書籍名 |
細胞診教本 訂正第5版 ―その基礎と実際― |
出版社 |
宇宙堂八木書店
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発行日 |
1977-08-15 |
著者 |
- 田中昇(執筆)
- 金子仁(執筆)
- 田島基男(執筆)
- 藤井純一(執筆)
- 天神美夫(執筆)
- 高橋正宜(執筆)
- 信田重光(執筆)
- 田中昇(編集責任)
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ISBN |
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ページ数 |
361 |
版刷巻号 |
訂正第5版増刷第6版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
細胞診教本が初版以来すでに4年余を経たが、この数年の間の臨床細胞学の進歩は目覚ましかった。この4年余における臨床細胞学の進歩に伴って、このたび本書は大きく改訂されなければならなくなったのは当然である。(改訂序文より)
目次
- 表紙
- 第1版 序
- 改訂 第4版 序
- 本書を読まれる前に 改訂にあたって
- 目次
- 主な参考書
- 「細胞診教本」原色図別表
- 第1部 序論
- I. 細胞診断学の歴史と発達の過程
- A. 検体採取法の開発
- B. 細胞学的検査の進歩
- C. 細胞診普及についての政策的関与
- II. 細胞診断学の意義と組織学的診断法との関連
- III. 細胞診技術者=スクリーナーの使命, 業務, 責任, 医師との関係
- A. スクリーニング業務
- B. 細胞診技術者の業務内容
- 1. 細胞診技師の関与する検体採取
- 2. 細胞診技術者, 細胞診医の能力と責任
- 3. 良好な標本作製
- 4. 細胞診の責任態勢の確立
- IV. 細胞診倫理-検査倫理
- 第2部 基礎編
- I. 細胞診に必要な解剖・組織学
- A. 組織発生の概要
- B. 上皮性成分と非上皮性成分
- 1. 皮膚
- 2. 粘膜
- 3. 漿膜
- 4. 非上皮性成分
- 5. 非上皮性細胞と上皮性細胞のちがい
- C. 各種上皮組織の形態
- D. 各種上皮細胞の存在部位
- 1. 単層扁平上皮
- 2. 単層立方上皮
- 3. 単層円柱上皮
- 4. 単層繊毛上皮
- 5. 多列上皮
- 6. 重層扁平上皮
- 7. 移行上皮
- E. 組織切片の上皮と剥離した上皮
- 1. 重層扁平上皮
- 2. 単層扁平上皮
- 3. 単層円柱上皮
- 4. 繊毛上皮
- 5. 扁平上皮化生細胞
- 6. 移行上皮
- II. 細胞の基本構造と機能
- A. 細胞の形, 大きさ
- B. 原形質
- 1. 原形質膜
- 2. 原形質内構造物
- a) 糸粒体
- b) 小胞体およびリボゾーム
- c) ゴルジ装置
- d) 中心小体および中心体
- e) ライソゾーム
- C. 核
- 1. 核小体 (仁)
- 2. 核小体の形態と診断的意義
- a) 核小体の観察
- b) 核小体の形
- c) 核小体の染色性
- 3. 核膜
- 4. 染色質
- 5. クロマチン (染色質) の形態と分類
- D. 細胞分裂
- E. 染色体とDNA
- F. 染色体異常について
- 1. 常染色体異常症
- 2. 性染色体異常症
- a) XO Syndrome, Turner's Syndrome
- b) XXY Syndrome, Klinefelter's Syndrome
- c) その他
- G. 性染色質
- III. 細胞診に必要な基礎的病理学
- A. 広い意味で病理学に根ざす細胞診
- B. 病変のわくずけ
- 1. 退行性病変
- 2. 進行性病変
- 3. 循環障害
- 4. 炎症
- 5. 腫瘍=新生物
- a) 腫瘍とは
- b) 腫瘍の構造
- c) 腫瘍の型の表現
- d) 発育の型式
- e) 腫瘍のひろがり方
- f) 腫瘍の良性, 悪性
- g) 腫瘍の分類, 各型
- h) 癌
- i) 非上皮性悪性腫瘍=肉腫
- j) 特殊型悪性腫瘍
- 6. 異型, 異型細胞, 成熟度
- IV. 形態学における診断過程の再認識と細胞診
- V. 細胞診の適応および限界
