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書籍詳細

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書籍名 認知症ケアにおける倫理
出版社 ワールドプランニング
発行日 2008-10-01
著者
  • 日本認知症ケア学会(監修)
  • 岡田進一(編著)
ISBN 9784863510029
ページ数 115
版刷巻号 第1版第2刷
分野
閲覧制限 未契約

専門職倫理は，専門職が何らかの判断を行う際の判断基準を示すものであり，社会的な信頼を得るためにも専門職が倫理観をもち，専門職倫理に従いながら実践を行っていくことが必要である． 本書は，専門職に求められる価値と倫理，先端医科学研究と倫理，医学における倫理，看護倫理，社会福祉における倫理，また専門職倫理で重視される人権，さらに，倫理をめぐる課題・ジレンマやその解決方法について記されている．

目次

  • 表紙
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  • はじめに
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  • 日本認知症ケア学会教科書編纂委員会
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  • 執筆者一覧
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  • 目次
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  • 第1章 専門職に求められる価値と倫理
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    • I. 価値について
    • II. 個人価値と専門価値
    • III. 生命と社会に関する価値
    • IV. 社会福祉と価値
    • V. 社会福祉専門職の価値と倫理
    • VI. 社会福祉専門職の専門価値と倫理原則
      • 1. 人間の尊厳
      • 2. 社会正義
    • VII. 価値・倫理の意味
  • 第2章 先端医科学研究と倫理
    P.15閲覧
    • I. 「生命倫理」とはなにか
    • II. 倫理の原点・出発点は, 被験者の保護
      • 1. 医学研究倫理策定の歴史と日本の現状
      • 2. 3つの倫理原則
      • 3. 説明と同意
      • 4. 無償原則と第三者審査
    • III. 先端医療のルール ; 「人」からさまざまな人体要素へ
      • 1. 人体要素の法的位置づけ ; 人体は人か物か
      • 2. アメリカ式とヨーロッパ式 ; 2つの理念型
    • IV. 日本のこれまでの対応と今後の課題
  • 第3章 医学における倫理
    P.27閲覧
    • I. はじめに
    • II. 医学の特徴と医の倫理 ; 4つのHによる象徴化
    • III. 医の倫理に関する歴史的な流れ
    • IV. バイオエシックスとは
    • V. 医師の職業倫理について
    • VI. 死に対する考え方の変遷について
  • 第4章 看護倫理
    P.39閲覧
    • I. はじめに
    • II. 看護倫理とは
    • III. 看護倫理における重要なキーワード
      • 1. 倫理的ジレンマ
      • 2. 倫理綱領(A Code of Ethics)
      • 3. 患者のアドボカシー
      • 4. 倫理原則
        • 1) 自律尊重原則
        • 2) 善行の原則
        • 3) 無危害原則
        • 4) 正義(公平性)原則
    • IV. 倫理における意志決定
      • 1. 倫理的意思決定のための枠組み ; 事例を基に
        • 1) 第1ステップ ; 倫理的問題に気づく
        • 2) 第2ステップ ; 事実関係を得る
        • 3) 第3ステップ ; さまざまな倫理的側面から介入を検討する
        • 4) 第4ステップ ; 実際に行動してみて, 評価してみる
    • V. 最後に
  • 第5章 社会福祉における倫理
    P.53閲覧
    • I. 社会福祉における倫理の根底にある考え方
    • II. 社会福祉における倫理
      • 1. サービス利用者を個別に扱いケアを行う
      • 2. サービス利用者に対して非審判的な態度で接する
      • 3. サービス利用者の自己決定を尊重する
      • 4. サービス利用者の環境に配慮しながら適切なサービスやサポートを受けることができるように支援を行う
      • 5. サービス利用者の秘密を保持する
      • 6. サービス利用者に対して専門職としての説明責任を果たし, 専門的な知識や技術を身につけ, 適切なケアやサービスを提供する
    • III. 社会福祉の倫理が影響を与える専門的実践
  • 第6章 人の尊厳と人権
    P.65閲覧
    • I. はじめに
    • II. 人権保障とは
      • 1. 人権とは
      • 2. 人権のカタログと水準
        • 1) 人権のカタログ
        • 2) 水準
      • 3. 人権保障の理念, 原理, 原則
      • 4. 憲法の歴史観, 世界観
    • III. 人権保障の意義
      • 1. 恩恵, 権利, 人権
      • 2. 思想から制度(システム)へ
      • 3. 裁判を受ける権利と人権保障の発展
      • 4. だれの権利か ; 国民の権利から人びとの権利
      • 5. だれが保障するのか ; 国の義務と責任
    • IV. ヒューマンパワー = 人権保障のにない手への途
      • 1. 自己決定の危険性
        • 1) 強制された自己決定にならないために ; 自由意思と選択の自由
        • 2) 認知症;だれが, どのように意思確認するか
        • 3) 認知症と尊厳死
        • 4) 安全と拘束 ; 本人, 家族, 専門家
      • 2. 人権のにない手への途
    • V. おわりに ; 21世紀を人権の世紀に
  • 第7章 倫理的課題とジレンマの状況
    P.79閲覧
  • 第8章 倫理的ジレンマを解決するための方法
    P.89閲覧
  • 索引
    P.97閲覧
  • 奥付
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参考文献

