書籍名 |
国民皆保険はまだ救える 崩れ去る「公助」「共助」から「自衛」の時代へ |
出版社 |
自由工房
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発行日 |
2011-11-25 |
著者 |
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ISBN |
9784901450126 |
ページ数 |
280 |
版刷巻号 |
第1版第2刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
「国に期待せず、民の知恵と努力で自衛する」。もはやこれしかない。第1章では日本の医療の将来像と現実のギャップを俯瞰し、第2章では、旧自公政権時代の官僚主導の医療改革が、しがらみに縛られ肝心要の「患者の視点」がいかに欠如していたかを明らかにする。第3章では政権交代に期待した「政治主導」の新成長戦略もいかに危ういものだったかを看破し、第4章で私の空しい訴えかもしれないが、「国民皆保険はまだ守れる!」との希望を込め、東日本大震災の復興計画を織り込んだ医療・介護の将来像を描いた。
目次
- 表紙
- はじめに
- もくじ
- 第一章 日本の医療が危ない―増幅する医療不信
- 一、 はたして医療はサービス業か
- 二、 どうして「たらい回し」がなくならないのか
- 三、 ピンボケの医療政策
- 第二章 どうして医療改革は進まないのか―官僚は臨床現場がわからない
- 一、 官僚への丸投げが続く医療改革
- 二、 "粛清"ばかりでよいのか介護ビジネス
- 三、 医師定員増で医療崩壊が救えるのか?
- 四、 「メタボ対策」で医療費は浮くのか?
- 五、 不況下の精神科医療―うつ病のコスト
- 六、 あらためて問う! 日本の医療分業
- 第三章 政権交代でわが国の医療はよくなったのか―口先だけの政治主導
- 一、 マニフェスト選挙の虚と実
- 二、 迷走する後期高齢者医療制度の現状と課題
- 三、 北欧モデルは日本になじむのか?
- 四、 タバコ税こそ公的医療保険の新たな財源に!
- 五、 二〇一〇年度診療報酬改定で医療は救われたのか?
- 第四章 日本の医療はどうしたらよいのか―抜本改革などありえない
- 一、 医療は新成長産業となるか
- 二、 本当に日本の医療は「世界一」なのか
- 三、 臓器移植はどこまで保険でみるか
- 四、 地域医療再生のヒント
- 五、 総合的なワクチン政策
- 六、 負担と給付をフェアにする共通番号制度
- あとがきにかえて
- 奥付