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書籍詳細

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書籍名 認知症の薬物治療 アリセプトの使いこなしと介護を助ける処方
出版社 フジメディカル出版
発行日 2006-01-20
著者
  • 河野和彦(著)
ISBN 4939048659
ページ数 117
版刷巻号 初版第1刷
分野
シリーズ 重複22
閲覧制限 未契約

「アルツハイマー型認知症は、このように治療する!」。特効薬アリセプトのさじ加減と、患者の症状を鎮めて介護者負担を減らす絶妙の処方。 1,700例を超える圧倒的な症例数をバイブルとした、プライマリケアのための認知症治療マニュアルの最新版。認知症ハンドブックシリーズの第2弾、治療編。 患者と家族の求めに応えることのできる解決法がここにあります。認知症診療に関わるすべての医師・看護・介護スタッフに読んでいただきたい

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • シリーズの序〜シリーズ2にあたって
  • 目次
  • 本書で紹介する症例のプロフィール
    P.10閲覧
  • 本書で用いる主な略語
    P.12閲覧
  • 1 認知症を正しく治す
    P.13閲覧
    • 1. プライマリケア医に要求される医療レベル
    • 2. 医療過誤を防ぐ知識
    • 3. 認知症症状を理解する
  • 2 陽性症状を治す
    P.20閲覧
    • 1. 精神症状を一般人にわかりやすく説明する方法
    • 2. 『興奮』の定義と薬
    • 3. 陽性症状に対する処方
    • 4. 抑制系の第一選択薬
    • 5. 抑制系の第二選択薬
    • 6. 妄想を減らす処方
    • 7. 不眠の治療
    • 8. BPSD (behavioral and psychological symptoms of dementia、認知症の行動および心理症状)
    • 9. 患者の不安材料を排除する
    • 10. 介護負担軽減のための処方〜まとめ〜
  • 3 陰性症状を治す
    P.37閲覧
    • 1. 陰性症状に対する処方
  • 4 中核症状を治す
    P.39閲覧
    • 1. 中核症状に対する処方
    • 2. アリセプトの効果とはどのようなものか
    • 3. 前頭葉機能
    • 4. 側頭葉機能
    • 5. 周辺症状
    • 6. 運動機能
    • 7. 自覚症状
    • 8. アリセプトの前期興奮について
    • 9. アリセプトの後期興奮について
    • 10. アリセプト用量と患者の『バランス』
    • 11. アリセプト1.5mgで改善した症例
    • 12. アリセプトの静穏作用
    • 13. アリセプトを増量する必要がないケース
    • 14. 中核症状が悪化した時どうするか
    • 15. アリセプトのnon responderへの対応と中止時期
    • 16. てんかんの対応
    • 17. アリセプトの処方方針
  • 5 認知症の細密な分析と処方
    P.63閲覧
    • 1. 認知症の複合を診断する
    • 2. アルツハイマー型認知症 (ATD) のバリエーション
    • 3. 認知症の複合を読んだ処方
    • 4. びまん性レビー小体病 (DLBD) の対策
    • 5. パーキンソニズムの制御
    • 6. ペルマックスの興奮作用
  • 6 ATD以外の認知症
    P.89閲覧
    • 1. 特発性正常圧水頭症への内科医の関わり
    • 2. 前頭側頭型認知症治療の試み
    • 3. 脳血管性認知症 (VaD) の治療
    • 4. 脳血管性うつ状態の治療
    • 5. 降圧薬の選択
    • 6. 脳梗塞予防薬
  • 7 各論〜症例徹底研究〜
    P.98閲覧
    • 1. アリセプトのresponderと軽症例に対する処方
    • 2. アリセプトの長期効果
    • 3. ATDの血管因子について
    • 4. アリセプトの効果と副次作用の交錯
    • 5. アリセプトによるパーキンソニズム
    • 6. アリセプト無効例の特徴と経過
  • おわりに
    P.108閲覧
  • 索引
    P.110閲覧
  • 奥付

参考文献

1 認知症を正しく治す

P.37 掲載の参考文献

  • ・ 池田学 : 痴呆にみられる精神症状・行動異常 (BSPD) の薬物療法. 老年精神医学雑誌15増刊 : 79-87, 2004

P.41 掲載の参考文献

  • ・ Kanaya K, Abe S, Sakai M et al : Effect of ferulic acid and Angelica archangelica extract on behavioral and psychological symptoms of dementia (MPSD) of Alzheimer's Disease (AD) and Dementia with Lewy bodies (DLB). 27th International Conference of Alzheimer's Disease. London, 2012
  • ・ 木村武実 : 前頭側頭葉変性症に対する臨床研究シリーズ, 第二回日本認知症治療研究会, 2016, 3
  • ・ 荏原太, 松下博子, 小倉静江ほか : フェルラ酸による2型糖尿病における糖尿病性神経障害とQOLの改善, 第56回日本糖尿病学会年次集会, 2013, 5

P.51 掲載の参考文献

  • ・ 西山康裕, 駒場祐一, 勝又俊弥ほか : 脳梗塞慢性期患者におけるNicergolineのうつ状態に対する効果について. 日老医誌41増刊号 : 152, 2004

