性
- 2.6.2 経済性
- 2.7 結語
- 第4章 新しい装置の開発
- 1. 拡張型心筋症に対する新しいデバイス
- 1.1 はじめに
- 1.2 Myocor Myosplint
- 1.2.1 デバイスの特徴
- 1.2.2 手術適応
- 1.2.3 手術手技
- 1.2.3.1 Myosplintの位置決め
- 12.3.2 Myosplintの植え込み
- 1.2.3.3 左室の変形
- 1.2.4 Myosplintの今後の展望
- 1.3 Acorn CorCap
- 1.3.1 デバイスの特徴
- 1.3.2 手術適応
- 1.3.3 手術手技
- 1.3.3.1 心臓の大きさの測定とCorCapのサイズの選択
- 1.3.3.2 CorCapの装着
- 1.3.3.3 CorCapのフィットの確認
- 1.3.3.4 その他の注意事項
- 1.3.4 CorCapの今後の展望
- 1.4 まとめ
- 2. ステントレス僧坊弁
- 2.1 はじめに
- 2.2 ステントレス僧帽弁Quattroの構造
- 2.3 Quattro弁の植え込み方法
- 2.4 臨床成績
- 2.5 術後の弁機能
- 2.6 今後の課題
- 3. 人工心肺法の改良
- 3.1 はじめに
- 3.2 常温体外循環(Warm Surgery)
- 3.3 生体適合性の向上と炎症応答制御
- 3.4 Dilutinal Ultrafiltration(DUF)とModified Ultrafiltration(MUF)
- 3.5 おわりに
- 第5章 主要な装置の進歩
- 1. 人工心肺装置-現況と展望
- 1.1 はじめに
- 1.2 人工心肺の構成
- 1.2.1 血液ポンプ
- 1.2.2 人工肺
- 1.2.3 生体適合性材料
- 1.2.4 周辺装置
- 1.3 人工心肺研究開発の現況とその対策
- 1.3.1 人工心肺開発の歴史
- 1.3.2 人工心肺の問題点
- 1.3.3 無輸血手術への取り組み
- 1.3.4 低侵襲手術への工夫
- 1.3.5 抗炎症の工夫
- 1.3.6 ハイブリッド人工肺の開発
- 1.4 まとめ
- 2. 植込型完全人工心臓
- 2.1 はじめに
- 2.2 完全型人工心臓と補助人工心臓
- 2.3 ABIOMED AbioCorTMの概要
- 2.4 ABIOMED AbioCorTM植込み手技
- 2.5 おわりに
- 3. IABP(大動脈内バルーンパンピング)
- 3.1 はじめに
- 3.2 IABPの原理
- 3.3 IABP駆動装置とバルーン・カテーテル
- 3.4 IABPの適応と限界
- 3.5 IABPの非適応
- 3.6 IABPの合併症
- 3.7 IABP施行の実際
- 3.7.1 バルーン・カテーテルの挿入
- 3.7.2 駆動タイミングの調整
- 3.7.3 維持と離脱
- 3.7.4 バルーン・カテーテルの抜去
- 3.8 おわりに
- 4. 人工心臓弁
- 4.1 はじめに
- 4.2 機械弁の進歩
- 4.2.1 新しい機械弁
- 4.2.1.1 CarboMedics弁
- 4.2.1.2 ATS弁
- 4.2.1.3 Sorin BICARBON弁
- 4.3 生体弁の進歩
- 4.3.1 ステント付き異種生体弁
- 4.3.1.1 Hancock II弁
- 4.3.1.2 CarPentier-Edwards SAV弁
- 4.3.1.3 Carpentier-Edwardsウシ心膜弁(CEP)
- 4.3.1.4 Mosaic生体弁
- 4.3.2 ステントレス異種生体弁
- 4.3.2.1 Medtronic Freestyle弁
- 4.3.2.2 Toronto SPV弁
- 4.4 おわりに
- 5. 心臓ペースメーカー
- 5.1 はじめに
- 5.2 ペースメーカージェネレーターの小型化、軽量化、電池寿命の延長化
