書籍名 |
感染予防対策上の死後の処置 基礎看護技術 |
出版社 |
関西看護出版
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発行日 |
2014-06-30 |
著者 |
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ISBN |
9784904145425 |
ページ数 |
115 |
版刷巻号 |
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分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
本書の手技は、死亡退院(在宅医療を含む)後に、血液・体液が流出したケースに処置を行い、最終火葬まで十分検証して確立した手技である。本手技には、解剖生理、感染管理、に関する医学的知識と手術室、ICU、病棟を勤務した看護師の経験が活かされている。
目次
- 表紙
- 巻頭言
- 目次
- I 死後処置に関する基本事項
- 1. 遺体の感染リスク
- (1) 遺体から感染が起こる理由と感染リスク
- (2) 遺体から血液・体液が漏れ出る理由
- (3) 遺体からの血液・体液の流出
- (1) 医療器具抜去痕からの血液・体液の流出事例
- (2) 注射針痕からの体液の流出事例
- (3) 鼻腔・口腔からの出血事例
- (4) 皮膚からの体液の浸出事例
- (5) 創からの出血事例
- (4) 遺体の搬送と移動
- 2. 死後処置の目的
- 3. 死体検案時の取扱い
- 4. 死後処置を行う際の感染予防
- (1) 服装
- (2) 手洗い
- (3) 物品の清掃
- (4) 廃棄物の処理
- (5) ペースメーカーの除去と廃棄
- II 死後処置の実際
- 1. 準備するもの
- (1) 医療器具 ( 用具 )
- (2) 消毒剤
- (3) 処置用品
- (4) その他の備品
- (5) 身支度用品
- 2. 死後処置の手技
- (1) 医療器具抜去後の処置
- (2) 医療器具抜去痕別 具体的手技
- (1) 注射針痕
- (2) CVカテーテル痕
- (3) 気管切開痕
- (4) ドレーン抜去痕
- (5) 胃ろう痕
- (6) 腸ろう痕
- (7) ペースメーカー抜去痕
- (3) 創傷部の処置
- (1) 膿のある創
- (2) 浸出液のある創
- (3) 創傷
- (4) 腔部の詰めもの
- (1) 鼻腔
- (2) 口腔
- (3) 肛門
- (4) 膣
- (5) 耳腔
- (5) 遺体用口腔ケア
- (6) ストマの処置
- (7) 全身清拭
- (8) 更衣
- 3. 死後処置の手順
- 4. 死後処置のまとめとマニュアル
- III 死化粧
- 1. 家族の心に寄り添う化粧
- 2. 死後変化と化粧
- 3. 死化粧の成立ち
- (1) スキンケア
- (2) ベースメイク
- (3) ポイントメイク
- 4. 化粧品
- (1) 遺体に適した化粧品
- (1) スキンケア化粧品
- (2) 手作りスキンケアクリーム
- (3) メーキャップ化粧品
- (2) 髭剃り
- 5. 死化粧の実際
- (1) 男性の顔の整え方
- (2) 女性ナチュラルメイク
- (3) 薄化粧
- コラム 死後硬直と閉口
- (4) よくある質問
- IV 遺族ケア
- 1. 遺族ケアの目的
- 2. 死亡の状況と遺族心理
- (1) 覚悟していた死
- (2) 予期していない死・突然の死
- 3. 遺族ケアの実際
- (1) 看取りが行われたケース
- (2) 看取りが行われなかったケース
- (1) 遺族を迎える従事者の心の準備
- (2) 遺族を迎える時の言動
- (3) 病棟での実際
- (4) ICUでの実際
- (5) 救命救急での実際
- 編集後記
- 奥付
参考文献
I 死後処置に関する基本事項
P.22 掲載の参考文献
-
1) ICHG研究会編 : 標準予防策実践マニュアル これからはじめる感染予防対策, 南江堂, 2005
-
2) 国立病院機構大阪医療センター感染対策委員会, ICHG研究会編集 : 新・院内感染予防対策ハンドブック, 南江堂, 2006
-
3) 大河内康実 : 剖検時の暴露が関与した病院内結核集団感染事例 感染症誌79 : 534〜542, 2005年
-
4) 永野耐造, 若杉長英 : 現代の法医学, 金原出版, 2002年
-
5) 高木永子監修 : 看護過程に沿った対象看護 病態生理と看護のポイント, 学習研究社, 1997年
-
6) 高木永子監修 : 看護過程に沿った対象看護 病態生理と看護のポイント, 学習研究社, 1997年
-
