書籍名 |
いい子に育てたい |
出版社 |
関西看護出版
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発行日 |
1995-05-20 |
著者 |
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ISBN |
4906438202 |
ページ数 |
259 |
版刷巻号 |
初版第2刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
今、新たに問われる家庭の役割り、学校の役割りとは。“いじめ”“登校拒否”“性の成熟と不安”。今、こころの育ちが危ない子ども社会の中で、『いい子に育てたい』と願う親や教師たちの思いのみが先行し、子育てが歪んでしまっている現代社会。学校でのありのままの子どもたちの姿を赤裸々に綴った、“熱血教師”の手記をもとに、ベテランの精神科医が家庭・教育現場のウラ側に鋭く、“メス”を入れる注目の書。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 第一章 親の願い・子の願い
- 1 親の気持ちを伝える準備はできていますか
- 2 親の心情はわかるが
- 3 子どもの『性熟』は
- 4 親自身が自分をよく知るということ
- 第二章 教師の願い - ある教育現場から
- 1 一年生になったら
- (1) 入学式のころ
- (2) 子どもの世界
- (3) 夏のころ
- (4) 秋のころ
- (5) 冬のころ
- (6) 春のころ
- (7) そして、三月
- 2 六年生の担任として - 学級通信二〇〇一年より
- (1) 一学期の私
- (2) 何かが私を変えた
- (3) K先生からの手紙
- 第三章 子どもが育つということ
- 1 からだが育つ、こころが育つ
- (1) からだはこころの入れ物、だいじに育てたい
- (2) こころの育ちと「性」 - 母性と父性、女性性と男性性
- (3) 社会性とは、人と人のつながり
- 2 こころの育ちはどのようにすすむか
- (1) 親や教師との関係を結びながら、自律し、自立する
- (2) こころは自分らしさを蓄える入れ物
- (3) 自分らしさが、こころの基盤
- 3 子どものこころを知る
- (1) 子どものこころを知るための準備は
- (2) 考えることと、押しつけることとの違い
- (3) 「親のこころ」を「子に知らせる」
- (4) 「親のこころ、親知らず」ではないですか
- 第四章 いい子に育てたい
- 1 親にとっていい子とは - 教師へのお願い
- (1) 喧嘩にも経過がある
- (2) 学校に行かないという主張
- (3) 親にとっていい子とは
- 2 教師にとっていい子とは - 家庭へのお願い
- (1) 「教えたい」ことと「いい教師でありたい」ということ
- (2) 「生徒のこころ、教師知らず」では、いい教育はできない
- (1) 自分の時間をどのように過ごしているか
- (2) 家庭は楽しいか
- (3) テレビゲームと子どもたち
- (3) 自分の将来をどのようにとらえているか
- 3 いい子って、どんな子だろう - みんなで考えたい
- (1) 障害児教育から学ぶこと
- (2) いま、こころの育ちが危ない、では
- (1) 小さな子と遊ばせていますか、大きな子と遊んでいますか
- (2) 自分らしさを育てるために
- (3) こころのバランスをよく育てる
- (3) 「途中下車症候群」を吟味する
- おわりに
- 参考
- 奥付
参考文献
おわりに
P.253 掲載の参考文献
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1 加藤正明・吉川武彦『こころの健康学』(大修館)
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5 総務庁青少年対策本部『青少年の友人関係』(青少年の友人に関する国際比較 調査報告書)
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6 厚生省大臣官房政策課『21世紀福祉ビジョン -少子・高齢社会に向けて-』(第一法規出版)