- A. 細胞剥離の可能性
- 1. 腫瘍組織が表面に露呈していること
- 2. 顕微鏡的な外界との交通
- 3. 外界と交通を持たない場合 (深在癌)
- B. 腫瘍表面壊死と組織型との関連
- C. 細胞形態の読みと判別
- D. 細胞診判定の結論を確認すること
- VI. 細胞診の欠点・弱点および利点・長所
- VII. 細胞の系統的観察
- A. 細胞集団における配列の表現
- B. 細胞の形態の変化
- 1. 細胞質について
- 2. 核について
- 3. 細胞診標本の背景について
- C. 再生, 修復における細胞像
- VIII. ウイルス感染症の細胞診
- IX. 葉酸欠乏症における細胞変化
- X. 悪性腫瘍随伴細胞変化
- XI. 固定法とその理論 (付) coating固定
- A. 固定の意義と目的
- B. 固定剤と固定の機序
- C. 固定法の選択
- D. 固定の一般的注意
- E. 各種固定法による細胞の大きさにおよぼす影響
- F. Coating固定=湿固定液に代るべき固定法
- 1. Coating固定の目的, 必要性
- 2. Coating固定の利点と使いわけ
- 3. Air-sol spray式coating固定法の実技と本固定剤の特長
- XII. 染色の理論, 機序
- A. 色素 (dye) について
- B. 色素の酸性, 塩基性
- C. 発色の機構
- 1. 電気的結合に基くもの
- 2. 色素の拡散度, 分子の大きさと細胞組織の微細網孔の大きさ, 密度の差に基くもの
- 3. 化学反応に基くもの
- 4. 物理的な浸透に基くもの
- D. 色素と染色各論
- 1. 間接色素―塩基性
- 2. 直接色素―塩基性
- a) Phenothiazine系
- b) Xanthene系
- c) Triphenylmethane系
- 3. 直接色素―酸性
- 4. 脂溶性色素
- E. 多染 (polychrome), 重染
- F. Papanicolaou染色
- 第3部 細胞診断学総論
- I. 技術-手技
- A. 顕微鏡の構造と取り扱い
- 1. 芯出しを確実に行なうこと
- 2. レンズ操作 (倍率を変える時)
- 3. レンズの手入れ
- 4. 検鏡を終了または中止する時
- B. 塗抹標本の作製法
- 1. 検体処理の方法 (塗抹前)
- a) 喀痰
- b) 胃洗滌液
- c) 体腔液
- d) 尿, 髄液
- e) 十二指腸液, 膵液, 胆汁
- 2. 塗抹法
- a) 胃洗滌液
- b) 喀痰
- c) 体腔液, 尿など粘度の低い液状検体
- d) 婦人科
- e) 直視下, 透視下生検片の擦過塗抹
- 3. 固定
- C. 染色標本の作製法
- 1. Papanicolaou染色
- 2. May-Giemsa染色
- 3. Hematoxylin-Eosin染色
- 4. 螢光染色
- 5. P.A.S.反応 (過沃素酸Schiff)
- 6. Shorr染色
- 7. Feulgen反応
- 8. Methyl green Pyronin
- 9. Mann染色
- 10. Guard染色
- D. 塗抹標本の観察法
- II. スクリーニング (screening) の実際
- A. スクリーニングの目的
- B. 所謂「異型細胞」という言葉の考え方
- C. スクリーニングの方法
- D. 細胞群の見方
- 1. 集合性 (集塊状) 出現
- 2. 細胞の大小不同症
- 3. 配列の不規則性
- 4. 核内構造の多様性
- 5. 核染色性の濃淡
- 6. 対細胞, 封入細胞
- 7. 細胞集団の辺縁の所見
- E. 細胞の見方
- 1. 細胞全体として
- a) 法外に大きなサイズ
- b) 奇妙な形
- c) 核対細胞質比 (N/C比) が大きい
- 2. 細胞質について
- 3. 核について
- a) 大きなサイズ
- b) 核形の不整
- c) 核縁の不均等な肥厚
- d) クロマチンの増量
- e) クロマチンの形態, 分布の異常
- f) 核小体肥大と数の増加
- g) 異常分裂
- h) 多核
- F. 穿刺, 擦過など, 直接採取法による細胞標本スクリーニングの注意
- G. スクリーニング全体のまとめ
- III. Papanicolaou分類とその意義
