書籍名 |
五感診療の達人をめざして |
出版社 |
日本医学出版ヘルスケア・アカデミー
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発行日 |
2011-04-01 |
著者 |
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ISBN |
9784902266542 |
ページ数 |
86 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
問診・視診・触診・聴診の4つの五感作法は実地医家や臨床研修医に身につけて欲しい必須の技である。本書は五感作法(アナログ手法)を駆使し、デジタル手法を十二分に活用できるよう導く医療書である。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 第1編 受診者を対象に, 問診をはじめ視診・触診・聴診がどのように診療に役立ったかについて - ケーススタディから学ぶ
- 第1章 聞き (問診) 上手な医師になろう
- 型どおり問診を行うことによって, 本人が好まないデジタル医療から開放された (セカンドオピニオン)
- ケース1 "放置可能" 例が, うっかり冠動脈ステント治療を - 胸部不快感の例1
- ケース2 "放置可能" 例が, うっかり冠動脈カテーテル治療を - 胸部不快感の例2
- ケース3 "放置可能" 例が, うっかりカテーテルアブレーション治療 (心筋電気焼灼術) を - 不整脈の1例
- 第2章 診察 (視診・触診・聴診) 上手な医師になろう
- 診察 (触診) が順序よく行われておれば, 避けられたであろう誤投薬例 ケース4 脈拍を診ないで脈波数値のみに頼ったら - 偽「閉塞性動脈硬化症」で投薬治療を受けた1例
- 診察 (聴診) が順序よく行われておれば, 避けられたであろう弁置換手術の提案 ケース5 "経過観察で可能" 例が, うっかり弁置換手術を - 軽症弁膜疾患の1例
- 診察 (聴診) が型どおり行われておれば, 気づかれたであろう先天性心奇形例 ケース6 「手術で完治可能」例が, 不整脈発作にとらわれて長期間見逃されていた1例
- 診察 (触診) が型どおり行われておれば, 気づかれたであろう下肢動脈血栓塞栓例 ケース7 足背動脈の触診によって下肢血栓診断の手がかりが !
- 診察 (聴診) が型どおり行われておれば, 施行されなかったハイリスクの処置 ケース8 リウマチ性僧帽弁狭窄が見逃されていた心房細動例に電気除細動が !
- 第2編 心臓血管系の診察に際して視診・触診・聴診について - 図・写真 (デジタル資料) と照合しながら
- 第1章 五感診療1
- 心血管拍動は体外に伝達され, 五感でキャッチされる !
- 心血管拍動は, 診察作法でどのように把握できるのか : 聴診のみではデメリットが !
- 「視診」によって低周波数の心血管拍動を捉えよう
- 「触診」によって中周波数の心血管拍動を捉えよう
- 第2章 五感診療2
- 「聴診」によって高周波数の心血管拍動を捉えよう - 心臓部位を聴診してわかること : 心音と心雑音
- 第3章 五感診療3
- 「聴診」によって高周波数の心血管拍動を捉えよう - 心雑音を聴診してわかること : 心雑音の聴き方と種類 (総論)
- 第4章 五感診療4
- 「聴診」によって高周波数の心血管拍動を捉えよう - 心雑音を聴診してわかること : 主な心疾患の聴診所見 (各論)
- 出版目録
- あとがき
- 奥付
参考文献
第1編 受診者を対象に, 問診をはじめ視診・触診・聴診がどのように診療に役立ったかについて - ケーススタディから学ぶ
P.8 掲載の参考文献
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1) 沢山俊民 : 患者さんとスタッフのための心臓血管病ABC, 日本医学出版, 2003
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2) 沢山俊民 : 問診・身体所見の今日的あり方, 「特集 循環器疾患をどう診るか - 今日的アプローチ」. 臨床成人病 26 : 1069. 1996
P.10 掲載の参考文献
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1) 長谷川浩一, 沢山俊民ほか : 急性肺塞栓の早期診断と治療対策 - 多施設225例の臨床的解析 - . 呼吸と循環 41 : 773, 1993
-
2) 長谷川浩一, 沢山俊民, 河原洋介 : 急性肺塞栓症の早期診断 (とくに心電図所見について). 心臓 25 : 914, 1993
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3) 泉礼司, 山本誠一, 沢山俊民 : 急性肺塞栓症における心電図の経時的推移. Therapeutic Research 17 : 5, 1996
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4) 沢山俊民 : 日経ビデオ・循環器の診かた・外来心臓病学入門, 1995
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5) 沢山俊民 : 日経ビデオ・循環器疾患の基本聴診法, 1995
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6) 沢山俊民 : コモンテクニックに精通しよう : 特集 / よりよい外来診療のノウハウ, 循環器疾患の落とし穴 - 誤診を避けるために -. Cardiologist 3 : 507, 1998
P.26 掲載の参考文献
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1) 日本循環器学会 : 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (1998-1999年度合同研究班報告). 成人先天性心疾患診療ガイドライン. Jpn Circulation J 64 (suppl 4) : 1170-1172, 2000
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2) 日本循環器学会 : 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2004-2005年度合同研究班報告), 成人先天性心疾患診断ガイドライン (2006年改訂版), ホームページ公開のみ
P.32 掲載の参考文献
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小川聡ほか : 心房細動治療 (薬物)ガイドライン (2008改訂版). 循環器病の診断と治療に関するガイドライン. Circ J 72 (suppl IV) : 1581-1638, 2008