書籍名 |
乳児痔瘻根治手術 |
出版社 |
永井書店
|
発行日 |
1977-05-30 |
著者 |
|
ISBN |
|
ページ数 |
144 |
版刷巻号 |
|
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
本著は著者の著述せる“肛門外科の臨床”に引続く、これを理論編とするならば、その治療編というべきものである。(「自序」より)
目次
- 表紙
- 序にかえて
- 自序
- 目次
- 乳幼児直腸肛門疾患原色図譜
- I. 総論
- A. 乳児痔瘻は大部分男子に発生する
- B. 乳児痔瘻は側壁に発生することが多い
- C. 多発性痔瘻
- D. 新生児痔瘻
- E. 乳児痔瘻は往々兄弟に発生する
- F. 乳児痔瘻の自然治癒
- G. 乳児痔瘻の保存療法の功罪
- H. カルブンケン軟膏について
- I. 乳児痔瘻では原発孔の確認が成人のそれに比して困難であることが多い
- J. 乳児痔瘻の麻酔法
- K. 乳児痔瘻に対する局所麻酔の利点
- L. 乳児痔瘻に対する局所麻酔の弊害
- M. 乳児痔瘻に対する麻酔の意義
- N. 1回の手術の限度および分割手術
- O. 分割手術の欠点
- P. 術前処置
- Q. 術後処置
- II. 基本手術手技
- A. 術前に詳細に調べておく
- a. 視診
- b. 触診
- c. 内指診
- d. 肛門鏡診
- e. 消息子による検索
- f. 局所麻酔
- B. 手術
- a. Fistulotomy型式の手術
- b. 結紮形式による手術
- c. 膿瘍形成に際して
- d. 肛門周囲皮膚に続発孔をもつ際
- e. 原発Anal cryptの処理方法
- 1. 原発Anal cryptがはっきりしている際
- 2. 原発Anal cryptの余りはっきりしていない際
- f. 術後の手術創の処置
- III. 症例編
- 症例I. 対側性乳児痔瘻 (2ヵ月 男子, 写真1〜24)
- 症例II. 左側の乳児痔瘻 (4ヵ月 男子, 写真25〜40, カラー1)
- 症例III. 対側性新生児痔瘻 (1ヵ月 男子, 写真41〜55)
- 症例IV. 対側性乳児痔瘻 (6ヵ月 男子, 写真56〜77, カラー2)
- 症例V. 右前部乳児痔瘻 (2ヵ月 男子, 写真78〜93)
- 症例VI. 肛門前正中線上に存在する乳児痔瘻 (2ヵ月 男子, 写真94〜112, カラー3)
- 症例VII. 女子の乳児痔瘻 (1ヵ月 女子, 写真113〜132, カラー4)
- 症例VIII. 多発性幼児痔瘻 (1歳3ヵ月 男子, 写真133〜141)
- 症例IX. 多発性複雑幼児痔瘻 (3歳 男子, 写真142〜163, カラー5)
- 症例X. 多発性乳児痔瘻 (5ヵ月 男子, 写真164〜187, カラー6)
- IV. その他の小児直腸肛門疾患
- A. 肛門のタダレ〜ビラン (症例XI, 2歳, 女子, 写真186)
- B. 肛門裂創〜潰瘍
- a. 原発性肛門裂創〜潰瘍
- b. 続発性肛門裂創〜潰瘍
- c. 小児の肛門裂創〜潰瘍の特色
- d. 小児の肛門潰瘍に対する著者の根治手術 (症例XII, 2歳, 女子, 写真189〜203, カラー7, 8)
- C. 乳幼児の便秘〜硬便
- D. 外痔核
- a. 軟性外痔核 (症例XIII, 3歳, 写真204, 205, カラー9)
- b. 血栓性外痔核 (症例XIV, 13歳, 男子, 写真206, 207)
- E. 内痔核〜脱肛 (症例XV, 7歳, 男子, 写真208, 209, カラー10)
- F. 小学生〜中学生の痔瘻 (症例XVI, 23歳, 男子, 写真210)
- G. 直腸脱
- a. Complete Prolapse (症例XVII, 1歳9ヵ月, 女子, カラー11)
- b. Incomplete Prolapseと所謂脱肛との区別
- c. Complete Prolapse還納の要題 (同上症例XVII, 写真211, 212)
- H. 腺腫
- 腺腫の探り方
- (症例XVIII, 3歳, 女子, ケンビ鏡写真214)
- (症例XIX, 1歳, 男子)
- (症例XX, 9歳, 男子, 写真215)
- I. その他
- a. 陰部ヘルペス (症例XXI, 4歳, 女子, 写真216, 217, カラー12)
- b. Oxyurasis
- c. その他 (症例XXII, 2歳, 男子, 写真218)
- J. 小児直腸肛門疾患統計
- K. 結語
- 後記
- 索引
- 奥付
参考文献
I. 総論
P.14 掲載の参考文献
-
1) 荒川, 他:乳児の痔瘻, 日本直腸肛門病学会誌 Vol. 16 No. 1 P. 26 (昭和34年8月)
-
2) 隅越, 他:痔瘻の原発孔の部位について, 日本直腸肛門病学会誌 Vol. 21 No. 1 P. 35(昭和42年7月)
-
3) 鳴海, 他:小児痔瘻の手術適応について, 日本直腸肛門病学会誌 Vol. 25 No. 4 P. 286(昭和47年10月)
-
4) 荒川 (司会) :公募シンポジウムIII, 乳児の痔瘻, 日本直腸肛門病学会誌 vol. 26 No. 1 P. 66(昭和48年1月)
-
5) 三枝:肛門外科の臨床, 昭和51年, 第2版, 永井書店, P. 127
-
6) 三枝:複雑痔瘻, 殊に深部広域複雑痔瘻に対する拡大根治手術, 外科治療, 永井書店, 1976 March Vol. 36 No. 3 P. 271〜288
-
7) 三枝:肛門外科の臨床, 昭和51年, 第2版, 永井書店, P. 174〜176
-
8) 三枝:肛門外科領域にて用いられる下剤の検討 -糞便軟化法に関連して- 未発表
-
9) 岡田:浸潤麻酔剤の使用量と副作用, 日本医事新報, No. 2723 昭和51年7月3日 P. 132
-
10) 三枝:肛門開放手術創遷延治癒の原因と対策:昭和51年11月, 日本直腸肛門病学会雑誌, Vol. 29 No. 6 p. 528
II. 基本手術手技
P.55 掲載の参考文献
-
1) 三枝:肛門外科の臨床, 昭和42年, 第2版, 永井書店, P. 127
-
2) 三枝:複雑痔瘻, 殊に深部広域複雑痔瘻に対する拡大根治手術, 外科治療, 永井書店, 1976, March, Vol. 36, No. 3, p. 271〜288
-
3) 三枝:肛門手術創治癒遷延治癒の原因と対策, 日本大腸肛門病学会雑誌, 1976 Nov. Vol. 29, No. 6, p. 528〜535