書籍名 |
褥瘡ケア・ハンドブック |
出版社 |
先端医学社
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発行日 |
1995-08-10 |
著者 |
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ISBN |
4915892212 |
ページ数 |
282 |
版刷巻号 |
第1版第3刷 |
分野 |
|
閲覧制限 |
未契約 |
褥瘡治療を実地医家に向けてわかりやく解説。患者・家族の視点から最適な治療へ導く実践書の決定版。
褥瘡を患者の全身管理というトータルな視点から捉え、チーム医療によるケアを円滑にすすめるためにまとめられた日常医療の実践書。
目次
- 表紙
- 序
- 執筆者一覧
- 目次
- I 褥瘡とは
- はじめに
- (1) 褥瘡の定義
- (2) 褥瘡発生のメカニズム
- (3) 褥瘡の分類
- (4) 褥瘡治療の変遷
- 1. 褥瘡患者は何科にいくのがよいか
- 2. 褥瘡治療に看護が主となることについて
- 3. 創面の消毒はするのか, しないのか
- 4. 創面の乾燥がよいか, 湿潤がよいか
- 5. 創の感染対策をどうするか
- 6. 褥瘡患者は入浴してはいけないか
- 7. 在宅患者の褥瘡管理には
- おわりに
- II 褥瘡の背景因子
- はじめに
- (1) 皮膚の変化
- (2) 局所皮膚に対する圧迫力
- (3) 創の易感染性
- おわりに
- III 褥瘡の保存療法とその看護
- A 外用療法
- 1. 外用剤とその使い分け
- はじめに
- (1) 褥瘡外用剤開発の動向
- (2) 褥瘡局所治療の原則と治療剤
- 1. 創面の保護と湿潤環境の保持
- 2. 壊死組織の除去
- 3. 感染の制御
- 4. 肉芽形成の促進
- 5. 表皮形成の促進
- おわりに
- 2. 創傷被覆剤
- はじめに
- (1) おもな創傷被覆剤
- (2) 褥瘡の深さ, 治癒段階別の創傷被覆剤の使い分け
- 1. 浅い褥瘡(第I度)
- 2. 深い褥瘡(第II度以上)
- おわりに
- 3. 壊死組織除去剤
- 4. 抗菌剤・消毒剤
- はじめに
- (1) 感染の原因
- (2) 感染菌の種類
- (3) 感染創対策
- (4) 消毒剤の選択
- (5) 抗菌剤の選択
- おわりに
- 5. 肉芽形成促進剤
- はじめに
- (1) 肉芽形成促進剤とは
- (2) 肉芽形成促進剤の種類とそれぞれの特徴
- 1. 幼牛血液抽出組織呼吸促進物質(ソルコセリル(R)軟膏, ソルコセリル(R)ゼリー)
- 2. 塩化リゾチーム(リフラップ(R))軟膏
- 3. 精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏(ユーパスタ(R), ソアナースパスタ(R))
- 4. ブクラデシンナトリウム(アクトシン(R))軟膏
- 5. トレチノイントコフェリル(オルセノン(R))軟膏
- 6. アルプロスタジル軟膏
- 7. プロスタグランジンI1軟膏
- 8. ヒト塩基性線維芽細胞増殖因子
- 9. Clostridium perfringens菌体由来生理活性蛋白質含有軟膏
- (3) 実際の使用法
- おわりに
- 6. 抗菌配合剤
- はじめに
- (1) 抗生剤含有軟膏の種類
- (2) ヨード配合剤
- おわりに
- B 全身療法
- 1. 栄養の補給-IVHなど-
- はじめに
- (1) 患者アセスメント
- 1. 栄養アセスメント
- 2. 栄養補給路のアセスメント
- (2) 中心静脈栄養の適応症
- (3) 中心静脈栄養の実施
- 1. 上大静脈カテーテルの留置
- 2. 投与輸液の処方, 調整
- 3. 栄養素投与量の基準
- (4) 患者管理
- 1. 全身管理
- 2. カテーテル管理
- 3. 精神的ケア
- (5) 合併症とその対策
- おわりに
- 2. 末梢循環の改善
- はじめに
- (1) プロスタグランジン製剤
- 1. PGE1 〔アルプロスタジルアルファデクス(プロスタンディン20μg(R))〕
- 2. リポPEG1 〔アルプロスタジル(パルクス(R), リプル(R))〕
- 3. PGE1誘導体〔リマプトストアルファデクス(オパルモン(R), プロレナール(R))〕
- 4. PGI2誘導体〔ベラプロストナトリウム(プロサイリン(R), ドルナー(R))〕
- (2) アルガトロバン(ノバスタン(R), スロンノン(R))
