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書籍詳細

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書籍名 PEG(胃瘻)栄養 適切な栄養管理を行うために
出版社 フジメディカル出版
発行日 2004-07-01
著者
  • 曽和融生(監修)
  • 関西経皮内視鏡的胃瘻造設研究会(編集)
  • 井上善文(編集委員)
  • 西口幸雄(編集委員)
ISBN 4939048586
ページ数 155
版刷巻号 初版第1刷
分野
閲覧制限 未契約

経口摂取不能患者の介護・在宅医療の中で、PEGの導入は不可欠のものであり、その役割は極めて大きく、かつ患者のQOLの質的向上と介護者への精神的、肉体的負担の軽減につながると考えられる。本書は、より適切なPEG栄養とその管理の方策に役立つ一冊である。

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • 発刊に際して
  • 目次
  • 1.栄養管理におけるPEGの位置付け
    • 1)栄養管理における経腸栄養の意義
    • 2)経腸栄養法におけるPEGの位置付け
  • 2.PEGに関する基礎知識
    P.20閲覧
    • 1)PEGの適応,禁忌
    • 2)PEGの手技
      • (1)PEGの基本手技
      • (2)応用(PTEG,PEJなど)
      • (3)チューブ交換
      • (4)小児のPEG
    • 3)胃瘻の構造
  • 3.PEGからの経腸栄養の実際と注意点
    P.46閲覧
    • 1)栄養剤の種類と選択
    • 2)チューブの選択と投与方法
    • 3)注入開始時の注意点
    • 4)注入中および終了時の注意点
    • 5)併用薬剤の種類と注入時の注意点
    • 6)経腸栄養剤固形化の実際
    • 食思不振
  • 4.PEGの長期管理におけるピットフォールと解決法
    P.74閲覧
    • 1)瘻孔周囲炎
    • 2)下痢と便秘
    • 3)チューブの閉塞
    • 4)栄養剤の漏れ
    • 5)胃食道逆流
    • 6)チューブ周囲のスキンケアとドレッシング
    • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 5.嚥下障害に対する取り組み
    P.102閲覧
    • 1)嚥下障害の診断
    • 2)嚥下訓練の実際
    • 3)間欠的経管栄養法
  • 6.褥瘡における栄養管理
    P.114閲覧
    • 頭頸部悪性腫瘍
  • 7.在宅ケアのポイント
    P.124閲覧
    • 1)在宅ケアのポイント
    • 2)病診連携
  • 8.関西地区におけるPEGの現況
    P.132閲覧
  • おわりに
    P.138閲覧
  • 索引
    P.140閲覧
  • 代表的なPEG製品
    P.144閲覧
  • 代表的な栄養剤
    P.152閲覧
  • 奥付

参考文献

1.栄養管理におけるPEGの位置付け

P.12 掲載の参考文献

  • 1) 馬場忠雄:腸管内基質と腸上皮細胞の機能調節. 消化と吸収 21:6-15, 1998

P.19 掲載の参考文献

  • 3) 井上善文ほか:Low residue diet飲用による結腸切除術後早期栄養管理法の有用性-TPNとの比較-. 日臨外会誌 64(4):769-777, 2003
  • 4) 松枝啓:クローン病におけるenteral hyperalimentationの意義. JJPEN 7:305-308, 1985
  • 6) Gorman RC et al:Minimally invasive access to the gastrointestinal tract. In Tombeau JL, Rolandelli RH(eds):Clinical Nutrition:Enteral and tube feeding, WB Sanders, Philadelphia, 1997, p174

2.PEGに関する基礎知識

P.33 掲載の参考文献

  • 1) Allen S Chen:Method and means for esopahgral feeding. United States Patent. Washington DC, 1983, 4384584
  • 2) 中野泰治ほか:頚部食道瘻による栄養チューブ留置の2例. 食道拡張法による. 日臨外医会誌54:943-945, 1993
  • 3) 大石英人ほか:経皮経頚部食道的胃瘻造設術;その適応と有用性に関して. 日外会誌98:471, 1997
  • 4) 大石英人ほか:経皮経食道胃管ドレナージ術;穿刺用非破裂バルーンカテーテルの開発とその将来性. 日外会誌99:275, 1998
  • 5) 篠田政幸ほか:胃全摘術後に経皮内視鏡的空腸瘻造設術を施行した脳梗塞の1例. 消化器内視鏡の進歩42:220-223, 1993

P.43 掲載の参考文献

  • 2) 大浜用克ほか:重症心身障害児の胃食道逆流現象-逆流防止例の効果から考えた手術適応の意義-. 日小外会誌27:44-48, 1991
  • 4) Launay V et al:Percutaneous endoscopic gastrostomy in children;Influence on gastroesophageal reflux. Pediatrics 97:726-728, 1996

