書籍名 |
午後の医局 |
出版社 |
永井書店
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発行日 |
2008-08-25 |
著者 |
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ISBN |
9784815918132 |
ページ数 |
247 |
版刷巻号 |
第1版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
「更年期医療」の黎明期に大学病院に専門外来を開設し,漢方医学や心身医学と出会い,生化学研究者,産婦人科医師として研鑽を積んできた著者が,これまでの病院や医局での出来事,テレビ出演での出来事,漢方医学のすばらしさ,これからの医学教育への思いなど,患者さん達との思い出をヒントに再構成したフィクションも含めて,さまざまなテーマについて語っている.
理想とする「癒師」に近づこうと日々苦悩し,医師として一人の人間としてたくさんの悩める患者と相対してきた著者が,医療への不信と「医療崩壊」の時代に医師はどうあるべきか,あとにつづく医師の方々,また医療を受けている患者さんへ医療への思いを伝える珠玉の随想集である.
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 一、 病院の片隅で
- もう家に帰る元気あらへん
- 誰か押せる?
- 一人で治さなきゃいけないと思って
- やさいスープ飲んでいいですか
- きばり方教えてよ
- ちょっと気分転換してくるわ
- 急げ、帝王切開
- 教祖様にでもなったら
- 左右に開いてよー
- 菌が身体の中からグイグイくるねん
- 唾液がでないですねん、どうしてでしょうか
- おふくろ、これどうなってんのや?
- 特室の人
- 人事異動の頃-松下さんの憂鬱
- お母さんになる-松下さんの危機
- 息切れの宅直
- トルコに行きたいよ、先生
- あの頃に比べれば幸せな毎日
- 極道の妻やろ
- KAROSHI-二十四時間働けますか?
- 腰痛は信仰でもとれへん
- ぼくの腎臓移植患者第一号なんだから
- テレビドラマであれやっているところ見た
- 二、 やぶ医者の独り言
- 普通の世界で生きること
- 医業と社交
- 春次郎先生
- 悲壮な英会話
- 手当ての心は何心?
- 心配の長男
- 僕と合唱
- 妻の風邪ひき
- 鼻炎と私
- 先生と手術するんですか?
- 本気で更年期専門外来をやるということ
- 秋の憂欝
- 人生の終焉
- 三、 テレビのあとで
- 読売テレビのこと
- 関西テレビのこと -その一-
- 関西テレビのこと -その二-
- NHKのこと -その一-
- NHKのこと -その二- 津久見ロケと生活ホットモーニング
- NHKのこと -その三- ためしてがってん
- NHKのこと -その四- 医学監修 ドラマ「ダイヤモンドの恋」
- 収載写真について
- 四、 午後の医局
- 生化学に出会った
- ぬるま湯から冷水へ
- 講義は袋小路に入る
- 現代医学生気質と臨床教育の困惑
- 医学生教育にみる漢方という医学体系
- 漢方医学について思うこと
- 更年期外来の二十年
- 医師と癒師
- メタボリックの功罪
- スローセラピー
- あとがき
- 奥付