書籍名 |
新しい診断と治療のABC6/消化器1 消化性潰瘍 |
出版社 |
最新医学社
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発行日 |
2002-07-15 |
著者 |
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ISBN |
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ページ数 |
246 |
版刷巻号 |
第2刷 |
分野 |
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シリーズ |
最新医学 別冊
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閲覧制限 |
未契約 |
消化性潰瘍研究の歴史は苦難の道の連続であり、そのためロマンを求めて多数の消化器病学者が研究に参加してきたが、発生メカニズムがほぼ解明され、治療戦略もガイドラインにより大筋が示されるようになったこれからの時代には、どのような未来が待ち受けているのであろうか。本書を理解しやすいように座談会を組んでみたが、回顧的な発言が多く見られ将来展望についての発言は少なかったようである。本書は、わが国の消化性潰瘍研究の第一線にいる方々によって執筆されたため、ほぼピークを迎えた消化性潰瘍研究の成果を十分踏まえた内容が網羅されており、よくできた最終バージョンの教科書と言えるかもしれない。(「序」より)
目次
- 表紙
- 監修
- 序
- 目次
- 執筆者
- 第1章 消化性潰瘍の概論・疫学
- 第2章 消化性潰瘍の病理・病態生理
- 病理
- 病態生理 : (1) 胃酸分泌機構
- 病態生理 : (2) ペプシン分泌調節機構
- 病態生理 : (3) 粘膜防御機構
- 病因 : (1) Helicobacter pylori
- 病因 : (2) 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 病因 : (3) 非Helicobacter pylori, 非非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- 第3章 消化性潰瘍の診断
- X線所見―胃潰瘍を中心に―
- 内視鏡所見
- 拡大内視鏡所見
- 超音波内視鏡所見
- Helicobacter pylori感染診断
- 第4章 消化性潰瘍の管理・治療
- 管理・患者指導
- 薬物療法・選択基準
- 治療薬剤 :
- (1)攻撃因子抑制薬―プロトンポンプ阻害薬―
- (2)攻撃因子抑制薬―H2受容体拮抗薬―
- (3)粘膜防御因子増強薬
- 成因から見た治療の実際 :
- (1)Helicobacter pylori陽性潰瘍
- (2)非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)起因性潰瘍
- 維持療法
- 内視鏡的止血療法
- 外科療法
- 経過・予後
- 消化性潰瘍の医療経済
- 第5章 消化性潰瘍のガイドライン
- 座談会 消化性潰瘍に残された21世紀の課題
- 略語集
- 奥付