書籍名 |
排除する学校 特別支援学校の児童生徒の急増が意味するもの |
出版社 |
明石書店
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発行日 |
2010-04-10 |
著者 |
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ISBN |
9784750331829 |
ページ数 |
269 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
特別支援学校の生徒急増の背景には、手のかかる子ども、むずかしい子どもの、通常学校からの排除がある。その実態と要因を元川崎市麻生養護学校校長である著者が実体験や資料から明らかにするとともに、真のインクルージョン社会とは何かを問いかける。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 第1章 なぜ特別支援学校の児童生徒は急増しているのか
- 第1節 特別支援学校の過大規模化
- [1] 特別支援学校過大規模化の実態
- [2] 教育委員会による過大規模化対策
- [3] 特別支援学校校長会の対応
- 第2節 過大規模化の背景にあるもの
- [1] なぜ増える特別支援学校生
- [2] 教育界における構造的な問題としての過大規模化
- [3] 通常教育から排除される子どもたち―6つの事例から
- 第3節 特別支援教育への無理解
- 第4節 特別支援教育をめぐる排除の実態
- 第2章 学校の非寛容
- 第1節 高等学校教育を考える
- [1] 入学選抜における排除
- [2] 中高一貫校における排除
- 第2節 学校と警察との連携が意味するもの
- [1] 学校と警察の連携の制度化
- [2] 公権力の行使と教育的配慮
- 第3章 特別支援教育から支援教育へ
- 第1節 障害と特別な教育的ニーズ
- 第2節 特別支援教育の視座から見える教育課題
- [1] 不登校
- [2] 高等学校中途退学者
- [3] 引きこもり
- 第3節 神奈川の支援教育
- [1] 支援教育の概要
- [2] 支援教育の背景にあるもの
- [3] 支援教育の推進に向けて
- 第4章 「自立活動」必修化のすすめ
- 第1節 特別支援教育における自立活動の役割
- 第2節 すべての児童生徒に自立活動の授業を
- [1] 自立活動はなぜ必要か
- [2] 高等学校教育の新しい動き
- 第5章 インクルージョン社会の実現に向けて
- 第1節 インクルージョンとは何か
- [1] インクルージョンとインクルーシブ教育
- [2] 障害のとらえ方
- [3] インクルージョンへの原風景
- 第2節 社会変革を教育目標に掲げた学校
- [1] 新設校の教育理念
- [2] 教育目標の設定
- [3] 教育方針の設定
- [4] 創立3年間の成果
- おわりに
- 奥付