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書籍名 よくわかって役に立つ リハビリテーション医療の実際
出版社 永井書店
発行日 2002-06-20
著者
  • 田中宏太佳(編著)
ISBN 481591639X
ページ数 379
版刷巻号 第1版第2刷
分野
閲覧制限 未契約

リハビリ書の概念を塗り替える一冊。実際の臨床領域をバックグランドに知識と技術,症例と経験を積み重ねてきた編者の経歴が最大限に活かされた編集.第一線病院のリハビリテーション部門のスタッフが,それぞれの立場から執筆.専門医のみならずリハビリテーション医療に参加するあらゆる専門職種の方々が,リハビリテーションについての実用的な理解を深め,実践的な知識と技術を身につけるための必携書.

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • 推薦のことば
  • 序文
  • 目次
  • あなたの知りたい問題 早わかりガイド
  • 第1章 総論
    • 1 リハビリテーションの理念や障害について
      • 1. リハビリテーション医学の理念
      • 2. リハビリテーションの領域
      • 3. 障害について
    • 2 地域連携の実際
  • 第2章 疾患の基礎知識
    • 1 脳卒中
      • 1. 患者数や死亡率の動向
      • 2. 一次的合併症としての障害
      • 3. 二次的合併症としての障害
    • 2 脊髄損傷
      • 1. 脊髄損傷とは
      • 2. リハビリテーションの意義
      • 3. 解剖
      • 4. 脊髄損傷患者の最近の傾向
      • 5. 脊髄損傷患者の死因
      • 6. 診断と評価
      • 7. 残存髄節高位とADL
      • 8. 呼吸機能障害
      • 9. 排尿管理
      • 10. 排便管理
      • 11. 自律神経機能障害
      • 12. 痙縮
      • 13. 異所性骨化
      • 14. 褥瘡
    • 3 慢性関節リウマチ
    • 4 頸肩腕痛
    • 5 腰痛
    • 6 パーキンソニズム
      • 1. パーキンソン病
      • 2. 症候性パーキンソニズム
      • 3. パーキンソン病のリハビリテーション
      • 4. 症状別リハビリテーション
    • 7 骨折
      • 1. 脊椎圧迫骨折
      • 2. 大腿骨頸部骨折
      • 3. 上腕骨近位端骨折
      • 4. 橈骨遠位端骨折
    • 8 変形性関節症
      • 1. 変形性股関節症
      • 2. 変形性膝関節症
  • 第3章 リハビリテーション評価
    P.71閲覧
    • 1 理学療法士・作業療法士の行う評価
      • 1. 患者さんの日常生活を知るための評価
        • (1) 患者さんを知る
        • (2) 実際の生活場面でできることと、できないことを知る
        • (3) なぜ動くことができないのか?
          • 座位バランスと歩行との間に関係はあるのか
        • (4) なぜできないの? なぜわからないの?
          • 東京労災病院オリジナルADL情報シートの有用性
          • 歩行における時間・距離因子の検討〜加齢および変形性膝関節症の影響〜
    • 2 言語聴覚士の行う評価
      • 1. 言語聴覚士の仕事
      • 2. 言語障害の種類
      • 3. 失語症
      • 4. 運動性構音障害
      • 5. 摂食・嚥下障害
    • 3 心理技術者の行う評価
      • 1. 心理技術者の仕事
      • 2. 心理評価
      • 3. 評価の留意点
  • 第4章 リハビリテーションの実際
    P.143閲覧
    • 1 理学療法士のアプローチ
      • [a] 急性期リハビリテーション(ベッドサイドを中心に)
        • 1. ポジショニング・体位変換
        • 2. 関節可動域訓練
        • 3. 座位訓練
        • 4. ベッド上での基本動作
