書籍名 |
AII受容体拮抗薬のすべて 第2版 |
出版社 |
先端医学社
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発行日 |
2000-05-25 |
著者 |
- 荻原俊男(編集)
- 菊池健次郎(編集)
- 猿田享男(編集)
- 清水和明(編集)
- 日和田邦男(編集)
- 宮崎瑞夫(編集)
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ISBN |
4884070003 |
ページ数 |
378 |
版刷巻号 |
第2版第1刷 |
分野 |
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シリーズ |
各薬剤の臨床実践
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閲覧制限 |
未契約 |
治療薬を日常臨床にいかに応用すべきか、あらゆる角度からその可能性を探り、EBMから治療戦略までも網羅した薬剤の使い方の実践書。
目次
- 表紙
- 序
- 初版序
- 執筆者一覧
- 目次
- [1] 基礎編
- PART1 AIIとその受容体
- 1. AII産生系の最新知見
- はじめに
- [1] ヒトキマーゼ
- [2] キマーゼ依存性AII産生の病態生理学的役割
- (1) 高血圧とキマーゼ
- (2) 動脈硬化とキマーゼ
- (3) 虚血性心疾患とキマーゼ
- (4) 心筋症とキマーゼ
- (5) その他
- おわりに
- 2. AII受容体の構造と機能
- はじめに
- [1] AT1受容体
- (1) AT1受容体の構造
- (2) AT1遺伝子の発現調節とAIIによるAT1機能抑制
- (3) AT1遺伝子の機能
- [2] AT2受容体
- (1) AT2受容体の構造と遺伝子
- (2) AT2遺伝子の発現調節
- (3) AT2受容体の機能
- [3] AT4受容体
- おわりに
- 3. AIIの情報伝達機構
- はじめに
- [1] AT1受容体の情報伝達
- (1) AT1受容体の増殖肥大作用とチロシンキナーゼ
- (2) AT1受容体によるEGF受容体を介したERK活性化
- (3) AT1受容体によるPKC活性化の意義
- (4) AT1受容体によるSrcファミリーの活性化
- (5) Pyk2/CAKβ
- (6) AT1受容体との結合を介した情報伝達
- (7) JNKとp38MAPK
- (8) Akt/PKBとp70S6K
- (9) AT1受容体と活性酸素
- (10) ERKと心血管リモデリング
- [2] AT2受容体の情報伝達
- (1) AT2受容体とGi
- (2) AT2受容体とチロシンホスファターゼ
- (3) AT2受容体とMKP-1, PP2A
- (4) AT2受容体のそのほかの情報伝達
- おわりに
- 4. AII受容体の分子生物学
- はじめに
- [1] AII受容体のサブタイプ
- [2] AII受容体の分子構造
- [3] AT1受容体, AT2受容体のシグナルクロストークの分子機構
- おわりに
- 5. AII受容体遺伝子と高血圧
- はじめに
- [1] ラットAT1受容体遺伝子座位と高血圧
- [2] 遺伝子改変動物とAII受容体
- [3] ヒトAT1受容体遺伝子多型と高血圧およびその合併症
- [4] AT2受容体遺伝子の生体内での役割
- おわりに
- 6. トランスジェニックマウス・ノックアウトマウスからの知見 : AT1受容体
- はじめに
- [1] AT1受容体トランスジェニックマウス
- [2] AT1受容体ノックアウトマウス
- (1) 心肥大形成におけるAIIの役割
- a. 急性圧負荷による心肥大形成
- b. 慢性圧負荷による心肥大形成
- c. in vitro伸展刺激による心肥大時反応誘導の分子機序
- (2) 虚血, 再灌流後不整脈におけるAIIの役割
- (3) 心筋梗塞後の左室リモデリング
- (4) 血管傷害後の血管リモデリング
- おわりに
- 7. トランスジェニックマウス・ノックアウトマウスからの新知見 : AT2受容体
- はじめに
- [1] AT1受容体
- (1) 基礎知識
- (2) AT1a受容体, AT1b受容体欠失マウス
- (3) AT1受容体心筋特異的過剰発現マウス
- [2] AT2受容体の基礎知識
- (1) AT2受容体欠失マウス
- (2) AT2受容体血管平滑筋特異的過剰発現マウス
- (3) AT2受容体心筋特異的過剰発現マウス
- [3] 遺伝子操作動物実験からみたAT1受容体拮抗薬とACE阻害薬の臨床応用時の使い分け
- [2] 病態生理編
- PART1 病態とレニン・アンジオテンシン系
- 1. 本態性高血圧とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 本態性高血圧におけるRA系構成因子の変化
- (1) 本態性高血圧とアンジオテンシノーゲン
