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書籍詳細

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書籍名 小外科手術処置の実際 外科外来・処置における工夫とコツ
出版社 フジメディカル出版
発行日 2000-01-20
著者
  • 竹林淳(監修)
  • 曽和融生(監修)
  • 浅田健蔵(編集)
  • 十倉寛治(編集)
  • 山下隆史(編集)
ISBN 4939048055
ページ数 222
版刷巻号 初版第3刷
分野
閲覧制限 未契約

外科外来における「小外科あるいは処置」の実際に関した本は少ない。外科外来で多く経験する項目をできるだけ網羅し、図を取り入れ、工夫とコツ、注意点などがすぐわかるよう配慮した。

目次

  • 表紙
  • 序にかえて
  • 監修・編集・執筆者一覧
  • 目次
  • I. 手術・処置の基礎
    • 1 局所麻酔
      • 1) 局所麻酔薬の作用機序
      • 2) 局所麻酔薬の種類とその使い分け
      • 3) 局所麻酔の実施法
        • (1) 浸潤麻酔
        • (2) 周囲麻酔 (腫瘍周囲への浸潤麻酔)
        • (3) 伝達麻酔
    • 2. 手術手技
      • 1) 皮膚切開 (線)
      • 2) 止血、血管縫合法
        • (1) 結紮、周刺結紮
        • (2) 血管縫合法 (動脈、静脈)
      • 3) 縫合法
        • (1) 縫合材料とその使い分け
        • (2) 皮膚縫合
        • (3) 筋・腱縫合
        • (4) 神経縫合
      • 4) 抜糸の基本的手技と抜糸の時期
    • 3. 創傷の治療
      • 1) 新鮮創傷の治療 - 創傷処置の基本
        • (1) 創の洗浄、異物の除去
        • (2) 挫滅・壊死組織の除去 (デブリードマン)
        • (3) 縫合時のコツ
      • 2) 化膿創の治療
        • (1) 切開法、排膿法
        • (2) 抗生物質
        • (3) ガーゼ交換時の基本的注意
      • 3) 異物 (皮下、組織内)
      • 4) 動物、虫による咬・刺創
    • 4. 炎症
      • 1) 炎症に対する基本的処置
      • 2) 炎症に対する抗生物質
    • 5. 植皮
      • 1) 植皮
  • II. 臨床の実際
    P.71閲覧
    • 1. 頭部
      • 1) 頭部挫創、頭蓋軟部の血腫
    • 2. 頸部、項部
      • 1) リンパ節腫脹 (ウィルヒョウリンパ節生検も含む)
      • 2) 結核性リンパ節炎
      • 3) 項部せつ (フルンケル)、廱 (カルブンケル)
    • 3. 顔面
      • 1) 顔面の挫傷、挫創、切創
      • 2) 耳前瘻孔
      • 3) 耳介血腫
      • 4) 鼻出血
      • 5) 顎関節脱臼
    • 4. 口唇、口腔
      • 1) 口唇、口腔内挫創
      • 2) 口唇、口腔内粘液腫
      • 3) がま腫
      • 4) 唾石
      • 5) 舌腫瘍
    • 5. 胸部
      • 1) 胸部の損傷
      • 2) 肋骨骨折
      • 3) 乳腺疾患
        • (1) 乳腺炎、乳輪下膿瘍
        • (2) 乳腺腫瘤
        • (3) 女性化乳房
        • (4) 乳頭異常分泌
        • (5) 陥没乳頭
      • 4) 腋臭症
    • 6. 腹部
      • 1) 腹壁の挫創、挫傷
      • 2) 臍炎
      • 3) 嵌頓ヘルニア
    • 7. 肛門部
      • 1) 肛門部局所麻酔法
      • 2) 痔核
      • 3) 裂肛
      • 4) 肛門周囲腫瘍
      • 5) 痔瘻
      • 6) 直腸脱
    • 8. 臀部
      • 1) 毛巣洞
    • 9. 陰部
      • 1) 陰茎の局所麻酔法
      • 2) 包茎
      • 3) 嵌頓包茎
    • 10. 上肢、下肢
      • 1) 指の挫創
      • 2) 指尖部切断創、挫滅創
      • 3) 開放性骨折を伴う創
      • 4) リンパ管炎、血栓性静脈炎
      • 5) 下腿静脈瘤
      • 6) 爪および爪周囲疾患
        • (1) 爪周囲炎
        • (2) ひょう疽
        • (3) 爪下血腫
        • (4) 陥入爪
      • 7) 鶏眼、胼胝
      • 8) 大腿部挫傷
      • 9) 膝関節部挫傷
      • 10) 足関節部挫傷、捻挫
      • 11) ガングリオン
      • 12) 肩関節脱臼
      • 13) いぼ (疣贅)
    • 11. その他の良性疾患
      • 1) 粉瘤腫、類皮嚢胞
      • 2) 肥厚性瘢痕、ケロイド
      • 3) 血管腫、母斑
      • 4) 火傷、熱傷
  • III. Day surgery
    P.203閲覧
    • 1) Day surgeryの現状と今後の問題点
    • 2) 鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア
    • 3) 腹腔鏡下胆嚢摘出術
  • 索引
    P.213閲覧
  • 奥付

