書籍名 |
そうだったのか! 麻酔看護とバイタルサイン |
出版社 |
メディカ出版
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発行日 |
2015-05-01 |
著者 |
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ISBN |
9784840433549 |
ページ数 |
257 |
版刷巻号 |
電子版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
バイタルサインを体のしくみと図解で理解。
目次
- 表紙
- 本書について
- はじめに ( 本書の紹介と使い方 )
- CONTENTS
- 第1章 総論 (1)
- バイタルサインを診る力を養う モニターからサインをつかむ
- 1 バイタルサイン - 子どもが家庭で発熱 ! お母さんは何を診るか ?
- 2 手術患者の評価も同じ !
- 3 手術侵襲と麻酔は生体のどんな機能に影響を与えるか ?
- 4 バイタルサインを収集・評価し, サポート ( 治療 ) が必要かどうかを判断し, →適切なサポートを計画する
- 5 五感によって何がわかるのか ?
- 6 バイタルサインを正しく診るために…
- 7 命は呼吸と循環で護られている !
- 8 心電図はポンプである心臓が出す電気信号 !
- 9 手術患者の術中モニター
- 10 要注意 ! バイタルサインの評価は意識下と全身麻酔下で大きく異なる !
- 11 呼吸のモニターには何があるのか ?
- 12 循環のモニターには何があるのか ?
- 13 A - line ( 動脈圧ライン ) とCV - line ( 中心静脈圧ライン )
- 14 スワンガンツ ( SG ) カテーテルと経食道心エコーは何をモニターするか ?
- 15 肝・腎に代表される代謝機能, 体温調節機能をどのようにモニターするか ?
- 16 モニターから得られる基本的なバイタルサインの指標をまとめると
- 17 この1枚のパネルに患者さんのバイタルサインが凝集している !
- 第2章 総論 (2)
- バイタルサインを診る力を養う 血液の中身を知る
- 1 手術室で必要な血液検査とは ?
- 2 血液の中身を分析する事からいろいろな事がわかる
- 3 液体 ( 性 ) 成分の多くは水 = 自由水
- 4 蛋白質はアルブミン, グロブリン, 凝固因子
- 5 血中の無機物は (1) ナトリウム (2) カリウム (3) クロール (4) カルシウム
- 6 血を止める機能は重要 !
- 第3章 意識 (1)
- 患者が「表現」する異常をキャッチする 意識レベルの意味と評価
- 1 意識レベルは重要なバイタルサインの一つ
- 2 術前・術中・術後の意識レベルの評価
- 3 PNVSは重要なサイン ! です
- 4 意識レベルに問題がある場合
- 5 意識レベルの維持には
- 6 たとえば低血圧になると意識レベルが落ちる
- 7 血圧を測定する方法は ?
- 8 血圧を規定する因子は ?
- 9 術中に血圧が低下して意識レベルが落ちたら…
- 10 血圧低下時のサポート, 基本はVIP
- 11 心電図モニターの診かた
- 12 心電図の変化, 心臓の問題によるのか ? 全身状態の問題によるのか ?
- 13 心電図の赤信号, 黄信号を把握しましょう
- 14 パルスオキシメータをもう一度, 覚えたい数字はSpO2, 100 - 97 - 95 - 90
- 第4章 意識 (2)
- 患者が「表現」する異常をキャッチする 症例から学ぶ意識レベルの評価と具体的支援方法
- 1 症例学習 (1)…1 32歳女性, 頻呼吸, 顔面蒼白, 脈微弱, 脈拍速い
- 2 症例学習 (1)…2 血圧低下の原因は ?
- 3 症例学習 (1)…3 もう一つ大事なサポートは酸素吸入 !
- 4 症例学習 (2)…1 帝王切開の女性, 32歳 脊髄クモ膜下麻酔後, 仰臥位にしたところ嘔吐 !
- 5 症例学習 (2)…2 原因は仰臥位低血圧症候群 ? 急いで血圧を上げる事が必要 !
- 6 症例学習 (3) 硬膜外麻酔でメピバカイン注入後, 「気分不良」「上肢の痺れ感」「ドキドキ感」「口腔内が苦い」等の訴えあり
- 7 症例学習 (4)…1 仙骨硬膜外麻酔でメピバカイン注入後, 全身痙攣が起こった !
- 8 症例学習 (4)…2 原因は何であれ痙攣は一刻も早く止める !
- 9 症例学習 (5)…1 TUR, awake硬膜外麻酔で会話が混迷してきた ! →低Na血症 ! ?
- 10 症例学習 (5)…2 TUR中, なぜ低ナトリウム血症が起こるのか ?
- 11 症例学習 (6) 術後回復室で全身麻酔にて胃亜全摘術後の患者が嘔気・嘔吐を繰り返す
- 第5章 呼吸機能 (1)
- 評価するために指標とその変化から命の信号をつかむ 呼吸機能の大切さとその評価
- 1 呼吸機能はどのように評価するのか ?