      • [b] 回復期におけるリハビリテーション(基本動作訓練を中心に)
        • 1. 寝返り
        • 2. 起き上がり
        • 3. 座位
        • 4. 床面での動作
        • 5. 立ち上がり
        • 6. 立位
        • 7. 歩行
        • 8. 応用動作
          • リンパ浮腫
      • [c] 回復期リハビリテーション(退院準備と通院リハビリテーション)
        • 1. 院内歩行〜屋外歩行
        • 2. 公共機i関・乗り物の利用
        • 3. 外泊訓練
        • 4. 外来通院
      • [d] 装具療法
        • 1. 装具に関する地域における状況について(アンケート調査より)
        • 2. 装具療法の目的
        • 3. 装具の適応
        • 4. 装具療法の実際
    • 2 作業療法士のアプローチ
      • [a] 急性期リハビリテーション
        • 1. リハビリテーションとはなんでしょう?
        • 2. 理学療法(PT)と作業療法(OT)の違いについて
        • 3. 急性期作業療法訓練の実際
          • 東京労災病院診療圏での健康老人のQOL(生活の質)への意識調査
      • [b] 回復期リハビリテーション
        • 1. 病棟応用日常生活動作(ADL)訓練
        • 2. 日常生活関連動作(APDL)訓練
        • 3. 外泊・外出訓練
        • 4. 機能維持のための自主トレーニング方法と家族指導
        • 5. 福祉用具の適応評価チェック表と実際の使用訓練
        • 6. 地域との連携(社会資源の活用)
        • 7. 復職
        • 8. 外来の作業療法
          • 職業性腰痛の予防に関する検討〜腰枕を用いた作業姿勢改善の試み〜
          • 東京労災病院における脳卒中患者の職場復帰状況
    • 3 在宅における生活環境整備
      • [a] 家庭生活を便利にする道具
        • (1) 福祉用具
        • (2) 自助具(介護保険対処外)
      • [b] 家屋
        • 1. 家屋改造の基本的な流れ・考え方
        • 2. 家屋改造の実際
      • [c] 介助方法と介護者の健康管理
        • 1. 基本動作の介助方法
        • 2. 在宅での介助運動(家族が手伝うホームエクササイズ)
        • 3. 介護者の健康管理方法
    • 4 言語聴覚士のアプローチ
      • [a] 言語障害のリハビリテーション
        • 1. 失語症へのアプローチ
        • 2. 失語症の症例〜病院でのアプローチ例〜
        • 3. 失語症のケア〜病院から地域へ〜
        • 4. 失語症の方とのコミュニケーションの取り方
        • 5. 運動性構音障害へのアプローチ
      • [b] 摂食・嚥下障害のリハビリテーション
        • 1. 摂食・嚥下障害へのアプローチ
    • 5 看護師のアプローチ
      • 1. 病棟における日常生活動作へのかかわり
    • 6 心理技術者のアプローチ
      • 1. 病気や受傷をめぐる患者の心理
      • 2. リハビリテーション科におけるカウンセリングの留意点
    • 7 メディカルソーシャルワーカー(MSW)
      • 1. MSWとは
      • 2. MSWの設置目的
      • 3. MSW業務内容・方法
      • 4. 転院・施設入所について
      • 5. 身体障害者手帳の申請の仕方
      • 6. 身体障害者福祉法による補装具の交付・修理制度
      • 7. 重度心身障害者(児)日常生活用具給付
      • 8. 介護サービス利用のための手続きの仕方
      • 9. 介護保険による福祉用具購入費支給
      • 10. 介護保険による福祉用具の貸与
      • 11. 身体障害者手帳の申請の仕方
      • 12. 住宅改造をしたい場合
  • 索引
    P.357閲覧
  • 奥付

