書籍名 |
内科セミナーEND8 ホルモン測定法・内分泌負荷試験 |
出版社 |
永井書店
|
発行日 |
1979-11-15 |
著者 |
- 織田敏次(編集)
- 阿部裕(編集)
- 中川昌一(編集)
- 滝島任(編集)
- 堀内淑彦(編集)
- 鎮目和夫(編集)
- 古川俊之(編集)
- 祖父江逸郎(編集)
- 内野治人(編集)
- 尾前照雄(編集)
|
ISBN |
|
ページ数 |
319 |
版刷巻号 |
第1版第2刷 |
分野 |
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シリーズ |
内科セミナー
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閲覧制限 |
未契約 |
内科学の急速な進歩・発展は、細分化と専門化をもたらし、近年、ますますその度を深めております。それに伴い、臨床家に要求される知識の量は急増の一途をたどっており、質的にも知識のlife cycleはますます短縮し、日々新しい医学へと脱皮しているのが現状であります。このことは、専門外の知識・情報について疎遠になりがちなspecialistや、最新の情報を吸収しきれないgeneralistの増加という情況をうみ出しております。内科セミナーは、このような認識のもとに企画された内科治療全書であり、up to dateな知識・情報を、迅速に、かつ総合的に提供して、今日の要求に応えようとするものであります。
目次
- 表紙
- 執筆者
- 目次
- 1. ホルモン測定法の進歩-原理と基本操作-
- §1. Bioassayの意義
- はじめに
- I. Bioassayの基本
- 1. Bioassayの必須条件
- 2. Bioassayに影響する要因
- 1) 統御不可能または困難な要因
- 2) 統御可能または統御すべき要因
- II. Bioassayのための基礎的手技
- 1. 薬物調製法
- 2. 薬物投与法
- 3. 内分泌臓器摘出法
- 1) 脳下垂体摘出(hypophysectomy)
- 2) 甲状腺摘出(thyroidectomy)
- 3) 膵臓摘出(pancreatectomy)
- 4) 副腎摘出(adrenalectomy)
- 5) 睾丸摘出(orchidectomy)
- 6) 卵巣摘出(ovariectomy oophorectomy)
- III. ホルモンのbioassay法
- 1. Tibia testによる成長ホルモン(STH)のbioassay
- 2. 卵巣アスコルビン酸減少法によるLHのbioassay
- IV. Bioassayと推計学
- 1. 標準偏差または標準誤差
- 2. 棄却検定
- 3. 欠項
- 4. 有意差検定
- 5. 平行線検定法
- おわりに
- 文献
- §2. Chemical Assay
- I. 一般的知識
- II. ステロイドホルモン
- 1. 尿中17-OHCSの測定法
- 2. 尿中17-KSの測定法
- 3. 尿中17-KGSの測定法
- 4. 血中11-OHCSの測定法
- 5. 尿中17-KS分画測定法
- 6. エストロゲンの測定法
- 1) 尿中総エストロゲンの測定法(Brown改良法)
- 2) 胎盤性尿中エストリオールの測定法
- 3) 尿中プレグナンジオールおよびプレグナントリオールのガスクロマトグラフィー(GLC)
- III. カテコールアミンおよび関連物質の測定法
- 1. カテコールアミンの測定法
- 2. メタネフリンおよびノルメタネフリンの測定法
- 3. バニルマンデル酸(VMA)およびホモバニリン酸(HVA)の測定法
- 4. セロトニンおよび代謝物の測定法
- 5. ヒスタミンの測定法
- 6. アミン類の組織化学的同定法
- 7. 関連酵素の測定(ドーパミン-β-ハイドロキシラーゼ)
- IV. 甲状腺ホルモンとその関連物質の測定
- 1. 血清蛋白結合ヨード(protein bound iodine:PBI)
- 2. ブタノール抽出ヨード
- 3. 血中遊離サイロキシン濃度の測定
- 4. 組織中ヨードアミノ酸の定量法
- 文献
- §3. Radioimmunoassay
- I. ラジオイムノアッセイの原理
- II. ラジオイムノアッセイの歴史
- III. ラジオイムノアッセイの方法
- 1. 測定法の実際