P.45 掲載の参考文献

  • 1) 児玉正智ほか:胃瘻造設. 外科学第1版(三島好雄監修), 東京, ヘルス出版, 1989, p440
  • 2) 太田喜久子ほか:PEGの偶発症と対策. PEG実践マニュアル 第1版(曽和融生監修), 大阪, フジメディカル出版, 2001, pp27-34

3.PEGからの経腸栄養の実際と注意点

P.50 掲載の参考文献

  • 1) 岩佐幹恵ほか:経腸栄養剤の種類と特性. 日本臨床59(増刊号) 静脈・経腸栄養:281-292, 2001
  • 2) 田中雅夫, 清水周次監修:最新PEG(胃瘻) ケア, 照林社, 東京, 2002
  • 3) 嶋尾仁編:胃瘻造設(PEG) 患者のケア・マニュアル, 医学芸術社, 東京, 2002
  • 4) 曽和融生監修:PEG実践マニュアル, フジメディカル出版, 大阪, 2001

P.66 掲載の参考文献

  • 1) 生野芳博:PEG実践マニュアル-造設手技から在宅まで(曽和融生監修), フジメディカル出版, 大阪, 2001, pp48-49
  • 2) 倉田なおみほか:経管投与可能な固形製剤の検討と一覧表の作成. 医療薬学27(5):461-472, 2001
  • 3) 倉田なおみ:経管投与ハンドブック-投与可能薬品一覧表-. (藤島一郎監修), じほう, 東京, 2001

P.72 掲載の参考文献

  • 1) 蟹江治郎:胃瘻PEGハンドブック, 第1版, 医学書院, 東京, 2002, pp117-122
  • 3) 富樫美絵ほか:粉末寒天を用いた経腸栄養剤固形化によって胃瘻瘻孔からの栄養剤漏れはコントロール可能か. 第7回HEQ研究会誌:34, 2002
  • 4) 藤田和枝:経管栄養剤固形化による利用者のQOLの向上. コミュニティーケア10(5):53-55, 2003
  • 5) 三浦眞弓:嚥下性肺炎の予防と褥瘡完治につながった経腸栄養剤固形化の取り組み. 臨床老人看護10(5):29-34, 2003
  • 6) 蟹江治郎ほか:固形化経腸栄養剤の投与により胃瘻栄養の慢性期合併症を改善し得た1例. 日本老年医学会雑誌 39(4):448-451, 2002
  • 7) 蟹江治郎ほか:経腸栄養剤固形化によるPEG後期合併症への対策. 臨床看護29(5):664-670, 2003
  • 8) 蟹江治郎:胃瘻PEG合併症の看護と固形化栄養の実践, 第1版, 日総研出版, 名古屋, 2004, pp 162-164

P.73 掲載の参考文献

  • 1) 赤井昭文ほか:当院における経皮内視鏡的胃瘻造設の検討. 岐阜県医師会医学雑誌9:95-101, 1996
  • 2) 黒見篤子, 金貞孝ほか:在宅栄養管理を目的に内視鏡的胃瘻造設術を施行して. 在宅医療と内視鏡治療2:52-55, 1998

4.PEGの長期管理におけるピットフォールと解決法

P.78 掲載の参考文献

  • 1) 足立聡ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術における創部感染とその対策に関する検討-特に咽頭部メチシリン耐性黄色ブドウ球菌陽性例について-. 日本消化器病学会雑誌99:21-26, 2002
  • 2) 蟹江治郎ほか:高齢者に対する経皮内視鏡的胃瘻造設術における合併症:創部感染と呼吸器感染症の検討. 日本老年医学会誌37:143-148, 2000

P.81 掲載の参考文献

  • 1) 徳毛宏則:胃瘻造設早期の管理と栄養剤投与の基本. 経皮内視鏡的胃瘻造設術, 新興医学出版社, 東京, 2004, pp15-19
  • 2) 小川滋彦:PEG栄養投与法. 内視鏡的胃瘻造設術-手技から在宅管理まで-(嶋尾仁編), 永井書店, 大阪, 2001, pp50-59
  • 3) 加藤幸枝ほか:PEGカテーテル内腔汚染の対策. 在宅医療と内視鏡治療(HEQ研究会会誌) 5:9-13, 2001
  • 4) 小川滋彦:PEGのすべてQ&A. 月刊ナーシング22(9):30-53, 2002

