書籍名 |
知的エリートのためのザ・ダイエットマニュアル |
出版社 |
宇宙堂八木書店
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発行日 |
1988-09-05 |
著者 |
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ISBN |
4771950482 |
ページ数 |
353 |
版刷巻号 |
第1版第2刷 |
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
見かねて登場!! ドクター大野
まちがったダイエット法の流行に警告
ぜったい失敗のないダイエットはこれだ!
目次
- 表紙
- 推薦の言葉
- 序
- 目次
- 第1章 本当にやせる必要があるのか
- I. 日本における肥満の実情
- II. 肥満とは
- A. 水太り, かた太り, 脂肪太り
- B. 肥満と体脂肪
- C. 標準体重はあてになるか?
- D. 日本人の肥満とやせの判定表
- E. 骨太で筋肉質の人は
- III. 体脂肪は"お荷物"か
- A. 脂肪組織の役割
- B. 白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞
- 第2章 なぜ太るのか
- I. 太るメカニズムと代謝
- A. 摂取エネルギーとは
- B. 消費エネルギーとは
- C. 大食でもないのに太る理由
- D. 水を飲んでも太るという人
- II. 太るきっかけ
- A. 子供の頃から太っている人ほどやせにくい
- B. 肥満は遺伝するか?
- C. 太りやすい素因を作る母心
- D. 肥満は夜つくられる
- E. 早食いは太るか
- F. 気晴らし食いの女性
- G. ムードに弱い食欲の"最高司令部"
- H. 肥満を産む社会・環境的要因
- I. 肥満体質のチェック
- 第3章 太るとなぜいけないのか
- I. 肥満者は短命か
- II. 肥満体, たたけばホコリのでる体
- A. 肥満者に合併しやすい疾病異常
- B. 視聴者参加番組「減量への挑戦」にみる意外な健康診断結果
- C. 肥満に合併しやすい疾患と寿命との接点
- III. 病気を併発しやすいタイプの肥満とは
- A. 脂肪細胞の形態と特性による違い
- 1. インスリン抵抗性とは
- 2. 中年太りは病気を併発しやすいか
- B. 体脂肪の分布様式による違い
- 1. リンゴ型肥満と洋梨型肥満
- 2. ウエストとヒップの比率をみる
- 3. ベルトの穴が増えるとなぜ寿命が縮まるのか
- C. やせることのメリット
- IV. 太るとなぜ病気になりやすくなるのか
- A. 物理的負荷による合併症
- B. 内分泌・代謝異常による合併症
- 1. インスリン非依存型糖尿病
- a. 糖尿病-2つのタイプ
- b. 太るとなぜ糖尿病になりやすくなるのか
- 2. 高脂血症
- a. リポ蛋白とは
- b. 高中性脂肪血症
- c. 高コレステロール血症
- d. コレステロールと胆石
- 3. 高尿酸血症(痛風)
- a. 体内のプリン体の代謝
- b. 全身病としての痛風
- c. 痛風と動脈硬化
- 4. 肥満女性に多くみられる病気
- C. 物理的負荷と内分泌・代謝異常の双方の要因による合併症
- 第4章 減量作戦の立て方
- I. 減量作戦の主役と脇役
- II. シェイプアップのための基本戦略
- A. 太りぎみあるいは軽度肥満の人
- B. 中等度以上の肥満者
- C. 肥満の特殊療法
- 1. very low calorie dietとは
- 2. 薬物療法と外科療法
- III. 減量の最終目標-あなたの理想体重-をみつける
- IV. 実践的ダイエット確立のコツ
- 第5章 食事療法の実際
- I. これだけは知っておきたい栄養学の基礎知識
- A. 食品の中に含まれる栄養素
- 1. 栄養と栄養素の違い
- 2. カロリー至上主義の落とし穴
- 3. 栄養素のバランスをとる
- B. 糖質(炭水化物)の特性をマスターする
- 1. 炭水化物とは
- 2. 糖質はどこまで減らせるか
- 3. ごはんやポテトは肥満の素?
- 4. ダイエット中注意すべき糖質
- C. 蛋白質の特性をマスターする
- 1. 蛋白質はどのくらいとらねばならないか
- 2. 特異動的作用とは
- 3. 高蛋白食ならやせるか?
- D. 脂質の特性をマスターする
- 1. 脂質の種類と働き
- 2. 高脂肪食はダイエット食か?