- 2. 抗体の作成
- 3. 標識抗原の作成
- 4. インキュベーション
- 5. BとFの分離
- IV. ラジオイムノアッセイの問題点
- 1. ACTH
- 2. インスリン
- 3. 副甲状腺ホルモン
- 展望とまとめ
- 文献
- §4. Competitive Protein Binding Assay
- I. Competitive Protein Binding Assayの歴史
- II. 具体的測定法(血漿コルチゾールの測定)
- 1. 抽出
- 2. 3H-コルチゾール・CBG混液の作成
- 3. インキュベーション
- 4. B,Fの分離および放射活性の測定
- III. CPBAの原理と方法
- 1. コルチコイド
- 2. 血中プレドニソロン
- 3. サイロキシン
- 4. サイクリックAMP
- 5. ビタミンD3,25-OHビタミンD3
- IV. CPBAの特徴-ラジオイムノアッセイとの比較-
- 文献
- §5. Radioreceptor assay
- I. ラジオリセプターアッセイの歴史と展望
- II. ラジオリセプターアッセイの原理
- 1. ホルモンの作用機序
- 2. ラジオリセプターアッセイ
- 3. ホルモンリセプターの分析
- III. 具体的な測定方法
- 1. 細胞膜リセプター(TSHリセプター)
- 1) 細胞膜分画の作成
- 2) 125I-TSHの作成
- 3) インキュベーションおよびB,Fの分離
- 2. 細胞質リセプター(エストロゲンリセプター)
- 1) Cytosol分画の作成
- 2) インキュベーションおよびB,Fの分離
- IV. 臨床応用
- 1. インスリンリセプター
- 2. アセチルコリンリセプター
- 3. TSHリセプター
- 4. エストロゲンリセプター
- 文献
- §6. Enzyme Immunoassay
- はじめに
- I. 用語
- II. 測定系の種類と原理
- 1. 競争結合法(Competitive Binding Assay)
- 2. 均一測定法(Homogeneous Enzyme Immunoassay)
- 3. サンドイッチ測定法
- 4. 抗体測定法
- 5. イムノエンザイモメトリー
- III. 酵素標識法
- 1. 標識に用いられる反応基と架橋剤
- 2. 用いられる酵素の種類と条件
- 3. 酵素標識法に要求される条件
- 4. 標識複合体の精製
- 5. 標識法の種類
- 1) イソシアネート,イソチオシアネート
- 2) ハロニトロベンゼン
- 3) グルタルアルデヒド1段階法
- 4) グルタルアルデヒド2段階法
- 5) 過ヨーソ酸法
- 6) マレイミド法
- 7) P-ベンゾキノン法
- 8) ハプテンと酵素との結合
- IV. B/F分離
- V. 測定の実際
- 1. 競争結合法
- 2. 均一測定法
- 3. サンドイッチ法
- 4. 抗体測定法
- 5. イムノエンザイモメトリー
- おわりに
- 文献
- 2. Steroid hormoneの分画法
- §1. 血中コルチゾール
- §2. 尿中コルチゾール代謝産物
- I. 尿中17-OHCS
- 1. 尿中17-OHCS測定法(n-ブタノール法)
- 2. 17-OHCS測定法(酵素水解法)
- II. 尿中17-KGS
- §3. 尿中17-KS
- 3. 内分泌機能検査-方法の実際と正常値-
- §1. 間脳・下垂体機能検査法
- はじめに
- I. 間脳・下垂体機能検査にあたって考慮すべき点
- 1. 検査法の選択
- 2. 神経学的,放射線学的検索の必要性
- 3. 被検者の状態
- 4. 検査による副作用の問題
- 5. サンプルの処理
- II. 下垂体前葉機能検査の実際
- 1. 下垂体前葉-甲状腺系
- 1) 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の血中基礎濃度
- 2) TRH負荷試験(TRHテスト)
- 3) 甲状腺ホルモンの測定
- 2. 下垂体-副腎皮質系
- 1) 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の血中基礎濃度
- 2) 副腎皮質ホルモン及びその代謝産物の測定
- 3) ACTH分泌刺激試験
- 4) ACTH分泌抑制試験
