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書籍詳細

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書籍名 認知症ケアの倫理
出版社 ワールドプランニング
発行日 2010-10-25
著者
  • 箕岡真子(著)
ISBN 9784863510296
ページ数 174
版刷巻号 第1版第2刷
分野
閲覧制限 未契約

あなたが考える「倫理」があなたの「生き方」そのものなのです。倫理とは人として生きるための「道しるべ」です。

目次

  • 表紙
  • はしがき
  • 『認知症ケアの倫理』の刊行によせて
  • 目次
  • 第1章 『認知症ケアの倫理』とは
    P.15閲覧
    • 1. 認知症を生きるということ
    • 2. 『認知症ケアの倫理』が目指すもの
      • 1) 実践に基づき『認知症ケアの倫理』を創り発展させる
      • 2) 『認知症ケアの倫理』は認知症に伴う偏見・蔑視を取り除く
      • 3) 『認知症ケアの倫理』は超学際的・多職種協働的アプローチである
  • 第2章 生命倫理 (バイオエシックス) の基礎知識
    P.23閲覧
    • 1. 倫理的ジレンマと倫理的気づき
    • 2. 倫理的ジレンマへのアプローチ方法
    • 3. 倫理的ジレンマの解決策
    • 4. 医学的事実と倫理的価値判断
    • 5. 倫理4原則
      • 1) 自律尊重原則
      • 2) 善行原則
      • 3) 無危害原則
      • 4) 公正原則
    • 6. 倫理4原則の対立
      • 1) 倫理4原則の優先順位はケースごと異なる
      • 2) 倫理4原則同士が対立する
    • 7. 徳倫理 : 行為者の性格のよさ
      • 1) 徳倫理 (virtue ethics) とは
      • 2) "徳" の種類
    • 8. 介護専門職と利用者 (患者) との関係
      • 1) 信認 (信託) 関係
      • 2) ビジネスモデルとの違い
      • 3) "徳の倫理" との関係
  • 第3章 告知
    P.35閲覧
    • 1. 「告知」に関する倫理的基礎知識
      • 1) 意思能力
      • 2) インフォームドコンセント
    • 2. 『告知』することの意義
      • 1) 「告知」をすることのメリット
      • 2) 「告知」をすることのデメリット
    • 3. 告知の方法
      • 1) 心理的配慮
      • 2) タイミング
      • 3) アルツハイマー病における告知の内容
      • 4) だれに対して告知を実施するのか
    • 4. 告知後の対応
      • 1) 「告知すること」には責任が伴う
      • 2) 告知後の心理的ケア・カウンセリング
      • 3) 告知後のケアプランの作成
  • 第4章 家族介護者の役割とその意義
    P.47閲覧
    • 1. 家族介護者の役割
      • 1) 認知症ケアの実践者としての役割
      • 2) 認知症本人の代弁者としての役割
      • 3) 継続して家族としての愛情を注ぐ役割
      • 4) QOLs (=関係者全員のQOL)
      • 5) 家族介護者の役割と意思能力の変化
    • 2. 家族介護者の限界
      • 1) 重労働と疲弊
      • 2) 行動コントロール (管理) の倫理
      • 3) 専門家と家族の違い
      • 4) '本人の想い' と '家族の想い' の違い
    • 3. 家族介護者を支援するために
      • 1) 施設入所の問題
      • 2) 専門職の役割
      • 3) 社会 (政策) の役割
  • 第5章 認知症の人のQOL
    P.59閲覧
    • 1. QOLの概念
      • 1) "Life" の多義性
      • 2) QOLは "質的" 評価をするものである
      • 3) QOLは主観的要素と客観的要素の両者を含む
    • 2. 認知症の人のQOL
      • 1) 認知症の進行に伴って主観的要素について声を上げることができなくなる
      • 2) QOLを構成する要素
      • 3) 認知症の人が感じる 'よいQOL (=しあわせ)' とは
    • 3. QOLの主観的側面
    • 4. QOLの評価
    • 5. QOLの変化
      • 1) QOLは変化するものである
      • 2) QOLの変化に応じて医療・ケアのゴールを変える
      • 3) QOLを改善・維持するために
    • 6. QOLs (quality of lives)
    • 7. QWL (quality of working life) "生き生きとして労働する"
    • 8. 認知症終末期のQOL
      • 1) 終末期のQOL
      • 2) 2つのQOL : 「生の質」と「命の量」の道徳的違いの重要性
      • 3) 終末期においては '快適さ' と '周囲との関係性 (交流)' がQOLを高める
  • 第6章 尊厳とパーソン
    P.71閲覧
    • 1. 人間の尊厳
      • 1) 尊厳という言葉の使われ方
      • 2) 尊厳の定義
      • 3) Knock down Argument
    • 2. 人格とパーソン
      • 1) パーソン論
      • 2) パーソン論に対する反論
      • 3) 認知症ケアにおける "パーソン" の意義
    • 3. 尊厳を守るケアを求めて
      • 1) 『新しい認知症ケアの倫理』は弱い立場の人々を包み込むものである
      • 2) 必要とする人に必要なケアを
      • 3) 認知症の人とケアスタッフとの関係がケアの質に影響する