- IV. 組織診と細胞診の関連
- V. 判定結果の報告と記録保存法
- A. スクリーニングを行なう技師が診断医に対して行う報告事項
- B. 細胞診断医が提出医に報告する事項
- C. 記録保存法
- 第4部 細胞診断学各論
- I. 女性性器の細胞診 その1. 非癌
- A. 婦人科細胞診の特徴
- B. 女性性器の解剖
- 1. 外陰
- 2. 腟
- 3. 子宮
- 4. 卵管
- 5. 卵巣
- C. 女性性器からの細胞採取法
- 1. 腟円蓋部吸引スミア
- 2. 子宮腟部擦過スミア
- 3. 頸管内擦過スミア
- 4. 子宮体部内膜スミア
- D. 女性性器上皮よりの正常細胞
- 1. 腟および子宮腟部の重層扁平上皮細胞
- a) 基底細胞
- b) 旁基底細胞
- c) 中間細胞
- d) 表層細胞
- 2. 子宮頸内膜円柱上皮細胞
- 3. 子宮体内膜細胞
- 4. 子宮頸内膜細胞と子宮体内膜細胞の差異
- 5. 腟内容塗抹標本に見られるその他の成分
- a) 血液成分
- b) 組織球
- c) 腟内に見られる微生物
- d) その他のもの
- E. ホルモンの影響と細胞診
- 1. ホルモン細胞診で注意すべきこと
- 2. ホルモン細胞診の評価法
- a) 細胞成熟度指数
- b) 核濃縮指数
- c) エオジン好性指数
- d) 皺襞細胞指数
- e) Smear index
- 3. 女性の性周期とその細胞像
- a) 新生児の細胞像
- b) 幼児期の細胞像
- c) 月経周期の細胞像
- d) 閉経期以後の細胞像
- e) エストロゲン投与と細胞像
- f) プロゲステロン投与と細胞像
- g) アンドロゲン投与と細胞像
- h) 副腎皮質ホルモン投与と細胞像
- i) 内分泌疾患とその細胞像
- F. 妊娠および流産の細胞診
- 1. 妊娠月数と細胞像
- 2. 分娩時の細胞像
- 3. 流産を予知するための細胞像およびトロホブラスト細胞
- 4. 羊水の細胞像
- G. 女性性器の炎症と細胞診
- 1. 慢性頸管炎と腟部びらんの細胞像
- 2. トリコモナス腟炎と細胞像
- 3. 老人性腟炎と細胞像
- 4. その他の炎症と細胞像
- a) カンジダ
- b) レプトトリックス
- c) 結核
- d) 性器ウイルス感染
- H. 化生変化-扁平上皮化生
- I. 変性および再生
- II. 女性性器の細胞診 その2. 癌および異型病変
- A. 子宮癌診断上における細胞診の意義
- B. 子宮頸癌の診断順序
- C. 子宮頸癌およびdysplasiaの細胞像
- 1. dysplasia (異形成, 異型上皮)
- a) 病理組織学的解釈
- b) dysplasiaの細胞像
- 2. 上皮内癌
- 3. 進行癌・扁平上皮癌 (重畳癌)
- a) 子宮頸癌の組織像
- b) 扁平上皮癌 (重畳癌) の細胞像
- c) 低分化型悪性細胞
- d) 子宮頸癌Ia期の細胞像
- 4. 子宮頸部腺癌
- a) 子宮頸部腺癌の臨床的意義
- b) 子宮頸部腺癌の細胞診上の特徴
- D. 子宮体部癌
- 1. 子宮内膜腺癌の組織像
- 2. 子宮内膜腺癌の細胞像
- 3. 子宮内膜上皮内癌
- 4. 腺類癌, 腺棘細胞癌
- E. 放射線照射による細胞の変化
- 1. 癌細胞の形態変化
- a) 放射線線量による組織型別の癌細胞の形態的変化
- b) 放射線による細胞傷害
- 2. 放射線照射と予後との関係
- a) Radiation Response (RR)
- b) Sensitization Response (SR)
- c) 放射線による細胞質内空胞形成
- d) Post-irradiation cytology
- e) Post-irradiation dysplasia
- F. 子宮癌集団検診における細胞診の応用
- G. 婦人科細胞診上の二,三のこつ
- 1. 多核細胞
- a) 組織球
- b) 子宮内膜結核時のラングハンス氏型巨細胞
- c) ジンチチウム型トロホブラスト細胞
- d) 多核の癌細胞
- e) 放射線照射時の多核癌細胞
- f) 多核にみえる腺癌細胞
- 2. 核小体の目立つ場合
- a) 腺癌
- b) 上皮内癌
- c) 扁平上皮化生
- d) 腺細胞
- e) 絨毛上皮腫
- III. 呼吸器系の細胞診
