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書籍詳細

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書籍名 食物の栄養と効用
出版社 全国学校給食協会
発行日 1996-03-01
著者
  • 成瀬宇平(著)
ISBN 4881320319
ページ数 241
版刷巻号 改版第1刷
分野
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食生活の重要さが話題になることが多くなった。そして「食生活」という言葉から浮びでてくることに、必ず健康と栄養という単語もついてくる。本書では、食品と栄養に関連ある事項をとりあげ栄養学的見地から説明を加えた。

目次

  • 表紙
  • まえがき
  • 目次
  • 第1章 バランスのとれた栄養とは何か
    P.13閲覧
    • ホルモンはどんな働きをするか
    • 血液の大切な働き
    • カルシウムはからだになぜ必要か
    • 栄養のかたよった食べ物はなぜからだによくないか
    • 六つの食品群とは何か
    • 適切な栄養とは何か
    • 基礎代謝とは何か
    • 必須アミノ酸とは何か
    • 四つの食品群とは
    • 生体を支える三本の柱とは何か
    • 健康の三原則とは何か
  • 第2章 エネルギーの主体は糖質で
    P.27閲覧
    • 炭水化物はなぜ必要か
    • デンプン質食品の摂取は多いか
    • 白米は消化のよいエネルギー食品
    • コメは太る食品か、やせる食品か
    • 白米食はビタミンB1不足か
    • コメのご飯も他の食品の組み合わせで完全食に
    • ご飯を食べると頭が悪くなるという考え方
    • パンの栄養価はよいか
    • パンは消化吸収のよい食品
    • そばが健康食といわれる理由
    • そばの成分の特徴は何か
    • そばのビタミン類にはどんな効果があるか
    • うどん、そばは消化がよい
    • ジャガイモはカロリーの低い食品
    • ジャガイモが健康食として再認識されている
    • 発芽防止のための照射ジャガイモは安全か
    • 黄色種のサツマイモはビタミンAを含む
    • イモの栄養価はどうか
    • イモと野菜の違い
    • トウモロコシのたん白質は劣っているか
    • トウモロコシの主体はエネルギー供給源
    • トウモロコシの油脂が話題になるのは
    • エネルギー源にならないデンプンもある
    • 白砂糖と黒砂糖はどちらに栄養があるか
    • 砂糖は肥満の原因となるか
    • 砂糖はデンプンと違った働きがある
    • 一日100g以上の砂糖摂取は赤信号
    • 砂糖の摂り過ぎはどんな栄養状態になるか
    • 砂糖を摂り過ぎると胃をおかしくする
    • 砂糖の摂り過ぎはどんな病気を招くか
  • 第3章 たん白質も植物性食品と動物性食品を考慮して
    P.63閲覧
    • たん白質はどんな機能をもっているか
    • 植物性たん白質と動物性たん白質はどう違う
    • 魚卵も栄養たっぷり
    • 白身魚と赤身魚の栄養の違い
    • ウナギは夏バテによい食品か
    • 肉は絶対に食べねばならないか
    • 動物性油脂は植物性油脂に比べてなぜ悪いといわれるか
    • 豚肉は牛肉より脂肪が多い
    • 牛の肝臓にはビタミンがたっぷり
    • 鶏肉の脂肪は皮下脂肪に多い
    • 鶏肉のたん白質は良質か
    • 肉一辺倒の食事は避けたいもの
    • 鶏肉の脂肪分はからだによいか
    • 鶏肉中のコレステロールは少ないか
    • 太るのはどうしてか
    • 卵は消化されやすいもの
    • 卵のプロテインスコアは100
    • 卵には貧血予防の要素の成分がたっぷり
    • 卵の摂取とコレステロール
    • 卵を食べるとコレステロールは多くなるのか
    • 卵の栄養価は貯蔵中にどう変わるか
    • 卵の栄養についての誤解
    • 魚のたん白質は肉と変わらない
    • 魚の栄養価は肉と同じ
    • イワシはなぜ健康食か
    • 血合肉はレバーと同じくらいの栄養がある
    • ワカメやノリがからだによいわけ
    • 貝類はコレステロールが多いといわれるが
    • イワシは美容にも精神安定にもよい
    • 魚に多いIPAとは
    • イワシがからだによいというもう一つの成分
    • 昔からシジミは肝臓病によいといわれる
    • 焼き魚に大根おろしを添えると
    • カキは海のミルクといわれる
    • よく噛んでマメに食べよ
    • ダイズは加熱によって栄養価も高くなる
    • ダイズが畑の肉といわれるのはなぜか
    • ダイズには心臓病を予防する効果がある
    • ダイズは高血圧の克服に役立つ食品
    • ダイズの鉄分は吸収がよい
    • ダイズには食物繊維も多い
    • 木綿豆腐にはカルシウムがたっぷり
    • ご飯と豆腐の組み合わせはよい
    • 豆腐にはコレステロールを減らす成分がある
    • サポニンとは何か
    • なぜ豆腐が健康食品として注目されているか
  • 第4章 脂肪は質と量を考えて成人病の予防を
    P.115閲覧
    • コレステロールは食べ物によって下がる
    • 新しいサンマの脂肪はコレステロールを低下させる
    • 植物油を摂ったらビタミンEも摂れ
    • 脂質はどんな機能をもっているか