参考文献

第3章 リハビリテーション評価

P.111 掲載の参考文献

  • 1) 和才嘉昭, 島田智明: 評価と測定. 第2版, 医歯薬出版, 東京, 1998.
  • 2) 田崎義昭, 斎藤佳雄: ベッドサイドの神経の診かた. 南山堂, 東京, 1994.
  • 3) 土屋弘吉, 今田 拓, 大川嗣雄: 日常生活活動 (動作) ;評価と訓練. 第3版, 医歯薬出版, 東京, 1992.
  • 4) 日本失語症学会 (編): 標準高次動作性検査. 医学書院, 東京, 1986.

P.119 掲載の参考文献

  • 1) 窪田俊夫: リハビリテーション医学における歩行分析の臨床応用;その現状と課題. リハ医学31: 276-286, 1994.
  • 5) 伊東 元, ほか: 健常男性の最大歩行時における歩行周期の加齢変化. 日老医会誌26 (4): 347-352, 1989.
  • 6) 岩井 昂, 小住 兼: 床反力による歩行の力学的研究;測定装置と解析方法. 宮城教育大学紀要7: 45-67, 1972.
  • 7) 木村 望: 先天性股関節脱臼陳旧例の歩行に関する力学的研究. 日整会誌45: 307-324, 1971.

P.142 掲載の参考文献

  • 1) 小林重雄, 藤田和弘, 前川久男, ほか (共編著): 日本版WAIS-Rの理論と臨床. 日本文化科学社, 1998.
  • 2) 小杉正太郎, 長田久雄 (編著): リハビリテーションと心理臨床. 川島書店, 1991.
  • 3) 土肥信之, 岩谷 力, 栢森良二 (編): 精神機能評価. 医歯薬出版, 1992.
  • 4) アーサーL.ベントン: ベントン視覚記銘検査〔高橋剛夫 (訳) 〕. 三京房, 1985.
  • 5) 三宅鉱一, 内田勇三郎: 三宅式記銘検査 (東大脳研式記名検査) .

第4章 リハビリテーションの実際

P.156 掲載の参考文献

  • 1) 上田 敏: 廃用症候群とリハビリテーション医学. 総合リハ19: 773-774, 1991.
  • 2) 二木 立, 上田 敏: 脳卒中の早期リハビリテーション. 第2版, p3-5, 医学書院, 東京, 1992.
  • 3) 厚生省老人保健福祉局老人保健課監修: 褥瘡の予防・治療ガイドライン, p14-15, 発行/照林社, 発売/小学館, 1998.
  • 4) 上田 敏: 目でみる脳卒中のリハビリテーション. p30-31, 東京大学出版会, 東京, 1981.
  • 5) 上田 敏: 廃用, 過用, 誤用症候群の基礎と臨床. PTジャーナル27: 76-86, 1993.
  • 6) 近藤克則: 急性期リハビリテーションの安全管理. 総合リハ23: 1051-1057, 1995.
  • 7) 林田来介, ほか: 急性期脳卒中患者に対する座位耐性訓練の開始時期. 総合リハ17: 127-129, 1989.
  • 8) 近藤克則, ほか: 座位訓練とそのリスク管理. 総合リハ18: 929-934, 1990.

P.186 掲載の参考文献

  • 1) Murray MP: Gait as a total pattern of movement. Am J Phys Med 46: 290-333, 1967.

P.204 掲載の参考文献

  • 1) 大川弥生, 上田 敏: 外来リハビリテーションの現状と課題;入院至上主義からQOL向上に向けての外来リハビリテーション重視へ. PTジャーナル29 (5): 292-299, 1995.
  • 2) 三ツ木祐子, ほか: 慢性期脳卒中患者の外来理学療法の再検討. PTジャーナル29 (5): 300-305, 1995.
  • 3) 高橋精一郎, 後藤武重: 移動能力と生活関連動作. PTジャーナル28 (9): 595-600, 1994.
  • 4) 野尻晋一, ほか: 片麻痺患者の横断歩道における歩行スピード. 理学療法学17 (5): 459-462, 1990.
  • 5) 山嵜敏夫, ほか: 屋外歩行と公共交通機関の利用. PTジャーナル30 (4): 238-244, 1996.
  • 6) 佐々木葉子, ほか: 公共交通機関を利用するための社会生活技術訓練. 総合リハ22 (7): 563-569, 1994.
  • 7) 佐野 華, ほか: 外来片麻痺患者の公共交通機関の利用について.労働福祉事業団医学研究結果報告集 (リハビリテーション関係): 18-21, 1998.
  • 8) 塩中雅博, ほか: 屋外環境における高齢者の歩行. 理学療法18 (4): 393-399, 2001.
  • 9) 池田誠: 屋外環境における高齢者の歩行. 理学療法18 (4): 400-406, 2001.
  • 10) 森重康彦: 高齢者の歩行とのりもの. 理学療法18 (4): 413-418, 2001.
  • 11) (財) 日本障害者リハビリテーション協会編: 「共生のまち」ガイド. 1994.

