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書籍詳細

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書籍名 認知症ケア標準テキスト 改訂・認知症ケアの基礎
出版社 ワールドプランニング
発行日 2012-03-20
著者
  • 日本認知症ケア学会(編)
ISBN 9784948742901
ページ数 149
版刷巻号 第2第7刷
分野
閲覧制限 未契約

認知症ケア専門士の参考書として最適!! 認知症に関わるすべての人にとって必読・必携の1冊認知症ケア専門士の資格取得に必要な情報を満載専門士試験の重要ポイントがコンパクトにまとめられています。

目次

  • 表紙
  • 改定にあたって
  • はじめに
  • 日本認知症ケア学会教科書編纂委員会
  • 執筆者一覧
  • 目次
  • 第1章 認知症ケアの理念
    • I. 認知症ケアの理念はなぜ大切か
    • II. 理にかなったケア
    • III. パーソンセンタードケア(person-centred care)について
    • IV. 物語を大切にするケア
    • V. 認知症の人の内的体験
    • VI. 認知症の人の総合的な理解
  • 第2章 認知症の人の現状
    P.11閲覧
    • I. 認知症は病気であるという認識がまず必要
    • II. 要介護認定者と認知症
  • 第3章 認知症の医学的特徴
    P.19閲覧
    • I. 認知症とはどういう状態か
      • 1. はじめに
      • 2. 脳の老化はなぜ起こる
      • 3. 脳の老化だけでは認知症にはならない
      • 4. 認知症とはこのような症状
        • 1) 中核症状
        • 2) 行動・心理症状(BPSD)
      • 5. 認知症の診断
      • 6. 認知症の重症度を判断する方法
      • 7. 介護困難やBPSDは重症度判定ではどのように考えるか
    • II. 認知症を起こす主な病気
      • 1. アルツハイマー型認知症
        • 1) 病気の由来
        • 2) アルツハイマー型認知症のよく発症する年代
        • 3) アルツハイマー型認知症の原因
        • 4) 基本的な症状経過
        • 5) 病期を分類する
        • 6) アルツハイマー型認知症の治療
        • 7) BPSDの治療
      • 2. 血管性認知症
        • 1) 病気の概要
        • 2) よく発症する年代
        • 3) 血管性認知症の症状
        • 4) 発症様式
        • 5) 血管性認知症の原因
        • 6) 治療と経過
        • 7) 血管性認知症の予防
      • 3. レビー小体病
      • 4. 前頭側頭型認知症
      • 5. クロイツフェルト-ヤコブ病
      • 6. 慢性硬膜下血腫
      • 7. 若年性認知症
    • III. 認知症と類似する状態
      • 1. 仮性認知症
      • 2. 認知症と紛らわしい「せん妄」
      • 3. 認知症と類似の状態を起こしやすい体の病気
  • 第4章 認知症の人の心理的特徴
    P.43閲覧
    • I. 認知症の人の心理学的理解
    • II. 生理的変化と認知症の相違
    • III. 認知症の中核症状
    • IV. 認知症の人が抱える心理的な問題
      • 1. 不快
      • 2. 不安
      • 3. 混乱
      • 4. 被害感
      • 5. 自発性の低下や抑うつ
      • 6. 揺れ動く感情
      • 7. 行動を取り繕う行為
    • V. 認知症の人にみられるさまざまな行動
      • 1. 問題行動と行動障害, 行動・心理症状(BPSD)
      • 2. BPSDの出現原因
      • 3. 介護者との関係性によって出現するBPSD
      • 4. 認知症の状態像の変化
    • VI. 認知症の人の内的世界の理解
  • 第5章 認知症の人を取り巻く社会的環境-否定的意識環境の克服を目指して-
    P.59閲覧
    • I. 高齢者にとっての環境の重要性と概念整理
      • 1. 高齢者にとっての環境の重要性
      • 2. 高齢者にとっての環境全体の概念整理
      • 3. 認知症の人にとっての生活支援・介護環境の概要
    • II. 認知症の人にとっての意識環境の歴史と現状
      • 1. エイジズムとその克服の課題
      • 2. 認知症の人の意識環境の歴史
      • 3. 認知症の人の意識環境の現状と問題点