- 5.3 ペーシングモードの改良、programabilityの改善
- 5.4 リードシステムの改良
- 5.5 両心室ペーシング法
- 5.6 上室性不整脈防止機能
- 6. 無侵襲脳内酸素飽和度モニター
- 6.1 はじめに
- 6.2 測定の原理
- 6.3 市販されている製品
- 6.4 rSO2を低下させる因子
- 6.5 通常の心大血管手術中のrSO2の推移
- 6.6 rSO2の正常値とは
- 6.7 脳合併症と術中rSO2
- 6.8 rSO2が低下したときどのように対処するか
- 6.9 問題点
- 6.10 特殊なNIRS
- 6.11 NIRSの別の応用法
- 6.12 おわりに
- 第6章 大静脈疾患の手術
- 1. 上大静脈症候群
- 1.1 疾患の概念
- 1.2 原因疾患
- 1.3 病態生理と臨床症候
- 1.4 検査法
- 1.4.1 原因疾患の追求
- 1.4.2 閉塞部位と範囲、側副血行路の検索
- 1.4.3 重症度の判定
- 1.5 手術適応
- 1.6 手術法
- 1.6.1 上大静脈再建
- 1.6.2 グラフト材料とサイズ
- 1.6.3 上大静脈再建における補助手段
- 1.6.4 バイパス法
- 1.7 グラフト開存率
- 1.8 予後
- 1.9 おわりに
- 2. 下大静脈切除と再建
- 2.1 はじめに
- 2.2 腫瘍外科における下大静脈の切除と再建
- 2.2.1 皮切
- 2.2.2 腫瘍栓抜去
- 2.2.3 切除静脈置換
- 2.2.3.1 腎下部再建
- 2.2.3.2 腎上部再建
- 2.2.3.3 肝静脈上部遮断
- 2.2.3.4 腫瘍外科における体外循環
- 2.3 ステント挿入
- 2.4 おわりに
- 第7章 特殊な疾患の手術
- 1. 収縮型心膜炎
- 1.1 はじめに
- 1.2 病因
- 1.3 病理
- 1.4 病態生理
- 1.5 臨床所見
- 1.6 鑑別診断
- 1.7 治療
- 1.7.1 内科的治療
- 1.7.2 外科的治療の概要
- 1.7.3 心膜切除術の実際
- 1.7.4 手術成績
- 1.7.5 手術適応
- 2. Budd-Chiari症候群
- 2.1 疾患の概念
- 2.2 病態と臨床症状
- 2.3 診断
- 2.4 内科的治療
- 2.5 カテーテルインターベンション
- 2.6 外科治療
- 3. 慢性肺動脈血栓塞栓症
- 3.1 疾患の概念
- 3.2 診断と外科的治療の適応
- 3.3 手術術式
- 3.3.1 開胸法による一側肺の血栓内膜摘除術
- 3.3.2 胸骨正中切開、超低体温間駄的循環停止法による両側肺の血栓内膜摘除術
- 3.4 外科治療の成績
- 3.4.1 本症の外科治療成績
- 3.4.2 著者らの本症の手術成績
- 3.5 まとめ
- 第8章 心血管の画像診断法の進歩
- 1. 血管内超音波法
- 1.1 はじめに
- 1.2 血管内超音波法の基礎
- 1.3 画像の解析
- 1.3.1 冠動脈壁構造
- 1.3.2 定性的評価
- 1.3.3 画像のオリエンテーション
- 1.4 冠インターベンションへの応用
- 1.4.1 冠インターベンション前の評価
- 1.4.2 冠インターベンション後の評価
- 1.5 血管内超音波法の将来
- 1.6 おわりに
- 2. 循環器超音波
- 2.1 はじめに
- 2.2 ハーモニック・イメージング
- 2.3 コントラスト心エコー法
- 2.4 冠動脈血流測定
- 2.5 負荷心エコー
- 2.6 三次元心エコー
- 2.7 心筋(組織)ドプラ法
- 2.7.1 パルス組織ドプラ法
- 2.7.2 Mモード組織カラードプラ法
- 2.7.3 Mモード組織カラードプラトラッキング法
- 2.7.4 Bモード組織ドプラストレイン法
- 2.8 おわりに
- 3. 経食道心エコー図
- 3.1 はじめに