P.230 掲載の参考文献

  • 1) 上田 敏: リハビリテーションの思想. 医学書院, 東京, 2001.
  • 2) 原田正二: 老人と生き甲斐. 中央法規出版, 東京, 1985.
  • 3) 和田 努: 夫と妻の定年後設計. HBJ出版局, 東京, 1989.
  • 4) 柴田 博: 老人保険活動の展開. 医学書院, 東京, 1992.

P.255 掲載の参考文献

  • 1) 財団法人テクノエイト協会: 福祉用具アセスメントマニュアル. 寝たきりにならないために.
  • 2) 大川弥生: 目標指向的介護の理論と実際.

P.257 掲載の参考文献

  • 1) 白石修, ほか: 職業性腰痛の評価. Clinical Rehabilitation 8 (2): 119-124, 1999.
  • 2) ANDERSSON GBJ, et al: OCCUPAITIONAL LOW BACK PAIN. Mosby Year Book, Saint Louls, p20-28, 1991.
  • 3) Robin McKenzie: TREAT OWN YOUR BACK, p 20-29, 1997.
  • 4) 加茂裕樹, ほか: 長時間前屈作業と腰痛の関係. 理学療法13 (1): 19-23, 1996.
  • 5) 梅崎雅文, ほか: 企業における腰痛発生因子とその現状. 理学療法ジャーナル32 (10): 742-747, 1998.

P.260 掲載の参考文献

  • 1) 大川弥生: 脳血管障害者の社会復帰. 診断と治療: 2513-2517, 1986.
  • 2) 早川俊英: 脳卒中患者に対する職業アプローチ. OTジャーナル25: 726-730, 1991.
  • 3) 遠藤てる: 脳卒中後片麻痺患者に対する職業前訓練と職場復帰. OTジャーナル25: 436-442, 1991.
  • 4) 平成7年度国勢調査最終報告. 日本の人口, 第6章配偶関係.
  • 5) 徳弘昭博, 小西 明, 平井正才: 労働年齢で発症した片麻痺患者の職業復帰状況の調査. 総合リハ20 : 689-693, 1992.
  • 6) 職業的困難度からみた障害問題. 調査研究報告書No. 3, 日本障害者雇用促進協会, 障害者職業総合 センター, 1944.
  • 7) 徳弘昭博: 職業復帰の状況および医学的リハビリテーションと職業リハビリテーションの連携の現状. 綜合リハ: 477-482, 1995.
  • 8) 清水正穂: 働くことの意味. 岩波書店, 東京, 1982.
  • 9) Argyie M (白水繁彦訳): 労働の社会心理. 法政大学出版局, 東京, 1983.
  • 10) Super DE (日本職業指導学会訳): 職業生活の心理学. 誠信書房, 東京, 1967.

P.297 掲載の参考文献

  • 1) 斉藤 宏, 松村 俊, 矢谷令子: 姿勢と動作;ADLにおける扱いと手順. メヂカルフレンド社, 東京, 0000.
  • 2) 井口恭一: トランスファーに関する基礎知識. 理学療法17 (3): 277-282, 2000.
  • 3) 橋崎仁司: 脳卒中片麻痺患者の移動動作の誘導. 理学療法17 (3): 295-299, 2000.
  • 4) 土屋弘吉, 今田 拓: 日常生活活動 (動作) ;評価と訓練の実際. 第3版, 医歯薬出版, 東京, 1996.
  • 5) 飯島 浩: シーティングのバイオメカニクス的アプローチ. 理学療法16 (5): 355-362, 1999.
  • 6) 今関早苗: 長期外来患者のQOLとその中心介護者のQOL ;介護者のQOLを中心に. 東京労災病院リハビリテーション科, 1997.

P.338 掲載の参考文献

  • 1) 成田善弘: 心身症. 講談社現代新書, 講談社, 東京, 1993.
  • 2) 田中恒孝 (編): 脳卒中とうつ病. 金剛出版, 東京, 1989.