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書籍詳細

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書籍名 CKDってなに? ―その理解と早期発見・治療のために―
出版社 永井書店
発行日 2009-01-10
著者
  • 北岡建樹(著)
ISBN 9784815918224
ページ数 141
版刷巻号 第1版
分野
  • 臨床医学:内科
  • 腎臓
閲覧制限 未契約

本書はCKDの治療について,腎臓専門医のみではなく,心血管系の循環器系医師,CKDの最大の原因となる糖尿病対策での内分泌系の非腎臓病内科医師,またかかりつけ医との総合的な診療ネットワークの構築に役立つよう企画されたCKDのやさしいテキストである.そして,診療ネットワークでもう一方の主役である患者やその家族にもわかるように平易に記述されている.  医師-医療従事者-患者-家族が,CKD対策の重要性と現状,対策をよく理解し,慢性腎臓病の早期発見と予防のために本書を手元に置いていただきたい.

目次

  • 表紙
  • まえがき
  • CONTENTS
  • CHAPTER 1 なぜ今、CKDが世界的に注目されているのでしょうか?
  • CHAPTER 2 腎臓のはたらきと解剖学的知識
    • 1. CKDを理解するための腎臓の基礎的知識
    • 2. 腎臓の位置と構造について
    • 3. 腎臓の血管系について
    • 4. 顕微鏡的な構造は?
    • 5. 腎臓にはどのようなはたらきがあるのでしょうか?
  • CHAPTER 3 腎臓病の原因
    P.11閲覧
    • 1. どのような疾患がCKDの原因となるのでしょうか?
  • CHAPTER 4 腎臓病が疑われる症候
    P.14閲覧
    • 1. 腎臓病の症候には
    • 2. 蛋白尿にはどのような意味があるのでしょう
    • 3. 血尿にはどのような意味があるのでしょう
    • 4. 蛋白尿・血尿の原因となる腎傷害因子には?
  • CHAPTER 5 検査法とその意義
    P.19閲覧
    • 1. 尿検査の意義は?
    • 2. 腎機能の検査
  • CHAPTER 6 腎不全についての基礎知識
    P.27閲覧
    • 1. 慢性腎不全 (CRF) というのは?
    • 2. 尿毒症というのは?
    • 3. 現在の透析医療の現実は?
  • CHAPTER 7 CKDに関する基礎知識
    P.39閲覧
    • 1. CKDの概念と定義
    • 2. ネットワークと病診連携
    • 3. 腎機能の解釈について
  • CHAPTER 8 腎機能をどう評価するか?
    P.44閲覧
    • 1. 実際的な腎機能の評価には?
    • 2. 数式から腎機能を推算する方法
    • 3. eGFRには問題点はないか?
    • 4. 腎機能低下に関する個人的な疑問
    • 5. 最新の推算式
  • CHAPTER 9 CKDの診断から診療までの要点
    P.52閲覧
    • 1. CKDの原因疾患の検討は?
    • 2. 検尿の重要性
    • 3. CKDの臨床経過
    • 4. CKDと心血管系合併症の関係
    • 5. CKDと生活習慣病、メタボリックシンドロームとの関連
  • CHAPTER 10 CKDへの取り組み方
    P.59閲覧
    • 1. CKDへの取り組み
    • 2. CKDがみられた場合にどうするか
    • 3. 専門医への紹介の時期は?
    • 4. CKDの経過観察とかかりつけ医の役割
    • 5. どこまでを目標値とするか
  • CHAPTER 11 治療の基本的な考え方
    P.67閲覧
    • 1. CKDの食事療法の考え方
    • 2. 糖尿病診療とその治療
    • 3. 脂質代謝異常の管理
    • 4. 高血圧の治療
    • 5. 腎性貧血の治療
    • 6. CKD - MBDの治療
  • CHAPTER 12 末期腎不全・尿毒症に対する管理
    P.101閲覧
    • 1. 食事療法
    • 2. 高K血症の対策
    • 3. 高K血症の緊急的な治療法
    • 4. 代謝性アシドーシスの対策
    • 5. 尿毒症毒素の対策
    • 6. 透析治療の導入の基準は?
  • CHAPTER 13 腎不全時の薬物療法の特徴
    P.108閲覧
    • 1. 腎不全における薬物療法の注意事項
    • 2. 腎機能障害時の薬剤の問題
  • CHAPTER 14 CKD対策の目標達成の可能性は
    P.113閲覧
  • [付録] 薬剤の使用法
    P.116閲覧
  • 索引
  • 奥付

参考文献

[付録] 薬剤の使用法

P.125 掲載の参考文献

  • 1) 日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド. 東京医学社, 東京, 2007.
  • 2) 木村健二郎: 慢性腎臓病(CKD) ; 現状と対策. 腎と透析 62(5), 2007.
  • 3) 日本腎臓学会, 日本高血圧学会(編):CKD(慢性腎臓病)診療ガイド高血圧編. 東京医学社, 東京, 2008.
  • 4) 日本透析医学会, 図説わが国の慢性透析療法の現況. 2007年12月31日現在
  • 5) 二瓶宏:腎疾患治療薬マニュアル2002〜2003. 腎と透析 53(増刊号) 2002.
  • 6) 岸本武利, 平田純生(編):透析患者への投薬ガイドブック ; 透析と薬物療法. 改訂版, じほう, 東京2005.
  • 7) 慢性腎臓病(CKD)と心血管リスク. 血圧 13(4), 2006.
  • 8) 斉藤喬雄:腎疾患診療における一般内科医と腎臓専門医の連携 特集腎疾患. 日本内科学会雑誌 97 ; 909-912, 2008.
  • 9) 菱田明:慢性腎臓病対策 ; 新しい挑戦. 日本内科学会雑誌 96:861-863, 2006.
  • 10) 槇野博史(編):慢性腎臓病 ; CKD最新の診療. モダンフィジシャン 28 (8), 2008.
  • 11) 腎不全時の薬物使用 成人および小児における適正投与法のガイドライン. 原書5版, 臨牀透析(特別増刊号) 23(14), 2007.
  • 12) 深川雅史(編):慢性腎臓に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD). 医薬ジャーナル社, 大阪, 2007.
  • 13) 大平整爾:高齢者が透析を受ける意味. 臨床透析 24(11): 1481-1490, 2008.