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書籍詳細

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書籍名 漢方 第三の医学。 健康への招待
出版社 源草社
発行日 2006-08-25
著者
  • 田畑隆一郎(著)
ISBN 4906668518
ページ数 291
版刷巻号 第1刷
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第三の医学・漢方でほんとうの健康を獲得するための知恵と方法が満載!人類の財産としての伝統医学・漢方は不思議な医学。実際にはよく知られていないこの漢方の奥義をやさしく解説し、どうすれば効くのか、健康的な生活を送るために漢方をどう使えばよいのかなどを盛り込んだ、漢方ライフの提案書。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 序章 漢方 ?
    P.11閲覧
    • 漢方、この不思議なる医学
      • 日本成立の伝統医学
      • 徹底した実用主義
      • 人間尊重の医学
      • 中国医学の考え方
      • 漢方薬の成り立ち
      • 漢方薬と民間療法と健康食品
  • 第1章 こうして漢方は成立した
    P.31閲覧
    • 1 漢方の成立 中国では
      • 鍼灸の発明と、陰陽五行説の迷路 - 黄河文化圏
      • 不老長寿への憧れ - 揚子江文化圏
      • 経験医術の結晶 - 江南文化圏
      • 中国医学の発展
    • 2 漢方の成立 日本では
      • 中国医学の模倣 - 前期
      • 漢方ルネサンス - 後期
        • 田代三喜・曲直瀬道三
        • 永田徳本
        • 名古屋玄医
        • 後藤艮山
        • 香川修庵
        • 山脇東洋
        • 吉益東洞
        • 賀川玄悦
        • 華岡青洲
        • 浅田宗伯
        • 和田啓十郎
        • 湯本求眞
  • 第2章 漢方薬の利きかた、効かせかた
    P.73閲覧
    • 1 漢方薬とコメの飯は、炊いてはじめて味がする
      • 食べ物・料理から得た漢方の英知とは
      • 血の通った治療に参加すること - 漢方薬ののみ方
      • さじ加減。漢方薬の鋭さ
      • 瞑眩は漢方独特の作用
    • 2 どう効く、なぜ効く ? 漢方薬
      • 漢方薬のさまざまな "かたち"
      • 漢方薬はどう効いていくのか - 合病・併病・兼病の不思議
      • 漢方薬はどう効いていくのか - "オモテとウラ"
      • 限りある漢方資源
  • 第3章 漢方の見立て
    P.105閲覧
    • 1 漢方の診断は「証」
      • 諸症状と、漢方の "もくろみ"
      • 漢方診断の "ものさし" とは
      • チームの性格と主張、そして「二味の薬徴」
      • 錠前とカギ
      • 病気の流れ - 六つのステージ
    • 2 体力と病毒との力関係。病気の流れ……《陰陽》
      • 病の初発は皮膚のあたり。汗で病邪を追いだせ〈太陽病〉
      • つぎに病邪は胸郭部内に宿る〈少陽病〉
      • 体力と病毒が伯仲した天下分け目・関ヶ原の戦い〈陽明病〉
      • 負け戦は温めて腹を守れ〈太陰病〉
      • 負け戦のまっただなかは、徹底して温める〈少陰病〉
      • 危篤の病期〈厥陰病〉
    • 3 闘いの様相……《実証と虚証》
      • 〈太陽病〉実証は無汗、虚証には汗がある
      • 〈少陽病〉実証は陽明病に隣接し、虚証は太陽病虚証につながる
      • 〈陽明病〉陽明病には下剤。実証のみ
      • 陰証 ( 〈太陰病〉〈少陰病〉〈厥陰病〉 ) - 負け戦の陰証では虚証のみ
    • 4 自然治癒力とは、生体内を循環して、生体活動を支えている流動体……《気・血・水》
      • 目には見えないが、生命活動の根源的エネルギー〈気〉
      • ふる血のとどこおりは諸悪の根源〈淤血〉
      • 体液の遍在。怪病は水、冷えの元凶〈水毒〉
  • 第4章 診断から処方へ
    P.169閲覧
    • 1 観て、聞いて、問い質して、脈・腹を診て処方の選択……《四診》
      • 目でみて、顔色、舌の状態などにより病状、病勢をうかがう - 望診
      • 口の情報 / 漢方診断の根幹 - 舌診
      • よく聞き、臭いを嗅ぎ、虚実をさぐる - 聞診
      • 問い質して病の陰陽、虚実を知る - 問診
        • 寒い、暑い、便の状態も問い質して
        • 女性への質問は微に入り細をうがって
        • 水 をとりまく問題
        • めまいは水分の代謝異常に関わることが多い
        • 呼吸器の問題
        • どこが、どうこるのか
        • 嘔吐にもさまざまな側面がある
      • 患者の皮膚に直接接触して証をとる - 切診 ( 脈診と腹診 )
        • 漢方診断の絶対条件 - 脈診
        • 漢方診断の白眉 - 腹診
          • 陰陽・虚実、気・血・水
          • 心下痞鞭
          • 心下痞堅
          • 腹直筋の異常緊張
          • 胸脇苦満
          • 胃内停水
          • 臍上悸・臍下不仁
          • 駆淤血剤の使い方
  • 第5章 健康への招待
    P.209閲覧
    • 1 人間・このしたたかな者
      • 真犯人はどこに
      • 自然に随う
      • 生きる。日日これ修行
      • あなたの主治医はあなた自身
    • 2 病まないために
      • 気の充実は姿勢と呼吸から
      • いただきます
      • 食は命なり
        • 食べ物の陰と陽
        • まるごと食べる
        • 身土不二
        • 肉食は淤血をつくる
        • 油 は使うな
        • 水に流して
    • 3 健康へのいざない
      • おいしく、すっきり、ぐっすりと
      • 健康へのやさしきアドバイザー
  • おわりに
    P.243閲覧
  • 巻末
    • 症候から選ぶ漢方処方
      • 漢方処方の手引き
      • 生薬の見分け方と効能
  • 奥付