    • 血中コレステロールは食生活で下げられる
    • 酸敗油の栄養価は低い
    • コレステロールとは何か
    • 食品中に含むコレステロール
    • 脂肪の摂取は肥満の原因か
    • PCBやDDTはHDLを高める新たなタイプの高コレステロール血症を招く
  • 第5章 ビタミン、ミネラルは野菜から
    P.127閲覧
    • サラダは本当にからだによいか
    • ワカメには病気予防の成分がある
    • 果物のペクチンは低エネルギー食
    • ホウレンソウの摂取は適量に
    • 梅干しはからだによいのか
    • 漬け物も食べ方次第でからだによい
    • 海草の多糖類も低エネルギー食
    • 海草は低エネルギー食か
    • 海草中のヨウ素はからだによいか
    • ダイエット・フードとは
    • 食物繊維はなぜ必要か
    • ミネラルはどんな働きをするか
    • ビタミンとミネラルは多くとるほどよいか
    • ビタミンB2は発育ビタミン
    • たん白質のレベルによって食塩摂取量は変わる
    • ビタミンB6の欠乏はさまざまな症状を示す
    • フラビン酵素にはどんな働きがあるか
    • リボフラビン(ビタミンB2)は体内でどのように代謝しているか
    • 野菜のビタミンの特徴はB2複合体
    • 野菜や果物にはこんな秘密がある
    • ニンニク、タマネギの効用を見直そう
    • 大根は葉も食べよう
    • 野菜にはカリウムが多い
    • 野菜はセルロースの供給源としては欠かせないもの
    • タマネギがからだによいといわれるのは
    • 果物の食べ過ぎでも太る
    • ハウスものと露地ものには差があるか
    • 干しシイタケはどんな栄養があるか
    • 色のうすい野菜(淡色野菜)も必要
    • 野菜はビタミンCをどの程度含むか
    • ニコチン酸はどんな作用をするのか
    • ビタミンB6依存症とは何か
    • パントテン酸はどんな働きがあるか
    • ビオチンとはどんな働きをするか
    • ビタミンCの働き
    • ビタミンAの働き
    • ビタミンCの大量摂取はいろいろな効果があるというが
    • ビタミンB12とは何か
    • ビタミンDはカルシウム輸送に大切
    • ビタミンEとは何か
    • ビタミンは必要か
    • ビタミンE不足にはならない
    • 外食はビタミン類が不足がち
  • 第6章 カルシウムを摂り、体力をつけるために
    P.177閲覧
    • 乳酸菌とは何か
    • 乳酸菌を飲むのはどんな効果があるか
    • 牛乳はカルシウムの供給源
    • 牛乳は卵についで良質のたん白質
    • 牛乳を飲むと下痢するのは、乳糖不耐症
    • 牛乳中の有効成分にはどんなものがあるか
    • スキムミルクもすぐれた食品
    • 乳酸菌飲料は腸内の働きをよくする
    • 腸内では乳酸菌はどんな役割をしているか
  • 第7章 なぜ食塩摂取を控え目にするのか
    P.188閲覧
    • 食塩はからだに悪いか
    • みそ汁の食塩濃度は何%か
    • 淡口しょうゆだからといって安心するな
    • パンとバター食は塩分に注意を
  • 第8章 アンバランスな食生活を過ごさないために
    P.193閲覧
    • 甘いものをなぜ欲しがるか
    • 酸性食品とアルカリ性食品は古い話
    • 酸味成分はからだにどのように影響するか
    • 生(なま)がよいか加熱調理がよいか
    • 冷凍食品は生鮮食品より栄養価は低いか
    • ノン・カロリー食がある理由
    • コンニャクはノン・カロリー食
    • ポップコーンやピーナッツの食べ過ぎでのどがかわくのはなぜか
    • お茶はどんな効能があるか
    • インスタント食品の栄養価はどうなっているか
    • なぜ栄養過剰時代の弊害
    • 日本人の食生活はバランスがよい
    • 日本人の食生活でとくに注意したいこと
    • 一つの食品では健康になれない
  • 第9章 栄養と生活は切り離せない
    P.209閲覧
    • なぜ食べ物を獲得するか
    • 朝食は一日の生活のリズムをつくる
    • 食事の時間も適度な長さに
    • 食事回数と食事時刻は昔から現在の通りか
    • 夜勤や交替勤務と食事との関係はどうなっているか
    • スモッグによりビタミンD不足も考えられる
    • スモッグの中ではビタミンA、B1を十分に
    • 騒音・照明はビタミンB1、B2を消費する
  • 第10章 病気が栄養障害とかかわっている
    P.218閲覧
    • 動脈硬化は10代から-小児成人病に注意
    • 日本人には鉄欠乏が多い
    • 食物アレルギーとは
    • 栄養障害はあるのか
    • 栄養不良によって現在はどんな病気が考えられるか
    • ビタミンB1が欠乏するとどうなるか
    • 糖尿病の食事療法は自分自身に責任あり
    • 胃の悪い人はまずよく噛むことから
    • 肝臓病は糖質でエネルギーをとる
    • 腎臓病はずっと食事制限する
    • 痛風は美食によるか
    • 心臓病の予防には、まず太り過ぎないこと
    • 高血圧や動脈硬化症はむくみやエネルギー源に注意を
    • 貧血予防は全身の栄養強化から
    • 低血圧の人はたん白質を摂ることから
    • 精神がイライラしている時の食事
  • あとがき
    P.237閲覧
  • 参考文献
    P.238閲覧
  • 奥付

