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書籍詳細

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書籍名 衛生検査医師のための臨床検査総論 ―臨床検査の基礎知識―
出版社 宇宙堂八木書店
発行日 1965-04-10
著者
  • 林康之(著)
ISBN
ページ数 241
版刷巻号 第1版
分野
閲覧制限 未契約

現在の各病院中央検査室における技師不足は、技師の養成教育のために基礎知識を理解させるだけの十分な時間を与えていないと思われる。また検査技師を志す学生に専門科目への導入を平易にすることは決して容易ではない。本書は以上の点を少しでも補うことができればと考えてまとめたものである。(序文より)

目次

  • 表紙
  • 序文
  • 目次
  • 第1編 臨床検査の概要
    • 第1章 臨床検査とは何か
    • 第2章 臨床検査の分類と種類
      • 第1節 検体を扱う検査の種類
        • I. 検査方法による分類
        • II. 検体別検査の種類
      • 第2節 直接患者を扱う検査
    • 第3章 中央検査室制度
    • 第4章 検査室の運営と技術員の業務内容
      • 第1節 検査室の構成と運営
      • 第2節 技術員の業務内容
  • 第2編 臨床検査に必要な基礎知識と技術
    P.23閲覧
    • 第1章 危害予防
      • 第1節 感染防止と技術員の心得
      • 第2節 電気器具使用上の注意
      • 第3節 危険薬品の取り扱い方
      • 第4節 消火器の取り扱い
      • 第5節 放射線傷害の予防
    • 第2章 消毒および滅菌法
      • 第1節 定義
      • 第2節 物理的方法
        • I. 煮沸消毒法
        • II. 低温殺菌法
        • III. 蒸気消毒
        • IV. 乾熱滅菌法
        • V. 焼却
        • VI. 紫外線消毒
        • VII. 濾過法
      • 第3節 化学的消毒法
      • 第4節 物件消毒法
    • 第3章 試薬の取り扱い方, 保存法
      • I. 試薬の取り扱い方, 保存法
      • II. 試薬溶液の作り方と保存のしかた
      • III. 取り扱いに注意を要する危険薬品
      • IV. 試薬の整理について
    • 第4章 ガラス器具とその取り扱い方
      • 第1節 ガラス器具の種類
      • 第2節 ガラス測容器 (計量器) の種類と使い方
        • I. 種類と名称
        • II. 使用法
      • 第3節 その他のガラス器具
      • 第4節 ガラス器具の洗浄法
      • 第5節 ガラス計量器の検定法
    • 第5章 顕微鏡とその取り扱い方
      • 第1節 顕微鏡の種類
      • 第2節 光学顕微鏡の構造と使い方
        • I. 構造
        • II. 部品
        • III. 顕微鏡の使い方と注意
      • 第3節 位相差顕微鏡
      • 第4節 暗視野照明法 (顕微鏡)
      • 第5節 顕微鏡的計測法
        • I. 構造
        • II. 方法
      • 第6節 螢光照明法
    • 第6章 測定単位と記号
    • 第7章 比重の測定法
    • 第8章 恒温装置と使い方
      • 第1節 電熱式恒温水槽の構造と使い方
      • 第2節 熱源にガスを用いた恒温装置
      • 第3節 バイメタルを用いる調節装置
      • 第4節 温度の測り方
    • 第9章 重量の測定法
      • 第1節 天びんの種類
      • 第2節 天びんの使い方
        • I. 上皿天びん
        • II. 化学天びん
        • III. トーションバランス, ばねばかり
        • IV. 直視天びん
    • 第10章 pHの測定器と測定法
      • 第1節 指示薬を用いる方法
      • 第2節 pH比色測定器
        • I. 測定原理
        • II. 測定法
        • III. 測定上の注意
      • 第3節 pHメーターとその取り扱い方
      • 第4節 pH標準液
    • 第11章 比色計, 光度計とその取り扱い方
      • 第1節 比色法の原理
      • 第2節 比色計の種類と構造, 使い方
        • I. デュボスクの比色計
        • II. 光電比色計
        • III. 分光光度計
        • IV. 回析格子を用いた比色計
        • V. 焔光光度計
      • 第3節 フィルター
        • I. フィルターの種類
        • II. フィルターの特性
        • III. 波長と色
    • 第12章 遠心器とその取り扱い方
      • 第1節 遠心器と種類
