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書籍詳細

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書籍名 在宅ケアシステム 手づくりの実践による保健師論
出版社 クオリティケア
発行日 2010-01-15
著者
  • 森下浩子(著)
ISBN 9784904363102
ページ数 179
版刷巻号 第1版第1刷
分野
閲覧制限 未契約

17年前、県の保健所からN町衛生課へ赴任した筆者が「介護される者も介護する者も、みんな幸せになりたい」との思いから真剣に学びあい、在宅ケアシステムをつくり続けた。これは、その17年間の記録です。

目次

  • 表紙
  • 自序 問題提起の所在
  • 目次
  • 図表一覧
  • I 在宅ケアと保健師の役割
    • 1 在宅ケアとは
    • 2 資料を収集する
      • 地域の概況
    • 3 町の人口動態
      • 人口
      • 高齢者と独居者の推移
      • 出生と死亡
    • 4 町の高齢者対策と人生各期における保健・福祉対策
    • 5 保健活動が住民から離れていくとき
      • 家庭訪問の状況
      • 健康教育の状況
      • 健康相談の状況
    • 6 町の福祉活動の推移
      • 高齢者サービス調整会議
      • ショートステイの利用
      • ヘルパーの訪問
      • ベッド貸し出し事業をミニテクノエイドに
    • 7 町の高齢者意識調査
      • 後期高齢者の意識調査の必要性
      • 調査方法
      • 結果と考察
      • 回収率
      • 健康観についての思い
      • 保健師の健康相談の利用について
      • 健康相談と健康感
      • 老人クラブ加入状況
      • 調査の結果から
  • II 実践からみた在宅ケアシステム形成
    P.35閲覧
    • 1 機能訓練を核とした保健福祉の実践
      • 「リハビリテーション」とはなにかをみなで考える
      • 実践と変化に学ぶ
      • 流れからの学び
      • 通所訓練・デイサービス確立の一〇年
    • 2 家庭訪問の充実
      • ヘルス事業のひとつに家庭訪問がある
    • 3 健康教育・健康相談と地域組織との連携
      • 健康教育
      • 健康相談
    • 4 健診事業を支えた福祉と地域住民との連携
      • 健康診査の目的
      • 健康診査の種類
      • 受診者の増加は納得とアイデアで
      • 在宅ケアサービス利用者の健康管理
    • 5 毎日配食サービス事業
      • 在宅高齢者配食サービスの概要
      • 在宅福祉事業としての在宅高齢者配食サービス
      • 配食サービスの現況から
      • N町の配食サービスの始まり
      • ひとりの女性民生委員の声
      • だれになんのためかが消えている
      • 要支援者(寝たきり者や障害者)の悉皆訪問と独居者の配食意識調査
      • 独居者への理解と要支援者の把握を考える
      • 配食サービスを支えたシステムと支援
      • 必要な支援はシステム化される
      • 支援者は理解者そして地域力となる-当事者力量の醸成-
      • 配食事業実践とその影響
      • 七パターンの生活者に導かれ地域全体を見つめる
      • その一
      • 孤高を持する人とともに その二
      • 毎日配食で在宅生活者の改善ができていく その三
      • その四
      • 家族関係いろいろあります その五
      • だんだん調理はむずかしくなる その六
      • 自由に生きてきて子と同居 その七
      • 配食サービス利用者の状況
      • 配食サービス利用者のアンケート調査と結果
    • 6 過疎地域Aにおける高齢者支援体制
      • 過疎地域Aの課題
      • 取り組みの概略
      • A地域の特質と対策
      • 過疎地域Aの地域づくり
      • 廃校から集会所に
      • 運営は地域とともに
      • ふれあい会(サテライト・ミニデイサービス)の経過
      • ふれあい会対象地域
      • ふれあい会への参加者の状況
      • 支援者技術の向上
      • 身体と心の健康づくり
      • ふれあい会参加者と支援者の意識調査
      • 参加者・支援者・不参加者の調査状況
      • 参加の目的と方法
      • 参加者の意見
      • 支援者(ボランティア)の状況
      • 不参加者の状況
      • 調査結果の総合考察
      • 介護保険とボランティアの決意
  • III 在宅ケアシステム形成の要因と課題
    P.113閲覧
    • 1 住民の組織育成
      • 住民組織活動のはじまり
      • 地域の課題がわかって
      • 住民組織の悉皆訪問調査から行動へ
      • 町の変化は住民意識を変えていく
      • 組織育成活動の課題
      • 住民組織の人材と専門職の人材
      • 活動内容とその評価
      • 組織活動の継続とリーダーの継承
    • 2 保健福祉医療の連携
      • 保健福祉医療の組織との連携
      • 医師会と社会福祉協議会とつながる
      • 連携活動の評価
      • 保健福祉医療・住民組織の連携継続と首長の責任
    • 3 行政保健師の役割と課題
      • 情報収集と分析
      • 協働と連携のコーディネート
      • セーフティネット活動の役割
      • 在宅ケアシステム継続の課題
      • 変化への対応
      • ニーズ把握と実践でのスキルの向上
      • 人材育成
      • 新たな施策の構築
  • 終章
    P.149閲覧
  • 10年目の検証-あとがき-
    P.151閲覧
  • 文献
    P.153閲覧
  • 著者紹介
    P.155閲覧
  • 奥付