- (3) ソルコセリル(R)
- おわりに
- 3. 感染症の治療 -MRSAを含む-
- はじめに
- (1) 褥瘡感染とMRSA
- (2) 感染起因菌としてのMRSAの意義
- (3) 褥瘡感染症の治療
- (4) 褥瘡と院内感染
- おわりに
- C 物理療法
- はじめに
- (1) 温熱・寒冷
- (2) 光線療法
- (3) マッサージ
- (4) 水浴療法
- (5) 酸素・空気浴
- (6) 相乗効果を意図した開放療法
- (7) 運動療法と褥瘡予防
- おわりに
- D 保存療法における看護
- はじめに
- (1) 褥瘡の発生因子
- (2) 褥瘡発生危険度のアセスメント
- 1. 知覚の認知
- 2. 浸潤
- 3. 活動性
- 4. 可動性
- 5. 栄養状態
- 6. 摩擦とずれ
- (3) 除圧のための援助
- (4) スキンケア
- 1. 失禁患者への援助
- 2. 発汗による皮膚浸潤のある患者への援助
- (5) 栄養を整えるための援助
- 1. 食事摂取を困難にしている原因および対策
- 2. 咀嚼障害のある患者への援助
- 3. 嚥下障害のある患者への援助
- おわりに
- IV 褥瘡の手術的治療とその看護
- A 外科的デブリドマン
- はじめに
- (1) 外科的デブリドマンの適応と時期
- (2) 外科的デブリドマンの方法
- 1. 壊死組織が下床より剥脱してきた場合
- 2. 壊死組織が融解して感染巣となっている場合
- 3. 皮下ポケットが深く瘻孔様となり深部まで十分に処置ができない場合
- 4. 創による熱発が治まらない場合
- 5. 創面に偽膜形成を認め肉芽の増生が抑制されている場合
- おわりに
- B 手術療法
- はじめに
- (1) 手術の目的と適応
- (2) 手術法の選択
- (3) 手術法
- 1. 術前準備
- 2. 麻酔
- 3. 筋皮弁法
- 4. 有茎皮弁法
- (4) 術後処置と後療法
- おわりに
- C 術前・術後の看護
- はじめに
- (1) 手術前の看護
- (2) 手術当日の看護
- (3) 手術後の看護
- (4) 患者および家族の指導
- (5) 手術後の体位とベッド
- おわりに
- V 褥瘡の予防と看護
- A 全身管理
- はじめに
- (1) 栄養状態の改善-危険因子を評価する方法-
- (2) 栄養管理
- 1. 栄養の補給
- 2. 低蛋白血症の改善
- 3. 貧血の改善
- 4. 脱水
- (3) 入浴・シャワー浴・清拭
- (4) 離床と運動
- (5) リハビリテーション
- (6) 基礎疾患の治療
- (7) 感染症の治療
- (8) 外傷予防
- (9) 環境調整
- おわりに
- B 局所管理
- はじめに
- (1) 除圧
- 1. 体位変換の目的
- 2. 体位変換の必要性
- 3. 体位変換の方向
- 4. 体位変換
- 5. 体位変換の工夫
- 6. その他
- (2) 除湿と通気
- (3) ベッド上の清潔と湿潤予防
- (4) スキンケア
- (5) 失禁対策
- (6) 衣服
- (7) ガーゼ交換
- (8) 褥瘡の記録
- (9) 褥瘡予防用具
- 1. ベッド
- 2. マットレス
- 3. クッション
- 4. 補助具
- 5. 部分用
- おわりに
- C 栄養管理
- はじめに
- (1) 栄養のアセスメント
- (2) 褥瘡発生予防に重要な栄養
- 1. アルブミン
- 2. 血糖
- 3. ヘモグロビン
- 4. 鉄
- 5. 亜鉛
- 6. ビタミン
- 7. 摂取カロリー
- 8. 水分
- 9. リンパ球総数(TLC)
- (3) 栄養の方法
- (4) 食事の工夫
- おわりに
- VI 在宅ケアへの支援
- A 在宅ケアのための退院指導
- はじめに
- (1) 在宅ケアにおける問題点
- 1. 処置をおこなうための手間と費用
- 2. 環境調整
- 3. 専門家の指導や介護力
- 4. 介護者の能力
- (2) 退院指導の基本
- (3) 局所ケアに対する指導
- (4) 必要物品について
- (5) 指導方法
- おわりに
- B 在宅ケアの支援
- はじめに
- (1) 在宅ケアの総合的評価
- (2) 全身管理としての生活支援
- おわりに
- C 在宅で利用できる福祉制度
- はじめに
- (1) 在宅ケア
- 1. ホームヘルプサービス事業
- 2. 日常生活用具の給付
- 3. 訪問指導
- 4. 老人訪問看護制度
- 5. 老人デイサービス運営事業
- おわりに
- 索引
- 奥付