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書籍詳細

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書籍名 ターミナルケア・ガイド
出版社 関西看護出版
発行日 2003-05-15
著者
  • 村上國男(著)
ISBN 4906438598
ページ数 309
版刷巻号 第2刷
分野
閲覧制限 未契約

事例から学ぶターミナルケアの集大成。医療従事者必修のガイドブック

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 ターミナルケアとは何だ ?
    P.17閲覧
    • 1. 死と正面から向き合う
      • (1) 禁句としての死
      • (2) 予期された死と突然死
      • (3) ターミナルケアは死との共存
    • 2. 人生の総決算
    • 3. ターミナルケアの柱
      • (1) 延命治療 ( それでも長く生きたい )
      • (2) 苦痛への援助 ( 苦しみながら死にたくない )
      • (3) 望ましい死への援助 ( その人らしい死に方をしたい )
  • 第2章 延命医療
    P.29閲覧
    • 1. 人はなぜ延命医療を望むのか
      • (1) 価値観 ( 死生観 ) としての延命医療
      • (2) 生への執着としての延命医療
      • (3) 科学への過剰な信頼感
      • (4) 死を拒絶する延命医療
    • 2. 3種類の延命医療
      • (1) 抗腫瘍医療
      • (2) 緩和ケアに伴う延命医療
      • (3) 蘇生術
  • 第3章 苦痛への援助
    P.47閲覧
    • 1. 身体的苦痛
      • (1) 疼痛
      • (2) 呼吸苦
      • (3) 全身倦怠感
      • (4) その他の症状
    • 2. 精神的苦痛
      • (1) 死への恐怖
      • (2) 死亡前の苦痛への不安
      • (3) 別離の悲しみ・寂しさ
      • (4) 未完成の人生への無念
    • 3. 社会的苦痛
      • (1) 経済的困難
      • (2) 遺産分配の心配
      • (3) 子どもの養育
      • (4) 仕事の中断
      • (5) 後継者の不安
    • 4. スピリチュアルペイン
      • (1) スピリチュアルの概念
      • (2) 宗教的なこと以外にたくさんある
  • 第4章 死を学ぶ
    P.65閲覧
    • 1. 死生学 Thanatology のすすめ
      • (1) 死と真正面から向き合う
      • (2) 死生観の基礎となる死生学
    • 2. 広がりを持つ死生学
      • (1) 法律と死生学
      • (2) 文学と死生学
      • (3) 社会習慣と死生学
      • (4) 医療人類学と死生学
      • (5) 医療倫理と死生学
      • (6) 宗教と死
    • 3. 生死の分岐点の変遷
      • (1) 高等動物にとっての死
      • (2) 死の変遷の歴史
      • (3) 三徴候死
      • (4) 脳死と臓器移植
      • (5) 葉っぱのフレディ
      • (6) 生物学的死と社会的死
    • 4. 日本人の死の文化
      • (1) 不自然な死の文化
      • (2) 葬儀と埋葬法
    • 5. 安楽死と尊厳死
      • (1) 安楽死と尊厳死の違い
      • (2) 尊厳死の倫理
  • 第5章 疼痛緩和
    P.99閲覧
    • 1. ターミナルケア最大の関心事
    • 2. 疼痛の原因
      • (1) 腫瘍自体の痛み
      • (2) がん治療に起因する痛み
      • (3) 衰弱からくる痛み
      • (4) 合併したがん以外の疾患による痛み
    • 3. ブロンプトンカクテルの登場
    • 4. がんの痛みは我慢させない
    • 5. WHOのがん疼痛緩和指針
    • 6. モルヒネ製剤の開発競争
    • 7. 鎮痛補助剤の役割
    • 8. 忘れてはならない全人的ケア
  • 第6章 呼吸苦からの解放
    P.117閲覧
    • 1. 呼吸困難感と呼吸不全は別
    • 2. 呼吸不全の原因と治療
      • (1) 原因
      • (2) 酸素療法
      • (3) 薬物療法
    • 3. 呼吸困難感の原因と治療
      • (1) 各種原因による呼吸切迫感
      • (2) 治療
  • 第7章 全身倦怠感
    P.129閲覧
    • 1. 症状と原因
      • (1) 多彩な訴え方
      • (2) 原因
    • 2. 倦怠感の治療
      • (1) 原因に対する治療
      • (2) 精神的原因の場合
      • (3) 原因不明の場合
  • 第8章 その他の症状の緩和
    P.143閲覧
    • 1. 消化器症状
      • (1) 食欲不振
      • (2) 嚥下困難
      • (3) 悪心・嘔吐
      • (4) 便秘
      • (5) 下痢
    • 2. 泌尿器科系症状