- E. ビタミンとミネラル
- 1. ビタミンについて
- 2. ビタミンの錠剤を買う必要があるか?
- 3. ミネラル(無機質)について
- F. 食物繊維dietary fiber
- 1. 食物繊維とは
- 2. 食物繊維を多く含む食品
- 3. マンナンはやせ薬か?
- G. 水, 日本茶とコーヒー, 紅茶
- 1. 体内の水分の出納
- 2. 水の動きと体重の変化に注意する
- II. カロリー計算不要の実践的スリム食
- A. かくれたカロリーに気をつける
- 1. 間食, 菓子, 清涼飲料水, 果物
- 2. 代用甘味料なら太らない?
- 3. かくれた脂肪
- 4. カロリーを抑える調理方法
- a. 揚げもの, 妙めもの
- b. 煮込み料理
- c. ドレッシング, マヨネーズ, バター, マーガリン
- B. 外食のコツ
- 1. 賢い外食の食べ方
- 2. アルコールと上手につき合う方法
- C. 実践的スリム食
- 1. カロリー計算しやすいピュアな食品
- 2. スリム食1週間分のメニュー
- D. 賢い食生活のあり方
- 1. バランスのとれた食事を目指す
- 2. 腹八分目に1日3回の食事が基本
- 3. 1週間の献立パターンを決める
- 4. おふくろの味を見直す
- E. カロリー・アレルギーの人へ-体験的ダイエット・宅配食の利用-
- 第6章 運動療法の実際
- I. 肥満と運動不足
- A. 太っている人の1日の総歩数
- B. 太っている人の日常の運動強度
- C. 太っている人の体力と運動不足症
- II. 運動の生理効果
- A. エアロビクスかアネロビクスか
- B. 運動により消費されるエネルギー
- C. 減量中に筋肉が落ちるのを防ぐ効果
- D. 運動と心・肺機能
- III. 運動計画の立て方
- A. 日常運動量の把握
- B. 事前のメディカルチェック
- C. 運動の種類と組み合わせ
- 1. 歩数計作戦
- 2. やせたが体の線もくずれてしまった人
- D. 運動の強さと安全性への配慮
- 1. 脈拍を調べる
- 2. 心血管系のトレーニング
- 3. 自分自身に適した運動量を知る
- 4. 準備体操と整理体操
- 第7章 行動修正療法の実際
- I. 敵を知り, 己れを知る
- II. 日記をつける
- A. 食事日記のつけかた
- B. 生活活動日記のつけかた
- C. 体重および歩行数記録表のつけかた
- III. 日記を見直す
- A. 自分特有の摂食パターンを明らかにする
- B. 過食に陥りやすい状況-過食のきっかけ-を明らかにする
- C. 暴食と空腹を区別する
- D. 行動のABCを知る
- IV. 望ましいライフ・スタイルへの改革
- A. 食生活を改革するテクニック
- 1. 賢い食品購入法
- 2. 賢い食品貯蔵法
- 3. 調理と配膳のしかた
- 4. やせる食事作法
- 5. 食後の注意事項
- B. 生活活動習慣の改革
- C. 行動連鎖behavior chainについて分析する
- 1. 自分に特有な行動連鎖を知る
- 2. 行動連鎖を中断する
- D. 週間自己評価表をもとに徐々に修正する
- V. 正しい心がまえのありかた
- A. 正しい減量目標の決めかた
- 1. 現実的な目標設定をする
- 2. 短期的ゴールを設定する
- 3. 体重ではなく生活態度に焦点をおく
- 4. 柔軟な目標設定をする
- B. 完全主義的思考過程に気をつける
- 1. 自分自身の思考過程を見直す
- 2. 二分法的な思考方法をやめる
- 3. 命令的言葉にひそむ"わな"
- C. 衝動を克服する方法
- 1. 衝動のサーファーになる
- 2. 食べることの代わりになる活動を行う
- VI. 行動療法のテクニック総まとめ
- 第8章 スムースな減量とその長期維持を目指す上で
- I. ヘルス・メーターの針が動かなくなった朝
- II. 減量のヨーヨー現象とSet Point説
- III. 短期決戦か長期持久戦か
- IV. ダイエットの森林警備隊員になる
- V. 減量のスランプ脱出法
- 第9章 巷の減量法 うそ, ほんと
- I. 体重計の針の動きにごまかされない
- A. 中国茶, 漢方薬
- B. ハト麦, 宿便, 粉ミルク
- C. サウナ, パラフィンパック, 減量用ウェットスーツ
- II. タブーの多いダイエット
- A. バランス食かアンバランス食か
- B. 日本における民間ダイエットの栄養分析
- III. 安易な単品主義に気をつける
- A. プロテイン
- B. リノール酸
- C. 大豆サポニン, レシチン, タウリンなど
- D. コンニャク・マンナン
- E. 月見草オイル
- F. パイナップル
- G. 健康食品の認定マークの意味
- IV. 部分的にはやせられない
- A. 脂肪はつまみ出せるか
- B. 腹筋運動でおなかがへこむ?
