書籍名 |
ケアのための患者理解 |
出版社 |
関西看護出版
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発行日 |
1995-01-10 |
著者 |
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ISBN |
4906438148 |
ページ数 |
171 |
版刷巻号 |
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分野 |
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シリーズ |
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閲覧制限 |
未契約 |
病院での臨床活動や地域でのケア活動において、様々な患者や病む人々と出会った著者が、30数年間の経験をもとに語る“患者理解”の必読書!!
目次
- 表紙
- 目次
- まえがき
- 序章 自己紹介を考える
- 第1章 患者理解は人間理解 - 自己紹介と他己紹介から考える
- 1 ある講義の風景
- 2 自己紹介のパターン化
- 3 いい看護を生み出すための練習
- 4 看護や介護と自己紹介
- 5 踏み込んではいけないこともある、でも
- 6 看護・介護を考えるために
- 第2章 人のこころとは
- I - 健やかでいたい、健やかになりたい
- 1 健やかとはどういうことか
- 2 こころの健康のイメージ
- 3 あなたに虫歯はありませんか、あなたは眼鏡をかけてはいませんか
- 4 からだの健康の基準の決め方
- 5 健康に基準はあるのか
- 6 わが国の高齢化は
- 7 健康づくりの重要さが認められてきた
- 8 人は、三本の軸の交点に生きる
- 9 人の生き方は、XYZの関数
- 10 健やかでいたい、健やかになりたい
- II - 病むってどんなこと、患者になるということは
- 1 痛みや苦しみ、不安や悲しみから人は逃れたい
- 2 人のこころを動かさないと、行動は変わらない
- 3 人のこころを動かす、伝え方を考える
- 4 地域社会の人間関係が壊れ、精神的過疎が起こった
- 5 スピード ( S )、生産性 ( S )、管理化 ( K )、画一化 ( K )
- 6 病むこと
- 7 「病む」という言葉、「健やか」という言葉
- 8 患者になるということは「不安」を背負うということ
- 第3章 ケアとは何か、看護とは何か
- 1 健やかさのなかに病いがある
- 2 人が病んでいる、ということを考えたい
- 3 看護や介護は、家族もする
- 4 不安の受容こそ援助の第一歩
- 5 「葛藤」の結果、「退行」することもある
- 6 「葛藤」を繰り返し、「攻撃」的になることもある
- 7 人は社会的存在なのだが
- 8 「看護ってなーに ? 」「ケアってなーに ? 」
- 9 看護や介護の基本をだいじにする
- 第4章 ケアのための患者理解
- 1 状況による違いを理解する
- 2 患者の「不安」を共有する
- 3 共振れの大切さを会得する
- 4 3つの「きく」
- 5 現実を見せる、現実を知らせる
- 6 こころを癒す
- 7 傷をなめる心構えも
- 8 "先取り" "先回り" の看護や介護は、自立を阻害する
- 9 では、患者のニーズをどう引き受けるか
- 第5章 どういうケアをするか
- 1 脳死問題を考えながら
- 2 いのちは誰のものか
- I - 子どもをケアするときの心構え
- 1 子どものケアに共通すること
- 2 遊びざかりの子どもたち
- 3 「赤ちゃんがえり」といわれるもの
- 4 親を育てる
- II - 老人をケアするときの心構え
- 1 人には3回の転機がある
- 2 「途中下車症候群」と現代の老い
- 3 老いるということは
- III - 障害をもつ人へのケア
- 1 「ボケ」を正しく認識することを手がかりに
- 2 人は、「ボケ」から脱出することができる
- 3 「気」を軸にして障害者に接するこころを考える
- 4 もうひとつの「気」
- IV - 死にゆく人へのケア
- 1 変わりつつある医療の世界
- 2 それでも人は死を恐れる
- 3 回復することに期待する患者を支える
- 4 広がる疑念にどう応えるか
- 5 死にゆく人にどう接するか
- V - こころ病む人へのケア
- 1 ある患者の訴えから
- 2 保健婦が語ったことから学んだもの
- 3 診断が必要なのかアセスメントが必要なのか
- 4 こころも、疲れ、よろけ、転び、傷つき、痛み、病む
- 5 一般心理と精神病理の連続性
- 終章 これからの看護と介護を考える
- 1 「キュア」から「ケア」へ
- 2 「ケア」から「シェア」へ
- 3 これからの看護と介護を考える
- 4 高齢化社会における看護と介護
- 5 どのようにシステムづくりをすすめるか
- あとがき
- 奥付