- (2) 本態性高血圧とアンジオテンシン変換酵素(ACE)およびキマーゼ
- (3) 本態性高血圧と血漿AII濃度
- [2] 本態性高血圧と組織のRA系
- [3] 本態性高血圧の発症におけるRA系の役割
- (1) 腎臓におけるRA系の作用
- (2) 脳中枢神経系とRA系
- (3) 心血管系におけるRA系の役割
- (4) 副腎におけるRA系の作用
- [4] AII受容体拮抗薬の効果からみた本態性高血圧におけるRA系の役割
- おわりに
- 2. 二次性高血圧とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] レニン分泌抑制の異常
- (1) レニン産生腫瘍
- (2) 腎血管性高血圧
- (3) 高血圧緊急症, 急速進行性高血圧
- [2] アルドステロン分泌抑制の異常
- (1) 原発性アルドステロン症
- (2) 特発性アルドステロン症
- (3) グルココルチコイド奏効性アルドステロン症
- [3] アルドステロン類似物質による高血圧アルドステロン
- (1) DOC産生腫瘍
- (2) 先天性副腎過形成
- (3) 薬剤
- [4] 偽性アルドステロン症
- (1) AME
- (2) リドル(Liddle)症候群
- [5] 偽性低アルドステロン症
- [6] そのほかの低アルドステロン血症
- おわりに
- [3] 臨床薬理編
- PART1 AII受容体拮抗薬の薬理
- 1. AII受容体拮抗薬の種類と構造
- はじめに
- [1] AT1受容体拮抗薬
- (1) 開発の経緯
- (2) 種類と構造
- a. ロサルタン(losartan potassium: DuP753, MK-954)
- b. カンデサルタンシレキセチル(candesartan cilexetil: TCV-116)
- c. バルサルタン(valsartan: CGP48933)
- d. テルミサルタン(telmisartan: BIBR277)
- e. イルベサルタン(irbesartan: SR-47436, BMS186295)
- f. エプロサルタン(eprosartan: SKF108566)
- g. タソサルタン(tasosartan: ANA756)
- h. フォラサルタン(forasartan: SC-52458, ASC-749)
- i. オルメサルタン(olmesartan: CS-866)
- j. KRH-594, WK-1492・2K
- k. KD-3-671, KT-3761, DA-727
- l. TAK-536
- m. TA-606(606A)
- n. リピサルタン(ripisartan: UP-269-6)
- o. ミルファサルタン(milfasartan: LR-B-081)
- p. エンブサルタン(embusartan: Bay-10-6734)
- q. SL-910102
- [2] AT2受容体拮抗薬
- おわりに
- PART2 AII受容体拮抗薬の作用機序
- 1. AII受容体拮抗薬の血圧に対する作用
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬の薬理
- [2] AII受容体拮抗薬のAII拮抗効果
- [3] in vivoの作用
- [4] キマーゼ由来のAII
- [5] 高血圧におけるキマーゼの役割の検証
- [6] AII受容体拮抗薬の抗高血圧薬としての特異性
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬の動脈緊張およびコンプライアンスに対する作用
- はじめに
- [1] AIIによる血管緊張の調節
- (1) 血管平滑筋収縮作用と細胞内情報伝達
- (2) 内皮細胞による修飾
- (3) 血管支配交感神経機能の増強
- [2] AIIによる動脈コンプライアンスの低下
- [3] AII受容体拮抗薬の血管作用
- おわりに
- 3. AII受容体拮抗薬の薬物動態
- はじめに
- [1] 薬物化学構造と活性代謝物
- [2] 薬物動態
- (1) ロサルタン
- (2) カンデサルタンシレキセチル
- (3) 代謝
- (4) 排泄
- [3] 腎機能障害患者における薬物動態
- [4] 肝機能障害患者における薬物動態
- [5] 尿酸排泄に対する作用
- おわりに
- PART3 AII受容体拮抗薬の臓器保護作用
- 1. AII受容体拮抗薬の脳保護作用
- はじめに
- [1] アンジオテンシンの作用
- [2] 脳血管の構造・機能変化に対する作用
- [3] 脳循環の自動調節能に対する作用
- [4] 脳卒中発症防止作用, 脳保護作用
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬の心保護作用―肥大心・虚血心・不全心に対する効果―
- はじめに
- [1] AT1受容体拮抗薬と心肥大
- (1) AIIと心肥大
- (2) AT1受容体拮抗薬による心肥大退縮効果
- a. 基礎研究における心肥大退縮効果