        • 1) 家族介護者
        • 2) 地域住民や一般市民
        • 3) 認知症の人にかかわる専門職
    • III. 認知症の人を取り巻く意識環境改善の課題と方策
      • 1. 高齢化政策の普遍的理念の構築
        • 1) 日本の高齢者福祉の理念
        • 2) 普遍的理念としての尊厳
      • 2. 認知症の人の意識環境改善のための方策
        • 1) 家族介護者・住民への教育・啓蒙
        • 2) 専門職教育
  • 第6章 認知症ケアの原理・原則
    P.79閲覧
    • I. ケアの原理・原則
    • II. ケアの原則
      • 1) 主体性の尊重, 自己決定の尊重
      • 2) 継続性の保持
      • 3) 自由と安全の保障
      • 4) 権利侵害の排除
      • 5) 社会的交流とプライバシーの尊重
      • 6) 個別的対応
      • 7) 環境の急激な変化の忌避と心地よい変化のある生活環境
      • 8) その人のもっている能力を大切にし, 生きる意欲・希望の再発見への支援
      • 9) 人としての尊厳の保持
      • 10) 身体的に良好な状態の維持と合併症の防止
    • III. 認知症の症状への対応と評価
      • 1. 認知症の中核症状と行動・心理症状(BPSD)
      • 2. 状態像の評価とニーズの把握
    • IV. 介護者への支援
  • 第7章 ケアの担い手
    P.87閲覧
    • I. 医療・福祉のチームケア
      • 1. チームケアの成功にみる共通の性質
        • 1) オープンで効果的なコミュニケーション
        • 2) 親密な援助メンバー間の関与
        • 3) 明確なケアの理念をもち目標を明確にすること
        • 4) 活動内容の目的と協働の成果を明確にすること
      • 2. チームケアが目指すべき課題
        • 1) 柔らかなケアの組織を築く
        • 2) チームメンバーの協働と対話力
        • 3) チームメンバーの学び合う場を豊かに築く
        • 4) 異なる職能・職種に対する敬意
        • 5) ケア(介護)チームの範囲
        • 6) チームの連携と調整
        • 7) コーディネーターの働き
    • II. 家族支援の役割
      • 1. 家族の介護力と支援の視点
        • 1) 家族の介護力のとらえ方
        • 2) 家族介護力の評価
      • 2. 家族介護の豊かさと限界
        • 1) 家族間のコミュニケーション
        • 2) セルフケア・スキルの獲得
        • 3) 家族介護の限界:共依存
      • 3. 家族介護者支援教育のプログラム
        • 1) 認知症の人に対して行うもの
        • 2) 認知症の人を主とする「患者会」や介護家族を主とする「家族会」の相互交流によるもの
        • 3) 在宅ケアサービスの利用
  • 第8章 認知症予防
    P.101閲覧
    • I. 認知症予防の意義
      • 1. はじめに
    • II. 軽度認知障害
      • 1. 軽度認知障害とは
      • 2. 認知症に移行する前に低下する認知機能
      • 3. 軽度認知障害のスクリーニング
        • 1) 集団式認知機能検査
        • 2) 手段的日常生活動作能力(IADL)
    • III. 認知症発症の危険因子
      • 1. 運動
      • 2. 食事
      • 3. 知的活動
      • 4. 社会的ネットワーク
    • IV. 認知症予防のメカニズム
    • V. 認知症予防プログラムの立ち上げから自主化までのプロセス
      • 1. 目標設定
      • 2. 計画づくり
        • 1) 認知症予防の対象はだれか
        • 2) どのような内容のプログラムを実施したらよいか
      • 3. 人材養成
      • 4. 啓発
      • 5. プログラムの実施
        • 1) 参加者の募集・決定
        • 2) プログラムの実施
      • 6. プログラムの自主化
      • 7. 効果評価
        • 1) 経過評価
        • 2) 影響評価
        • 3) 結果評価
      • 8. プログラムの地域への拡大
    • VI. 地域における認知症予防プログラムの実践例
      • 1. プログラムの実施状況と効果
      • 2. 自主化後の地域展開
  • 索引
    P.121閲覧
  • 奥付

