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書籍詳細

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書籍名 牛病学(第三版)
出版社 近代出版
発行日 2013-10-01
著者
  • 明石博臣(編集) 江口正志(編集) 神尾次彦(編集) 加茂前秀夫(編集) 酒井豊(編集) 芳賀猛(編集) 眞鍋昇(編集)
ISBN 9784874021965
ページ数 447
版刷巻号 第三版
分野
閲覧制限 未契約

『牛病学』〈第二版〉刊行時から,我が国においては肉用牛,乳用牛とも飼育の大規模化が進んできた。一方,牛海綿状脳症や口蹄疫の発生など、家畜衛生に対する取組みの必要性が以前に増して強く求められてきている。本書が畜産農家にとって牛の飼育に対する道しるべになることを強く願っている。

目次

  • 表紙
  • 第三版の序
  • 第二版の序
  • 初版の序
  • 執筆者一覧
  • 略語一覧
    viii閲覧
  • 目次
  • 口絵写真
  • [I] 生理・育種
    • 1 生理
      • A. 牛の組織
        • 1. 細胞
        • 2. 組織
      • B. 各器官の機能
        • 1. 消化器系
        • 2. 呼吸器系
        • 3. 循環器系
        • 4. リンパ系
        • 5. 血液の成分と機能
        • 6. 腎・泌尿器系
        • 7. 神経系
        • 8. 運動器系
        • 9. 感覚器系
        • 10. 内分泌器官
        • 11. 生殖器系
        • 12. 外皮系
      • C. 生体の恒常性維持
        • 1. 恒常性維持
        • 2. 細胞の修復機能 ( DNAの損傷・修復とアポトーシス )
        • 3. 放射線被曝
    • 2 育種
      • A. 乳用牛の育種
        • 1. 概要
        • 2. 牛群検定
        • 3. 後代検定
        • 4. 遺伝的能力評価
      • B. 肉用牛 ( 和牛 ) の育種
        • 1. 概要
        • 2. 育種改良の歴史
        • 3. 産肉能力の現状
        • 4. 総合能力の改良
      • C. 遺伝的解析技術の応用
        • 1. 遺伝子の発現と制御
        • 2. ジェノミック評価
        • 3. 遺伝的多様性の確保
      • D. 個体識別制度
        • 1. 沿革
        • 2. 制度の内容と活用
  • [II] 栄養・肉質
    P.41閲覧
    • 1 栄養
      • A. 乳用牛
        • 1. 栄養要求量
        • 2. 栄養と飼養管理
      • B. 肉用牛
        • 1. 栄養要求量
        • 2. 栄養と飼養管理
      • C. 栄養障害と内分泌・代謝性疾病
        • 1. 飼養管理が主因となる疾病
        • 2. ケトーシス
        • 3. 過肥牛症候群 ( 脂肪肝 )
        • 4. 分娩性起立不能症 ( 分娩性低カルシウム血症 )
        • 5. 脂肪壊死症
        • 6. 尿石症
    • 2 肉質
      • A. 牛肉の質および量
        • 1. 牛肉の肉質等級
        • 2. 牛肉の呈味成分, 理化学的特性
        • 3. 肉質と飼養管理
  • [III] 繁殖
    P.81閲覧
    • 1 繁殖生理
      • A. 繁殖
      • B. 繁殖のホルモン調節
        • 1. 繁殖に関与するホルモンの特性
        • 2. 視床下部, 下垂体ホルモン
        • 3. 性腺ホルモン
        • 4. 子宮, 副生殖腺および胎盤ホルモン
      • C. 牛の性成熟, 精子形成, 発情周期
        • 1. 性成熟
        • 2. 雄牛の性成熟
        • 3. 雌牛の性成熟
        • 4. 繁殖供用開始時期と供用期間
        • 5. 雄牛の精子形成
        • 6. 雌牛の発情周期
    • 2 妊娠診断
      • A. ノンリターン法
      • B. 直腸検査法
        • 1. 羊膜嚢の触診
        • 2. 胎膜スリップ
        • 3. 妊角の膨大による子宮の不対称
        • 4. 胎子の触知