- 2 呼吸機能がストップ = 死, 気道のトラブルは死を意味します
- 3 日常生活の制限を基準に呼吸機能を評価
- 4 さらに「支援」が必要かどうか ? を検査データやモニターデータから正確に考察する
- 5 BGA ( Blood Gas Analysis ) 血液ガス分析で何がわかるの ?
- 6 BGAのデータを診たら…
- 7 最も大切なのは酸素の量 !
- 8 健常者の動脈血は ?
- 9 純酸素を吸うと…
- 10 パルスオキシメータ物語 (1) 連続して非侵襲的にSpO2をモニターし, PaO2を予測できる
- 11 パルスオキシメータ物語 (2) SpO2, PaO2以外に何がわかる ?
- 12 呼気終末に二酸化炭素 ( CO2 ) がどれくらい含まれているか ?
- 13 EtCO2 = エンドタイダルCO2の示す意味を再度まとめてみました
- 14 EtCO2が急激に上昇する呼吸以外の問題に悪性高熱症 ( MH ) があります
- 15 悪性高熱症 ( MH ) はMH素因を有する若い男性, 揮発性麻酔薬で全身麻酔時に発生
- 第6章 呼吸機能 (2)
- 評価するための指標とその変化から命の信号をつかむ 呼吸機能の評価と具体的支援方法
- 1 呼吸機能障害は換気障害と酸素化障害の2つに分けられる !
- 2 肺でのガス交換はどのように行われているのか ?
- 3 具体的な呼吸機能障害へのサポートは ?
- 4 PEEPは酸素化を上げるために大変有用であるが…
- 5 全身麻酔中 ( In anesthesia ) の患者のモニター
- 6 手術室のモニターは ?
- 7 モニターのデータに異常がある ! その時どうする ?
- 第7章 循環機能 (1)
- サインとしての低血圧と高血圧への支援を理解する 低血圧への意味・評価と具体的支援方法
- 1 循環機能に関連した手術患者が出すサインは ?
- 2 血圧に影響する要素は
- 3 手術室で血圧が低下する原因は ?
- 4 低血圧のサポートは ? ショック治療のVIP
- 5 Type A ( 循環血液量の低下 ) は体液を増加させること ( 輸液等の投与 ) がサポートになる
- 6 救急外来に刺傷患者 ! 大量出血です ! どうしますか ?
- 7 体液の蘇生は ?
- 8 血液製剤の知識をまとめてみましょう
- 9 輸液の知識は大切です ! 輸液製剤は2種類です
- 10 輸液の指標は手術侵襲度によりますが…
- 11 Type B ( 血管拡張 : 血管抵抗の低下 ) は血管を収縮させることが重要なサポート
- 12 Type C ( 心臓の収縮が低下 ) へのサポートは…
- 13 低血圧への対応は ?
- 14 さらに, 循環の機能を評価するために
- 15 直接動脈圧測定, スワンガンツ ( SG ) カテーテル, 経食道心エコー図モニター
- 第8章 循環機能 (2)
- サインとしての低血圧と高血圧への支援を理解する 高血圧・心筋虚血・血栓症への意味・評価と具体的支援方法
- 1 高血圧の心臓への悪影響とその原因
- 2 術中の心筋虚血は致命的な合併症
- 3 ST - Tが低下→心内膜下の虚血
- 4 心筋の虚血病変を持っている患者さんには…
- 5 術前合併疾患への対応〜虚血性心疾患
- 6 頻脈もダメ !
- 7 術中に起こる不整脈の代表選手 (1) PVC ( 心室性期外収縮 )
- 8 PVCには塩酸リドカイン !
- 9 術中に起こる不整脈の代表選手 (2) PAC (3) A - Vblock
- 10 手術室看護師が知っておくべき心電図変化
- 11 手術室看護師が知っておくべき心電図変化, 電解質バランスの異常と虚血性変化
- 12 術中の心停止の原因は ?
- 第9章 肝・腎・体温調節機能
- 肝・腎・体温調節機能の基礎知識を理解する 肝・腎・体温調節機能の意味・評価と具体的支援方法
- 1 代謝機能として術中, 何をモニターするか ?
- 2 血糖 ( BS ) は適切なレベルに維持する. 目標は150〜200mg / dLに維持する
- 3 乳酸値 ( 4〜16mg / dL ) はなぜ変動するのか ?
- 4 代謝性アシドーシスの病態
- 5 酸・塩基平衡の乱れには…原因の除去が第一の治療 !
- 6 なぜ尿量をモニターするのか ?
- 7 尿量が減少した時の対応は ?
- 8 体温管理は大きく術後管理に影響する !
- 9 低体温の問題点は ? (1)
- 10 低体温の問題点は ? (2)
- 11 シバリング ( 震える ) の予防と治療は ?
- 12 全身麻酔中は体温は低下するが…, 上昇する場合
- 13 麻酔や手術に起因する合併症は ?
- 14 悪性高熱症と高体温への対応
- 索引
- 著者略歴
- 奥付