- 3.2 TEEプローブと描出断面
- 3.3 TEEを用いた3次元(3D)心エコー図
- 3.4 各種心疾患におけるTEEの適応
- 3.4.1 感染性心内膜炎
- 3.4.2 大動脈解離
- 3.4.3 僧帽弁逆流
- 3.4.4 人工弁機能不全
- 3.4.5 僧帽弁狭窄
- 3.4.6 大動脈弁狭窄
- 3.4.7 大動脈弁逆流
- 3.4.8 心房中隔欠損
- 3.5 術中TEE
- 3.5.1 僧帽弁形成術直後の残存逆流評価
- 3.5.2 術中・術直後の心機能壁・運動評価
- 4. 心エコーによる心機能評価
- 4.1 はじめに
- 4.2 収縮能の評価法
- 4.2.1 壁運動評価
- 4.2.2 左室内径短縮率
- 4.2.3 左室駆出率
- 4.2.4 Positive dP/dt
- 4.3 拡張能の評価法
- 4.3.1 僧帽弁流入血流量速度波形からによる評価
- 4.3.2 肺静脈血流速度波形
- 4.3.3 Mモードカラードプラ法による左室血流伝播速度
- 4.3.4 組織ドプラ法
- 4.4 総合的心機能評価法
- 4.5 右心機能
- 4.5.1 右室TEI index
- 4.5.2 TEI indexのその他の臨床応用と問題点
- 5. マルチスライスCT
- 5.1 はじめに
- 5.2 装置
- 5.3 方法
- 5.3.1 心電図非同期ヘリカルスキャン法
- 5.3.2 心電図同期スキャン法とハーフ再構成法
- 5.3.3 心電図同期記録ヘリカルスキャン法と心電図同期再構成法
- 5.3.4 造影法
- 5.3.5 表示法と解析法
- 5.4 適応
- 5.4.1 大血管領域
- 5.4.2 心疾患
- 5.5 限界と将来
- 6. 機能的MRI診断
- 6.1 はじめに
- 6.2 MRI検査の禁忌および注意点
- 6.3 機能的MR検査法
- 6.3.1 シネMRI
- 6.3.2 心筋パーフュージョンMRI
- 6.3.3 遅延造影MRIによる心筋梗塞の診断
- 6.3.4 MR血流計測
- 6.4 先天性心疾患におけるMRIの有用性
- 第9章 各種製品の臨床評価
- 1. 開心術基本糸類のパッキングシステム(E-pack)導入の経験
- 1.1 はじめに
- 1.2 国内の現状
- 1.3 導入の経緯
- 1.4 基本糸類の見直しとE-pack導入の問題点
- 1.5 現状と問題点
- 1.6 まとめ
- 2. 冠動脈バイパス術における赤外線カメラ(IRIS IV)
- 3. HES製剤(ヘスパンダー/サリンヘス)
- 3.1 はじめに
- 3.2 HES製剤とは
- 3.3 臨床におけるHES製剤の位置付け
- 3.4 腎機能・出血への影響
- 3.5 おわりに
- 技術資料編 P.465閲覧
- シート状生物学的組織接着・閉鎖材 タココンブ(R)
- 1 はじめに
- 2 開発の経緯
- 3 特徴
- 3.1 製剤
- 3.2 効能又は効果、用法及び用量
- 3.3 薬物動態
- 3.4 臨床成績
- 3.5 安全性
- 3.6 まとめ
- 4 現況と今後の動向
- 5 おわりに
- 最新の心臓血管外科手術に対する松田医科工業製縫合用品―バイパス用および左室形成術用縫合糸について―
- 1 はじめに
- 2 Sevenhalf-7.5ポリプロピレン製縫合糸
- 3 エラスチック鈍針付縫合糸
- 4 左室形成縫合糸
- 5 スコーピオン
- 新しい組成の細胞外液補充液「フィジオ140」
- 1 はじめに
- 2 開発の経緯
- 3 組成上の特徴
- 3.1 ブドウ糖を1%配合している
- 3.2 Na濃度は140mEq/Lである
- 3.3 細胞外液補充液としては新規にMgを2mEq/L配合している
- 4 臨床成績
- 4.1 方法
- 4.2 結果
- 5 おわりに
- 患者照合システム「ナーシングパス」
- 1 はじめに
- 2 製品の特長
- 3 オプション