        • 5. 子宮動脈の肥大と特異振動の触知
      • C. プロジェステロン測定法
      • D. 超音波画像診断法
    • 3 分娩と新生子
      • A. 分娩機序
      • B. 分娩経過
        • 1. 分娩前の外部徴候
        • 2. 産出力
        • 3. 子宮収縮とホルモン
        • 4. 産道
        • 5. 分娩経過
      • C. 産褥期
      • D. フレッシュチェック
      • E. 新生子の生理
        • 1. 心肺機能の変化と機序
        • 2. 体温調整機構
        • 3. 消化器の生理
    • 4 繁殖の人為的調節
      • A. 人工授精
        • 1. 人工授精技術の発展と意義
        • 2. 精液の採取と検査
        • 3. 精液の凍結保存と取扱い
        • 4. X精子およびY精子の選別処理
        • 5. 凍結精液の融解と授精
        • 6. 授精適期
      • B. 発情, 排卵の同期化
        • 1. 発情同期化, 排卵同期化の利点
        • 2. 発情同期化方法
        • 3. 排卵同期化方法
      • C. 胚移植
        • 1. 過剰排卵処置
        • 2. 胚の採取と処理
        • 3. 胚の移植
        • 4. 胚の凍結保存と融解
      • D. 分娩調節
        • 1. 分娩誘起
        • 2. 分娩延長
  • [IV] 繁殖障害
    P.123閲覧
    • 1 雄の繁殖障害
      • A. 繁殖障害の原因と発生状況
      • B. 繁殖障害の診断検査と治療方針
        • 1. 解剖と生理
        • 2. 繁殖障害の診断と治療
      • C. 繁殖障害の種類と治療
        • 1. 交尾障害
        • 2. 生殖不能症
        • 3. 生殖器の疾患
    • 2 雌の繁殖障害
      • A. 繁殖障害の原因と発生状況
        • 1. 繁殖障害の原因
        • 2. 繁殖障害の発現および発生状況
      • B. 繁殖障害の診断検査と治療方針
        • 1. 繁殖障害の診断検査
        • 2. 繁殖障害の治療
      • C. 繁殖障害の種類と治療
        • 1. 生殖器の疾患
        • 2. 飼養管理の不良
        • 3. リピートブリーディング
        • 4. 妊娠期の異常
        • 5. 周産期の異常
        • 6. 泌乳障害および乳房・乳頭の疾患
        • 7. 新生子の疾患
  • [V] 感染症の制御
    P.183閲覧
    • 1 免疫
      • A. 牛の免疫機構
        • 1. 一次および二次リンパ器官
        • 2. B細胞
        • 3. T細胞
        • 4. 抗原提示細胞
        • 5. 抗原提示レセプター
      • B. 母子免疫
        • 1. 牛乳汁中の免疫グロブリン
        • 2. 乳汁免疫グロブリンの吸収
        • 3. 子牛血清中免疫グロブリンの推移と測定
      • C. 免疫疲弊化と免疫賦活化
    • 2 ワクチン
      • A. 牛のワクチン
        • 1. ワクチンの種類
        • 2. ワクチンの接種方法
        • 3. ワクチン接種上の注意事項
        • 4. ワクチンの品質管理
      • B. 新しいウイルスワクチン
        • 1. 遺伝子欠損ワクチン
        • 2. 遺伝子組換え ( ベクター ) ワクチン
        • 3. DNAワクチン
        • 4. サブユニット・ペプチドワクチン
        • 5. 経口ワクチン ( 食べるワクチン ) , 粘膜ワクチン
      • C. 新しい細菌ワクチン
        • 1. 遺伝子組換え ( ベクター ) ワクチン
        • 2. ゲノム情報を利用したワクチン開発
      • D. 薬事関連法規
        • 1. 動物用医薬品の製造販売承認制度
        • 2. 動物用医薬品の製造
        • 3. 動物用医薬品の使用
    • 3 化学療法薬
      • A. 化学療法と耐性菌
        • 1. 動物用抗菌薬の種類と作用機序
        • 2. 薬剤耐性菌とは何か ?