- C. ヨガ, 太極拳
- V. いわゆる迷信, その他
- A. アルカリ性食品, 酸性食品の謎
- B. タバコはやせる?
- C. 耳のツボでやせる?
- D. やせ薬は存在するか?
- VI. 誤ったダイエットに陥らないための注意点
- 実践的スリム食献立例
- 索引
- 著者紹介
- 奥付
参考文献
第1章 本当にやせる必要があるのか
P.18 掲載の参考文献
-
1) 国民栄養調査40年のあゆみ. 厚生統計協会編, 厚生の指標, 34 (7), 1987.
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4) 垂井清一郎, 松沢佑次編:肥満-基礎と臨床-. 大阪:医薬ジャーナル社, 1985.
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5) 厚生省保健医療局健康増進栄養課:日本人の肥満とやせの判定表 (図) の策定. 臨床栄養, 69:587-593, 1986.
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2) 厚生省保健医局健康増進栄養課:第三次改定日本人の栄養所要量, 東京:第一出版, 1984.
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3) 大野誠:Pre-patientの診断, ケア, コントロール:中年肥満者. 治療, 67:1639-1648, 1985.
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2) 塚本 宏, 田村 誠:新しい体格指標の試み-明治生命・標準体重表-. 臨 床栄養, 69:653-659, 1986.
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3) 大野 誠, 阿部正和:肥満に伴い易い疾患. 診断と治療, 72:235-239, 1984.
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5) 大野 誠:Pre-patient の診断, ケア, コントロール:中年肥満. 治療, 67:1639-1648, 1985.
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7) 大野 誠:肥満とやせの病態. 臨床栄養, 69:674-684, 1986.
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8) 大野 誠, 他:糖尿病-その成因と予防, 栄養の薬学-健康を支える食物成分 (ファルマシアレビューNo. 19), 日本薬学会編, 東京:日本薬学会, 1986. p. 47-58.
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2) 大野 誠, 他:肥満の行動療法. 最新医学, 38:347-354, 1983.
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3) 大野 誠:半飢餓療法, 肥満の臨床医学-病態・診断・治療-(池田義雄, 井上修二編), 東京:朝倉書店, 1985. p. 226-241.
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3) 鈴木慎次郎, 他:肥満治療のための運動と栄養の処方に関する研究. 体育科学, 4:31-38, 1976.
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1) 大野 誠, 他:肥満の行動療法, 最新医学, 38:347-354, 1983.
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3) Brownell, K. D.:The Learn Program for Weight Control, Department of Psychiatry, University of Pennsylvania School of Medicine, Philadelphia.
P.230 掲載の参考文献
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1) 大野誠, 他:第4回国際肥満会議に出席して. 臨床栄養, 64:195-197, 1984.
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2) ああダイエット:「やせる」本をみる. 朝日新聞朝刊, 昭和61年7月28 日号, 1986.
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3) 大野 誠, 池田義雄:鈴木その子さん, 中村鉱一さんへの質問状-あなた方の減量法は間違っている!. 美しくやせる栄養学 (食生活別冊), 国民栄養協会編, 東京:株式会社コア, 1985. p. 144-155.
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6) 奥田拓道:サポニン-大豆の肥満抑制物質, 栄養の薬学-健康を支える食物成分 (ファルマシアレビューNo.19), 日本薬学会編, 東京:南山堂, 1986. p. 121-126.
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7) 辻 啓介:タウリン, 栄養の薬学-健康を支える食物成分 (ファルマシアレビューNo.19), 日本薬学会編, 東京:南山堂, 1986. p. 95-100.
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