- 3. 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
- 1) LH及びFSHの血中基礎濃度
- 2) ゴナドトロピン分泌刺激試験
- 3) ゴナドトロピン分泌抑制試験
- 4) 性ステロイドホルモンの定量
- 4. 成長ホルモン
- 1) 成長ホルモンの血中基礎濃度
- 2) 成長ホルモン分泌刺激試験
- 3) 成長ホルモン分泌抑制試験
- 5. プロラクチン
- 1) プロラクチンの血中基礎濃度
- 2) プロラクチン分泌刺激試験
- 3) プロラクチン分泌抑制試験
- 6. 視床下部ホルモンの測定
- III. 下垂体後葉機能検査法
- 1. 下垂体後葉機能検査の対象
- 2. バゾプレシンの血中基礎濃度
- 3. バゾプレシン分泌刺激試験
- 1) 水制限試験
- 2) 高張食塩水負荷試験(Carter-Robins試験)
- 3) ニコチン負荷試験
- 4. 腎のバゾプレシンに対する感受性をたしかめる試験-パゾプレシン感性試験
- 5. バゾプレシン分泌抑制試験
- 1) 水負荷試験
- 2) アルコール負荷試験,diphenylhydantoin試験
- 文献
- §2. 副腎髄質機能検査法
- I. 副腎髄質機能の概念と変遷
- II. 尿中カテコールアミン
- 1. 24時間尿中カテコールアミン
- 2. 時間尿のカテコールアミン
- 3. 負荷試験と時間的尿中カテコールアミン
- III. 血中カテコールアミンとクロモグラニン
- 1. 臍帯動脈血中カテコールアミン
- 2. 血中クロモグラニン
- おわりに
- 文献
- §3. 副腎皮質機能検査法
- はじめに
- I. 副腎皮質ホルモンの分泌,代謝とその測定法
- 1. 副腎皮質ホルモンの分泌と代謝
- 2. ステロイドホルモン分泌率の測定法
- 3. ステロイドホルモンと代謝物の測定法
- 1) 17-OHCS(17-hydroxycorticosteroids)
- 2) 11-OHCS(11-hydroxycorticoids)
- 3) 17-KGS(17-ketogenic steroids)
- 4) 17-KS(17-ketosteroids)
- II. 糖質コルチコイド機能検査
- 1. 血中コルチゾール測定
- 2. 尿中フリーコルチゾール
- 3. 尿中17-OHCS測定
- 4. 副腎皮質予備能検査(ACTH-テスト)
- 1) rapid ACTH test
- 2) ACTH-test標準法
- 3) ACTH-Z test(3日間または5日間法)
- 4) 血漿アルドステロン値を指標としたrapid ACTH test
- 5. メトピロンテスト(下垂体ACTH予備能検査)
- 6. デキサメサゾン抑制試験 dexamethasone suppression test
- 1) 簡便法 single dose dexamethasone suppression test (overnight suppression test)
- 2) 標準法 standard dexamethasone suppression test
- 3) 大量法 high dosis suppression test
- 7. 血漿ACTH値
- III. 副腎性男性ホルモン検査法
- IV. 副腎皮質機能検査による副腎皮質機能亢進症及び低下症の診断法
- 1. クッシング症候群診断法と鑑別診断
- 2. 副腎皮質機能低下症の診断
- V. ミネラルコルチコイド検査法
- 1. 血漿(血清)アルドステロン値
- 2. 尿中アルドステロン測定
- 3. 血漿レニン活性(PRA)
- 4. アンジオテンシンIIアナログテスト
- おわりに
- 文献
- §4. 甲状腺機能検査法
- 緒言
- 各論
- 1. 基礎代謝率(BMR)
- 2. 血清総コレステロール値
- 3. 血清クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)値
- 4. 血清蛋白結合性ヨード(PBI)
- 5. 血清butanol抽出性ヨード(BEI)
- 6. 131I甲状腺摂取率
- 7. 131I早期甲状腺摂取率
- 8. T3-レジン摂取率(T3U)
- 9. 血清サイロキシン(T4)値
- 10. 血清遊離サイロキシン値
- 11. 血清トリヨードサイロニン(T3)値