  • 第7章 パーソン・センタード・ケア
    P.85閲覧
    • 1. パーソン・センタード・ケアとは
      • 1) まずその人ありき
      • 2) パーソン・センタード・ケア = 個別性に配慮したケア +〔尊厳に配慮したケア (=自律と自立への支援)〕
      • 3) パーソン・センタード・ケアの構成要素
      • 4) パーソン・センタード・ケアの具体的実践
      • 5) 尊厳に配慮したケア
    • 2. ケアの良し悪しは "関係性" にある
      • 1) Activity (アクティビティー)
      • 2) Behavior (行動)
      • 3) Capacity (能力)
      • 4) Decision making (自己決定)
      • 5) Environment (環境)
      • 6) Feeling (感情)
    • 3. 認知症ケアマッピング (DCM)
      • 1) よい状態と悪い状態 (WIB値)
      • 2) 行動パターンのコード化 (BCC)
      • 3) 人としての価値をおとしめる行為 (PD)
      • 4) よい出来事 (PE)
      • 5) DCMは '倫理的気づき' でもある
      • 6) DCMの客観性と主観性
      • 7) 認知症本人 - 介護者の '関係性' がケアの良し悪しを左右する
    • 4. 共有された自己決定 (自己決定の支援) : ケーススタディ
      • 1) ケースA : 意思能力がない場合
      • 2) ケースB : 意思能力がある場合
      • 3) ケースC : 意思能力が不十分な場合
  • 第8章 終末期ケアについての意思決定
    P.103閲覧
    • 1. "看取り" という言葉が指し示す意味
    • 2. 倫理的論点のリスト
    • 3. 延命治療と救命治療・緩和 (ホスピス) ケア
      • 1) 定義
      • 2) 人工的水分栄養補給
      • 3) 認知症終末期の緩和ケア ; 常に「快適ケア」, ときに「治療」
    • 4. 代理判断
      • 1) 事前指示とは
      • 2) 代行判断
      • 3) 最善の利益判断
      • 4) だれが代理判断者となるか
    • 5. 倫理的に区別が難しい行為
      • 1) 「治療差し控え (不作為)」と「治療中止 (作為)」
      • 2) 「標準的な医療」と「標準的でない医療」
      • 3) 意図と予見
    • 6. 判例
      • 1) 東海大学事件 (横浜地裁 / 平成7年3月28日, 殺人被告事件)
      • 2) クラレンス・ハーバート (55歳) 裁判 (米・1982)
      • 3) ナンシー・クルーザン (33歳) 裁判 (米・1990)
      • 4) その他の終末期に関する海外の判例
    • 7. 手続き的公正性
      • 1) 終末期ケアの合意形成
      • 2) 医療を提供する人は代理判断者になれない
      • 3) 倫理コンサルテーション・倫理委員会の役割
    • 8. 事前指示
      • 1) 事前指示が有用である理由
      • 2) 事前指示使用にあたっての留意点
      • 3) よい事前指示書の書き方
      • 4) 成年後見制度
  • 第9章 自殺企図・自殺幇助と安楽死
    P.133閲覧
    • 1. 『患者の意思で延命治療を受けないこと』と『安楽死』『自殺幇助』の違い
      • 1) 患者の意思で延命治療を受けないこと
      • 2) 安楽死
      • 3) 自殺幇助
      • 4) 『患者の意思で延命治療を受けないこと (差し控え・中止)』と『消極的安楽死』との違い
    • 2. 自殺幇助
      • 1) 自殺幇助のケースA
      • 2) 自殺幇助の弊害
    • 3. 自殺企図
      • 1) ケースBおよびケースC
      • 2) 自殺企図・自殺を予防するために
  • 第10章 行動コントロールの倫理
    P.143閲覧
    • 1. 身体拘束による行動コントロール
      • 1) 拘束の弊害
      • 2) 最小限の拘束
      • 3) 尊厳と身体拘束
      • 4) 拘束に関わる法律知識
    • 2. 薬物による行動コントロール
      • 1) 適切な薬物療法
      • 2) 薬物療法と環境整備
      • 3) 薬物療法によるその他の倫理問題
    • 3. 日常生活の制限 : 運転免許の返上・料理の制限など
      • 1) 「安全性」と「本人の自由に行動する権利」の対立
      • 2) リスク - ベネフィットアセスメント
      • 3) 日常生活の制限は本人を含めたコミュニケーションが大切
      • 4) なにかを失った感覚を引き起こさせない方法で
    • 4. 行動コントロールを減らすために
      • 1) 行動障害の原因についての適切なアセスメント
      • 2) 本人のQOLの改善および家族のQOLの改善
      • 3) 社会的・環境的整備
    • 5. 強制入院
  • 第11章 高齢者虐待と守秘義務の解除 (通報義務)
    P.155閲覧
    • 1. 守秘義務
      • 1) 秘密と守秘義務
      • 2) 自分に関する情報を自分でコントロールする権利
    • 2. 個人情報保護法
      • 1) 個人情報とは
      • 2) 個人情報保護法
    • 3. 高齢者虐待と守秘義務の解除 (通報義務)
      • 1) 虐待の種類
      • 2) 虐待の悪循環
      • 3) 通報の義務
    • 4. まとめ
  • おわりに
    P.163閲覧
  • 索引
    P.165閲覧
  • 奥付