参考文献

第1章 認知症ケアの理念

P.10 掲載の参考文献

  • 1) 長谷川和夫:痴呆ケアの新しい道. 日本痴呆ケア学会誌, 1 (1):37-44 (2002).
  • 2) 室伏君士編:痴呆老人の理解とケア. 金剛出版, 東京 (1985).
  • 3) Kitwood T:Dementia reconsidered. The person comes first. Open University Press, Maidenhead (1997).
  • 4) マックゴーウイン DF (中村洋子訳):私が壊れる瞬間. DHC出版, 東京 (1993).
  • 5) ローズ R (梅田達夫訳):わたしの家はどこですか. DHC出版, 東京 (1998).
  • 6) ボーデン C (檜垣陽子訳):私は誰になっていくの?. クリエイツかもがわ (2003).
  • 7) 小澤 勲:痴呆と生きるということ. 岩波新書, 東京 (2003).
  • 8) 小宮英美:痴呆性高齢者ケア. 中央公論新書社, 東京 (2002).

第2章 認知症の人の現状

P.18 掲載の参考文献

  • 1) 粟田主一, 赤羽隆樹, 印部亮助, 鵜飼克行, ほか:精神科救急医療, 特に身体疾患や認知症疾患合併症例の対応に関する研究. 平成19年度厚生労働省科学研究費補助金こころの健康科学研究事業総括・分担研究報告書, 135-156 (2008).
  • 2) 本間 昭:地域住民を対象とした老年期痴呆に関する意識調査. 老年社会科学, 23:340-351 (2001).
  • 4) 高齢者介護研究会:2015年の高齢者介護;高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて. 高齢者介護研究会報告書, 法研, 東京 (2003).

第3章 認知症の医学的特徴

P.42 掲載の参考文献

  • 1) 平井俊策:神経系の老化;形態的面から. Clin Neurosci, 14:492-496 (1996).
  • 3) 国際老年精神医学会 (日本老年精神医学会監訳):BPSD痴呆の行動と心理症状. 29, アルタ出版, 東京 (2005).
  • 4) 国際老年精神医学会 (日本老年精神医学会監訳):BPSD痴呆の行動と心理症状. 64, アルタ出版, 東京 (2005).
  • 7) 高橋三郎ほか訳:DSM IV精神疾患の診断・統計マニュアル. 医学書院, 東京 (1996).
  • 8) 融 道男訳:ICD-10 精神および行動の障害. 新訂版, 医学書院, 東京 (2005).
  • 9) 大塚俊男, 本間 昭監修:高齢者のための知的機能検査の手引き. ワールドプランニング, 東京 (1991).
  • 10) 長谷川和夫:老年精神医学の過去・現在, そして未来. 老年精神医学雑誌, 18 増刊 1:3-13 (2007).

第5章 認知症の人を取り巻く社会的環境-否定的意識環境の克服を目指して-

P.77 掲載の参考文献

  • 1) Political Declaration and Madrid International Plan of Action on Ageing:Second World Assembly on Ageing. Madrid, Spain, 8-12 April 2002, 38-45, United Nations, New York (2003).
  • 2) 室伏君士:認知症老人の理解とケア. 43-56, 金剛出版, 東京 (1985).
  • 3) 根本博司:認知症老人の施設処遇. (全国社会福祉協議会痴呆性老人処遇研究会報告) 認知症老人の理解と処遇. 23-48, 全国社会福祉協議会, 東京 (1986).
  • 4) 吉川武彦:生活環境と痴呆;こころの老いをどうとらえるか. OTジャーナル, 34:383-386 (2000).
  • 5) ロバート・バトラー (中薗耕二監訳, グレッグ, 中村文子訳):老後はなぜ悲劇なのか?. 15, メヂカルフレンド社, 東京 (1975).
  • 6) 安川悦子:現代エイジング研究の課題と展望;文献改題を手がかりに. (安川悦子, 竹島伸生編著) 「高齢者神話」の打破;現代エイジング研究の射程, 3-47, 御茶の水書房, 東京 (2002).
  • 7) アードマン・B・パルモア (鈴木研一訳):エイジズム;高齢者差別の実相と克服の展望. 166-168, 明石書店, 東京 (2002).
  • 8) 冷水 豊:老化と高齢者. (『新版・社会福祉学習双書』編集委員会編) 新版・社会福祉学習双書 2003 第2巻 老人福祉論. 2-15, 全国社会福祉協議会, 東京 (2003).
  • 9) 新村 拓:歴史にみる認知症老人. OTジャーナル, 34:387-390 (2000).
  • 10) 副田義也:現代日本における老年観. (伊藤光晴, 河合隼雄, 副田義也, ほか編) 老いの発見 2:老いのパラダイム, 88, 岩波書店, 東京 (1986).
  • 11) 加藤伸司, 池田一彦, 平田進英, ほか:認知症老人に対する介護家族の意識・態度とその変化. 老年精神医学, 4:779-789 (1987).
  • 12) 下垣 光, 加藤伸司, 藤森和美, ほか:認知症老人を抱える介護者の意識と態度. 老年社会科学, 11:249-263 (1989).
  • 13) 本間 昭:地域住民を対象とした老年期認知症に関する意識調査. 老年社会科学, 23 (3):340-351 (2001).
  • 14) 認知症高齢者総合対策検討委員会:認知症高齢者の対する総合的な支援システムの構築, 29, 45, 東京都高齢者施策推進室 (1997).
  • 15) 副田義也:現代日本における老年観. (伊藤光晴, 河合隼雄, 副田義也, ほか編) 老いの発見 2:老いのパラダイム, 101, 岩波書店, 東京 (1986).
  • 16) 冷水 豊:高齢者福祉の理念. (野田愛子, 升田 純編) 高齢社会と自治体;新たな成年後見システムの模索と構築, 15-24, 日本加除出版, 東京 (1998).
  • 17) 青柳幸一:個人の尊重と人間の尊厳, 6-7, 尚学社, 東京 (1996).
  • 18) 冷水 豊:高齢者福祉の理念. (野田愛子, 升田純編) 高齢社会と自治体;新たな成年後見システムの模索と構築. 17, 日本加除出版, 東京 (1998).
  • 19) 加藤伸司, 池田一彦, 平田進英, ほか:認知症老人に対する介護家族の意識・態度とその変化. 老年精神医学, 4:787-788 (1987).
  • 21) 中野いく子, 冷水 豊, 中谷陽明, ほか:小学生と中学生の老人イメージ;SD法による測定と比較. 社会老年学, 39:11-22 (1994).
  • 22) 山中康裕:老いの魂学. 7-39, 筑摩書房, 東京 (1998).
  • 23) 石倉康次:認知症老人を理解する;福祉社会学からのアプローチ. 立命館人間科学研究, 1:125-134 (2001).

