書籍名 |
仏教心理学への道 |
出版社 |
クオリティケア
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発行日 |
2012-03-15 |
著者 |
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ISBN |
9784904363287 |
ページ数 |
198 |
版刷巻号 |
第1版第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
本書収納の論文は、60代の10年間に形成された金子先生の新たな学問世界の広がりが凝縮されているといっても過言ではありません。類書の少ないこの分野で開拓的位置を占める本書を、心理学や仏教、仏教社会福祉等に関心を寄せる方がたへお薦めいたします。(序より)
目次
- 表紙
- 序
- 目次
- I 心の相談と仏教
- [1] 緒言
- [2] 1941年11月10日
- [3] 1960年8月5日
- [4] 1977年7月29日
- [5] 1995年9月20日
- [6] 2001年6月13日
- [7] 結語
- II 淑徳大学「心理臨床センター」のバックボーン―大巌寺別時念仏会参会記―
- [1] 緒言
- [2] 大巌寺別時念仏会
- [3] 考察
- [4] 結語
- III 鬼子母コンプレックス
- [1] 緒言
- [2] 鬼子母神物語
- [3] 考察
- [4] 結語
- IV 知的障害児はなぜ美の世界を創り出すのか
- [1] 緒言
- [2] 戸川行男の「意識心理学」
- [3] 戸川行男の『特異児童』
- [4] 知的障害児はなぜ美の世界を創り出すのか
- [5] 結語
- V 赤ん坊の研究;乳児研究の根本問題
- [1] 緒言
- [2] 乳児研究の根本問題
- [3] 大乗起信論による解釈
- [4] 結語
- VI 大乗淑徳学園校祖:輪島聞声尼の生涯と熏習思想
- [1] 緒言
- [2] 校祖の人物紹介
- [3] 校祖の生涯概略
- [4] 教育思想の原点
- [5] 結語
- VII 淑徳大学心理臨床センターと弥勒菩薩像
- [1] 緒言
- [2] 仏教心理学
- [3] 『大乗起信論』に学ぶ
- [4] 熏習
- [5] 結語
- VIII 赤ん坊の研究:新生児の注視行動
- [1] 緒言
- [2] 新生児の注視行動
- [3] 大乗起信論の解釈
- [4] 赤ん坊とは何か?
- [5] 結語
- IX 仏教心理学論考
- X キサーゴータミー尼の物語:仏教カウンセリングの原型
- [1] 緒言
- [2] キサーゴータミー尼の物語
- [3] 考察
- [4] 結語
- 【著者経歴】
- 【業績一覧】
- 奥付
参考文献
III 鬼子母コンプレックス
P.59 掲載の参考文献
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阿部志郎・土肥隆一郎・河幹夫 2001新しい社会福祉と理念 中央法規.
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仏教説話文学全集刊行会編 1975 鬼子母神物語 仏教説話文学全集1 隆文社.
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仏教説話大系編集員会(代表山田巌雄) 1981 ハーリティーの涙 仏教説話大系 第9巻比喩と因縁(一)すずき出版.
-
金子保 1996 ホスピタリズムの研究 川島書店.
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三井晶変史編 1930 詞梨底母 昭和新纂國譯大藏經
-
小此木啓吾 1982 日本人の阿闍世コンプレックス 中公文庫.
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小此木啓吾・北山修編 2001 阿闍世コンプレックス 創元社.
-
柳田聖山 1982 住鼎州梁山廓庵和尚十牛図 上田閑照・柳田聖山 十牛図 ちくま学芸文庫.
