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書籍詳細

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書籍名 かちん むかッ ぐさッ
出版社 関西看護出版
発行日 1996-11-30
著者
  • 品川博二(著)
ISBN 4906438245
ページ数 243
版刷巻号 初版第6刷
分野
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「かちん むかッ ぐさッ」は、対人ストレスの注意信号!! 何故、ウマが合わない、ムシが好かないのか? 対人関係のトラブルをめぐって、人間関係を徹底分析しながら、自己成長と生きる勇気を与える心理学入門書。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 「かちん、むかッ、ぐさッ」の現象学
    P.13閲覧
    • 第1節 「かちん・むかッ・ぐさッ」は対人トラブルの注意信号
      • 1 対人トラブルの注意信号
        • (1) 「かちん」ときた山口君
        • (2) 「むかッ」ときた野村さん
        • (3) 「ぐさッ」ときた高田氏
      • 2 「かちん、むかッ、ぐさッ」の構造
        • (1) 〈欲望のエリア〉への侵入
        • (2) 「ぐさッ」は他者理解の限界
    • 第2節 対人トラブルの考現学
      • 1 「私の欲望が現象する場」としての自分
        • (1) 密着するオジサンたち
        • (2) 欲望・他者・依存
      • 2 新宿駅「階段衝突」事件
        • (1) バイオレンス - 身体への侵入
        • (2) 「正しさ」の衝突
      • 3 新幹線「禁煙車」事件
        • (1) 「ここは禁煙車ですよね ?! 」
        • (2) 他者排除のメッセージ
    • 第3節 ルールの誘惑
      • 1 対人トラブルの構造
        • (1) 携帯電話はなぜ不快か ?
        • (2) 〈呼びかける構造〉としての人間
        • (3) 自他境界の侵入者
      • 2 怒りの対人態度に潜む「甘え」の心理
        • (1) ついに切れた野村課長
        • (2) 覚悟のない攻撃
        • (3) バス運転手の快感
        • (4) 匿名性の悪意
  • 第2章 アンパン人間とドーナツ人間
    P.61閲覧
    • 第1節 「未熟アンパン人間」と「恨みドーナツ人間」
      • 1 人間関係に疲れるナースたち
        • (1) リーダー・ナースの悩み
        • (2) 事例 「二年間、口をきかない二人」
      • 2 対人トラブルには幻想が隠されている
        • (1) 人間関係のルールは現実原則で !
        • (2) 甘えと恨みの対人態度
      • 3 あなたの対人態度はアンパン型、ドーナツ型 ?
        • (1) アンパン人間とドーナツ人間
        • (2) 未熟アンパン人間VS恨みドーナツ人間
    • 第2節 「うわさ」と「いじめ」 - 組織病理の構造
      • 1 「うわさ」 - 組織の中で疎外される個人 ( 1 )
        • (1) 組織の中での人間と疎外
        • (2) 事例 うわさの仕掛け人、宇和佐氏
        • (3) 事例 うわさに追い詰められた塚礼田さん
      • 2 組織における匿名性の悪意
        • (1) うわさの構造
        • (2) なぜ匿名性の悪意か起こるのか
      • 3 「いじめ」 - 組織の中で疎外される個人 ( 2 )
        • (1) 「逃げられない関係」の中での自己実現と組織ストレス
        • (2) 事例 職場の「いじめ」で辞職したゆき子さん
        • (3) 「わがまま」を「面白さ」に変える
  • 第3章 対人トラブルはいかに形成されるか
    P.101閲覧
    • 第1節 恨みの人格形成過程
      • 1 けい子ちゃんのお手伝い
        • (1) 「あんたなんか産むんじゃなかった ! 」
        • (2) 大人が拒む子どもの「ことば」
      • 2 あき子ちゃんのタンメン
        • (1) 「あなたは本当にタンメンか好きね ! 」
        • (2) 親の都合に「よい子」の心理構造
    • 第2節 「対処不能性」の学習
      • 1 キミ子ちゃんのお留守番
        • (1) 「一時間もお留守番できていい子だね」
        • (2) お母さんの失敗
      • 2 根源的受動性
        • (1) 「孤独なオトナ」
  • 第4章 親子関係・離脱不全症候群
    P.121閲覧
    • 第1節 親子関係とは、産み育てそして束縛するもの
      • 1 人間関係の深層に潜む「分離不安」
        • (1) 分離不安と思春期危機
        • (2) 事例 母親に熱いみそ汁をかけたタケオ君
        • (3) 事例 親とカウンセラーに「殺意」を持たれたツトム君
        • (4) 事例 「死んでも仕方がない」とカウンセラーにいわれたヒロコさん
        • (5) 保護者の不在 - 依存からの離脱
      • 2 親子関係・離脱不全症候群
        • (1) 事例 「死の恐怖」に囚われた越子さん
        • (2) 「愛してくれる者」からの離別
        • (3) 死の強迫観念の意昧するものは ?
        • (4) 親の愛を「貯金」に子どもは自立する
    • 第2節 性と恋愛、親子関係・離脱の誘惑
      • 1 恋愛、孤独の発見とその癒しの試み
        • (1) カウンセリングから見た恋愛の意昧
        • (2) 事例 突然、恋人に去られた本木さん
        • (3) エロティシズムを求めて
        • (4) 自己成長とは、役割の解除と創造です
  • 第5章 きいろいばけつ - 「物語」封印論
    P.151閲覧
    • 第1節 童話『きいろいばけつ』
    • 第2節 〈きいろいばけつ〉にアイデンティティを求めて
      • (1) 〈ばけつ〉の水は心のエネルギー
      • (2) アイデンティティを求めて
      • (3) 〈ばけつ〉の大きさは表現力
      • (4) 〈ばけつ〉のきいろは主体性
    • 第3節 物語封印論 - 哀しみを越えて
      • (1) 他者との共同性を生きる
      • (2) 出会いと別離の一週間
      • (3) 「物語」による封印
  • 第6章 対人トラブルの構造 ( 原因帰属理論 )
    P.199閲覧
    • 第1節 対人トラブルに対処するにはどうするか ?
      • (1) 課長に怒られた吉野君
      • (2) 原因帰属の四パターン
      • (3) 努力型の「物語」をつくる
    • 第2節 「自分さがし」と「自分づくり」
      • (1) 増田君の屈辱
      • (2) 「自分さがし」と「自分づくり」のバランス
  • 第7章 自己回復の心理学
    P.215閲覧
    • 第1節 エロス的対人態度
      • 1 無邪気な訪問者
        • (1) 「ママはどこ ? 」
        • (2) イノセントは人間関係をつくる原点
      • 2 真夜中の電話賃
        • (1) 「今おまえに返したからな ! 」
        • (2) 優しさを育てる思いやり
      • 3 ホームレスおばさんとの出会い
        • (1) 「見ず知らずのアンタからは、もらえないよ」
        • (2) 自尊心とは「愛されている自覚」
    • 第2節 癒しの肯定メッセージ
      • 1 金田課長の自己肯定メッセージ
        • (1) モノにこだわる金田課長
        • (2) 心の傷を癒すメッセージとは
      • 2 小春日よりの精神病院の庭で
        • (1) 「アリさんもがんばっているのね ! 」
        • (2) ことばが紡ぐ「他者と共存する世界」
  • おわりに
    P.236閲覧
  • 奥付