書籍名 |
子どもを選ばないことを選ぶ |
出版社 |
メディカ出版
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発行日 |
2013-06-01 |
著者 |
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ISBN |
9784840407731 |
ページ数 |
225 |
版刷巻号 |
電子版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
産科医の著者は、自然なお産と子どもたちの成長をみつめるうち、出生前診断はいのちの選別であると実感する。臨床遺伝医・長谷川知子氏へのインタビュー、ダウン症をはじめ障害のある子どもを育てる両親との座談会を通じ、いのちをはぐくむ本質を考える。出生前診断を迷う妊婦さんや、赤ちゃんに障害を持つ可能性を告げられた両親に読んでほしい本。
目次
- 表紙
- 本書について
- まえがき
- 目次
- 1章 いのちを産む
- 1 出生前診断
- 出生前診断への時代の流れ
- 出生前診断の現実
- 私があいまいだった理由
- 情報提供の難しさ
- 2 ダウン症の子どもたち
- 春乃ちゃんとの出会い
- 開登は開登ですから
- 愛されて育つ
- かつて出会った子どもたち
- 愛の必要な子どもを育てたい
- 3 選ばないことを選ぶ
- ダウン症の子どもたちが持つ資質
- すぐれた魂は周囲を圧倒する
- 明日香医院の外来で
- 共生に向けて
- 2章 お母さんがよかったから生まれてきた
- 病気だけではなく人を見る
- ダウン症は体質
- 言葉と意味
- 遺伝相談の実際
- 自己決定を支援する
- 競争を知らない世代
- 出生前診断は胎児虐待
- お母さんがよかったから生まれてきた
- 感情に蓋をしないこと
- 必要だから生まれてくる
- 産科ケアの重要性
- 産科と小児科のあるべき連携
- 言葉の重み
- すべてを障害のせいにしない
- 価値観を変える力のある子
- 親への療育
- 親の自立をサポートする
- ふつうに生活できるようにすること
- ひとりひとりに合った教育
- 生活の場としての学校
- ダウン症の人たちの自立
- おとなになるという、あたりまえのこと
- 3章 いのちを、ありがとう 座談会・私たちの体験を語る
- ゆっくりと着実な成長の中で
- 無知から来るショック
- 人間だから、あたりまえ
- ハードルは自分自身だった
- 子育てはパートナーとともに
- 春乃でよかった
- 春乃が持ってきてくれた出会いは、すてきな出会いだった
- 子どもだけではなく親を見る
- 身近に障害を持つ人がいる暮らし
- なんのための出生前診断か
- いのちを、ありがとう
- その子なりの一〇〇 % で
- Iさんインタビュー
- 高松慶太さんインタビュー
- 4章 子どもが選んで、子どもが決める
- 1 子どもは授かりもの
- 2 いのちの選別
- 不妊治療
- 人工妊娠中絶そしてお産
- 職業として中絶に接すること
- いのちのエネルギー
- いのちの選別
- 二分脊椎症
- 3 いのちに向き合う
- 産科医として
- 流産
- 悲しみを悲しむ
- 死産であっても安産で産む
- みずから死を選ぶ子ども
- 生きられる子どもは生きる
- ただ見守る
- どうしても生きたい
- 子どもが選んで、子どもが決める
- あとがき
- 略歴
- 奥付