第6章 認知症ケアの原理・原則

P.86 掲載の参考文献

  • 1) 小林敏子,橋本篤孝:痴呆介護の手引き.ワールドプランニング,東京 (2003).
  • 2) Santo Pietro MJ, Ostuni E:Successful Communication with Persons with Alzheimers Disease An In-Service Manual. Elsevier Science, St. Louis (2003).
  • 3) 小林敏子監訳,山下真理子訳:痴呆を生きる人とのコミュニケーション・マニュアル.じほう,東京 (2004).

第7章 ケアの担い手

P.100 掲載の参考文献

  • 2) ドナルド・ショーン (佐藤 学, 秋田喜代美訳):専門家の知恵. 198-202, ゆるみ出版, 東京 (2001).
  • 3) 羽山由美子:ヘルスケアにおける協働の時代. インターナショナルナーシングレビュー, 22 (5):49-53 (2000).
  • 4) 本間 昭:まとめにかえて. 日本痴呆ケア学会誌, 2 (2):199-203 (2003).
  • 5) 藤本直規:地域における痴呆の早期発見・早期対応. 日本痴呆ケア学会誌. 2 (2):204-215 (2003).
  • 6) 中矢暁美:地域と連携したグループホームなどの取り組みを紹介. 総合ケア, 16 (10):39-43 (2006).
  • 7) 海鳥直美, 岡田進一, 白澤政和:訪問介護事業者への苦情に関する研究;サービス提供体制およびケアマネージャーとの連携体制との関連. 日本在宅ケア学会誌, 7 (2):75-82 (2004).
  • 8) 日本生命財団:第19回ニッセイ財団シンポジウム:高齢社会を共に生きる. (2005. 11. 27).
  • 9) 亀口憲治:コラボレーション;協働する臨床の知を求めて. 現代のエスプリ, 419:5-19 (2002).
  • 10) 中島紀恵子:多様な職種間連携の脅威と刷新. 日本看護科学会誌, 19 (2):1-7 (1999).
  • 11) 布施晶子:現代家族のルネッサンス. 青木書店, 東京 (1992).
  • 12) 村瀬嘉代子:家族力. 教育と医学, 47 (6):4-11 (1999).

第8章 認知症予防

P.118 掲載の参考文献

  • 6) 矢冨直美:ファイブ・コグ検査マニュアル. 東京都老人総合研究所認知症介入研究グループ, (2006).
  • 7) 矢冨直美:地域型認知症予防マニュアル. (鈴木隆雄・大渕修一監修) 指導者のための介護予防完全マニュアル, 90-114, 財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団, 東京 (2004).
  • 8) 矢冨直美:痴呆予備軍・軽度痴呆の早期発見のための調査結果. 平成15年度痴呆予防対策事業報告書, 9-30, 福島県保健福祉部, 福島 (2004).
  • 17) Orgogozo JM, Dartigues JF, Lafont S, et al.:Wine consumption and dementia in the elderly:a prospective community study in the Bordeaux area. Revue neurologique, 153:185-192 (1997).

P.119 掲載の参考文献

  • 24) 練馬区認知症予防対策高齢者生活実態調査報告書. 練馬区役所, 東京 (2006).
  • 25) Green LW, Kreuter MW:Health promotion planning:An educational and environmental approach. 1991:神馬征峰, 岩永俊博, 松野朝之他 (訳):ヘルスプロモーション; PRECEDE-PROCEEDモデルによる活動の展開. 医学書院, 東京 (1997).
  • 26) 矢冨直美:豊島スタディから何を学ぶか. Gerontology, 15 (1):59-64 (2003).