IV 知的障害児はなぜ美の世界を創り出すのか
P.80 掲載の参考文献
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長谷川良信 1962 「三心具足と言うこと」長谷川よし子(編)1967『長谷川良信遺滴』大乗淑徳学園事務局 113-116頁
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中村元・早島鏡正・紀野一義(訳注)2004『浄土三部経(上)』岩波文庫
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戸川行男 1946 『特異児童』(増補版)目黒書店
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戸川行男 1988 『「私」心理学への道』川島書店
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八幡学園(編) 1988 『八幡学園創立六十周年記念誌』八幡学園
V 赤ん坊の研究;乳児研究の根本問題
P.97 掲載の参考文献
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1)金子保 1996 『ホスピタリズムの研究』川島書店
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2)二木武 1970 「哺乳量と哺乳能」『小児医学』第3巻,131〜154頁
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3)金子保・日野原正幸・二木武 1970 「人工栄養児の吸啜運動の発達と自律哺乳能について」『小児保健研究』第27号,37〜41頁
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4)金子保・日野原正幸・二木武 1970 「母乳栄養児の哺乳量と哺乳機構の発達について」『小児科臨床』第23巻9号,1137〜1142頁
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5)金子保 1984 「哺乳行動の発達と吸啜効果」二木武ほか(編)『小児の発達栄養行動-摂食から排泄まで/生理・心理・臨床-』医歯薬出版,99〜116頁
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6)金子保 1984 「乳児の哺乳機構の発達に関するポリグラフによる研究」『淑徳大学研究紀要』第18号,65〜87頁
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8)戸川行男 1971 『臨床心理学論考』金子書房
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11)井筒俊彦 2001 『意識の形而上学-大乗起信論の哲学-』中公文庫
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12)まど・みちお 2002 『でんでんむしのハガキ』理論社
VI 大乗淑徳学園校祖:輪島聞声尼の生涯と熏習思想
P.117 掲載の参考文献
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1)長谷川匡俊, 2005 『長谷川良信』大空社。
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2)安藤鉄膓,1903 「輪島聞声女史」『教界の婦人』興教書院10〜14頁。
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3)里見達人,1981 『生者の善知識 輪島聞声尼』淑徳高等学校。
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4)芹川博通・坂上雅翁,1991『輪島聞声先生を偲んで-花の乙女と咲きいでん-』(淑徳女学校<現・高校・中学校>の女子教育の終りに際して)。
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5)大乗淑徳学園一〇〇年史資料編編集員会(編)1996『大乗淑徳学園一〇〇年史(資料編)』大乗淑徳学園。
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6)長谷川良信,1977『随縁随想-仏教・社会事業・教育-』マハヤナ学園。
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7)司馬遼太郎,2005『北海道の諸道』朝日新聞社。
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8)大三輪龍彦・釋龍雄・盛野三利(編)1990『皇室の御寺泉涌寺展』朝日新聞社。
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9)山本哲生,1998「明治期における仏教系女学校の性格-女子文芸学舎・淑徳女学校・東洋女学校の設立を通して-」『教育学雑誌』第16号,日本教育学会,12〜25頁。
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10)武田道生,1977「明治前期の仏教教育の目指したもの」井上順孝(編)『宗教と教育-日本の宗教教育の歴史と現状』弘文社,81〜103頁。
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11)中西直樹,2000『日本近代の仏教女子教育』法藏館。
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12)井筒俊彦,2001『意識の形而上学-『大乗起信論』の哲学-』中公文庫。
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14)吉田久一,1992『日本近代仏教史研究』(吉田久一著作集4)川島書店。
VII 淑徳大学心理臨床センターと弥勒菩薩像
P.134 掲載の参考文献
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池田魯参2002『現代語訳 大乗起信論-仏教の普遍性を説く-』大蔵出版
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井筒俊彦2001『意識の形而上学:大乗起信論の哲学』中公文庫
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金子保2008「大乗淑徳学園校祖・輪島聞声の生涯と教育思想の原点」『長谷川仏教文化研究所2007年度年報』(投稿中)
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鎌田茂雄2000『華厳の思想』講談社学術文庫100頁
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坂本賢三2006『「分ける」ことと「わかる」こと』講談社学術文庫
VIII 赤ん坊の研究:新生児の注視行動
P.150 掲載の参考文献
