書籍名 |
交通事故後遺障害診断書 V 高次脳機能障害 |
出版社 |
かもがわ出版
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発行日 |
2012-09-20 |
著者 |
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ISBN |
9784780304350 |
ページ数 |
218 |
版刷巻号 |
初刷 |
分野 |
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シリーズ |
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閲覧制限 |
未契約 |
交通事故の損害補償の最初のクライマックスは後遺障害等級獲得です。交通事故後遺障害の中でも、特別、立証が難しい高次脳機能障害。本物の後遺障害診断書で、神経系統の機能の障害を明らかにする検査の一覧について、その検査結果がなにを意味しているのかに至るまで、深く、理解が得られやすいように解説。医師の作成する神経系統の障害に関する医学的所見や被害者の家族が作成する日常生活状況報告についても、その作成と立証に方法について具体的に説明。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 後遺障害とはなにか
- 1 後遺障害ってなに ?
- 2 いつ、申請はできるの ?
- 3 誰が認定するの ?
- 4 どこに申請すればいいの ?必要な書類や手続きは ?
- 5 どうして被害者請求でなければならないのか ?
- 6 後遺障害診断書にはなにを書いてもらえばいいの ?
- 後遺障害を巡る問題点
- 1 医師が後遺障害を知らない ?
- 2 後遺障害診断書は一人歩きをする ?
- 3 後遺障害を損害賠償で捉えると ?
- 後遺障害のまとめ
- 1 併合と併合の原則について ?
- 2 相当について ?
- 3 加重について ?
- 4 別表I = 介護を要する後遺障害と、別表IIの後遺障害の併合について ?
- 後遺障害認定基準
- 高次脳機能の後遺障害
- 1 高次脳機能障害とは ?
- 2 後遺障害等級と用語の説明
- (1) 1級1号 = 常時介護を要するもの
- (2) 2級1号 = 随時介護を要するもの
- (3) 3級3号 = 終身にわたり、およそ労務につくことができないもの
- (4) 5級2号 = 終身にわたり極めて軽易な労務のほか服することができないもの
- (5) 7級4号 = 労働能力が一般平均以下に明らかに低下しているもの
- (6) 9級10号 = 就労可能な職種の範囲が相当な程度に制限されるもの
- 3 高次脳機能障害の新認定システム
- 4 新認定システムを踏まえて、高次脳機能障害の立証方法は ?
- 高次脳機能障害として認定されるための入り口部分の3つの要件
- 神経系統の機能の異常 ?
- 5 集中掲載 神経心理学検査
- 言語機能に関する検査
- 記憶障害の検査
- 半側空間無視
- 遂行能力、作業負荷に対する持続力・持久能力注意機能 検査
- 6 高次脳機能障害 脳損傷の部位と障害
- (1) 前頭葉障害、遂行機能障害
- (2) 前頭葉左側の障害、非流暢性失語
- (3) 側頭葉左側の障害、流暢性失語と聴覚失認
- (4) 側頭葉の左右内側の障害、記憶障害
- (5) 側頭葉右側の障害、地誌的障害
- (6) 頭頂葉右側の障害、半側空間無視
- (7) 頭頂葉の障害、失行症
- (8) 後頭葉障害、視覚失認と相貌失認
- (9) Gerstmann症候群
- (10)その他の障害、注意障害・行動や情緒の障害
- 7 家族・専門家による立証
- (1) 後遺障害診断書
- (2) 頭部外傷後の意識障害についての所見
- (3) 眼科の各種検査所見について
- (4) 神経系統の障害に関する医学的所見
- (5) 日常生活状況報告
- 文章のまとめ方
- 労災保険 高次脳機能障害整理表
- 労災保険 高次脳機能障害等級別認定基準
- 高次脳機能障害 等級認定のポイント
- 身体性機能障害、四肢の麻痺等について
- 身体性機能障害 等級認定のポイント
- 他の検査 ?
- 実際の後遺障害診断書で高次脳機能障害を検証
- まとめ
- 1 54歳男性 2級1号 後遺障害診断書
- 2 39歳男性 2級1号 後遺障害診断書
- 3 74歳女性 3級3号 後遺障害診断書
- 4 65歳男性 5級2号 併合3級の後遺障害診断書
- 5 36歳男性 5級2号 後遺障害診断書
- 6 15歳中学3年生 7級4号 後遺障害診断書
- 7 44歳男性 後遺障害診断書 14級9号〜5級2号
- 8 64歳女性 3級3号 後遺障害診断書
- 9 38歳男性 7級4号 後遺障害診断書
- 奥付