参考文献

第1章 『認知症ケアの倫理』とは

P.21 掲載の参考文献

  • 1) Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 5, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 1-3, 医歯薬出版, 東京(2008).
  • David Edvardsson, Bengt Winblad, PO Sandman:Person-centred care of people with severe Alzheimer's disease-current status and ways forward. Lancet Neurol, 7:362-67 (2008).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying-Second Edition, p. 1-19, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).

第2章 生命倫理 (バイオエシックス) の基礎知識

P.32 掲載の参考文献

  • 1) Tom Kitwood:Dementia Reconsidered;the person comes first. Chapter 8, p. 120, Open University Press (2008).
  • 赤林朗編:入門・医療倫理I. p. 15-87, 勁草書房(2005).
  • 箕岡真子:バイオエシックスの視点よりみた認知症高齢者における自己決定と代理判断. (新井誠編)成年後見制度と医療行為, 第8章, p. 159-188, 日本評論社, 東京 (2007).
  • 箕岡真子編著:医療経営士テキスト. 生命倫理/医療倫理;医療人としての基礎知識, 医療者-患者関係, p. 43-50, 日本医療企画, 東京(2010).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:高齢者ケアにおける介護倫理;ケースから学ぶ. 第1版, p. 1-11, 医歯薬出版, 東京(2008).
  • 内山雄一, ほか編:タスキギー事件. 資料集生命倫理と法, p. 365, 太陽出版(2003).
  • Bernard Lo:Resolving Ethical Dilemmas;A Guide for Clinicians, Lippincott Williams and Wilkins (2005).
  • Daniel Callahan:Encyclopedia of Bioethics. p. 247-256, Macmillan, New York (1995).
  • Robert M. Veatch:The basics of Bioethics, Capter10, Resolving Conflicts Among Principles, p. 167-183 (1994).
  • Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. Nuffield Council on Bioethics, (2009).