      • 第2節 構造と取り扱い方
    • 第13章 数値の扱い方
    • 第14章 基本となる試薬溶液の作り方
    • 第15章 放射能測定器械
    • 第16章 日常使用される臨床検査器械
  • 第3編 検査材料の取り扱い方
    P.137閲覧
    • 第1章 採血および血液の取り扱い方
      • I. 採血用具ならびに採血操作
      • II. 諸検査のための前処置および準備
      • III. 抗凝固剤の使用法
      • IV. 血液学的検査と検体の取り扱い方
      • V. 生化学的検査と検体の取り扱い方
      • VI. 血清学的検査と検体の取り扱い方
    • 第2章 尿検査と検体の取り扱い方
    • 第3章 糞便検査と検体の取り扱い方
    • 第4章 髄液検査と検体の取り扱い方
  • 第4編 検査成績の管理と正常値
    P.153閲覧
    • 第1章 検査成績の管理
    • 第2章 正常値
  • 第5編 一般臨床検査
    P.165閲覧
    • 第1章 尿検査
      • 第1節 物理的性状の検査
        • I. 尿量
        • II. 尿の色調
        • III. 反応 (pHの測定)
        • IV. 尿比重測定法
        • V. 尿の混濁と除去法
      • 第2節 尿の化学的検査
        • I. 尿中タンパク質検査法
        • II. 尿糖質定性定量法
        • III. アセトン体
        • IV. 胆汁色素 (Birilubin)
        • V. インジカン定性法
        • VI. ジアゾ反応
        • VII. アルカプトン尿の検出
        • VIII. フェニールケトン体の検出
        • IX. メラニン尿の検査
        • X. ポルフィリン尿の検査法
        • XI. ポルフォビリノーゲン検査法
        • XII. 血尿, 血色素尿検査
      • 第3節 P.S.P.試験
      • 第4節 尿沈渣鏡検法
        • I. 標本の作り方
        • II. 鏡検法
        • III. 標本中に見られるもの
        • IV. 判定
    • 第2章 糞便検査
      • I. 外観, 性状の検査
      • II. 潜血反応検査
      • III. トリブーレ反応
      • IV. シュミット昇汞試験
      • V. 顕微鏡検査 (寄生虫卵, 原虫検査法)
    • 第3章 喀痰検査
      • I. 量の測定
      • II. 外観および性状
      • III. 顕微鏡検査
    • 第4章 穿刺液検査
      • I. 外観
      • II. 細胞学的検査
      • III. 比重
      • IV. タンパク質定量
      • V. リバルタ反応
    • 第5章 胃液検査
      • 第1節 胃液と採取法
      • 第2節 酸度滴定法
      • 第3節 無胃管胃液検査法
      • 第4節 生化学的検査
      • 第5節 顕微鏡検査
    • 第6章 十二指腸液検査
      • I. 胆汁および採取法
      • II. 外観
      • III. 胆汁色素の定量 (モイレングラハト法)
      • IV. 顕微鏡検査
    • 第7章 髄液検査
      • 第1節 外観
      • 第2節 細胞数算定法
      • 第3節 生化学的検査
    • 第8章 妊娠反応
  • 索引
  • 奥付

参考文献

第4編 検査成績の管理と正常値

P.164 掲載の参考文献

  • 1) Clinical Chemistry in Practical Medicine, 5th Ed., C. P. Stewart and D. Dunlop, E. &. S. Livingston L. T. D. London, 1962.
  • 2) Clinical Chemistry.: Laboratory manual and methods, J. H. Bouthwell, Lea & Febiger, Philadelphia, 1961.
  • 3) Biochemistry of Blood in Health and Disease, Edited by I. N. Kugelmass, Blackwell Scientific publications, Oxford, 1959.
  • 4) Biochemische Befunde in der differential Diagnose innerer Krankheiten, H. U. Anton et al., Thieme Verlag, Stuttgart, 1960.
  • 5) 小宮悦三編: 日本人の正常血液像, 南山堂, 昭37年.
  • 6) 藤井暢三: 生化学実験法 (定量編) 南山堂, 昭31年.
  • 7) 日本医師会雑誌: 43巻4号, 44巻1号, 昭35年.