7) 澤口彰子, 佐藤義宣, 渡辺博司, 武市早苗, 黒岩幸雄, 遠藤任彦, 小室歳信, 押川茂實 : 臨床のための法医学, 朝倉書店, 1996年
-
8) 日総研出版, 主任 & 中堅こころサポート, 2012年
-
9) メヂカルフレンド社, 看護技術. 2011年
P.26 掲載の参考文献
-
1. 高津光洋 : 検死ハンドブック, 南江堂, 死体検案 : 5-6, 東京, 1998
-
2. 澤口彰子, 佐藤善宣, 渡辺博司, 武市早苗, 黒岩幸雄, 遠藤任彦, 小室歳信, 押田茂實 : 臨床のための法医学, 朝倉書店, 検屍・検案と法医学解剖 : 8-15, 東京, 1996, 第3版
-
3. 永野耐造, 若杉長英 : 現代の法医学, 金原出版, 異常死体 : 7, 東京, 2000, 第3班増補第3刷
P.29 掲載の参考文献
-
1) 国立病院機構大阪医療センター感染対策委員会, ICHG研究会編集 : 新・院内感染予防対策ハンドブック, 南江堂, 東京, 2006
-
2) ICHG研究会編 : 遺体に携わる人たちのための感染予防対策および遺体の管理, 医事出版社, 東京, 2011, 改訂
II 死後処置の実際
P.67 掲載の参考文献
-
橋本佐栄子 : 主任 & 中堅+こころサポート, 日総研出版, 2012 Vol.21 No.6
-
橋本佐栄子 : 看護主任業務, 日総研出版, 2013 Vol.22 No.1
-
橋本佐栄子, 橋本友希 : 基礎看護技術, メヂカルフレンド社, 2011 Vol.57 No.1
III 死化粧
P.73 掲載の参考文献
-
1. 澤口彰子, 佐藤善宣, 渡辺博司, 武市早苗, 黒岩幸雄, 遠藤任彦, 小室歳信, 押田茂實 : 臨床のための法医学, 朝倉書店, 死体現象 : 26-29, 東京, 1996, 第3版
-
2. 永野耐造, 若杉長英 : 現代の法医学, 金原出版, 早期死体現象 : 25-30, 東京, 2000, 第3班増補第3刷
P.84 掲載の参考文献
-
1) 光井武夫編 : 新化粧品学, 南江堂, 2005年5月2版4刷, p.347
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2) A・ルーミス : やさしい顔と手の描き方, 山崎正夫, 1999, 第51刷 p.40図19
P.96 掲載の参考文献
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橋本佐栄子 : 看護主任業務, 日総研出版, 2013 Vol.22 No.4
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橋本佐栄子, 橋本友希 : 基礎看護技術, メヂカルフレンド社, 2011 Vol.57 No.1
IV 遺族ケア
P.109 掲載の参考文献
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多田富雄・河合隼雄編, 生と死の様式, 誠信書房, 1991年第2刷
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山本俊一著, 死生学, 医学書院, 1996年第1版第1刷
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平山正実著, 死生学とはなにか, 日本評論社, 1998年第1版第6刷
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渡辺裕子, 看取りにおける家族ケア, 医学書院, 2007年第1版第4刷
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日本死の臨床研究会・教育研修委員会編, 死の臨床とコミュニケーション, 財)日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団, 2003年
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龍野勝彦著, 心臓外科エキスパートナーシング, 南江堂, 2007年第3版第2刷
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橋本佐栄子 : 主任 & 中堅+こころサポート, 日総研出版, 2012 Vol.21 No.3 No.4
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橋本佐栄子, 橋本友希 : 基礎看護技術, メヂカルフレンド社, 2011 Vol.57 No.1