P.87 掲載の参考文献

  • 1) 倉田なおみ:新しい経管投与法, BS病薬アワー, http://medical. tampa. co. jp/jshp/menu/2003. html
  • 2) 倉田なおみ:内服薬経管投与ハンドブック-投与可能薬品一覧表(藤島一郎監修), じほう, 2001
  • 3) 胃ろう手帳:PEGドクターズネットワーク, http://www. peg. ne. jp, 2002
  • 4) 上野文昭監修:看護・介護者のための胃瘻管理マニュアル, クリエートメディック

P.96 掲載の参考文献

  • 4) Meyers WF et al:Effectiveness of positioning therapy for gastroesophageal reflux. Pediatrics 69:768-772, 1982
  • 6) Naeser A et al:The influence of a solid and liquid bolus on food-stimulated gastroesophageal reflux. Radiologe 32:75-76, 1992
  • 7) 足立聡ほか:高脂肪栄養剤注入後に胃液嘔吐をきたした経胃瘻的腸瘻患者の1例. 日消誌101:36-40, 2004
  • 8) Lien HC et al:The effect of jejunal meal feeding on gastroesophageal reflux. Scand J Gastroenterol 36:343-346, 2001

P.100 掲載の参考文献

  • 1) 鈴木裕監修:胃瘻(PEG) 手帳-在宅と施設での介護のために, NPO法人PEGドクターズネットワーク, 2002, pp12-13
  • 2) 小川滋彦:PEGのすべてQ&A-在宅患者に関するQ&A. 月刊ナーシング22(9):40-53, 2002
  • 3) 岡田晋吾:PEG周囲に不良肉芽を生じた事例. 臨床看護29(5):621-624, 2003

P.101 掲載の参考文献

  • 1) NMAI Saady et al:High fat, low carbohydrate, enteral feeding lowers PaCO2 and reduces the period of ventilation in artificially ventilated patients. Intensive Care Med 15:290-295, 1989

5.嚥下障害に対する取り組み

P.105 掲載の参考文献

  • 1) 金子芳洋ほか監修:摂食・嚥下リハビリテーション, 医歯薬出版, 東京, 1999
  • 2) 藤島一郎:脳卒中の摂食・嚥下障害, 医歯薬出版, 東京, 2001
  • 3) 三原千惠ほか:脳神経外科領域における嚥下機能障害について. 日災医誌 51:126-131, 2003
  • 4) 木村徹ほか:嚥下障害者の栄養摂取方法について. 中国労災病院医誌12:106-109, 2003

P.107 掲載の参考文献

  • 1) 金子芳洋ほか監修:摂食・嚥下リハビリテーション, 医歯薬出版, 東京, 1999
  • 2) 藤島一郎:脳卒中の摂食・嚥下障害, 医歯薬出版, 東京, 2001
  • 3) 三原千惠ほか:脳神経外科領域における嚥下機能障害について. 日災医誌51:126-131, 2003
  • 4) 木村徹ほか:嚥下障害者の栄養摂取方法について. 中国労災病院医誌12:106-109, 2003

P.113 掲載の参考文献

  • 1) 藤島一郎:脳卒中の摂食・嚥下障害, 第2版, 医歯薬出版, 東京, 1998, pp 121-124
  • 2) 舟橋満寿子ほか:嚥下障害児に対する口腔ネラトン法の試み. 脳と発達17:3-9, 1985
  • 3) Campbell-Taylor I et al:Oro-Esophageal Tube Feeding. An alternative to nasogastric or gastrostomy tubes. Dysphagia 2:220-221, 1988
  • 4) 木佐俊郎ほか:摂食・嚥下障害に対する「口腔ネラトン法」の応用. 総合リハ19:423-430, 1991
  • 5) 木佐俊郎ほか:脳卒中に伴う嚥下障害に対する「口腔ネラトン法」を応用した治療と管理. 総合リハ20:235-239, 1992
  • 6) 才藤栄一ほか編:JJNスペシャルNo. 52 摂食・嚥下リハビリテーションマニュアル, 医学書院, 東京, 1996
  • 7) 藤島一郎監修:嚥下障害ビデオシリーズ4. 嚥下障害における経管栄養法, 医歯薬出版, 東京, 1998
  • 8) 大熊るりほか:摂食・嚥下障害者に対する代替栄養-間欠的経管栄養法(intermittent tube feeding)の利点と適応. Medicina 38(4):692-698, 2001
  • 9) 藤島一郎:口から食べる嚥下障害Q&A第3版, 中央法規出版, 東京, 2002, pp233-235
  • 10) 倉田なおみ:内服薬. 経管投与ハンドブック-投与可能薬品一覧表(藤島一郎監修), じほう, 東京, 2001
  • 11) 町支智子ほか:簡易懸濁法(新しい経管投薬法) 導入による経済効果. 日摂食嚥下リハ会誌7(2):122-123, 2003