第3章 告知

P.45 掲載の参考文献

  • 1) Thomas Grisso, Paul S. Appelbaum:Assessing Competence to Consent to Treatment. p. 17-30, Oxford University Press, New York (1998).
  • 2) Brechling B. G. , Schneider C. A. :Preserving autonomy in early stage dementia. Journal of Gerontological Social work, 20(1-2):17-33 (1993).
  • 3) Burgener S. C. :Care decisions in irreversible dementia-Who speaks for the patients?. Journal of Gerontological Nursing, 25(8):53-55 (1999).
  • 4) Fazel S. , Hope T. , Jacoby R. :Dementia, intelligence, and the competence to complete advance directives. The Lancet, 354(9172):48 (1999).
  • 6) Rempusheski V. E, Hurley A. C. :Advance Directive and Dementia. Journal of Gerontological Nursing, 26(9):27-34(2000).
  • 7) Sansone P, Schmitt L. , Nichols J. , Phillips M, Belisle S. :Determining the capacity of demented nursing home residents to name a health care proxy. Clinical Gerontologist 19(4):35-50 (1998).
  • 8) Corner P Maguire, Michael Kirby, Robert Coen, et al. :Family members' attitudes toward telling the patient with Alzheimer's disease their diagnosis. BMJ, 313:529-30 (1996).
  • 今井幸充, 杉山美香, 北村世都:アルツハイマー病告知の現状と問題点, 老年精神医学雑誌, 11(11):1225-1232 (2000).
  • 今井幸充:痴呆症の告知;積極的立場から. 老年精神医学雑誌, 15(増刊):139-146 (2004).
  • 岸川雄介, 上田英樹, Peter J. Whitehouseら:痴呆の倫理的問題に対する日米医師の考え方;日米共通アンケートによる比較検討. 精神医学, 42(7):705-712 (2000).
  • 高橋忍, 新妻加奈子, 小野寺敦志ら:痴呆患者への病名告知の研究;アルツハイマー型痴呆患者本人の意向. 老年精神医学雑誌, 16(4):471-477 (2005).
  • 高橋忍, 山口登, 新妻加奈子ら:認知症の病名告知に関する研究;アルツハイマー型痴呆患者への告知に対する医師の意識. 老年精神医学雑誌, 16(9):1049-1055 (2005).
  • Gill Pinner and Walter Pierre Bouman:Attitudes of patients with mild Dementia and their Carers towards Disclosure of the Diagnosis. International Psychogeriatrics, 15(3):279-288 (2003).
  • Rice K. , Warner N. :Breaking the bad news; What do psychiatrists tell patients with dementia about their illness?. Int. J. Geriatric Psychiatry, 9:467-471 (1994).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 44-55, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. Nuffield Council on Bioethics (2009).
  • Vassilas CA, Donaldson J. :Telling the truth; What do general practitioners say to patients with dementia or terminal cancer?. Br. J. Gen. Pract, 48:1081-1082 (1998).

第4章 家族介護者の役割とその意義

P.58 掲載の参考文献

  • 1) Tony Hope et. al. :Dementia-Ethical issues. Summary14, Nuffield Council on Bioethics (2009).
  • 2) Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 37, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • 3) Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease;Ethical Issues from Diagllosis to Dying. Second Edition, p. 29, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 12-24, 医歯薬出版, 東京 (2008).
  • Bethel Ann Powers:Nursing Home Ethics-Everyday Issues Affecting Residents with Dementia. Springer Publishing Company, New York (2003).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease;Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 20-43, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. Nuffield Council on Bioethics (2009).

第5章 認知症の人のQOL

P.70 掲載の参考文献

  • 1) E. W. Keyserling著, 加藤尚武・飯田亘之編:バイオエシックスの基礎;欧米の「生命倫理」論. p21, 東海大学出版, (1988).
  • 2) 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 80, 医歯薬出版, 東京 (2008).
  • 3) Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 61, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • 4) Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 62, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 76-84, 医歯薬出版, 東京 (2008)

