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書籍詳細

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書籍名 医療・保健・福祉・心理専門職のための アセスメント技術を高めるハンドブック ケースレポートの方法からケース検討会議の技術まで
出版社 明石書店
発行日 2012-05-23
著者
  • 近藤直司(著)
ISBN 9784750335933
ページ数 109
版刷巻号 初版第4刷
分野
閲覧制限 未契約

有効な支援をするためにはしっかりとしたアセスメントができていなければならない――長年、医療・保健・福祉・心理分野の専門職と関わってきた著者が、アセスメント技術を向上させる視点からケースレポートの方法やケース検討会議の技術までを丁寧に解説。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 ケースレポートについて考える
    P.11閲覧
    • 1. この研修の前提
    • 2. どのような状況で、どのようにレポートするかを意識する
      • (1) 集まった情報をすべてレポートする
      • (2) 情報を取捨選択し、仮説・理解とその根拠、支援方針までを簡潔にレポートする
      • (3) 事例検討会やケース会議におけるレポート
  • 第2章 5分間でケースをレポートする
    P.17閲覧
    • 1. ケースをまとめる
    • 2. 情報-理解・解釈・仮説-対応・方針という枠組み
    • 3. アセスメントの定義と基本的な枠組み
    • 4. プランニングの原則
    • 5. その他
      • (1) 生活場面で「その人がどんな人か」を掘り下げてアセスメントしたいとき
      • (2) 児童相談所などの心理判定について
  • 第3章 アセスメントのためのフォーマット
    P.30閲覧
    • 1. フォーマットの構成
    • 2. フォーマットを活用した5分レポート
  • 第4章 フォーマットの応用編と記入例
    P.34閲覧
    • 1. 子どもをアセスメントするためのフォーマット
    • 2. アセスメントのためのフォーマット(改訂版)
    • 3. 複数の支援対象者を含むケースに適したフォーマット
    • 4. アセスメント票(エリア別)
  • 第5章 レポート例
    P.43閲覧
    • 1. アセスメント例
    • 2. 支援課題と支援方針
  • 第6章 個人演習
    P.48閲覧
  • 第7章 グループワーク
    P.50閲覧
    • 1. グループワークの進め方
      • (1) ケースの内容に深入りしない
      • (2) 5分以内で終わっているか
      • (3) 一人称で述べているか
      • (4) 問題のメカニズムを捉えているか
      • (5) ケースを包括的に捉えているか
      • (6) 支援課題が具体的に示されているか
      • (7) 本人・家族のニーズに沿っているか、実現可能性があるか
      • (8) わかりやすいか
    • 2. アセスメント力向上のために
      • (1) 自分の考えをきちんと言語化する
      • (2) アセスメントを評価・批判される機会を持つ
      • (3) 心理面のアセスメントの重要性
    • 3. よく出る質問・感想
  • 第8章 有意義なケース検討会議にするために
    P.62閲覧
    • 1. カリスマ的な助言者に頼る
    • 2. カリスマに頼らずに成功させる
      • (1) 事例検討の目的に沿ったケースレポートを工夫する
      • (2) 上手な司会
      • (3) 明確で作業意識の高い質疑・討論
      • (4) アセスメントと検討課題を固める
  • 第9章 ケース検討会議におけるケースレポートについて
    P.76閲覧
    • 1. 事例にタイトルをつける
    • 2. 最初にポイントを述べる
    • 3. 情報はアセスメントに必要なものに絞る
    • 4. 生物-心理-社会モデルを使う
    • 5. エピソードは解釈や理解とともに述べる
    • 6. 支援課題を明確にし、具体的な支援方法を考える
    • 7. 15分にまとめる
  • 第10章 「より深くわかる」ための視点
    P.84閲覧
    • 1. 力動的診断
      • (1) 生物的-心理的-社会的に捉える
      • (2) パーソナリティや発達特性、生活史、現病歴などから、問題の発現状況を読み解く
      • (3) ライフサイクルとの関連を検討する
      • (4) 治療・援助や治療者・援助者に対して抱く感情(転移)と逆転移について検討する
      • (5) 前意識、無意識に目を向ける(身体化、失錯行為、防衛など)
      • (6) パーソナリティの評価
      • (7) 心理的資質(psychological mind)の評価
    • 2. その他、支援に役立つアセスメント
      • (1) 主訴を尊重しつつ、主訴と真の支援課題とを区別する
      • (2) 言辞(言っていること)より、背後にある思い(感情やわかってほしいこと)に目を向ける
      • (3) 「自分に何ができるか」ではなく、そのケースに必要な支援課題から考え始める
      • (4) 「良い面」や「できること」に目を向ける
      • (5) 長所として捉えてみる
      • (6) 円環的に捉えてみる
      • (7) 「関係性の中で起きていること」としてみる(家族、集団、治療・支援関係)
      • (8) いくつかの場面でみる
      • (9) 「いま、ここで」の視点
      • (10) 「何かを伝えたいのかもしれない」と考えてみる
      • (11) リフレーミングと外在化
      • (12) 家族機能の評価
      • (13) 家族のライフサイクルやステップファミリーとしての課題に目を向ける
      • (14) 成長・発達の徴候を見逃さない
      • (15) どうしてよいかわからないときはアセスメントを固める
      • (16) わからないことはケースに訊く
  • 奥付