書籍名 |
新しい診断と治療のABC65/免疫5 HIV感染症とAIDS 改訂第2版 |
出版社 |
最新医学社
|
発行日 |
2014-12-25 |
著者 |
|
ISBN |
|
ページ数 |
301 |
版刷巻号 |
改訂第2版 |
分野 |
|
シリーズ |
最新医学 別冊
|
閲覧制限 |
未契約 |
2013年末の世界のHIV感染者の推定中央値は3500万人と漸減傾向にはあるものの,サハラ砂漠以南では深刻な感染症であることには違いありません.また12月1日の世界エイズデーを前後して様々な啓発イベントが行われていますが,我が国のHIV感染者やAIDS患者は少ないながらも漸増傾向にあります.治療薬には従来からの逆転写酵素阻害薬やプロテアーゼ阻害薬に加え,インテグレース阻害薬や侵入阻害薬が加わり,さらに多剤併用療法や1日1回1錠によるアドヒアランスも向上し,HIV感染症は治療可能な慢性疾患と成りつつあります.その一方で悪性腫瘍や腎疾患などの合併症,HBV/HCVの重複感染など深刻な問題も出てきております.本誌では,HIV感染症とAIDSの概念・定義,疫学,病態,診断,治療について網羅しました.この分野の成書として是非ご一読ください.
目次
- 表紙
- 序 : HIV感染症とAIDS研究の34年の軌跡
- MAP 眼で見るHIV感染症とAIDS
- 目次
- 執筆者
- 第1章 概念・定義と疫学
- 概念と定義
- HIV - 1感染症とAIDSの疫学 : 世界と日本
- 第2章 病理・病態生理
- HIV - 1のウイルス学
- HIV感染症・AIDSの自然経過
- HIV感染症・AIDSの病態生理
- 第3章 診断と症状・合併症
- HIV感染症・AIDSの臨床像と診断
- HIV感染症・AIDSの診断につながる検査・画像所見
- HIV感染症・AIDSにおける日和見感染症
- HIV感染症・AIDSにおける悪性腫瘍
- HIVと肝炎ウイルスとの重複感染症
- HIV - 1感染症と合併症 ( 腎疾患や骨代謝など )
- 第4章 治療と管理・対応
- HIV感染症・AIDS治療の基本戦略
- 抗HIV - 1療法 : いつ, どのように開始するか
- 抗HIV - 1療法 : 治療の失敗とサルベージ療法
- 1日1回1錠による治療とそのインパクト
- 抗HIV - 1薬の作用機序とその特性
- 1. 抗HIV - 1薬開発の原理とアプローチ
- 2. ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬
- 3. 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬
- 4. プロテアーゼ阻害薬
- 5. HIVインテグラーゼ阻害薬
- 6. 侵入阻害薬
- 抗HIV療法の副作用とその対策
- 薬剤耐性HIV - 1の発現と対応
- 妊産婦とHIV - 1感染, 母子感染
- HIV検査と検査相談体制
- HIV陽性者へのサポートとNPO / NGO
- 第5章 トピックス
- HIV - 1感染症の "治癒" と "機能的治癒" に向けた努力
- HIV - 1ワクチン開発とその課題
- HIV感染症治療へのアクセスと世界
- 略語集
- 奥付