- 3.1 OLCOS輸血システム
- 3.2 フォトIDカードシステム
- コアテック(塩酸オルプリノン製剤)
- 1 はじめに
- 2 製品
- 3 効能・効果、用法・用量
- 4 PDE IIIの薬理学的特性
- 5 開発の経緯
- 6 臨床成績
- 7 最近の新たな知見
- 8 薬物動態
- 9 副作用
- 10 使用上の留意点
- 11 臨床的位置付け
- バルーンカテーテル
- 1 はじめに
- 2 IABPバルーンカテーテル
- 2.1 安全性の高いバルーン設計
- 2.2 優れた蛇行血管追従性
- 2.3 応答性向上のための工夫
- 2.4 製品への応用
- 2.5 まとめ
- 3 PTCAバルーンカテーテル
- 3.1 PTCAについて
- 3.2 最新PTCAバルーンカテーテル
- 3.3 複合機能を有する薬剤投与カテーテル
- 4 おわりに
- 住友ベークライト社製Off Pump CABG用製品
- 1 はじめに
- 2 冠灌流カテーテル
- 2.1 使用目的
- 2.2 製品の仕様
- 2.3 流量特性
- 2.4 効果
- 2.5 内シャントとの比較
- 3 冠動脈オクルーダー
- 3.1 使用目的
- 3.2 製品の仕様
- 4 リトラクトバルーン
- 4.1 使用目的
- 4.2 製品の仕様
- 4.3 リトラクトバルーンによる冠動脈の露出の手技
- 4.3.1 セットアップ
- 4.3.2 冠動脈の露出
- 4.4 リトラクトバルーンの血行動態への影響
- 5 おわりに
- 膜型人工肺メラWHPエクセランプライム
- 1 はじめに
- 2 製品の概要
- 3 製品の耐久性
- 4 製品の血液適合性
- 5 おわりに
- 遠心ポンプ
- 1 はじめに
- 2 特長
- 3 遠心型血液ポンプ装置HAP-31
- 4 システムの構成
- 5 付属品の開発と役割
- 6 臨床評価
- IABPの現状と将来について
- 1 はじめに
- 2 IABP療法の現状
- 2.1 大動脈内バルーンカテーテル(IAB)
- 2.2 大動脈内バルーンポンプ(IABP)
- 2.3 LABP療法
- 3 IABP療法の問題点
- 3.1 大動脈内バルーンカテーテル(IAB)
- 3.2 大動脈内バルーンポンプ(IABP)
- 3.3 IABP療法
- 4 IABP療法の将来
- 4.1 今後の方向性
- 4.2 療法について
- オートキャプチャーシステムについて
- 1 はじめに
- 2 オートキャプチャーの特徴
- 2.1 キャプチャーの確証
- 2.2 エボークレスポンス(ER)信号とポラリゼーション信号
- 2.3 キャプチャーロスからの復帰
- 2.4 閾値サーチ機能の実施
- 3 まとめ
- 無輸血開心術用分離型人工心肺システム
- 1 はじめに
- 2 「無輸血」をテーマに
- 3 システムの概要および特徴
- 4 応用
- 5 まとめ
- シーメンス最新アンギオ装置を使用した大動脈疾患への対応
- 1 はじめに
- 2 最新機能
- 3 特長
- 心臓カテーテル・モニタリングシステムPrucka ComboLab-不整脈検査システム-QTディスパージョン計測ソフトQT Guard-不整脈研究システム-
- 1 はじめに
- 2 Prucka ComboLab
- 2.1 多解析機能ポリグラフ
- 2.2 128ch EPアンプ
- 2.3 装置の柔軟性とインターフェイス
- 2.4 装置の信頼性
- 3 QT Guard
- 3.1 計測方法
- 3.2 不整脈解析
- 4 まとめ
- 血液ガス電解質分析装置 ラジオメーター社ABL77シリーズ
- 1 はじめに
- 2 装置概要
- 3 センサーカセット
- 4 キャルパック
- 5 測定方法
- 6 ソフトウェア
- 7 精度管理とメンテナンス
- 8 まとめ
- 企業一覧P.510閲覧
- 索引 P.514閲覧
- 奥付