参考文献

終章

P.153 掲載の参考文献

  • 1) 島内憲夫訳 (1995) 『21世紀の健康戦略 ヘルスプロモーション -WHO:オタワ憲章-』垣内出版, p29
  • 2) 社会福祉辞典編集委員会編 (2002) 『社会福祉辞典』 p188
  • 3) ミルトン・メイヤロフ / 田村真・向野宣之訳 (1993) 『ケアの本質』ゆみる出版 pp25/26
  • 4) 広井良典 (2002) 『ケア学』医学書院 p15
  • 5) 島内 節 (1999) 『第9版保健婦 (士) 業務要覧』日本看護協会出版会 p3
  • 6) 鈴木 勉 (1999) 『ノーマライゼーションの理論と政策』萌文社 p20
  • 7) 大田仁史 (2002) 『地域リハビリテーション原論』医歯薬出版 pp6/7
  • 荘田智彦 (2002) 『保健婦「普通」を守る仕事の厳しさ』家の光協会
  • 荘田智彦 (2001) 『保健婦魂の反攻「公衆衛生」-生命のラインが危ない』家の光協会
  • 島内憲夫訳 (1995) 『ヘルスプロモーション -WHO:オタワ憲章-』垣内出版
  • 山本幹夫監訳・島内憲夫編訳 (1995) 『ヘルス・フォー・オール -WHO:オタワ憲章-』垣内出版
  • 菅原京子 (2001) 『「国家資格」としての保健師の終焉』新潟大学大学院現代社会文化研究科編集
  • 山口 昇 (2001) 『御調町における地域ケアシステム』公立みつぎ総合病院編
  • 松浦尊麿 (2002) 『包括的地域ケアの実践』金芳堂
  • 太田貞司 (2003) 『地域ケアシステム』有斐閣
  • 及川和男 (1984) 『村長ありき』新潮社
  • 太田祖電 / 増田進 / 田中トシ / 上坪陽 沢内村奮戦記 (1983) あけび書房
  • 増田 進 (2002) 「地域における保健・医療のあり方」『全国市町村保健』全国市町村活動協議会編
  • 増田 進 (1989) 『地域医療を始める人のために』医学書院
  • ミルトン・メイヤロフ / 田村真・向野宣之訳 (1993) 『ケアの本質』ゆみる出版
  • 広井良典 (2000) 『ケア学』医学書院
  • 木下由美子 (1993) 『在宅看護論第3版』医歯薬出版
  • 自治体に働く保健婦のつどい編 丸山博著 (2000) 『保健婦とともに』 (復刻・解説版) せせらぎ出版1
  • 小栗史朗編 (1981) 『健康にかかわる人権宣言』自治体に働く保健婦のつどい事務局
  • 日本公衆衛生協会編 (2002) 『公衆衛生情報』Vol.32・No.12 pp25/34
  • 多田羅浩三 (1999) 『公衆衛生の思想』医学書院
  • 青山英康 (2002) 『健全な保健・医療制度の確立と保健活動』広島県国民健康保険団体連合会編
  • 沼隈町社会福祉協議会編 (1998) 『沼隈町在宅ケア報告〜小さな改修, 大きな幸せ〜』 (第1報) 沼隈町社会福祉協議会
  • コクホ中央研究所編 (2002) 『高齢者のための保健事業 (平成14年版) 』社会保険出版社
  • 厚生統計協会編 (2002) 『国民衛生の動向 (2002年) 』厚生統計協会出版
  • 厚生労働省 (2002) 『厚生労働白書 (平成14度版) 』ぎょうせい
  • 森下浩子編 (1997) 『沼隈町の老人デイサービス』医学書院
  • 森下浩子 (2004) 「N町に置ける生活支援としての配食サービスの意味」『地域医療-特集号』全国国民健康保険診療施設協議会編
  • 厚生統計協会編 (2002) 『国民衛生の動向 厚生の指標』厚生統計協会
  • 鈴木 勉 (1999) 『ノーマライゼーションの理論と政策』萌文社
  • 大田仁史 (1998) 『いきいきヘルス体操』荘道社
  • 月間福祉特集 (1996) 『ボランティア・NPO活動の基盤整備・社会的支援を考える』全国社会福祉協議会 p10/49
  • 金子満雄 (1998) 「脳リハビリのための早期痴呆のスクリーニング浜松二段階方式のマニュアル」『地域保健』地域保健研究会 pp36/56
  • 金子満雄 (1997) 『ボケない生き方革命』海竜社
  • 岩崎寿美男 (1999) 「ともに支え合う地域づくりをめざして. 特集NPOが住民参加を超えるとき『保健婦雑誌』医学書院 pp569/572
  • 大田仁史 (1985) 『いきいきヘルス体操』荘道社
  • 竹内孝仁 (1996) 『通所ケア学』医歯薬出版
  • 星 且二 (1994) 「地域活動計画と評価」『地域看護学講座 5』医学書院 pp54/58
  • 新開省二 (2000) 「閉じこもり高齢者チェックリストの提案とその活用方法」『生活教育』へるす出版 p12/18
  • 森下浩子 (2000) 『すべってころんで保健婦生きる』やどかり出版
  • 野村陽子 (2003) 「地方分権時代の保健師活動」『保健婦雑誌』医学書院 Vol159No1pp56/65
  • 森下浩子 (2002) 「保健活動の効率を考える」『地域医療-特集号』全国国民健康保険診療施設協議会編 pp368/370