第6章 尊厳とパーソン

P.82 掲載の参考文献

  • 1) Joel Feinberg著, 加藤尚武・飯田亘之編:バイオエシックスの基礎;欧米の「生命倫理」論, 第1部4章人格の規準. p. 47, 東海大学出版(1988).
  • 2) H. Tristram Engelhardt著, 加藤尚武・飯田亘之編:バイオエシックスの基礎;欧米の「生命倫理」論;第1部2章医学における人格の概念. p. 21, 東海大学出版(1988).
  • 3) Anthea Innes, Suzi Macpherson, Louise McCabe:Promoting person-centred care at the front line. Chap. 3, Perseptions of Frontline Work-Qualities of workers, p. 25, Joseph Rowntree Foundation, New York (2006).
  • 赤林朗編:入門医療倫理I. p. 65-68, 勁草書房(2005).
  • 近藤均, 酒井明夫, ほか編:生命倫理事典. p. 318-319, 太陽出版(2002).
  • 時実利彦著:人間であること. 第57版, p. 2-47, 岩波新書(2002).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 8-29, 医歯薬出版, 東京(2008).
  • Anthea Innes, Suzi Macpherson, Louise McCabe:Promoting person-centred care at the front line. Chap. 2, p. 5-24, Joseph Rowntree Foundation, New York(2006).
  • David Edvardsson, Bengt Winblad, PO Sandman:Person-centred care of people with severe Alzheimer's disease-current status and ways forward. Lancet Neurol, 7:362-67 (2008).
  • Mary warnock著, 加藤尚武・飯田亘之編:バイオエシックスの基礎;欧米の「生命倫理」論, 第2部5章体外受精をめぐる倫理的問題. p. 69-81, 東海大学出版 (1988).
  • Michael Tooley著, 加藤尚武・飯田亘之編:バイオエシックスの基礎;欧米の「生命倫理」論, 第2部第7章嬰児は人格をもつか. p. 94-100, 東海大学出版 (1988).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 127-142, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • Tom Kitwood:Dementia Reconsidered;the person comes first. p. 7-19, Open University Press (2008).

第7章 パーソン・センタード・ケア

P.101 掲載の参考文献

  • 1) Anthea Innes, Suzi Macpherson, Louise McCabe:Promoting personcentred care at the front line. Executive Summary, p. 9, Joseph Rowntree Foundation, New York (2006).
  • 2) David Edvardsson, Bengt Winblad, PO Sandman:Person-centred care of people with severe Alzheimer's disease-current status and ways fbrward. Lancet Neurol, 7:363 (2008).
  • 3) Key Features of Person Centred Care, SHARP, http://ww. careplans. co. uk/pcc-key. htm
  • 4) Karlawish JHT. , Casarett DJ. , James BD. et al. :The ability of persons with Alzheimer disease to make a decision about taking an AD treatment. Neurology, 64:1514-1519, (2005).
  • 5) Rempusheski V. E, Hurley A. C. :Advance Directive and Dementia. Journal of Gerontological Nursing, 26(9):27-34 (2000).
  • 6) Tom Kitwood:Dementia Reconsidered;the person comes first. Chapter 6, p. 89-91, Open University Press (2008).
  • 7) Tom Kitwood:Dementia Reconsidered;the person comes first. Chapter 8, p. 119-120, Open University Press (2008).
  • 8) Anthea Innes, Suzi Macpherson, Louise McCabe:Promoting person-centred care at the front line. Chap. 3;Perseptions of Frontline Work-Qualities of workers, p. 25-42, Joseph Rowntree Foundation, New York (2006).
  • 9) Medical Tribune 7/16(2009).
  • 痴呆化以後へのパーソンセンタードケアの導入と普及に関する調査研究事業, 特定非営利活動法人 シルバー総合研究所, 平成17年3月, 平成16年度老人保健健康増進等事業報告書.
  • 水野裕:実践パーソン・センタード・ケア. ワールドプランニング, 東京 (2009).
  • 箕岡真子:バイオエシックスの視点よりみた認知症高齢者における自己決定と代理判断. (新井誠編)成年後見制度と医療行為・第8章, p. 159-188, 日本評論社, 東京 (2007).
  • Anthea Innes, Suzi Macpherson, Louise McCabe:Promoting person-centred care at the front line. p. 5-24, Joseph Rowntree Foundation, New York (2006).
  • Brooker, D. :What is person-centred care in dementia?. Clinical gerontology, 13:215-222 (2004).
  • Bryan, K. , Axelrod, L. , Maxim, L. , Bell, l. , Jordan, L. :Working with older people with communication difficulties-an evaluation of care worker training. Aging and Mental Health, 6:248-254 (2002).
  • David Edvardsson, Bengt Winblad, PO Sandman:Person-centred care of people with severe Alzheimer's disease-current status and ways forward. Lancet Neurol. , 7:p. 362-67 (2008).
  • Davies, S. , Slack, R, Laker, S. , Philp, I. :The educational preparation of staff in nursing homes-relationship with resident autonomy. Journal of Advaneed Nursing, 29:208-217 (1999).
  • McCormack, B. :Person-centredness in gerontological nursing-an overview of the literature. International Journal of Older People Nursing 13:31-38 (2004).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 78-95, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • Tom Kitwood:Dementia Reconsidered;the person comes first. p. 70-102, Open University Press (2008).
  • Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. p. 35-56, Nuffield Council on Bioethics (2009).