- A. 肺細胞診における技術的な事項-標本の採取から塗抹まで-
- 1. 細胞診の手順
- a) 喀痰検査法
- b) 痰の肉眼的観察
- c) 喀痰の塗抹の仕方
- d) 喀痰の保存ないし郵送法
- 2. 集細胞法
- a) 酵素による液化法
- b) 強振盪法
- c) ミリポアフィルター法
- 3. セルブロック法
- 4. 喀痰誘発法-細胞剥離促進法-
- 5. 気管支鏡下擦過法
- 6. 選択的末梢病巣擦過法
- 7. 穿刺生検法
- B. 診断に関する事項-細胞のみかたから判定まで-
- 1. 正常気道の組織像とその剥離細胞
- a) 繊毛円柱細胞
- b) 杯細胞-ゴブレット細胞
- c) 深層細胞-基底細胞
- d) 扁平上皮細胞
- e) 組織球
- 〔付〕 肺胞上皮細胞
- 〔付〕 類上皮細胞
- 2. 喀痰中の非細胞性異常物質
- a) シャルコライデン結晶
- b) クルシュマン螺旋体
- c) 類澱粉小体
- d) 石灰化小体
- e) 繊維様物質
- f) 弾力繊維
- g) Proteinaceous material
- h) その他
- C. 良性異常細胞像-円柱上皮細胞の変性による異常-
- 1. 多核形成
- 2. 異常変性像
- 3. 良性異常細胞-Class III周辺の細胞像-
- a) 異型細胞 (atypical cell, atypische Zelle) という用語の使いかたについて
- b) 増殖性基底細胞
- c) 扁平上皮化生細胞
- d) 異型上皮細胞
- D. 悪性細胞の型分類
- 1. 細胞型分類の意義について
- 2. 扁平上皮型悪性細胞
- 3. 腺型悪性細胞
- 4. 大細胞性未分化型悪性細胞
- 5. 小細胞性未分化型悪性細胞
- E. 初期癌診断における細胞診の意義
- F. 悪性リンパ腫
- G. 転移性腫瘍
- IV. 消化器系の細胞診
- A. 口腔の細胞診
- 1. 解剖学的事項
- 2. 細胞採取法
- 3. 主な口腔疾患
- 4. 細胞像
- 5. 口腔細胞診の成績
- B. 食道の細胞診
- 1. 解剖学的事項
- 2. 細胞採取法
- a) 食道Fiberscopeによる直視下細胞診
- b) スポンジによる盲目的擦過法
- 3. 主なる食道疾患
- 4. 細胞像
- 5. 食道細胞診の成績
- C. 胃の細胞診
- 1. 解剖学的事項
- 2. 細胞採取法
- a) たんぱく融解酵素洗滌法
- b) Fibergastroscopeによる直視下細胞診
- 3. 主なる胃疾患
- 4. 細胞像
- a) 正常細胞
- b) 良性異型細胞
- c) 異型上皮由来の細胞
- d) 悪性細胞
- 5. 胃細胞診の成績
- D. 小腸, 特に十二指腸および胆道・膵の細胞診
- 1. 解剖学的事項
- a) 十二指腸, 空腸および回腸の粘膜
- b) 総胆管上皮
- c) 胆嚢上皮
- d) 膵管上皮
- 2. 細胞採取法
- a) 十二指腸ゾンデによる方法
- b) 十二指腸ファイバースコープによる直視下細胞診
- c) 経皮経肝胆管造影時の細胞診
- 3. 小腸, 十二指腸および胆道, 膵の主な疾患
- 4. 細胞像
- 5. 小腸, 特に十二指腸および胆道系, 膵管系を含む細胞診の成績
- E. 大腸の細胞診
- 1. 解剖学的事項
- 2. 細胞採取法
- a) 直腸鏡到達部
- b) 大腸ファイバースコープによる直視下細胞診
- 3. 大腸の主な疾患
- 4. 細胞像
- 5. 大腸細胞診の成績
- V. 泌尿器系の細胞診
- A. 検体の採取と標本作製法
- 1. たんぱく分解酵素液洗滌法
- 2. たんぱく分解酵素液貯留法
- 3. 標本作製
- 4. 濾過膜による集細胞法
- B. 泌尿系の組織像と細胞成分
- C. 良性細胞成分と細胞像
- D. 悪性細胞像
- 1. 乳頭腫あるいは第I度乳頭癌における細胞像
- 2. 移行上皮癌における細胞像
- 3. 類表皮型および腺型悪性細胞
- 4. 上皮内癌
- E. 前立腺癌と細胞診
- F. 腎悪性腫瘍と細胞診
- G. 尿中巨細胞封入体細胞
- VI. 乳腺の細胞診
- A. 乳腺の解剖組織
- B. 乳腺の病理組織
- 1. 急性乳腺炎
- 2. マストパチー
- 3. ダクトパピロマトージス
- 4. 乳癌
- 5. 乳腺分泌物と疾患との関係
