書籍名 |
いのちと家族の絆 がん家族のこころの風景 |
出版社 |
明石書店
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発行日 |
2010-03-20 |
著者 |
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ISBN |
9784750331584 |
ページ数 |
247 |
版刷巻号 |
初版第5刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
がんに罹り、病院で最期を迎える人に家族はどう向き合えばいいのか。長年、がん緩和病棟でチャプレン(宗教的援助者)、カウンセラーとして多くの病める人びとを看取ってきた著者は、病める人びとの最期を輝かせるためには家族の絆が一番大切だと説く。
目次
- 表紙
- まえがき
- 目次
- 第1章 人生の困難と向き合うとき
- 外の様子を伝えた患者
- 社会とつながっていたい
- やっと自由になれる
- 人生の壁の外を見ること
- 大丈夫。なんとかなる
- ユーモアに救われる
- 次はあなたの番です
- だから今を大切に生きる
- 第2章 病める人の心に寄り添う
- 自分らしさを失うのが怖い
- 緩和ケアの貢献
- 病める人と家族の思いのすれ違い
- 病める人が最後に望むこと
- 家族の間で謝ること
- 「ごめんね」と言いたかった
- 病める人の奇妙な体験
- 夢で会えたら
- 危機感から逃げない会話
- 最後に交わす言葉
- 死にたいという叫び
- 死ぬのが怖い
- 「私の死」を分かち合うということ
- 第3章 残された時間を充実させるために
- 余命告知
- 限りある一日の過ごし方
- 夢中になれる幸せ
- 時間を持て余すつらさ
- 自分の生き方を貫く
- どうして私ががんになったのか
- がんの苦しみ・生きることの苦しみ
- 希望をつなぐ考え方
- 生きることへの援助
- 実現可能な楽しみをふやすこと
- 家族の絆
- ユニークな役割
- 第4章 親の思い、子の思い
- 親の見舞いに来ない子ども
- 精神的なつながり
- 絆は育てるもの
- 私を認めてほしい
- 親の思いが子どもに届く日
- 旅立つ前の親の願い
- 親を失う幼い子ども
- 子どもが見る親の死
- 旅立つ子に親ができること
- 高齢の親の願い
- 高齢の親と子のかかわり
- 最後に会いたい人
- 会いたくないの意味
- 親の人生を知る
- 第5章 夫婦の絆をたしかめる
- 伴侶からの言葉がほしい
- 伴侶にやさしくできない心の傷
- 夫婦間の危うい会話
- 戦友としての甘え
- 食べることの意味
- 命を削ったドライブ
- 第6章 人はかかわり、生かされる
- 兄弟の果たす役割
- 兄弟の不仲
- 命のバトンタッチ
- 命のルーツ
- ペットたちの活躍
- ぬいぐるみの効用
- 友だちは宝物
- 本当にそばにいてほしい人
- 人生を分かち合うこと
- 第7章 マザー・テレサが教えてくれた
- あなたは一人ぼっちではない
- がんになったから気づくこと
- 心に平安と許す心がほしい
- 余命の過ごし方と意味
- 死を越えた希望がほしい
- 愛されたい
- 見つめ・見つめられること
- 悟る努力
- 立ち止まる心の余裕
- 心に届けるメッセージ
- なお続くかかわり
- あとがき
- 奥付