第8章 終末期ケアについての意思決定

P.129 掲載の参考文献

  • 1) Murirel R. Gillick, M. D. :Rethinking the role of Tube Feeding in patients with Advanced Dementia-Hebrew Rehabilitation Center For Aged, Boston. The New England Journal of Medicine, 20(January):206-210 (2000).
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第9章 自殺企図・自殺幇助と安楽死

P.141 掲載の参考文献

  • 1) 近藤均, 酒井明夫, ほか編:生命倫理事典. p. 254, 太陽出版, 東京 (2002).
  • 2) 松本一生, ほか:認知症の人の自死傾向について;ものわすれ外来で担当した2443名をふり返る. 日本認知症ケア学会誌, 8(2):303 (2009).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 88-91, 医歯薬出版, 東京 (2008).
  • 箕岡真子:認知症高齢者の終末期ケア;看取りと生命倫理. 認知症介護, 19(2):91-97 (2008).
  • Bernard Lo:Resolving Ethical Dilemmas-A Guide for Clinicians. Chapter 19, Lippincott Williams and Wilkins (2005).
  • New South Wales:Guidelines for end-of-life care and decision-making.
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 110-126, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).

第10章 行動コントロールの倫理

P.154 掲載の参考文献

  • 1) 本間昭:認知症の人の自動車運転. 日本認知症ケア学会誌, 8(3):442-444(2009).
  • 赤林朗編:入門医療倫理1. p. 62-68, 勁草書房 (2005).
  • 稲葉一人編:事例でなっとく看護と法. 第25章, p. 152-157, メディカ出版 (2006).
  • 厚生労働省:身体拘束ゼロへの手引き. 身体拘束ゼロ作戦推進会議マニュアル分科会(2000).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:介護と生命倫理-転倒・拘束の事例;バイオエシックスの4原則の衝突. 月刊総合ケア, 17(4):63-68 (2007).
  • 箕岡真子, 稲葉一人:ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理. 第1版, p. 26-31, 医歯薬出版, 東京 (2008).
  • 吉岡充:高齢者虐待防止と身体拘束廃止の実現に向けて. 月刊総合ケア, 17(12):30-33 (2007).
  • Bethel Ann Powers:Nursing Home Ethics;Everyday Issues Affecting Residents with Dementia. p. 115-118, Springer Publishing Company, New York (2003).
  • Stephan G. Post:The Moral Challenge of Alzheimer Disease-Ethical Issues from Diagnosis to Dying. Second Edition, p. 44-65, The Johns Hopkins University Press, Baltimore and London (2000).
  • Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. p. 100-102, Nuffield Council on Bioethics (2009).

第11章 高齢者虐待と守秘義務の解除 (通報義務)

P.161 掲載の参考文献

  • 1) Claudia Cooper:Abuse of people with dementia by family careers. BMJ, 338:b155 (2009).
  • 2) Tony Hope et al. :Dementia-Ethical issues. Confidentiality, Summary 15, Nuffield Council on Bioethics (2009).
  • 赤林朗編:入門医療倫理1. p. 171-190, 勁草書房(2005).
  • 稲葉一人, 箕岡真子:虐待の通報・通告. 月刊総合ケア, 17(7):61-67, (2007).
  • 稲葉一人, 箕岡真子:守秘義務と個人情報保護. 月刊総合ケア, 17(10):59-66(2007).
  • 箕岡真子:在宅看取り学の実践「家で死ぬための医療とケア」新田國夫編. 守秘義務と個人情報保護, p. 141-142, 医歯薬出版(2007).