第1章 専門職に求められる価値と倫理

P.12 掲載の参考文献

  • 1) Frank M. Loewenberg, Ralph Dolgoff, and Donna Harrington: (6th Edition). Ethical Decisions for Social Work Practice. Brooks/Cole, a division of Thomson Learning, Inc. (2000).
  • 2) 糸賀一雄:社会福祉の思想. 第1版, NHKブックス 67, P.56, 日本放送出版会, 東京 (1968).
  • 3) Universal Declaration of Human Rights. Adopted and proclaimed by General Assembly resolution 217 A (III) of 10 December 1948.
  • 4) Universal Declaration of Human Rights. Adopted and proclaimed by General Assembly resolution 217 A (III) of 10 December 1948.
  • 5) Code of Ethics of the National Association of Social Workers (NASW). Approved by the 1996 NASW Delgate Assembly and revised by the 1999 NASW Delegate Assembly.
  • 6) Philip r. Popple and Leslie Leighninger: (3rd. Ed., 1996). Social Work, Social Welfare, and American Society. Allyn and Bacon, 103-104 (1996).
  • 7) Lineberry, Robert L.: (1986). Government in America . Little, Brown and Company. Popple, Philip R. and Leighninger, Leslie (1996). Social Work, Social Welfare, and American Society . Allyn and Bacon (1986).

第3章 医学における倫理

P.38 掲載の参考文献

  • 1) 沢瀉久敬:医学概論. 誠信書房, 東京 (1959).
  • 2) 日本医師会:医師の職業倫理指針. 日医会誌, 131:付録 (2004).

第4章 看護倫理

P.51 掲載の参考文献

  • 1) 岡谷恵子:看護業務上の倫理的問題に対する看護職者の認識. 看護, 51(2):26-31(1999).
  • 3) Fry ST, Veatch RM: Case studies in nursing ethics. Sudburry, MA. (2000).
  • 4) Aroskar M: Fidelity and veracity;Questions of promise keeping, truth telling, and loyalty. J. B. Lippincott (1987).
  • 5) Nightingale F: Notes on nursing;What it is and what it is not. J. B. Lippincott (1860).
  • 6) Jonsen AR, Siegler M, Winslade, WJ: Clinical Ethics;A Practical Approach to Ethical Decisions in Clinical Medicine. 5th ed. McGraw Hill (2002)

第5章 社会福祉における倫理

P.63 掲載の参考文献

  • Barker, R. L.: The Social Work Dictionary (5th. Ed.). NASW, Washington DC (2003).
  • Biestek, F. P.: The Casework Relationship. Loyola University Press, Chicago (1957) / F・P・バイステック (尾崎新, 福田俊子, 原田和幸訳):ケースワークの原則 (新訳改訂版) ; 援助関係を形成する技法.誠信書房, 東京 (2006).
  • Dolgoff, R., Loewenberg, F. M., & Harrington, D.: Ethical Decisions for Social Work Practice (7th ed.). Brooks/Cole, California (2004).
  • Dubois, B. & Miley, K. K.: Social Work;An Empowering Profession (4th ed.). Allyn & Bacon, Boston (2002).
  • Gambrill, E.: Social Work;A Critical Thinker's Guide (2nd ed.). Oxford University Press, New York (2006).
  • Hopps., J. G., Pinderhughes, E. & Shankar, R.: The Power to Care;Clinical Practice Effectiveness Overwhelmed Clients. The Free Press, New York (1995).
  • National Association of Social Workers: NASW Code of Ethics. NASW, Washington DC (1999).
  • Tower, K. D.: Consumer-centered Social Work Practice;Restoring Client Selfdetermination. Social Work, 39:191-196 (1994).
    pubmed

第6章 人の尊厳と人権

P.77 掲載の参考文献

  • 1) 法務省人権擁護局内・人権実務研究会編:人権保障の生成と展開, 第1版, 民事法情報センター (1990).
  • 2) 井上英夫:高齢化への人類の挑戦, 第1版, 萌文社, 東京 (2003).
  • 3) 著作集刊行実行委員会:小川政亮著作集 (全8巻), 大月書店, 東京 (2007).
  • 4) 井上英夫・高野範城編著:実務 社会保障法講義, 第1版, 民事法研究会 (2006).
  • 5) 事典刊行委員会編:社会保障・社会福祉大事典, 旬報社, 東京 (2004).
  • 6) 井上英夫:マンパワーからヒューマンパワー=人権のにない手へ. 医療・福祉研究, 16:26-32 (2007).
  • 7) 井上英夫:「固有のニーズ」をもつ人と人権保障. 障害者問題研究, 31(4):2-10 (2004).

第7章 倫理的課題とジレンマの状況

P.87 掲載の参考文献

  • 1) Killick, J. and Allan, K.: Communication and the Care of People with Dementia. UK: Open University Press (2001).
  • 2) Biesteck, F.: The Casework Relationship. IL: Loyola University Press (1957)

第8章 倫理的ジレンマを解決するための方法

P.96 掲載の参考文献

  • 1) Killick, J. and Allan, K.: Communication and the Care of People with Dementia. UK: Open University Press (2001).
  • 2) Reamer, F. G.: Ethical Dilemmas in Social Service. (2nd. Ed.), NY: Columbia University (1989).
  • 3) Loewenberg, F. M. and Dolgoff, R.: Ethical Decisions for Social Work Practice. (4th. Ed.), IL: Peacock Publishers (1992).
  • 4) Corey, G., Corey, M. S., and Callanan, P.: Issues and Ethics in the Helping Professions. CA: Brooks/Cole (1998).
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