- b. 臨床研究による心肥大退縮効果
- [2] AT1受容体拮抗薬と虚血心
- (1) AT1受容体拮抗薬の心筋虚血軽減作用
- a. BK-NO系を介するAT1受容体拮抗薬の効果
- b. AT1受容体拮抗薬の抗冠動脈硬化作用
- c. 梗塞後リモデリングに対するAT1受容体拮抗薬の効果
- [3] AT1受容体拮抗薬と不全心
- (1) 心不全の病態形成とAIIの作用
- a. 心不全におけるAIIの産生経路
- b. AIIと心筋線維化
- c. AT1・AT2受容体と心不全
- d. 不全心に対するAT1受容体拮抗薬の効果
- おわりに
- 3. AII受容体拮抗薬の腎保護作用
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬は蛋白尿減少効果を有するか
- [2] AII受容体拮抗薬の腎血流量および糸球体濾過量に対する効果
- [3] ACE阻害薬とAII受容体拮抗薬の併用は有用か
- おわりに
- PART4 AII受容体拮抗薬の代謝改善作用
- 1. AII受容体拮抗薬の糖代謝・インスリン抵抗性への影響
- はじめに
- [1] 降圧薬の糖代謝への影響の重要性
- [2] AII受容体拮抗薬とインスリン抵抗性
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬の脂質代謝への影響
- はじめに
- [1] インスリン抵抗性と動脈硬化の危険因子
- [2] AII受容体拮抗薬の脂質代謝およびインスリン抵抗性に対する影響
- おわりに
- 3. AII受容体拮抗薬の尿酸代謝への影響
- はじめに
- [1] 高尿酸血症と高血圧の合併
- [2] 高尿酸血症, 高血圧と腎
- [3] 降圧薬と尿酸代謝
- [4] ACE阻害薬, AII受容体拮抗薬と尿酸代謝
- おわりに
- PART5 AII受容体拮抗薬のそのほかの特異的な作用
- 1. AII受容体拮抗薬の血管再構築に対する作用
- はじめに
- [1] 血管壁肥厚におけるRA系の役割
- [2] 動脈硬化と血管壁RA系
- [3] AIIの動脈硬化への関与
- (1) 血管内皮細胞機能障害
- (2) 平滑筋細胞の肥大と内膜内への遊走・増殖
- (3) 内膜内での細胞外マトリックスの増生
- (4) 内皮細胞表面への単球やTリンパ球の接着, 内皮下への侵入・遊走
- (5) 単球からマクロファージへの分化
- (6) プラークの破裂
- (7) 血栓形成
- [4] AII受容体拮抗薬とACE阻害薬の違いについて―メカニズムからの検討―
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬とNO
- はじめに
- [1] 血管系におけるRA系とNO系の存在様式
- [2] AIIによるeNOSの活性調節
- [3] NOによるAIIの活性調節
- [4] 増殖, 肥大におけるAIIとNOの相互作用
- [5] 慢性NOS阻害とAII
- [6] アポトーシスにおけるAIIとNOの相互作用
- おわりに
- 3. AII受容体拮抗薬とアポトーシス
- はじめに
- [1] 培養細胞でのアポトーシスにおけるAIIの役割
- (1) 心筋細胞
- (2) 血管平滑筋細胞
- (3) 神経系細胞
- (4) 卵巣顆粒膜細胞
- (5) 線維芽細胞
- [2] 循環器疾患と腎疾患におけるアポトーシス
- (1) 高血圧とアポトーシス
- (2) 心疾患とアポトーシス
- (3) 血管障害とアポトーシス
- (4) 腎疾患とアポトーシス
- おわりに
- [4] 治療編
- PART1 高血圧とAII受容体拮抗薬
- 1. 高血圧におけるAII受容体拮抗薬の位置付け
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬とACE阻害薬の作用機序の違い
- [2] AII受容体拮抗薬の降圧効果と安全性
- [3] AII受容体拮抗薬と臓器保護
- (1) 左室肥大
- (2) 慢性心不全
- (3) 腎保護作用
- [4] 代表的な高血圧治療ガイドラインにおけるAII受容体拮抗薬の位置付け
- (1) JNC VI
- (2) 1999 WHO-ISH高血圧治療ガイドライン
- (3) 英国高血圧学会ガイドライン
- (4) 老年者の高血圧治療ガイドライン―1999年改訂版―
- おわりに
- 2. 本態性高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬の降圧効果
- (1) 降圧効果
- (2) 血圧日内変動
- (3) AII受容体拮抗薬間の比較
- [2] AII受容体拮抗薬とほかの降圧薬の効果の比較
- (1) ACE阻害薬との比較
- (2) Ca拮抗薬との比較
- (3) 利尿薬との比較
- (4) β遮断薬との比較
- [3]II受容体拮抗薬とほかの降圧薬の併用の効果
- (1) 利尿薬併用
- (2) Ca拮抗薬併用
- (3) ACE阻害薬併用