      • (1) 排尿困難・尿閉・無尿
      • (2) 頻尿
      • (3) 失禁
    • 3. 褥瘡
      • (1) 原因
      • (2) 予防
      • (3) 治療とケア
      • (4) 褥瘡に対する考え方
    • 4. 浮腫
      • (1) 浮腫の原因
      • (2) 治療
  • 第9章 告知とインフォームドコンセント
    P.159閲覧
    • 1. インフォームドコンセントの倫理的意義
      • (1) インフォームドコンセントの歴史
      • (2) ICの出る幕
      • (3) ICと自己決定
    • 2. 病名・病状の告知
      • (1) 不治の病であることの告知
      • (2) 告知の目的 ( 必要性 )
      • (3) 告知してもよい条件
      • (4) 段階的告知
      • (5) 告知の技術
      • (6) 告知後のケア
    • 3. 告知後の精神的・心理的反応
      • (1) 告知後の精神的ショック
      • (2) キュブラー・ロスの説
      • (3) 死の受容とは
  • 第10章 告知後の新しい生き方
    P.191閲覧
    • 1. 症例1 生き方を変えたAさん
      • (1) だまされ続けて1年半
      • (2) 告知後一八〇度の転換
      • (3) 娘のためになら死ねる
    • 2. 症例2 仕事に捧げたBさん
      • (1) あとどれくらいもちますか
      • (2) 会社のためにすべてを犠牲に
    • 3. 症例3 最期は自分の思い通りに
      • (1) 医療環境に恵まれていたCさん
      • (2) 予期しなかった信仰告白
  • 第11章 終の住家を自分で選ぶ
    P.209閲覧
    • 1. 終わりの見えない人生の終わり
      • (1) 誰もが予測し、ほとんどが見込み違い
      • (2) 豊かで幸せな老後は幻想か
      • (3) 老年期うつ病
      • (4) 老人性アルツハイマー
      • (5) ポックリ信仰
    • 2. 判断力のある間に自己決定
      • (1) 家族による介護支援
      • (2) 介護付き有料老人ホーム
      • (3) 後見人の選定・遺言書
      • (4) 尊厳死の登録
    • 3. 老と死を見つめつつ生きる
      • (1) 生への執着の断てない人たち
      • (2) 清明な意識で死に備える
  • 第12章 老人施設・老人病院における死
    P.229閲覧
    • 1. 医療経済的に限界のある延命医療
    • 2. 死を受容できない人の死
      • (1) 患者として
      • (2) 家族として
    • 3. 納得できる死・死にきれない死
      • (1) 医療 ( 介護 ) 側にとっての納得
      • (2) 家族にとっての納得
      • (3) 後味の悪い死・ホッとする死
  • 第13章 ホスピスの死
    P.239閲覧
    • 1. ホスピスとは
      • (1) ホスピスの歴史と特長
      • (2) 積極的治療・延命治療はしない
      • (3) 緩和ケアの専門病院
      • (4) 日本の現状
    • 2. 患者のアイデンティティとしてのホスピス
      • (1) 死生観実現の場
      • (2) 重視されるのは生き方
  • 第14章 スピリチュアルケア
    P.257閲覧
    • 1. スピリチュアルペインの中味
      • (1) 全人的苦痛の表現
      • (2) 実存的 ( 人生観的 ) 苦痛
    • 2. スピリチュアルペインの見つけ方
      • (1) 徴候
      • (2) 他種の訴え方をする
      • (3) 傾聴により発見される
    • 3. スピリチュアルケア
      • (1) 基本は自分で解決
      • (2) 自己解決のための援助
      • (3) 様々なスピリチュアルケア
      • (4) やってはいけないこと
    • 4. 宗教的援助
      • (1) 一部の人には重要
      • (2) 宗教家の役割
  • 第15章 傾聴 - Listening
    P.279閲覧
    • 1. 聞くではなく聴く
      • (1) 「聞」と「聴」の違い
      • (2) 尋問ではない
      • (3) 必ず相槌を打つ
      • (4) 沈黙は金
    • 2. 目線の高さを同じに
      • (1) 位置関係を水平に
      • (2) 垂直思考から水平思考へ
      • (3) 隠されたスピリチュアルペインを
  • 第16章 死亡前後の家族への援助
    P.289閲覧
    • 1. 死を前にした家族への援助
      • (1) お別れの時間を充分に
      • (2) 葬儀の準備を促す
      • (3) 臨終前期・臨終期の援助
    • 2. 遺族への援助 ( 悲嘆援助 )
      • (1) 悲嘆援助の始まり
      • (2) 50日目頃の援助
      • (3) 合同慰霊祭
      • (4) 遺族会
  • あとがき
    P.303閲覧
  • 奥付