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1) 拙稿1996『ホスピタリズムの研究』川島書店
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2) ロン・ミュエック,舟越桂,クレイグ・レイン,村田大輔2008『RON MUECK』有限会社フォイル
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3) クラウスM.H.・クラウスP.H./竹内徹(訳)1988『新生児の世界』メディサイエンス
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4) Hoffman L, et al 1988, Developmental Psychology Today, Random House
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5) 小嶋謙四郎1968『乳児期の母子関係』医学書院
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6) NHK『迷宮美術館』制作チーム2008『迷宮美術館第5集』河出書房新社
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7) 茂木健一郎 2003『意識とは何か-「私」を生成する脳』ちくま新書
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9) 拙稿 2008「赤ん坊の研究-乳児福祉の根本問題-」『日本仏教社会福祉学会年報』(第39号)不二出版pp.1〜15
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10) 拙稿 2008「淑徳大学心理臨床センターの弥勒菩薩像」『淑徳心理臨床研究』(第5巻)淑徳大学大学院pp.1〜9
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11) 井筒俊彦 2001『意識の形而上学:大乗起信論の哲学』中公文庫
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12) 池田魯参 2002『現代語訳 大乗起信論-仏教の普遍性を説く-』大蔵出版
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13) 長谷川良信/長谷川仏教文化研究所(編) 1977『随想随縁-仏教・社会事業・教育-』社会福祉法人マハヤナ学園
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14) 拙稿 2006「知的障害児はなぜ美の世界を造り出すのか-戸川行男の『特異児童』の研究を中心に-」『日本仏教社会福祉学会年報』(第37号)不二出版pp.1〜17
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16) 戸川行男 1982『意識心理学への道』金子書房
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17) 戸川行男 1988『「私」心理学への道』金子書房
IX 仏教心理学論考
P.163 掲載の参考文献
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井筒俊彦 2001『意識の形而上学-大乗起信論の哲学-』中公文庫
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大森曹玄 1977『維摩経入門-禅と道場-』大蔵出版
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川井尚 2009『心の臨床入門-こころの言葉に出会うこと』論創社
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金子保 2009「赤ん坊の研究」『日本仏教社会福祉学会年報』(第34巻)不二出版
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増谷文雄 1980『根本仏教-阿含経典講義-』筑摩書房
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宮沢賢治 1926「農民芸術概論綱要」『宮沢賢治詩集』新潮文庫
X キサーゴータミー尼の物語:仏教カウンセリングの原型
P.180 掲載の参考文献
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1) 長谷川匡俊 2003『近世の念仏聖無能と民衆』吉川弘文館
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2) C.G.ユング/河合隼雄(監訳) 1998『人間の象徴;無意識の世界(下)』河出書房新社
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3) 金子保 2004「鬼子母コンプレックス」『日本仏教社会福祉学会年報』第35号 1〜18頁
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4) 金子保 2008「大乗淑徳学園校祖・輪島聞声の生涯と教育思想の原点」『長谷川仏教文化研究所年報』第32号(上巻)1〜26頁
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5)金子保 2010「仏教心理学論考」『淑徳心理臨床研究』第7巻13〜18頁
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6)木津無庵(編) 1976『新訳仏教聖典』(改訂新版)大法輪閣
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7)河合隼雄 1993『物語と人間の科学』岩波書店
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8)三木成夫 1982『内臓のはたらきと子どものこころ』築地書館
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10)中村元(監修) 1962『新・仏教辞典』誠信書房
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12)中村元・他4名(編) 2002『岩波仏教辞典第二版』岩波書店
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13)小倉エージ「歌に生き,愛に生きた,47年の軌跡」 2007『エディット・ピアフ;愛の讃歌』東宝(株)出版(映画プログラム)
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14)斎藤貴男 1995『夕やけを見ていた男;評伝梶原一騎』新潮社
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17)C.ウィルソン/安田一郎訳 1993『ユング』河出文庫