- [4] 高血圧ガイドラインにおけるAII受容体拮抗薬の位置付け
- おわりに
- 3. 高齢者高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 高齢者高血圧の特徴
- [2] 高齢者高血圧に対する降圧薬治療の有用性
- [3] 高齢者高血圧とレニン・アンジオテンシン(RA)系
- [4] 高齢者高血圧に対するAII受容体拮抗薬の降圧効果
- おわりに
- 4. AII受容体拮抗薬とACE阻害薬の併用療法
- はじめに
- [1] ACE阻害薬とAII受容体拮抗薬の臓器保護作用
- [2] ACE阻害薬とAII受容体拮抗薬の併用
- おわりに
- PART2 脳血管障害を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- 1. 脳血管障害とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 脳循環の自動調節能
- (1) 概念
- (2) 交感神経系の関与
- (3) RA系の関与
- (4) 各種病態における変化
- [2] 脳血管障害の危険因子としてのRA系
- (1) 頸動脈病変とRA系
- (2) 脳血管障害とRA系遺伝子多型
- [3] ACE阻害薬と脳循環
- (1) 脳血管および脳血流に対する作用
- (2) 加齢変化に対する作用
- (3) 脳血管障害の予防と治療
- [4] AII受容体拮抗薬と脳循環
- おわりに
- 2. 脳血管障害を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 脳血管障害を伴う高血圧患者の脳循環動態
- (1) 高血圧と脳循環
- (2) 脳血管障害患者の降圧治療の概要
- [2] AII受容体刺激と脳血管反応
- [3] アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬の効果
- (1) 脳血流自動調節能への影響
- (2) 脳血管病変改善作用
- (3) 臨床効果
- [4] AII受容体拮抗薬
- (1) 脳血流自動調節能への影響
- (2) 脳血管病変改善作用
- (3) 臨床効果の可能性
- おわりに
- PART3 心不全を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- 1. 心肥大とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 心不全におけるRA系
- [2] 組織RA系
- [3] AII受容体
- [4] AII
- [5] 非ACE由来のAII産生経路
- [6] AII受容体拮抗薬の心肥大に及ぼす影響
- おわりに
- 2. 心不全とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] RAA系の生理
- [2] 慢性心不全の病態におけるRAA系の役割
- [3] 心不全治療としてのRAA系阻害の合理性
- [4] 心不全における阻害薬によるRAA系阻害の有用性のエビデンス
- おわりに
- 3. 心不全とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 心不全と左室リモデリング
- [2] 心不全とAT1受容体拮抗薬
- おわりに
- PART4 腎障害を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- 1. 腎疾患とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 腎機能調節におけるRA系の役割
- [2] AT1およびAT2受容体と腎機能
- [3] 慢性腎疾患におけるRA系
- [4] 腎障害進展機序とAII
- [5] 腎障害進展機序とアルドステロン
- おわりに
- 2. 腎障害を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 腎障害におけるAIIの役割
- [2] 腎保護をめざした降圧療法
- [3] AII受容体拮抗薬の有用性
- [4] 腎保護的降圧療法の治療指標
- [5] ACE阻害薬とAII受容体拮抗薬の併用
- おわりに
- 3. 慢性腎不全を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] AIIの腎障害作用
- [2] AII受容体拮抗薬の作用機序
- [3] 慢性腎不全を合併した高血圧とAII受容体拮抗薬
- (1) 動物モデルによる基礎研究
- (2) 臨床試験
- [4] 腎に対するAII受容体拮抗薬の安全性
- おわりに
- 4. 透析患者とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 透析患者の高血圧
- [2] 透析患者の動脈硬化
- [5] 透析患者とRA系遺伝子多型
- [4] AII受容体拮抗薬の薬物動態