- C. 非癌例の細胞診
- 1. 授乳期の乳汁
- 2. マストパチーおよびダクトパピロマトージスの細胞診
- D. 乳癌の細胞診
- E. 割面スタンプ標本
- F. 乳腺細胞診の実施
- VII. 胸腹水の細胞診
- A. 胸腹水の解剖組織
- B. 非癌性疾患の胸腹水
- 1. 胸水のたまる疾患
- 2. 腹水のたまる疾患
- 3. 出現する細胞
- 4. 中皮細胞と大食細胞とのちがい
- C. 癌性疾患の胸腹水
- 1. 一般的特徴
- 2. 胃癌
- 3. 肺癌
- 4. 乳癌
- 5. 卵巣癌
- 6. 細網肉腫, その他
- D. 粘液染色, 殊にPAS染色, アルシアン青染色について
- 1. 胸水癌細胞の粘液陽性率
- 2. 腹水癌細胞の粘液陽性率
- 3. PAS染色およびアルシアン青染色法
- a) 細胞診のPAS染色
- b) 細胞診のアルシアン青染色
- E. 癌細胞の粘液染色
- F. 胸腹水細胞診の実施
- G. 胸腹水のギームザ染色
- 1. 中皮細胞
- 2. 大食細胞
- 3. リンパ球, 好中球, 好酸球, 形質細胞等
- 4. 悪性細胞
- H. Pore-filterによる集細胞法
- VIII. 非上皮性腫瘍および特殊稀少腫瘍の細胞診 (造血器系など)
- A. 悪性リンパ腫
- 1. スクリーニングのポイント
- 2. 上皮性細胞との鑑別
- a) 腺癌細胞との鑑別
- b) 扁平上皮癌細胞との鑑別
- c) 小細胞型未分化癌細胞との鑑別
- 3. 反応性病変 (反応性細網症を含む)
- 4. 所謂「悪性細網症」
- B. 白血病
- C. 神経芽細胞腫
- D. 骨肉腫細胞
- E. 悪性黒色腫
- F. 筋肉腫, 線維肉腫など
- IX. 脳脊髄液の細胞診
- A. 脳脊髄液の細胞診に関連ある解剖学の概要
- B. 集細胞法
- 1. 遠心沈澱法
- 2. Pore-filter法
- 3. 自然沈澱法
- C. 染色法
- D. 髄液中に出現する細胞
- 1. 正常時の細胞像
- 2. 炎症など刺激状態
- 3. 腫瘍細胞像
- E. 腫瘍細胞の髄液中出現の意義
- 索引
- 奥付
参考文献
第1部 序論
P.1 掲載の参考文献
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1) Bloom, W. and Fawcett. D.W. :A Textbook of Histology, Saunders Co., 1968.
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2) Compendium on Diagnostic Cytology Vol.2, Edit. Wied. et al., 1973.
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3) Compendium on Diagnostic Cytology Vol.3, Edit. Wied. et al., 1974.
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4) Frost, J.K. :Gynecologic & Obstetric Cytopathology in Novak's Gynecologic and Obstetric Pathology, with Clinical and Endocrine Relations. Novak and Woodruff. Saunders Co., Phila., 1967.
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5) Frost, J.K. :The cell in health and disease. Monographs in Clinical Cytology Vol.2, S. Karger, 1969.
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6) Graham, R. M. :The Cytologic Diagnosis of Cancer, 3rd ed., Saunders Co., 1972.