参考文献

I. 手術・処置の基礎

P.13 掲載の参考文献

  • 1) 局所麻酔マニュアル, 花岡一雄編, 第一版, 東京, 真興交易, 1998

P.21 掲載の参考文献

  • 1) 多田祐輔:切開と縫合. 日本医師会雑誌臨時増刊, 生涯教育シリーズ(16), 小外科マニュアル, 1999, p240-245
  • 2) 橋本義雄:皮膚の切開. 現代外科学体系, 19B手術手技II. 木本誠二監修, 中山書店, 1970, p45-53

P.22 掲載の参考文献

  • 1) 関洲二:止血の基礎技術とその勘どころ. 手術手技の基本と勘どころ, 改訂第3版, 東京, 金原出版, 1998, p263-285
  • 2) 田辺達三:基本的外科手術手技, 標準外科学, 武藤輝一, 田辺達三編集, 第6版, 東京, 医学書院, 1991, p37-40

P.25 掲載の参考文献

  • 大城孟:血管外科手術手技. 図説 血管外科, 第1版, 東京, 日本アクセル・シュプリンガー出版, 1992, p14-23

P.27 掲載の参考文献

  • 1) 小林寛伊:縫合材料. 外科Mook 4縫合と吻合, 金原出版, 東京, 1978, p1-14
  • 2) 前谷俊三:縫合糸の種類と縫合針・持針器の使い方. 外科治療78:665-671, 1998

P.49 掲載の参考文献

  • 1) 多田祐輔:切開と縫合. 小外科マニュアル, 出月康夫, 桜井健司監修, 日本医師会雑誌臨時増刊号 99(13):240-251, 1988

P.50 掲載の参考文献

  • 1) 岩井重富:感染症の薬物療法-創感染-. 臨床外科47(11):62-63, 1992

P.52 掲載の参考文献

  • 1) 大谷五良:ドレーンの使い方 外科外来マニュアル-私の治療-. 臨床外科37(5):828-829, 1982

P.59 掲載の参考文献

  • 1) 福田充宏, 井原成男, 鈴木幸一郎ほか:マムシ, ハチ咬刺傷に関する知見. 救急医学, 4(7):790, 1980
  • 2) 船越真人, 山本篤志, 河野博光ほか:マムシ咬傷例の検討. 日臨外会誌, 59(5):1437, 1998
  • 3) 柵瀬信太郎:8. 咬傷, 9. 虫刺傷. 日医生涯教育シリーズ小外科マニュアル, 日本医師会, 1995, p198

P.63 掲載の参考文献

  • 1) 草地信也, 炭山嘉伸:感染予防と抗菌薬投与. 消化器外科, 21:649-651, 1998
  • 2) 仲田文造, 曽和融生:B各論, 7外科手術と薬物療法(抗菌薬, 抗癌剤). 外科臨床研修, 磯野可一編集, 第1版, 東京, へるす出版, 1998, p228-243

P.69 掲載の参考文献

  • 1) 岡田忠彦:分層皮膚移植・全層皮膚移植, 図説臨床形成外科講座2 形成外科の基本手技. 塚田貞夫 一色信彦 添田周吾編, 東京, メジカルビュー社, 1987, p58-61
  • 2) 倉田喜一郎:植皮, 形成外科学入門. 荻野洋一, 倉田喜一郎, 牧野惟男編, 東京, 南山堂, 1978, p41-52

