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書籍詳細

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書籍名 香り選書(2) 進化する“みどりの香り” ―その神秘に迫る―
出版社 フレグランスジャーナル社
発行日 2008-02-08
著者
  • 畑中顯和(著)
ISBN 9784894791299
ページ数 193
版刷巻号 第1版第1刷
分野
シリーズ
閲覧制限 未契約

「香り選書」シリーズは…香りや匂いに関する科学的知識をわかりやすく解説し、多くの方々に伝えることを目的とした、「理解しやすい香りの本」です。“みどりの香り”研究の第一人者として著名な畑中顯和先生(山口大学名誉教授)の、50年におよぶ「みどりの香り研究」の集大成ともいうべき「進化する“みどりの香り”─その神秘に迫る─」が、発刊される運びとなりました。本書について著者は「研究の展開を追うだけでなく、この集大成のポイントをほぐし、それを多角的に解析し、読者にできるだけやさしく書きたい」と述べています。“みどりの香り”にまつわる様々なエピソードをはじめ、自然科学と芸術の調和によって築かれた壮大なロマンと夢を語ってくれます。

目次

  • 表紙
  • 宇治チャ "うじひかり"
  • 除虫菊のピレトリンの生合成に司令塔として作動するみどりの香り
  • 目次
  • はじめに "みどりの香りの研究" 五〇年、植物起源の香りの意味論へ
  • みどりの香り をやさしく語るダイジエスト
  • 一章 みどりの香り
    • 一、 植物と動物
    • 二、 みどりの香りの正体
    • 三、 なんのために放たれるのか
  • 二章 みどりの香りはどのようなルートで発現するか
    P.18閲覧
    • 一、 みどりの香りの発現の環境条件
    • 二、 発現のルートとその特徴
    • 三、 関与する酵素とその絶妙の演技
  • 三章 森の香り ― みどりの香りとテルペンの驚くべき協奏曲!
    P.62閲覧
    • 一、 森の香り
    • 二、 みどりの香りとテルペン類
    • 三、 植物起源の香りの存在の意味にせまる!
  • 四章 みどりの香りとヒト
    P.107閲覧
    • 一、 みどりの香りにヒトはどのように官能するか
    • 二、 化学構造と官能相関
    • 三、 みどりの香りとヒトの生理
  • 五章 みどりの香りの旅人
    P.134閲覧
  • おわりに 再び ダニエル・バレンボイム!
    P.160閲覧
  • 謝辞
    P.164閲覧
  • 参考文献
    P.165閲覧
  • 「香り選書」シリーズについて
    P.168閲覧
  • 奥付

参考文献

おわりに 再び ダニエル・バレンボイム!

P.165 掲載の参考文献

  • (一) 畑中顕和: 「みどりの香り-青葉アルコールの秘密」中央公論新社, 1-230875号(1988)
  • (二) A. Hatanaka:The biogeneration of green odour by green leaves, Phytochemistry, 34, 1201-1218 (1993)
  • (三) A. Hanataka:The Fresh green odor emitted by plants, food rev. Int., 12, 303-350 (1996)
  • (四) A. Hanataka: "Comprehensive national products chemistry", D. Barton & K. Nakanishi, Vol.1, Chap.4, 83-116, Elserer Amsterdam (1999)
  • (五) 畑中顯和: ヒトはなぜみどりの香りによってリフレッシュされるのか-解明すすむ嗅覚神経・自律神経系・免疫系に与える影響-「化学と生物」37巻, 644-646(1999)
  • (六) 畑中顯和: 植物起源の"みどりの香り"-化学と生化学-「生化学」75巻, 1417-1428(2003)
  • (七) 松井健二・畑中顯和: "みどりの香り"の生物活性「植物の生長調節」40巻52-61(2005)
  • (八) 畑中顕和:「みどりの香り-植物の偉大なる知恵」(丸善) 1-180(2005)
  • (九) ハンスーワルターヘルト: 「植物生化学」金井竜二訳, シュプリンガー・フェアラーク東京, 1-502(2000)
  • (一〇) 武居三吉・酒戸弥次郎・大野稔・黒岩芳郎: 青葉アルコール第一報-青葉アルコールの植物界に於ける分布「日本農芸化学会誌」14巻709-716(1938)
  • (一一) 武居三吉: "茶の香気の生化学"「日本生化学会誌」10巻159-165(1935)
  • (一二) 畑中顯和: "みどりの香り"はなぜヒトの心を癒すのか-植物の不思議な因縁-「遺伝」52巻40-47(1998)
  • (一三) 「ヒトは何故にみどりの香りによってリフレッシュされるのか!」-植物とヒトの不思議な関係の実証的基礎研究-「FFIジャーナル」第10回, 2006シンポジウムの講演要旨等 A. Hanataka, The 10th, Symposium "Why people are refreshed by the fresh green odor emitted by green leaves in forest!", FFI Journal of Japan, 212 297-319, 2007
  • (一四) 畑中顯和: ヒトはなぜみどりの香りによってリフレッシュされるのか! -解明進む嗅覚神経・内分泌系・自律神経系・免疫系に与える影響-「化学と生物」37巻, 644-649(1999)
  • (一五) 佐々木和男, 粟生修司, 畑中顯和, 大村裕, 永嶋義直, 矢田幸博:「ストレス・疲労による脳内アミン動態とアロマの作用」第八回シンポジウム講演要旨アロマセラピー学会(2005)