- 12. 血清遊離T3値
- 13. 血清 reverse triiodothyronine(rT3)値
- 14. 血清TBG結合能
- 15. 血清TSH値
- 16. TRH試験
- 17. T3抑制試験
- 18. TSH試験
- 19. ロダンカリ(または過塩素酸カリ)試験
- 20. 131I転換率(conversion ratio)
- 21. 甲状腺クリアランス
- 22. 超音波検査
- 23. 免疫学的検査
- 1) 抗サイログロブリン抗体
- 2) 抗マイクロゾーム抗体
- 24. 血清サイログロブリン(Tg)値
- 25. LATS及びLATS-protector定量
- 26. TSHレセプター抗体
- 27. 抗T4抗体および抗T3抗体
- 28. 甲状腺シンチグラム
- 29. 甲状腺穿刺(biopsy)
- 30. 頸部軟X線撮影
- 31. 血漿カルシトニン値
- 文献
- §5. 副甲状機能検査法
- はじめに
- I. 血清Ca,P値の測定
- 1. 年令,性別による正常値
- 2. 日内変動
- 3. 血清Ca値の正しい測定法
- 4. イオン化カルシウムの測定
- II. 副甲状腺ホルモンの測定
- III. カルチトニンの測定
- IV. ビタミンDの測定
- 1. 25OHDの測定
- 2. 1,25(OH)2Dの測定
- V. 腎尿細管リン酸再吸収率の測定
- VI. クロライド・リン比の測定
- VII. 副甲状腺ホルモン負荷試験
- 1. 原理
- 2. 方法
- 1) PTHの腎作用を調べるEllsworth-Howard試験
- 2) PTHの骨に対する作用を調べる方法
- 3. 成績
- 1) Ellsworth-Howard試験
- 2) PTHの骨に対する反応性の検査
- 4. 施行上の注意
- VIII. カルシウム負荷試験
- 1. 原理
- 2. 方法
- 1) Howardの方法
- 2) Goldsmithの方法(急速カルシウム負荷試験)
- 3) 血中PTH値の測定
- 3. 成績
- 1) Howardの方法
- 2) Goldsmithの方法
- 3) 血中PTHの変動
- 4. 施行上の注意
- IX. EDTA負荷試験
- X. カルチトニン分泌刺激試験
- XI. ステロイド抑制試験
- XII. カルシウム吸収試験
- 文献
- §6. 膵内分泌機能検査法
- I. インスリン,Cペプチドおよびプロインスリン
- 1. インスリン
- 1) 空腹時(朝食前)血中インスリン値(IRI=immunoreactive insulin)
- 2) 負荷試験
- 3) IRIの日内変動
- 2. Cペプチド
- 3. プロインスリン
- II. グルカゴン
- 文献
- §7. 性腺機能検査法-男性
- I. 睾丸の機能
- II. 血中LH,FSHおよびテストステロン
- III. 負荷試験
- 1. LH-RH試験
- 2. HCG試験
- 3. クロミフェン試験
- 4. 抑制試験
- IV. 睾丸の検査
- V. 精液検査
- 結語
- 文献
- §8. 性腺機能検査法-女性
- はじめに
- I. 基礎体温検査
- II. 頚管粘液検査
- 1. 目的
- 2. 方法
- 1) 量の測定
- 2) 色調・透明度・牽糸性の観察
- 3) 結晶形成現象の観察
- 3. 判定
- III. 細胞診・組織診
- IV. 尿中・血中ホルモン測定
- 1. エストロゲン
- 1) 測定目的
- 2) 尿中エストロゲン
- 3) 血中エストロゲン
- 2. 黄体ホルモン
- 1) 測定目的
- 2) 血中progesterone
- 3) 尿中pregnanediol
- 3. ゴナドトロピン
- 1) 測定目的
- 2) 血中FSH,LH
- 3) 尿中LH
- 4. その他のホルモン
- 1) 血中プロラクチン
- 2) 血中testosterone
- 3) 尿中17-KS・17-OHCS
- V. ホルモン負荷試験
- 1. エストロゲン・プロゲステロン負荷
- 2. ゴナドトロピン負荷
- 3. LH-RH負荷
- 4. 視床下部機能テストのための負荷試験
- 5. 系統的負荷試験
- おわりに
- 文献
- 索引
- 奥付
参考文献
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