書籍名 |
吹き来る風に 精神科の臨床・社会・歴史 |
出版社 |
中山書店
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発行日 |
2011-08-31 |
著者 |
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ISBN |
9784521733869 |
ページ数 |
353 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
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シリーズ |
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閲覧制限 |
未契約 |
わが国の精神科医療史研究の第一人者である著者は,吹き来る風の「おまへはなにをして来たのだ」の問い掛け*に「知行合一を目ざしてきた」とこたえるという.1931年生まれの著者のたどってきた道と,臨床・社会・歴史の分野での公的な活動と発言およびその背景から,日本精神科医療の現代史をふりかえる珠玉の一冊.他誌掲載時に一部割愛となった論文数篇を完全版として掲載(*中原中也『帰郷』より).
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 第一章 たどってきた道
- 一、高等学校卒業まで
- 二、駒場から本郷へ
- 三、松沢、東京大学
- 四、荒川で、そしてその後
- 第二章 臨床
- 一、臨床の基本をもとめて
- 二、「精神医療」、「精神科慢性病棟」
- 三、外来のなかで
- 四、精神疾患をめぐって二、三
- [再掲論文]病院のなかでかんがえたこと-臨床精神医学の方法論によせて
- 第三章 社会
- 一、精神衛生法
- 二、「差別の論理」
- 三、保安処分、そして医療観察法
- 四、その他のこと
- [再掲論文]精神疾患患者への偏見をつくるもの-新聞記事の分析-
- 第四章 歴史
- 一、おもな仕事 (その一)
- 二、おもな仕事 (その二)
- 三、ことば
- 四、歴史をまなぶことについて
- [再掲論文]ノートから東京大学医学部卒業生名簿
- ノートからサムス「DDT革命」への疑問
- 精神科における用語について
- あとがき
- 関連年表稿
- 人名索引
- 著者
- 奥付