書籍名 |
新しい診断と治療のABC83/精神9 アルコール依存症 |
出版社 |
最新医学社
|
発行日 |
2014-05-25 |
著者 |
|
ISBN |
|
ページ数 |
216 |
版刷巻号 |
初版83 |
分野 |
|
シリーズ |
最新医学 別冊
|
閲覧制限 |
未契約 |
我が国における日本酒換算5合以上の多量飲酒者は200万人と言われ,そのうち国際疾病分類(ICD)-10の診断基準に基づくアルコール依存症患者の有病率は80万人を超えると推計されています.その一方で,厚生労働省の患者調査ではアルコール依存症として治療を受けているのは5万人程度と言われており,多くのアルコール依存症患者が精神科による専門治療を受けていないことを意味しております.したがって今後ますます正しい診断や治療法の充実が求められております.本誌では,アルコール依存症の概念・定義,疫学,病態,診断,治療について網羅し,関連障害についてもまとめました.アルコール依存症の専門医以外の方でも読みやすい内容です.この分野の成書として是非ご一読ください.
目次
- 表紙
- 序
- MAP 眼で見るアルコール依存症
- 目次
- 執筆者
- 第1章 概念・定義と疫学
- 第2章 病理・病態生理
- 病理・画像所見
- 病態生理
- アルコール代謝とアルコール依存症
- 第3章 診断
- 第4章 治療
- アルコール使用障害 (軽症アルコール依存症)の治療
- アルコール依存症の精神療法
- アルコール依存症の医療機関におけるリハビリテーション
- 断酒療法がうまくいかなかったときの工夫 (節酒療法, 動機づけ面接法, ごほうび療法など)
- 地域における治療 (地域ネットワーク)
- 自助グループ
- 家族への支援
- 衝動・逸脱行動に対する対処
- アルコール離脱 (退薬) 期の対応 (薬物療法を中心に)
- 嫌酒薬, 抗渇望薬の使用法
- 併存精神症状への対処 (薬物療法を中心に)
- 未来の細胞療法
- 第5章 アルコール依存症の関連障害
- アルコール関連脳神経系障害
- アルコール精神病性障害・残遺精神病
- アダルト・チルドレンとDV
- 略語集
- 奥付