書籍名 |
創薬新時代 これからどうなる ポスト抗体医薬と次世代ワクチン |
出版社 |
日本医学出版ヘルスケア・アカデミー
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発行日 |
2011-06-01 |
著者 |
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ISBN |
9784902266559 |
ページ数 |
219 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
本書は薬剤師であると同時に医療、医薬品の専門家である石塚稔氏が豊富な情報と資料、患者の目線で書き上げた“くすりの玉手箱”である。製薬会社で長年医療環境担当マネージャーをしていただけに、実に便利な手引書というか“百科事典”である。
目次
- 表紙
- 推薦の言葉 「患者の目線で書き上げた "くすりの玉手箱"」
- 監修の序
- はじめに
- 目次
- 第1章 がん
- 1. 製薬企業, バイオベンチャーの新たな挑戦
- (1) ポスト抗体医薬
- コラム1 RNAi医薬と再生医療
- コラム2 新薬創出・適応外薬解消等促進加算について
- (2) 遺伝子診断とオーダーメイド医療
- (3) 成人T細胞白血病 (ATL)
- 2. 先進医療
- 3. 子宮頸がん予防ワクチン
- 第2章 感染症
- 1. ワクチン関連
- (1) ワクチン後進国
- (2) 新型インフルエンザ
- (3) はしか (麻疹)
- (4) 百日咳
- (5) 次世代ワクチンの動向
- 2. 医薬品関連
- (1) 抗生剤に対するNDM-1産生多剤耐性菌
- (2) 抗HIV薬
- (3) 蚊が媒介する感染症
- (4) オンコセルカ症の特効薬イベルメクチン〜失明予防に貢献した日本の研究者〜
- 3. ウイルス性肝炎
- (1) 肝炎対策基本法とC型肝炎治療薬
- (2) B型肝炎訴訟とB型肝炎ワクチン, 核酸アナログ製剤
- コラム3 肝がん治療薬
- (3) A型肝炎
- (4) E型肝炎
- 第3章 糖尿病
- 1. 糖尿病による2つの危機
- 2. 糖尿病の新しい診断基準 (HbAlc値の表記変更)
- 3. インスリン療法と欧米の糖尿病治療ガイドライン
- 4. 糖尿病治療薬
- (1) GLP-1受容体作動薬
- (2) 経口DPP阻害薬
- 5. インスリン製剤のバイオシミラー
- 6. 開発中の糖尿病治療薬 (除くインクレチン関連薬)
- 第4章 認知症
- 1. 認知症 - 診断と研究
- (1) 世界中で増える認知症
- (2) 認知症研究は玉石混交
- (3) 医療体制が不備なのに診断だけが進む
- (4) アルツハイマー病の診断基準改正案
- (5) アルツハイマー病の早期診断
- (6) 認知症の基礎研究と遺伝子研究
- 2. アルツハイマー型認知症治療薬
- (1) アリセプト (R)
- (2) アリセプト (R) 以外の4つのAD治療薬
- (3) 開発中のAD治療薬
- (4) 認知症は病気か ?
- (5) 死ぬときは苦しくない
- 第5章 小児難病とドラッグラグ
- (1) ニーマン・ピック病C型
- (2) クリオピリン関連周期性発熱症候群 (CAPS)
- コラム4 難病患者の願い
- 第6章 薬のルーツ (起源)
- (1) 先史時代
- (2) 古代文明期
- (3) 日本の薬のルーツ
- (4) 医薬分業のルーツ
- (5) 薬用植物園のルーツ
- (6) OTC医薬品, 配置薬のルーツ
- (7) 製薬会社のルー
- (8) ワクチンのルーツ
- (9) 南蛮医学と蘭方医学〜外科を中心に〜
- (10) 薬の発見とルーツ
- (11) 日本の課題
- 役立つリンクー覧・参考資料
- 奥付
参考文献
役立つリンクー覧・参考資料
P.203 掲載の参考文献
-
・「医療における費用対効果」 ファイザー財団ヘルスリサーチニュース Vol.56, 2010年10月号
-
・マーシャ・エンジェル著, 栗原千絵子, 斉尾武郎共監訳 『ビッグファーマ製薬会社の真実』 篠原出版新書, 2005年11月
-
・世界の粒子線治療施設数 (RIST) http://www.rist.or.jp/
-
・ゲイリー・P・ピサノ 『サイエンスビジネスの挑戦』 日経BP社, 2008年1月
-
・西村周三, 田中滋, 遠藤久夫編著 『医療経済学の基礎理論と論点』 勁草書房, 2005年6月
-
・池上直己, 西村周三編著 『医療技術・医薬品』 勁草書房, 2005年11月
-
・真野俊樹 『入門 医療経済学 - 「いのち」と効率の両立を求めて』 中公新書, 2006年6月
-
・兪炳匡 『改革のための医療経済学』 メディカ出版, 2006年7月
-
・渡辺敏一 『Balance of Power - 攻防の中の均衡』 医薬経済社, 2006年8月
-
・鈴木厚 『安全保障としての医療と介護』 朝日新聞出版, 2010年1月
-
・李啓充 『市場原理が医療を滅ぼす』 医学書院, 2004年10月
-
・「医療を通じた成長 混合診療拡大の是非」 週刊東洋経済, 2010. 6. 12
-
・清澤伸幸 「日本小児科学会の立場から予防接種に関する評価・検討組織について」
-
・「2009H1N1の臨床的特徴と30日間の転帰」 JAMA, 2010.9.8
-
・横浜市衛生研究所 http://www.city.yokohama.jp/
-
・中込治, 中込とよ子 「わが国にロタウイルスワクチンは必要か? 」 モダンメディア 54巻11号, 2008年11月号
-
・江藤真紀, 石井良和 「食肉を汚染する抗菌薬剤耐性菌」 モダンメディア 55巻7号, 2009年7月号
-
・山内一也 「人獣共通感染症」 連続講座, 日本獣医学会
-
・HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班 http://www.haart-support.jp/
-
・国境なき医師団 http://www.msf.or.jp/
-
・フィリップ・コトラー, ナンシー・R・リー 『コトラー ソーシャル・マーケティング』 丸善, 2010年1月
-
・自然科学研究機構 生理学研究所 http://www.nips.ac.jp/
-
・永井友二郎 『死ぬときは苦しくない』 講談社, 2006年8月
-
・ニーマンピック病C型患者家族の会 http://www.npcj.net/
-
・CAPS患者・家族の会 http://www.caps-family.com/
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・がんの子供を守る会 「この子のためにできること 緩和ケアのガイドライン」 http://www.ccaj-found.or.jp/
-
・金谷治 『中国思想を考える - 未来を開く伝統』 中央公論社, 1993年3月
-
・刈米達夫, 木村雄四郎 『最新和漢薬用植物』 廣川書店, 1959年6月
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・水巻中正 『くすりの文明誌』 かんき出版, 1991年10月
-
・岸本忠三, 中嶋彰 『現代免疫物語』 日本経済新聞社, 2000年11月
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・川元祥一 『差別と表現』 三一書房, 1995年9月
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・吉本隆明 『真贋』 講談社インターナショナル, 2007年2月
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・ジャレド・ダイアモンド著, 倉骨彰訳 『銃・病原菌・鉄』(上) 草思社, 2000年10月
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・畑谷史代 『差別とハンセン病』 平凡社新書, 2006年1月
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・松本克彦編著 『今日の漢方診療指針 - 診断と治療』 メディカルユーコン, 1999年5月