書籍名 |
自殺依存 |
出版社 |
関西看護出版
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発行日 |
2007-07-31 |
著者 |
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ISBN |
9784906438983 |
ページ数 |
176 |
版刷巻号 |
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分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
著者の悠風茜氏はパートを含め約十一年間、看護師として働き、現在、病気・健康関連を中心にフリーライターとして活動している。「死にたい!」と叫びまくり、周囲の人たちを振り回し続けた問題患者。自分自身の問題に加え、看護師という「感情労働」を強いられる対人援助職の陥りがちな問題も抱えた著者が、発病から回復までをつづっている。臨床心理士の高垣忠一郎立命館大教授が解説。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- プロローグ
- 第1章 序の口
- 1 きっかけ - 孤独な海外旅行
- 2 きっかけ、その2 - 祖母の介護
- 3 病気の始まり
- 4 精神科のイメージと実際
- 5 依存のプロローグ
- 6 職場の異動
- 7 遅刻
- 8 ついに休職
- 9 遅刻その2
- 10 死にたい
- 11 自傷プロローグ
- 12 そして退職
- 第2章 泥沼
- 1 夫と同居
- 2 再び仕事
- 3 OD ( オーバードース )
- 4 診療できる範囲を超える
- 5 わたしと話すのはつらい
- 6 リストカット
- 7 わかりかけていたこと
- 8 自殺衝動が止められない
- 9 ついに入院
- 10 もしかして「親」 ?
- 11 運命の日
- 第3章 本当の闘病
- 1 じっと我慢
- 2 わがままな甘えている自分を受け入れる
- 3 プライドも誇りも捨てる
- 4 「死にたい」という言葉の誘惑
- 5 薬と妊娠
- 6 里帰りで気がついた親子関係の歪み
- 第4章 大人になってやっと言葉にできた親への不満
- 1 母の場合
- 2 父の場合
- 3 弟と比べていつも……
- 4 わがままの記憶
- 5 感謝できない苦痛
- 第5章 孤独を受け入れる
- 1 自己肯定感
- 2 忘れ物は取りに行けない
- 3 本当の病名
- 4 わたしが受けた認知療法
- 5 回復するのにありがたかった環境
- 6 現在の親子関係
- 7 本当の自分として生きている
- エピローグ
- 主治医として
- 第6章 解説
- 1 「発病」まで
- 2 治ることのイメージ
- 3 「病」 ( 問題 ) は何か ?
- 4 安心できる「居場所」のなさ
- 5 遅刻について
- 6 自己否定の海でおぼれるマッチ売りの少女
- 7 自傷、自殺未遂と「しがみつき」
- 8 「何もしなくてもOKなのだ」という感覚
- 9 自殺未遂、「死にたい」ということ、何が問題か ?
- 10 「死にたい」という形での援助の訴え
- 11 治療の枠と医師の「ギブアップ」
- 12 待つことができるということ
- 13 治療者と患者 ( クライエント ) との関係について
- 14 「甘え」か「病気」か
- 15 「死にたい」という言葉の誘惑
- 16 「自分がない」ということ
- 17 認知療法について
- 18 回復するのにありがたかった環境
- 19 「ことば石」のこと
- 20 親にしてほしいこと
- 21 「自分の枠」「他人の枠」自他の未分化
- 22 自他の区別をつけられない親子関係
- 23 「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感
- 24 エピローグ
- おわりに
- 引用文献 / 引用サイト / 参考文献
- 奥付
参考文献
おわりに
P.171 掲載の参考文献
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いつからでもやりなおせる子育て / 池添素 / かもがわ出版
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自分を変えたい人 自分で治したい人のためのページ from やんばる / 後藤健治 http://www7.ocn.ne.jp/%7Ek-goto/
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生きることと自己肯定感 / 高垣忠一郎 / 新日本出版社
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ちょっと気になる子どもと子育て / 池添素 / かもがわ出版
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子どもの思いにこころをよせて 0, 1, 2歳児の発達 / 西川由紀子 / かもがわ出版