書籍名 |
病気になってもいっぱい遊びたい |
出版社 |
あけび書房株式会社
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発行日 |
2008-08-01 |
著者 |
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ISBN |
9784871540773 |
ページ数 |
238 |
版刷巻号 |
第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
難病と闘う子供たちにこそ遊びの楽しさを!小児がんなどの難病と闘う子供たち。そのつらくて長い闘病生活の大きな支えになっているのが「遊びのボランティアさん」。子供だけでなく看護に疲れた家族にとっても大切な存在です。日本ではまだほとんど知られていない取り組みが、欧米ではしっかりとした制度として保障されています。日本で「遊びのボランティア」の道を切り開いてきた保育士の著者がつづる感動の書。川上清子、宮坂勝之、柳田邦男、山崎美貴子各氏絶賛・推薦 。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 1章 がんと闘った盲目の少女 - 「かなのちゃん通信」から
- 「遊んでやってほしい子がいます」と主治医から
- 1人の子どもに10人のボランティア
- いろんな人に出会えて大喜び
- 医師がコーディネート
- 音楽で厳しい検査に耐える
- かなのちゃんのおうちにも行きました
- 骨髄移植の日にもボランティア
- 「点滴を取って、取ってよ ! 取れ ! !」
- 「ボランティアさん、毎日来て」
- パニックをおさめたボランティア
- 壮絶な闘いのなかで
- 苦痛にゆがんだ顔に、微笑み
- ボランティア、ICUに入る
- 励ましの言葉が見つからなくてもそばにいる
- 訪問最後の日
- 天国のかなのちゃんへ
- 2章 遊びのボランティア誕生
- ゆっ君との出会い
- 訪問保育士として国立国際医療センターへ
- 由記ちゃんの退院
- お母さんの願いに後押しされて
- ガラガラドンの誕生
- ガラガラドンの活動
- ボランティアも子どもも、一緒に輝いて - 日誌から
- 3章 広がる遊びのボランティア
- 次々に広がった活動
- 遊んでくれる病院に転院したいしゅう君
- 人工呼吸器をつけたまりなちゃん - 4年3か月の訪問
- 付き添えない親を助けて
- 待合室で待つきょうだいたち
- 4章 涙を抱いて - 国立がんセンター夜の小児病棟
- 泣く子を振り切って - 非情な面会時間
- ボランティア面接までに3か月
- 禁止条項がずらりの合意書
- 隔離部屋で15分の遊び
- 最後のとりでにすがる母子
- やんちゃ坊主の悲鳴
- おお ! まりちゃんが歌ってる !
- ヘレンケラーのような子ども
- 病気の子どもをこれ以上泣かせないで
- 新病棟で
- 離島から来たたくみ君
- そばにいることを許してくれたかず君
- クリスマスもお正月も病院で、まー君
- 5章 海外の病院に学ぶ
- アメリカの子ども病院を見たい
- 初の全国集会 - 10周年記念フォーラム
- 再び海外の子ども病院に
- 市民と協働するトロント子ども病院
- ボランティア対応 - 日本との差
- ボランティアの貢献度を数字で公表
- ボランティアにもコストがかかる
- コーディネーターは心臓部
- 6章 NPOにかける夢
- 15周年記念フォーラムの手ごたえ
- お医者さんの姿がない
- 活動を広げるために
- 課題背負って走り出す
- 46歳で大学生
- がけっぷちを支えた私の体験
- 足長おばさんの出現
- 人から人へ、輪がつながる
- 終章 グリーフケア - 悲しみに寄り添って
- 国立がんセンターの遺族を訪ねて - 「ぎんざマンボウがゆく」
- かなのちゃんとのお別れ
- 悲しみの底から引き上げてくれた
- おわりに - 伝える使命
- 奥付