        • 3. 動物用抗菌薬の使用
    • 4 プロバイオティクス
    • 5 消毒法と飼養衛生管理基準
      • A. 消毒法
        • 1. 消毒薬効果に影響する要因
        • 2. 消毒薬の使用例
        • 3. 消毒薬の使用上の注意
      • B. 飼養衛生管理基準とバイオセキュリティ
        • 1. 家畜防疫意識の向上
        • 2. 衛生管理区域と立入り制限
        • 3. 衛生管理区域と牛舎の出入口の消毒など
        • 4. 野生動物に対する注意
        • 5. 飼養環境の衛生
        • 6. 牛の健康観察と異状発見の際の早期通報と移動停止
        • 7. 牛の導入または出荷の際の注意
        • 8. 埋却地などの確保
        • 9. 台帳記録と保存
        • 10. 大規模農場における追加管理基準
  • [VI] ウイルス病, プリオン病
    P.213閲覧
    • 1 ウイルス病
      • 1. 口蹄疫
      • 2. 牛伝染性鼻気管炎
      • 3. 牛ウイルス性下痢ウイルス感染症
      • 4. アカバネ病
      • 5. アイノウイルス感染症
      • 6. アカバネウイルスおよびアイノウイルス以外のオルトブニヤウイルス感染症
      • 7. 牛白血病
      • 8. 牛疫
      • 9. イバラキ病
      • 10. 牛流行熱
      • 11. 牛RSウイルス病
      • 12. 牛ロタウイルス病
      • 13. 牛コロナウイルス病
      • 14. チュウザン病
      • 15. パラインフルエンザ
      • 16. 牛乳頭腫症
      • 17. 牛丘疹性口炎, 偽牛痘
      • 18. 水胞性口炎
      • 19. 牛アデノウイルス病
      • 20. 悪性カタル熱
      • 21. 牛乳頭炎
      • 22. ブルータング
      • 23. ランピースキン病
      • 24. 牛痘
      • 25. 牛トロウイルス病
    • 2 プリオン病
      • 1. 牛海綿状脳症
  • [VII] 細菌病
    P.259閲覧
    • 1 細菌病
      • 1. ヨーネ病
      • 2. 牛のサルモネラ症
      • 3. 子牛の大腸菌性下痢
      • 4. 牛のパスツレラ症
      • 5. 牛のレプトスピラ病
      • 6. 牛の肝膿瘍
      • 7. 牛のマイコプラズマ肺炎
      • 8. 牛のヒストフィルス・ソムニ感染症
      • 9. 牛伝染性角結膜炎
      • 10. 牛のブルセラ病
      • 11. 牛の結核病
      • 12. 炭疽
      • 13. 牛肺疫
      • 14. 牛の出血性敗血症
      • 15. 気腫疽
      • 16. 牛の破傷風
      • 17. 牛カンピロバクター症
      • 18. 悪性水腫
      • 19. デルマトフィルス症 ( デルマトフィルス・コンゴーレンシス感染症 )
      • 20. 牛のリステリア症
      • 21. 牛の趾皮膚炎
      • 22. 牛尿路コリネバクテリア感染症
      • 23. ボツリヌス症
      • 24. 牛のクラミジア感染症
      • 25. 牛のコクシエラ症
      • 26. 類鼻疽
      • 27. アクチノバチローシス ( アクチノバチルス感染症 )
      • 28. アクチノマイコーシス ( アクチノマイセス・ボビス感染症 )
      • 29. エンテロトキセミア
      • 30. 趾間壊死桿菌症
      • 31. 牛呼吸器病症候群
    • 2 リケッチア感染症
      • 1. アナプラズマ病
    • 3 乳房炎
      • A. 感染および防御反応
      • B. 細菌性乳房炎
      • C. マイコプラズマ性乳房炎
      • D. 真菌性乳房炎
      • E. 防除対策
  • [VIII] 真菌病
    P.323閲覧
    • 1. 皮膚糸状菌症 ( 表在性皮膚糸状菌症 )
    • 2. カンジダ症
    • 3. アスペルギルス症
    • 4. ムーコル症
  • [IX] 原虫病
    P.329閲覧