P.55 掲載の参考文献

  • ・ 坂本静樹, 山崎峰雄, 大鳥達雄, 片山泰朗 : アルツハイマー型痴呆治療薬有効例の有効持続時間に関する検討. 日内会誌94増刊 : 212, 2005

5 認知症の細密な分析と処方

P.74 掲載の参考文献

  • ・ 中村祐, 岸本年史 : 多発性の小梗塞 (ラクナ) を伴ったアルツハイマー型痴呆に塩酸donepezil, ibudilastの併用療法が著効きたした一例. 精神科治療学 19 (8) : 1017-1021, 2004

P.76 掲載の参考文献

  • ・ 中野倫仁 : ドネペジルの継続投与についてどう考えるか. 老年精神医学雑誌15増刊 : 53-59, 2004

P.91 掲載の参考文献

P.100 掲載の参考文献

  • ・ 日本正常圧水頭症研究会, 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン作成委員会 : 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン. メディカルビュー社, 大阪, 2004

おわりに

P.111 掲載の参考文献

  • ・ 狭間玄以, 楠見公義 : レビー小体型痴呆症に伴う精神症状に少量のQuetiapineおよびDonepezilが有効であった1例. 精神医学 46 (3) : 265-270, 2004
  • ・ 辻敬一郎, 堤祐一郎, 田島治 : Quetiapineとhaloperidolを併用中の統合失調症においてquetiapineを投与中止したことにより錐体外路症状の増悪を認めた2症例. 精神科治療学 19 (9) : 1127-1132, 2004
  • ・ 小阪憲司 : レビー小体型痴呆症. 老年精神医学講座 ; 各論 (日本老年精神医学会編). ワールドプランニング, 東京 : 39-50, 2004

P.119 掲載の参考文献

  • ・ 日本正常圧水頭症研究会, 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン作成委員会 : 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン, メディカルレビュー社, 大阪, 2004

P.121 掲載の参考文献

  • ・ 西川隆, 池尻義隆, 正木慶大ほか : 前頭側頭葉変性症におけるBPSDの薬物治療. 分子精神医学 3 : 85-86, 2003
  • ・ 小田原俊成, 小阪憲司 : フルボキサミンがBPSDに有効であった痴呆症例をめぐって. 分子精神医学 3 : 83-84, 2003
  • ・ 池田学 : 痴呆にみられる精神症状・行動異常 (BPSD) の薬物療法. 老年精神医学雑誌15増刊 : 79-87, 2004

P.127 掲載の参考文献

  • 河野和彦 : レビー小体型認知症 改訂版 , フジメディカル出版, 2014
  • 河野和彦 : ピック病の症状と治療 , フジメディカル出版, 2013

P.130 掲載の参考文献

  • ・ 大友英一, 笹生俊一, 荒木五郎ほか : 脳血管障害の各種精神症状に対するSymmetrel (Amantadine hydrochloride) の薬効 ; Placeboを対照とした多施設二重盲検法による調査. Clin Eval 12 : 321-367, 1984

P.133 掲載の参考文献

  • ・ Figiel GS, Krishnan KR, Breitner JC et al : Radiologic correlates of antidepressant-induced delirium : the possible significance of basalganglia lesions. J Neuropsychiatry Clin Neurosci 1 : 188-190, 1989
  • ・ Fujikawa T, Yokota N, Muraoka M et al : Response of patients with major depression and silent cerebral infarction to antidepressant drug therapy, with emphasis on central nervous system adverse reactions. Stroke 27 : 2040-2042, 1996
  • ・ 松崎一葉ほか : うつ病状態に対する抗うつ薬とサプリの効果〜最新1,000例の臨床症例を通して〜. 第9回日本機能性食品医用学会総会, 2011. 12
  • ・ 穴水聡一郎ほか : 凍結乾燥ミミズエキス含有サプリメントによる動脈硬化改善効果の検討. 第13回日本抗加齢医学会総会.日本東洋医学雑誌 66 : 275-281, 2015
  • ・ 河野和彦 : コウノメソッド流 臨床認知症学. 日本医事新報社, 2015

P.135 掲載の参考文献

  • ・ Forette F, Seux ML, Staessen JA et al : The prevention of dementia with antihypertensive treatment : new evidence from the Systolic Hypertension in Europe (Syst-Eur) study. Arch Intern Med 162 : 2046-2052, 2002
  • ・ 小原克彦 : Ca拮抗薬の痴呆の予防効果. 血圧 6 (2) : 154-155, 1999

P.136 掲載の参考文献

  • ・ 井上忠夫, 東儀英夫 : 脳梗塞再発抑制に関する薬剤経済学的評価. Medical Tribune 37 (49) : 46, 2004
  • ・ 平川 亘 : 認知症に対するシロスタゾールの治療効果. 第二回認知症治療研究会, 2016. 3

P.149 掲載の参考文献

  • ・ 柳澤厚生 : グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す, G. B., 2014