書籍名 |
エントロピーから読み解く生物学 ―めぐりめぐむ わきあがる生命―(電子書籍版) |
出版社 |
裳華房
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発行日 |
2014-10-01 |
著者 |
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ISBN |
9784785377151 |
ページ数 |
231 |
版刷巻号 |
ver.1.0 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
本書は,こうした生命の基本的かつ統合的な理解を目指し,生命の理解の仕方や生命科学の教育に,エントロピーという尺度を導入することで,生命のつながりのすべてを理解する新しい風を吹き込むことを期待している.
目次
- 表紙
- 口絵
- はじめに
- 目次
- 第1章 「生命」と「もの」
- 1・1 人間から考える
- 1・2 生命の神秘を解くには
- 1・3 本書の構成と展開
- 第2章 めぐる生命のリズムとサイクル
- 2・1 細胞周期
- 2・2 概日リズムと光周性
- 2・3 ライフサイクル
- 第3章 細胞の中のめぐりめぐむ世界 ( 1 ) 遺伝子・代謝・酵素
- 3・1 めぐるDNA
- コラム3-1 遺伝暗号の役割
- 3・2 めぐる代謝
- 3・3 酵素もめぐる
- 第4章 細胞の中のめぐりめぐむ世界 ( 2 ) エネルギーと運動
- 4・1 光合成と呼吸のめぐむ関係
- コラム4-1 酸化と還元
- コラム4-2 二つの光化学系
- 4・2 多様なエネルギー獲得戦略
- 4・3 めぐる動き
- 第5章 サイクルと流れが織りなす発生と形態形成
- 5・1 多細胞化への道程
- 5・2 超細胞構造の温故知新
- 5・3 細胞を集合させるシグナル
- 5・4 多細胞生物も1個の受精卵から
- 5・5 「わきあがる」パターン形成と「めぐる」細胞
- 第6章 体の中でめぐる循環系とシグナル伝達系
- 6・1 身体と循環
- 6・2 めぐる植物
- 6・3 サイクルは何のため ?
- 第7章 生態系 : めぐりめぐむものと生き物
- 7・1 捕食系のサイクル
- 7・2 生き物の中の生き物ワールド
- 7・3 めぐる炭素
- 7・4 窒素もめぐる
- 7・5 栄養元素の循環と土のめぐみ
- 第8章 人間とともにめぐる生態系
- 8・1 地球のエネルギー収支
- 8・2 海の循環と気候変動
- 8・3 ちょっと変な生態系ピラミッド
- 8・4 めぐりめぐむ人間社会
- 第9章 世代をこえてつながる生命
- 9・1 輪廻転生と血のつながり
- 9・2 進化と遺伝情報
- 9・3 わきあがるヒトの進化
- 第10章 地球と生命の共進化
- 10・1 地球と生命の歴史
- 10・2 宇宙とつながる生命
- 第11章 生命の神秘から生命の秩序構造へ
- 11・1 パスツールと自然発生説の否定
- 11・2 自然認識は関係性の把握から
- 11・3 ベルクソンの「生命の勢い」説
- 11・4 シュレーディンガーの「負のエントロピー変化」概念
- 11・5 プリゴジンの散逸構造理論
- 11・6 目的論を見直す
- 11・7 積み重なる生命秩序
- 第12章 部品からサイクルへ : 生命秩序とエントロピー差
- 12・1 生命のもう一つの科学を探す
- 12・2 生命のサイクルとエントロピー差
- コラム12-1 エントロピーと自由エネルギー
- 12・3 いろいろな顔をもつエントロピー
- コラム12-2 対数について
- 12・4 不均一性で秩序を表す
- コラム12-3 情報量の計算
- 第13章 エントロピー差がめぐりめぐむ生命を生みだす
- 13・1 呼吸のエネルギーとエントロピー
- 13・2 すべての生命に「めぐむ」駆動力 : 光合成反応の不思議
- コラム13-1 エンタルピー変化もエントロピー変化の一種と考える
- 13・3 光が与える「めぐむ」力 : 光化学反応で蓄えられるエントロピー差
- 13・4 エントロピー差とめぐむサイクル
- 13・5 めぐりめぐむ生命の基本単位モデル
- 13・6 代謝を越えて : めぐりめぐむ生命モデルの階層化
- 第14章 「不均一性」から考える生命世界と人間社会
- 14・1 「不均一性」から考える生命の原理
- 14・2 「不均一性」から考える豊かさ
- 14・3 自由と平等
- 14・4 めぐりめぐむ生と死
- 14・5 人間とは : 生きがいを考える
- おわりに
- 引用文献
- 索引
- 奥付
参考文献
おわりに
P.205 掲載の参考文献
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[1] 清水 博著 (1978 : 初版) (1990 : 増補版) 『生命を捉えなおす 生きている状態とは何か』 中公新書503, 中央公論社.
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[4] 駒野 徹・酒井 裕著 (1999) 『ライフサイエンスのための分子生物学入門』裳華房.
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