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7) 服部正次, 松田実, 杉山直:肺癌, 早期診断, 医学書院, 1965,
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8) 服部正次, 田村宏, 松田実, 野田定:細胞診断図譜, 医歯薬出版, 1970.
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9) Henning, S. and Witte, S. :図説消化器の細胞診 (田島基男訳) (Atlas der Gastroentero logischen Zytodiagnostic), 医学書院, 1968.
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10) Hughes, H.E. and Doggs, T.C. :Handbook of Diagnostic Cytology, Livingstone, 1968.
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11) 石束嘉男:細胞診の実際, 医学書院, 1974.
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12) Koss, L.G. :Diagnostic Cytology and its Histopathologic Basis, 2nd Edit., Lippincott, Phila., 1968.
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13) Koss, L.G. and Durfee, G.R. :太田邦夫, 石束嘉男訳, 細胞診断学 (その組織病理学的基礎), 医学書院, 1964.
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14) Naib, Z.M. :Exfoliative Cytopathology, Little, Brown & Co., 1970.
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16) 太田邦夫, 増淵一正, 石束嘉男:細胞診の実際, 医学書院, 1968.
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17) Papanicolaou, G.N. :Atlas of Exfoliative Cytology, Harvard Univ. Press, Cambridge, 1963.
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18) Patten, Jr. S.F. :Diagnostic cyology of the uterine cervix. Monographs in Clinical Cytology Vol.3, S. Karger, 1969.
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20) Prolla, J.C. and Kiersner, J.B. :Handbook and Atlas of Gastrointestinal Exfoliative Cytology, The University of Chicago Press, 1972.
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21) Reagan, J.W.(Chief Editor):A Manual of Cytotechnology National Committee for Careers in Medical Technology, Service Printing Co. Wichta Falls, Texas.
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22) Reagan, J.W. and Ng, A.B.P. :The cells of uterine adenocarcinoma. Monographs in Clinical Cytology Vol.1, 2nd revised ed.. S. Karger, 1973.
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23) Riotton, G. and Christopherson, W.M. :Cytology of the Female Genital Tract, International Histological Classification of Tumours No.8, W.H.O., 1973.
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24) 細胞診特集:日本臨床, 24 (10), 1966.
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25) 細胞診の進歩, 特集:癌の臨床, 13 (10), 1967.
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26) 細胞診特集:最新医学, 21, 1966.
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27) 関正次:組織検査法と局所化学 (構造と化学), 杏林書院, 1961.
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28) 信田重光, 他:早期胃癌診断学講座IV. 細胞診, 文光堂, 1965.
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29) Smolka, H. and Soost, H.J. :Grundriss und Atlas der Gynakologischen Cytodiagnostik, Germany, Stuttgart, Georg Thieme, 1956.
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30) 田島基男:細胞診特論, 中山書店, 1970.
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31) 田島基男, 塚原英克:婦人科診断学IV第7巻D, 細胞診, 中山書店, 1972.
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32) Takahashi. M. :Color Atlas of Cancer Cytology. Igaku shoin, 1971.
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33) 高橋正宜:細胞診, 日常検査シリーズ, 4, 医学書院, 1966.
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34) 高橋正宜, 天神美夫, 野田定, 武田敏:子宮癌の早期診断, 医学書院, 1968.
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35) 田中昇:細胞診のための分泌液, 滲出液のサンプリングと前処理フィールド・ワークシリーズ;人体成分のサンプリングと前処理, 講談社, 1970.
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36) 田中昇, 平田守男, 池田栄雄:細胞診-臨床検査講座・別巻, 医歯薬出版, 1975.
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37) 天神美夫, 服部正次 編集:稀少症例の細胞診, 文光堂, 1974.
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38) Tweeddale, C.N. and Dubilier:Cytopathology of Female Genital Tract Neoplasms, Year Book Medical Publishers, 1972.
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39) 山田喬:剥離細胞診断学:その臨床病理学的基礎, 文光堂, 1970.
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40) 山田喬 編集:細胞診カラーアトラス, 文光堂, 1974.
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41) Zajicek, J. :Aspiration biopsy cytology Part 1. Cytology of supradiaphragmatic organs. Monographs in Clinical Cytology Vol.4, S. Karger, 1974.
第2部 基礎編
P.35 掲載の参考文献
-
田中昇:染色体学の臨床病理学への応用, 臨床病理, 14:651〜658, 1966.