II. 臨床の実際

P.84 掲載の参考文献

P.118 掲載の参考文献

  • 1) 新富芳尚, 野平久仁彦:腋臭症-反転剪除術について-. 形成外科37:S275-S278, 1994

P.121 掲載の参考文献

  • 1) 宮北誠ほか:腹壁外傷. 臨外52:156-158, 1997

P.123 掲載の参考文献

  • 1) 平野敬八郎:臍炎. 臨床外科52:316-317, 1997
  • 2) 谷村弘, 瀧藤克也:腹壁膿瘍・臍炎, 消化器外科, 19:1090-1092, 1996

P.126 掲載の参考文献

  • 1) 平島得路, 山城守也:救急医療の実際, 主な救急疾患の診断と救急処置, 嵌頓ヘルニア. 診断と治療, 77(10):2646-2648, 1989
  • 2) 三重野寛治:鼠径ヘルニアの診療, 嵌頓ヘルニア. 臨外43(7):104-1055, 1988

P.129 掲載の参考文献

  • 1) 山村秀夫:臨床麻酔学書. 上巻, 金原出版, 東京, 1978

P.132 掲載の参考文献

  • 2) Goligher JC:Surgery of Anus Rectum and Colon. 5th. Bailliere Tindall 1984
  • 3) 高野正博:肛門上皮・Cushion温存痔核根治術. 日本大腸肛門病学会誌42:1-9, 1989

P.135 掲載の参考文献

  • 1) Goligher JC:Surgery of Anus Rectum and colon. 5th. Bailliere Tindall. 1984

P.145 掲載の参考文献

  • 1) 佐々木 茂, 竹末芳生, 児玉 節ほか:毛巣洞の5例. 日臨外医会誌 57:2822-2827, 1996
  • 2) 長谷川正樹:毛巣洞炎, 毛巣洞瘻. 臨外52(増):194-195, 1997
  • 3) 添野武彦, 桜庭 清, 須郷貴和ほか:W形成術を用いた毛巣洞の治療. 日臨外医会誌 50:183-183, 1989

P.165 掲載の参考文献

  • 1) 大城 孟:図説血管外科, メディカル・トリビューン, 東京, 1992, p392-483
  • 2) 大城 孟:下腿静脈瘤に対する皮下埋没結紮術併用硬化療法. 外科52:797-805, 1998

P.189 掲載の参考文献

  • 1) 新村真人:尋常性疣贅. 皮膚科診断治療体系5, 福代良一, 西山茂夫, 森岡貞雄編, 東京, 講談社, 1985, p40-44
  • 2) 石田 卓:ウイルス性疣贅. 図説皮膚疾患講座3, 石橋康正, 大河原章, 新村真人ほか編, 第1版, 東京, メジカルビュー社, 1992, p36-40

P.193 掲載の参考文献

  • 1) 小山久夫:外科的療法. ケロイドと肥厚性瘢痕の治療. 大浦武彦編著, 克誠堂, 東京, 1994, p132-141.
  • 2) 保阪善昭:ケロイドと肥厚性瘢痕の非観血的治療. 形成外科 39:S159-S164, 1996

III. Day surgery

P.207 掲載の参考文献

  • 1) Nicoll JH:The surgery of infancy. Br Med J 2:753-754, 1909
  • 2) 山口 豊:呼吸器外科におけるDay Surgery. 臨外46:27-30, 1991
  • 3) 須田 崇, 望月能成, 牧野達郎ら:一般病院におけるDay Surgeryの導入. 臨外53:681-685, 1998
  • 4) 池田俊也, 楊 浩勇, 池上直巳:医療保険制度とDay Surgery. 臨外53:687-691, 1998
  • 5) Grabowski, E. W. and Grabowski, I. B.:Modified Shouldice Hernia Repair:A study of 421 inguinal herniorrhaphies by a single community surgeon over ten years. Am Surg 54:645-647, 1988

P.209 掲載の参考文献

  • 2) 西口幸雄, 長山正義, 金村行ほか:成人鼠径ヘルニアに対するday surgery-メッシュプラグ法-. 日本外科系連合学会誌23(2):260-266, 1998
  • 3) 鈴木五郎:新外科手術書中巻, 第14版, 東京, 南江堂, 1968, p1083-1085

P.212 掲載の参考文献

  • 1) 篠崎伸明:外来診療でここまでできる. 日帰り手術. medicina 34:1813-1815, 1997
  • 2) 市村豊:デイサージャリーの運用と効果. 平均在院日数短縮と日帰り手術. 医事業務事情89:15-23, 1997
  • 3) 篠崎伸明:日帰り手術の勧め. 治療80:118-119, 1998