書籍名 |
施設で育った子どもたちの居場所「日向ぼっこ」と社会的養育 |
出版社 |
明石書店
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発行日 |
2009-06-30 |
著者 |
- NPO法人 社会的養護の当事者参加推進団体 日向ぼっこ(編著)
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ISBN |
9784750330044 |
ページ数 |
201 |
版刷巻号 |
初版第3刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
児童養護施設を退所した若者たちが気軽に集まって、少しでも元気になれる場所があったら……。そんな思いをもった当事者たちでつくった「日向ぼっこ」。その誕生までの経緯と活動、施設体験、社会に出てからの悩みや社会的養護への要望などをつづる。
目次
- 表紙
- まえがき
- もくじ
- 第1章 ひとりぼっちじゃない。そう思える居場所を
- 「日向ぼっこ」という名前にこめられた想い
- こんな活動を展開中です
- 日向ぼっこ誕生までのささやかなものがたり
- 血がつながっていなくてもいっしょに生きられる
- ・ コラム ハローノートから振り返る日向ぼっこの2年
- 任意団体から特定非営利活動法人へ
- 第2章 親と暮らせない子どもを支える仕組み―社会的養護Q&A
- 社会的養護を多くの人に知ってもらうことの意味
- Q1 社会的養護の意味を教えてください
- Q2 クラスの友だちに児童養護施設で暮らしていた子がいました。そのころから気になっていたのですが、どんなところなのですか?
- Q3 児童養護施設の数はどのぐらいあるのですか? 何人くらいの子どもが暮らしているのでしょうか?
- Q4 児童養護施設の子どもたちはどんな部屋に住んでいるのですか?
- Q5 児童養護施設ではどんな人が働いているのですか?
- Q6 児童養護施設にはいつまでいられるのですか? 施設を出たあとはどうするのですか?
- Q7 児童養護施設での生活でたいへんなのはどんなことですか?
- Q8 日向ぼっこのような当事者団体はほかにもあるのですか?どんな活動をしていますか?
- 第3章 私が暮らした施設、そしていま施設に希望すること
- すさみきった孤独な生活をしていた僕にとって、施設はいつもあたたかかった
- いっしょに生きてくれる人が見つかる場所であってほしい
- 僕のことをこんなに心配してくれる人がいる。そう思えたとき、愛の鞭が心にズシンと響き、うれしくて泣いた
- 退所後はじめてひとりで過ごした夜、寂しさと孤独で泣いた
- 第4章 日向ぼっこにのぞむこと、日向ぼっことできること
- 日向ぼっこ結成の瞬間に立ち会った者として期待すること
- 援助者からみた当事者活動、そして私が援助者として大切にしていること
- 私が日向ぼっこに期待するわけ―当事者活動の社会的な意義
- 第5章 座談会 「生きているのも悪くない」と思える社会を
- ・ コラム 施設で暮らしていた人たちに聞きました!
- ・ コラム 施設で暮らしていた人たちに聞きました!
- 奥付
参考文献
第2章 親と暮らせない子どもを支える仕組み―社会的養護Q&A
P.90 掲載の参考文献
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平湯真人編『施設でくらす子どもたち』 明石書店, 2000年
第4章 日向ぼっこにのぞむこと、日向ぼっことできること
P.168 掲載の参考文献
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*1 「児童養護施設出身者の嘆き」『CAPニューズ』70号, 子どもの虐待防止センター発行, 2009年, 6-7頁.
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*2 ホルマン著『社会的共同親と養護児童』(津崎哲雄・山川宏和訳) 明石書店, 2001年, 津崎哲雄『この国の子どもたち - 要保護児童社会的養護の日本的構築』日本加除出版社, 2009年, 津崎哲雄「イギリス社会的養護の現状・展開と施策理念」『社会福祉研究』103号, 2008年, 54-64頁
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*3 師康晴著『出会えてよかった - 絶対の差別の解消をめざして』のなかの「3章 子どもの意見表明を支持する - 全国養護施設高校生交流会から」言叢社, 2006年, 師康晴著(『この国の子どもたち - 要養護児童社会的養護の日本構築』) 第1章
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*4 津崎哲雄「英国におけるケアを離れた子どもへの支援制度・実践」『季刊児童養護』全国児童養護施設協議会, 38巻3号, 2008年. 津崎哲雄「イギリス社会的養護の現状・展開と施策理念」『社会福祉研究』103号
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*5 Mahadevan, J. [2009] How we are improving : Outcomes for care leavers in Rochdale and Bury, Children & Young People Now, 7-13 May, p.23