書籍名 |
日本の医療改革の未来形 市場原理とアメリカ医療 自由競争・医療格差社会を生き抜くアメリカ式医療経営入門 |
出版社 |
医学通信社
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発行日 |
2007-07-15 |
著者 |
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ISBN |
9784870583658 |
ページ数 |
299 |
版刷巻号 |
第1第1 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
本書では,アメリカ医療の現実の光と影をありのままに描出し,アメリカの社会全体の有り様,その病弊や構造的問題点を鋭くえぐっています。アメリカ医療の実態を知らずには,日本の医療の未来は見えてきません。医療にかかわる全ての人に向けた必読の書です!
目次
- 表紙
- 目次
- はじめに 自由競争・医療格差社会―アメリカ医療の光と影
- I 市場原理のダイナミズムとアメリ力医療制度
- 1 アメリカの現実は日本の近未来か
- 2 アメリカでは大学病院も倒産する
- 3 患者の権利法案
- 4 アメリカの医療訴訟―全国紙の紙面をにぎわす訴訟広告
- 5 医療政策と大統領選挙―キーワードは老人保健改革
- 6 どうして医療費が高騰したのか
- 7 アメリカの医者の収入の変化―HMOを意識しながらの治療と検査
- 8 医療広告と患者
- II アメリカの大学病院倒産物語
- 1 アリゲー二大学医学部の沿革
- 2 拡大戦略が始まる―病院から医学部への脱皮
- 3 破産申請―成功の裏にしのびよる影
- 4 吸収合併とチェーン化現象
- 5 医学部の統廃合
- 6 スタンフォード大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の合併
- III 医療株式会社倒産物語
- 1 ヘルスサウス社の誕生
- 2 メドパートナー社の急成長
- 3 ノウハウ獲得失敗
- 4 史上最大の合併が藻屑となる
- 5 HMOの興亡
- 6 競争原理と医療
- IV 医療経済の考え方
- 1 医療経済は情報の非対称性の典型
- 2 病院とマクドナルド―キーワードはマニュアル化
- 3 日米医療はどこが違うのか―アメリカ式導入には"翻訳"が必要
- V アメリカ式医療経営入門
- 1 医者が身につける"経営者のセンス"とは
- 2 アメリカ式病院経営術―医学部の枠組みのなかでの開業
- 3 ドクターズフィーと病院経営
- 4 診療科の経営術―診療科レベルの収入は個人と異なる
- 5 経営のための診療科分類
- 6 働く医師をどうやって育てるか
- 7 大学医学部の経営術―利害関係の異なる三つの組織の集合体
- 8 人的資源の活用が運営の鍵に
- 9 教育・研究・診療のバランスをどうするか
- 10 教員の業績評価をどうするか
- 11 経営黒字は目標でなく現実とすべし
- VI アメリカの医療教育
- 1 早期教育の重要性
- 2 カルテの記載
- 3 アメリカの医学生はどこまでこなすか―しっかりした教育は自分のために
- 4 アメリカの医学生はどこまでカルテを書くか
- 5 アメリカの医学生はどこまで考えるか
- 6 アメリカの国家試験―すべて臨床に直結する問題
- VII アメリカ流の医師サバイバル術
- 1 研修医のサバイバル術―こっそりとアルバイト
- 2 若手医師と開業
- 3 アメリカ流の診療報酬入門
- 4 3項目の理解が重要
- 5 変換定数は変わり得るもの
- 6 アメリカの病院で働くとはどういうことか
- 7 医師募集!
- 8 半端ではない提出書類の数
- 9 保険会社との交渉術
- 10 医療経営と医師免許更新
- 11 陪審員制度と医師
- VIII アメリカ流医療改革入門
- 1 医療改革はどうして難しいのか
- 2 エビデンスに基づいた医療と経営
- 3 薬価差益と医療の歴史
- あとがき
- 奥付