書籍名 |
実践パーソン・センタード・ケア 認知症をもつ人たちの支援のために |
出版社 |
ワールドプランニング
|
発行日 |
2008-01-10 |
著者 |
|
ISBN |
9784948742949 |
ページ数 |
153 |
版刷巻号 |
第1版第6刷 |
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
”パーソン・センタ−ド・ケア”はいままでいろいろなひとがさまざまな解釈で唱えてきました.しかし,日本でこの考え方を正しく教えられる正しく教えられる認定トレーナーはわずか数人しか存在しません.著書は,日本人として初めて英国より認定講師として登録されました.正しい”パーソン・センタード・ケア”の考え方をぜひ学んでください.
目次
- 表紙
- はじめに
- 実践パーソン・センタード・ケアの刊行にあたって
- 目次
- 第1章 パーソン・センタード・ケアと「その人を中心としたケア」
- はじめに
- 1. パーソン・センタード・ケアとの出会い
- 2. 音楽療法の評価
- 3. パーソン・センタード・ケアが提唱される以前のケア
- 4. トム・キットウッド教授のこと
- 5. 研修への参加
- 第2章 なぜボケたくないか? パーソン・センタード・ケアへのヒント
- 1. なぜ, ボケたくないか
- 2. いろいろなことがわからなくなる
- 3. 記憶能力がすべてなのか
- 4. 長谷川式スケールの罪
- 5. なぜ, 記憶障害だけが特別恥になるのか
- 6. ひとりで身の回りのことができなくなったら死んだほうがまし
- 7. どうせ, 寝たきりになる
- 8. 「認知症だから治療はむだ」という医学界の偏見
- 9. パーソン・センタード・ケアへの入り口
- 第3章 ひとりの人として認知症の人をみるとは
- 1. 「認知症の人」の真の意味
- 2. いまみている認知症の状態はなにによるものか? また人としてみるとは?
- 3. 何でも認知症のせいと思ってしまうことはありませんか
- 第4章 認知症の人のよい状態とよくない状態 パーソン・センタード・ケアの立場に立った認知症の人の状態の理解とは
- 1. 認知症の人たちの心理的ニーズ
- 2. よい状態, よくない状態をどのように判断するか
- 3. あらゆる感情を表現できることはよいことと考える
- 4. さまざまな意見を言い合うことができるのが, 普通の社会
- 5. 過干渉? 迷惑行為?
- 6. 創造的な自己表現
- 7. よくない状態の指標(サイン)
- 第5章 パーソン・センタードな立場とそうでない立場
- 1. パーソン・センタードでない立場
- 2. パーソン・センタードな立場
- 3. 心の中の動き(潜在意識)が影響を与えているかも
- 4. パーソン・センタードでないケアを受けている状態
- 第6章 認知症ケアの質は職場の雰囲気しだい 悪性の社会心理
- 1. だましたり, あざむくこと
- 2. どうして, うそをついてはいけないのか
- 3. 能力を使わせない
- 4. 子ども扱いすること
- 5. 怖がらせること
- 6. 区別(レッテル張り)
- 7. 差別
- 8. 急がせること
- 9. わかろうとしないこと
- 10. のけ者にすること
- 11. 人扱いしないこと
- 12. 無視すること
- 13. 強制すること
- 14. 後回しにすること
- 15. 非難すること
- 16. 中断させること
- 17. あざけること
- 18. 侮辱すること
- 19. 悪い人だから, よくないこと(悪いこと)をするわけではない
- 第7章 認知症ケアに携わる人に望まれる資質 ポジティブ・パーソンワーク
- 1. 尊重
- 2. 話し合う(相互理解する)
- 3. ともに行う
- 4. 楽しむ
- 5. 感覚を刺激する
- 6. 喜び合う
- 7. リラックスすること
- 8. 共感をもって理解する
- 9. 包み込む
- 10. 能力を引き出し, なにかができるようにするためのサポートを行う
- 11. 創造的な活動を促すこと
- 12. (認知症の人が)人のためになにかをしてあげるようにできること
- 13. 指示受け人間にならないために
- 14. その人を浮き彫りにするような情報収集は可能か
- 15. 想像力と創造力
- 第8章 オールドカルチャーとニューカルチャー
- 1. 認知症ケアに対する心構え
- 2. 認知症に対するイメージ
- 3. 究極の情報はだれがもっているのか
- 4. 認知症ケアとは
- 5. 行動障害について
- 6. 介護スタッフについて
- 第9章 パーソン・センタード・ケアもどきニューカルチャーもどき
- 1. 今一度, オールドカルチャーについてのお話
- 2. えせニューカルチャー
- 第10章 組織の変革とパーソンフッド
- あとがき
- 奥付