    • 1. クリプトスポリジウム病
    • 2. ネオスポラ症
    • 3. コクシジウム病
    • 4. タイレリア病
    • 5. バベシア病
    • 6. トリパノソーマ病
    • 7. トリコモナス病
  • [X] 寄生虫病
    P.347閲覧
    • 1. 内部寄生虫病
    • 2. 外部寄生虫病
  • [XI] 非感染性疾病
    P.361閲覧
    • 1 遺伝性疾患 ( 遺伝的不良形質・遺伝病 )
      • A. 遺伝子診断の開発普及
      • B. 遺伝性疾患に対する対応策
        • 1. 国による対応方針の決定
        • 2. 血統登録
        • 3. 情報公開
        • 4. 交配指導
        • 5. モニタリング
    • 2 中毒
      • A. 植物による中毒
        • 1. ツツジ科植物
        • 2. アブラナ科植物
        • 3. 強心配糖体を含む植物
        • 4. ワラビ
      • B. マイコトキシン ( カビ毒 ) による中毒
      • C. エンドファイトによる中毒
        • 1. ロリトレム
        • 2. 麦角アルカロイド
      • D. 化学物質による中毒
        • 1. 農薬等による中毒
        • 2. 動物用医薬品による中毒
        • 3. 化学物質による, 中毒以外の牛の飼養管理上の問題
      • E. 鉱物および無機物による中毒
      • F. その他
        • 1. 硝酸塩中毒
        • 2. ジクマロールによる中毒
        • 3. 傷害サツマイモ中毒
        • 4. 一年生ライグラス中毒
        • 5. 植物による光線過敏症
        • 6. 水中毒
    • 3 放牧病
      • A. 吸血昆虫が媒介するウイルス病
        • 1. 牛流行熱
        • 2. イバラキ病
      • B. 吸血昆虫やダニが媒介するリケッチア病・細菌病
        • 1. 未経産牛乳房炎
        • 2. アナプラズマ病
      • C. 吸血昆虫やダニが媒介する原虫病
        • 1. ピロプラズマ病
      • D. 非感染症
        • 1. 熱中症
        • 2. 鼓腸症
        • 3. 低マグネシウム血症
        • 4. 肥料による中毒
        • 5. 有毒植物による中毒
        • 6. 栄養が主因となる疾病
  • [XII] 経済疫学
    P.379閲覧
    • 1 疾病の経済評価
    • 2 経済評価の手法
      • A. 疾病による損失の考え方
      • B. 経済評価手法の紹介
        • 1. 部分査定 ( 予算 ) 分析
        • 2. 費用便益分析
        • 3. 決定樹分析
        • 4. 感度分析
        • 5. その他の手法
    • 3 経済評価の実例
      • A. 口蹄疫
        • 1. 口蹄疫による経済損失の考え方
        • 2. 口蹄疫の経済評価事例
      • B. サーベイランスのコスト
      • C. 酪農場における乳牛の分娩事故に伴う損失額の推定
        • 1. 損失額の推定方法
        • 2. 損失額の推定結果
      • D. 乳房炎
      • E. 酪農のベンチマーキング
      • F. 牛白血病
      • G. 牛ウイルス性下痢ウイルス感染症の費用便益分析
  • [XIII] 関連法規等
    P.395閲覧
    • 1 家畜伝染病予防法
      • A. 家畜伝染病
      • B. 届出伝染病
      • C. 特定家畜伝染病防疫指針
      • D. 飼養衛生管理基準
      • E. 一定の症状を示す家畜を発見した場合の届出
      • F. 病原体所持規制
      • G. 輸出入検疫の実施, 空海港における検疫強化
    • 2 その他の関連法規
      • A. 牛海綿状脳症対策特別措置法
      • B. 家畜保健衛生所法
      • C. 食品衛生法
    • 3 動物愛護法とアニマルウェルフェア
  • 索引
    P.401閲覧
  • 奥付