書籍名 |
“困りごと”からケアは始まる 実践からの学びを支えるスーパービジョン |
出版社 |
ゆう書房
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発行日 |
2008-03-09 |
著者 |
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ISBN |
9784904089019 |
ページ数 |
113 |
版刷巻号 |
初版第1刷 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
現場で気がかりやつまずきを感じたとき、立ち止まって振り返ってみる。そこにケアの手がかりが……。本書はその一部を取り上げて語りあった内容をもとにしています。その語り合いのなかで気づき、発見した“実践からの学び”の内容をまとめました。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- 著者紹介
- 第1章 "困りごと"を通して得られるケアの手がかり
- 事例1 お風呂に入ってくれない
- 拒否と見えているが
- 理由として表現されたことには
- 小刻みに確かめ合っていく
- きつさと"おっくうさ"
- お風呂は毎日入るもの?
- 仕事としてこなすうちに
- やり方はいろいろある
- ひょっと心を動かすときがある
- 事例2 食事を気に入ってもらえない
- 不満を言われるって困ったこと?
- 生きたい気持ちを支える食事
- 味覚の変化や衰えを補うものは?
- 事例3 役立とうとする思いが届かず途方に暮れて-高齢の利用者と精神障害を持つ息子との暮らしの場で-
- 予想外の反応に戸惑う
- 場への加わり方、伝え方
- そのときその場での保ち方を尊重する
- 置き去り感、見捨てられ感が募っているのでは
- 事例4 生活の場で生じることが重なり合って浮上するとき
- 援助が必要なのは利用者だけか
- 捨ててはおけない気持ちで
- 第2章 現場を生かすスーパービジョン
- スーパービジョンはなぜ必要か
- スーパービジョンの"場"の成り立ち
- スーパービジョンの"場の流れ"とそこでの"踏み止まり方"
- 制度が変えられるなかで求められるスーパービジョン
- 組織のなかで個を生かすスーパービジョン
- 第3章 事例検討のなかの学びを支えるスーパーバイザー
- 事例5 無言電話をかけてくる、家を訪れる
- 困りごととなっていることをさかのぼり、確かめ合う
- 問題に見える利用者の言動は、現実に対処する力の発揮と考える
- なぜそうしたかを語れるように、当のヘルパーの実感に重きをおく
- 見方、かかわり方、やり方を確かめ合う-主体づくりへ
- おわりに
- 奥付