6.褥瘡における栄養管理

P.122 掲載の参考文献

  • 1) Rosemarie H et al:Combating Pressure Sores nutritionally. Am J Nurs 87:1301-1303, 1987
  • 2) 中條俊夫ほか:高齢者と褥瘡-予防とケアの技法. Geriatric Medicine 40(8):1023-1028, 2002
  • 3) Guenter P et al:Survey of nutritional status in newly hospitalized Patients with Stage III or stage IV pressure ulcers. Adv Skin Wound Care 13:164-168, 2000
  • 5) Miriam K et al:Healing pressure ulcers. Determining the cost of medical nutritional therapy in long-term care. Health care food & nutrition focus 15(10):10-12, 1999
  • 6) Lorrane E et al:Nutrition management in long term care-Pressure sores-Nutrition Care's Vital Role. Journal of Nutrition for the Elderly 8(3-4):107-112, 1989
  • 7) Bergstorm N et al:Are Dietary and Serum Zinc and Copper Factors in the Development of Pressure Sores in Institutionalized Elderly. Federation Proceedings 46:902, 1987
  • 9) 中條俊夫:プライマリケア医のための創傷治療ガイド-褥瘡はなぜできる? 治療85(10):2794-2799, 2003
  • 10) DCCT Research Group:Hypoglycemia in the diabetes control and complications trial. Diabetes 46:271-286, 1997
  • 11) 足立香代子:栄養評価と経腸栄養剤の選択-管理栄養士がどう関わるべきか. 静脈経腸栄養18(1):15-21, 2003

7.在宅ケアのポイント

P.127 掲載の参考文献

  • 1) 小川滋彦:知っておくべき新しい診療理念-在宅PEG管理. 日医雑誌130(9):1246-1247, 2003
  • 2) 照川貞喜:泣いて暮らすのも一生笑って暮らすのも一生. 第1版, 岩波書店, 東京, 2003
  • 3) 小川滋彦:フォローアップと在宅医療の注意点. 消化器の臨床7(2):181-185, 2004
  • 4) 小川滋彦:在宅医療の現場から(6). PDN通信3(1):4-5, 2004
  • 5) 小川滋彦:在宅PEG管理のすべて(1) -PEGの意義と手技・管理, 日本医事新報4109:6-10, 2003
  • 6) 小川滋彦:在宅PEG管理のすべて(2) -胃瘻からの栄養剤投与の実際. 日本医事新報4113:33-36, 2003
  • 7) 蟹江治郎ほか:経腸栄養剤固形化によるPEG後期合併症への対策. 臨床看護29(5):664-670, 2003
  • 8) 小川滋彦:在宅PEG管理のすべて(4) -胃瘻のスキンケア(2) . 日本医事新報4122:49-52, 2003
  • 9) 小川滋彦:在宅PEG管理のすべて(6) -カテーテル交換. 日本医事新報4131:33-36, 2003
  • 10) 小川滋彦:カテーテル交換に関する知識. 臨床看護29(5):648-651, 2003

P.131 掲載の参考文献

  • 1) 岡野均ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術の試み(PEG) . Gastroenterological Endoscopy 28:2114-2116, 1986
  • 2) 岡野均ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術および腸瘻造設術の試み. 臨床外科41:1579-1582, 1986
  • 3) 岡野均ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術の実際並びに問題点に対する対策について. 第42回日本消化器内視鏡学会ビデオシンポジウム, 1991
  • 4) 岡野均:内視鏡的胃瘻造設術における器具の選択とメンテナンス. 消化器内視鏡のコツと落とし穴(鈴木博昭編), 中山書店, 東京, 1997, pp80-81
  • 5) 岡野均:在宅移行への注意点. PEG実践マニュアル(関西経皮内視鏡的胃瘻造設術研究会編), フジメディカル出版, 大阪, 2001, pp50-55

8.関西地区におけるPEGの現況

P.137 掲載の参考文献

  • 1) 上野文昭ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術ガイドライン, 消化器内視鏡ガイドライン(日本消化器内視鏡学会監修), 第2版, 医学書院, 東京, 2002, pp295-309
  • 4) 上野文昭ほか:経皮内視鏡的胃瘻造設術-長期観察例による臨床的有用性の検討-. Progress of Digestive Endoscopy 29:48-52, 1987
  • 6) 太田喜久子ほか:PEGの偶発症と対策, PEG実践マニュアル -造設手技から在宅まで(関西経皮内視鏡的胃瘻造設術研究会編集), フジメディカル出版, 大阪, 2001, pp27-34
  • 7) 佐竹信祐ほか:Percutaneous Endoscopic Gastrostomy(PEG)の合併症の検討. Gastroenterol Endosc 44:857-863, 2002