参考文献

あとがき

P.238 掲載の参考文献

  • 秦和彦他 : 調理科学, 16巻3号・155頁 (1983)
  • 黒田圭一他 : 日本栄養・食糧学会誌, 38巻4号・291頁 (1985)
  • 成瀬宇平 : 心とからだの健康メモ, 全国学校給食協会 (1983)
  • 南山堂 : 医学大辞典, 南山堂 (1973)
  • 吉川春寿他 : 代謝・(基礎と臨床), 朝倉書店 (1970)
  • 大木幸介 : 人間栄養学のすすめ, 講談社 (1983)
  • 高橋長雄 : からだの科学, 講談社 (1970)
  • 今堀和友 : 生命の物理学, 講談社 (1973)
  • 高木和男他 : 現代の栄養学, 南江堂 (1969)
  • 科学技術庁資源調査会編 : 四訂日本食品成分表
  • 杉田浩一他 : 新編日本食品事典, 医歯薬出版 (1982)
  • 成瀬宇平他 : 健康づくりのための新日本型食生活, 全国学校給食協会 (1986)
  • 山村他 : 病態生化学I, II, 朝倉書店 (1968)
  • D.P.パーキット / G.H.トローウェル編, 細谷憲政監修 : 食物繊維と現代病, 自然社 (1982)
  • 吉川春寿 : 栄養学二〇章, 東京大学出版会 (1977)
  • 食の科学 : 41号 (1978), 66号 (1982), 70号 (1983), 84号 (1985), 91号 (1985), 94号 (1985), 99号 (1986)
  • アール・ミンデル, リチャード・パスウォーター編 (丸元淑生訳), グッド・ヘルスガイド, 小学館 (1984)
  • 明治製菓編 : 現代人の医食同源, (2) (1984), (3) (1985), 明治製菓