書籍名 |
食べる 食卓の戦後史 |
出版社 |
全国学校給食協会
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発行日 |
1978-09-25 |
著者 |
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ISBN |
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ページ数 |
251 |
版刷巻号 |
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分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
戦後の食生活の変貌に、これでいいのだろうかという問題意識で読売新聞に連載された「食べる」をまとめた。
目次
- 表紙
- まえがき
- 目次
- 第一章 乱食時代
- 1 いま食卓で
- (1) 洋風化嘆く横井庄一さん
- (2) 朝食も二本立て
- (3) 新無国籍料理
- (4) 主食のないニューファミリー
- (5) 料理もレジャー
- (6) 山村の食卓も洋風化
- 2 外食さまざま
- (1) 通勤途中の早食い競争
- (2) 全国にハンバーガー旋風
- (3) 主婦もせっせと食べ歩き
- (4) 日本の味を求めて
- (5) 世界をまたに食味旅行
- 第二章 変革の三十年
- 1 戦後の飢え体験
- (1) 白米夢見てイモまたイモ
- (2) ヒキガエルも貴重な食糧
- (3) 毎日タケノコ生活
- (4) 海水煮つめて調味料
- (5) ヤミ米を拒んで死ぬ
- (6) 急場救った進駐軍
- 2 ご飯とパン
- (1) 店頭のパン食史
- (2) 栄養改善運動で粉食奨励
- (3) こんどは米食へ運動
- 3 加工食品
- (1) お湯をかければ
- (2) 簡便、安さが受ける
- (3) 急成長の冷凍食品
- (4) 高度成長に乗って
- (5) 加工食品依存は栄養不足
- 4 学校給食
- (1) "赤白料理" はタブー
- (2) ごった煮から複数献立へ
- (3) 育った新しい味覚世代
- (4) ふえる米飯給食
- 5 台所革命
- (1) 食卓の演出者冷蔵庫
- (2) あなたまかせの自動炊飯
- (3) 使いこなせず、眠るオーブン
- (4) 電子レンジ、米国より普及
- 第三章 変身する食品
- 1 肉も野菜も
- (1) 鶏肉といえばブロイラー
- (2) 水っぽくなった豚肉
- (3) 野菜の品種も世につれて
- (4) 冬のトマトは"工場生産"
- (5) 中身も違うハウス野菜
- 2 技術革新
- (1) パン、手作りから機械化へ
- (2) 冷凍スリ身一躍脚光
- (3) ソフト化で急成長マーガリン
- (4) 大豆、小麦のハンバーグ
- 第四章 味覚の行方
- 1 進む画一化
- (1) 落ちた舌の感度
- (2) お米が味覚のルーツ
- (3) 味の東西交流
- (4) なんでも甘く
- (5) 煮ものに代わっていためもの
- (6) 塩離れ酸味志向
- (7) 消えるおふくろの味
- (8) 文化、人間性にも影響
- 2 食品添加物の不安
- (1) 作る側の都合が先行
- (2) 変身する化学物質
- (3) 添加物の栄養破壊
- 第五章 豊かさの裏側
- 1 健康への赤信号
- (1) ふえる歯並びの悪い子
- (2) 野菜ぎらいは情緒不安定
- (3) 食べ過ぎで病気も欧米化
- (4) コレステロール過多
- (5) 思いやられる肥満児激増
- (6) 三割の女性が貧血
- (7) カッケも再登場
- (8) もろくなった子供の骨
- (9) マイナスだらけの一日二食
- 2 買い食い大国
- (1) 飢餓世代と満腹世代
- (2) 自給率わずか五〇%
- 3 これからの食生活 <座談会>
- 奥付