- [5] 透析患者における降圧効果
- [6] 透析患者にみられる心機能低下に対する治療効果
- [7] 透析患者における副作用
- (1) 血液透析施行時のアナフィラキシー反応
- (2) そのほかの副作用
- おわりに
- PART5 糖尿病・代謝異常を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- 1. 糖尿病とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 糖尿病におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系
- (1) 血漿レニン活性の異常: インスリンの関与
- (2) アルドステロンの異常
- (3) 糖尿病性合併症とプロレニン
- (4) ACE活性とAII受容体
- (5) 糖尿病と食塩感受性
- [2] AIIとインスリン抵抗性
- (1) AIIとインスリン抵抗性
- (2) ACE阻害薬のインスリン抵抗性改善作用
- (3) AII受容体拮抗薬とインスリン抵抗性
- [3] RA系と糖尿病性腎症・網膜症・神経障害
- (1) 糖尿病性腎症
- (2) ACE阻害薬と糖尿病性腎症
- (3) AII受容体拮抗薬と糖尿病性腎症
- (4) ACE阻害薬と糖尿病性網膜症・神経障害
- おわりに
- 2. 内分泌疾患とレニン・アンジオテンシン系
- はじめに
- [1] 原発性アルドステロン症
- [2] 糖質コルチコイド奏効性アルドステロン症
- [3] Bartter症候群
- [4] クッシング症候群
- [5] 褐色細胞腫
- [6] アジソン病
- [7] 甲状腺機能亢進症
- [8] 甲状腺機能低下症
- [9] 末端肥大症
- [10] レニン産生腫瘍
- おわりに
- 3. 2型糖尿病を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 2型糖尿病におけるAII受容体拮抗薬の降圧効果
- (1) 糖尿病モデル動物での検討
- (2) 臨床試験での結果
- [2] 2型糖尿病におけるAII受容体拮抗薬の降圧以外の効果
- (1) インスリン感受性および糖代謝に対する効果
- (2) 心血管系に対する効果
- (3) 糖尿病性微小血管障害に対する効果
- (4) そのほかの効果
- おわりに
- 4. 代謝異常とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 糖代謝とAII受容体拮抗薬
- [2] 脂質代謝とAII受容体拮抗薬
- [3] 血管壁における脂質代謝とAII受容体拮抗薬
- おわりに
- 5. 痛風, 高尿酸血症を伴った高血圧とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 本態性高血圧における高尿酸血症の意義
- [2] 高血圧の非薬物的治療と血清尿酸レベル
- [3] 降圧薬治療と血清尿酸レベル
- [4] 利尿薬・β遮断薬とACE阻害薬, Ca拮抗薬を比較した大規模臨床試験の成績
- [5] 痛風を伴う高血圧に使用する降圧薬
- おわりに
- 6. 糖尿病性腎症とAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 糖尿病性腎症の疫学・臨床像
- [2] 糖尿病性腎症の組織像
- [3] 腎症発症の成因―高血糖
- (1) 糸球体過剰濾過(glomerular hyperfiltration)
- (2) 蛋白の糖化(glycation)と最終糖化産物: AGE
- (3) ポリオール代謝異常とPKC活性化
- [4] 腎症進展の成因
- [5] 糖尿病性腎症の治療
- おわりに
- PART6 AII受容体拮抗薬の安全性とQOL
- 1. AII受容体拮抗薬の副作用
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬の副作用
- [2] AII受容体拮抗薬と咳
- [3] そのほかの副作用
- (1) 肝臓障害
- (2) 腎臓障害
- (3) 失神発作
- (4) AII受容体拮抗薬と浮腫
- (5) 妊娠とAII受容体拮抗薬
- a. 症例1
- b. 症例2
- c. 症例3
- d. 症例4
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬と他剤との薬物間相互作用
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬とほかの降圧薬
- (1) AII受容体拮抗薬と利尿薬
- (2) AII受容体拮抗薬とCa拮抗薬
- (3) AII受容体拮抗薬とACE阻害薬
- [2] 高血圧以外の病態での薬物相互作用
- (1) AII受容体拮抗薬とジゴキシン
- (2) AII受容体拮抗薬とACE阻害薬
- (3) AII受容体拮抗薬とワルファリン
- (4) AII受容体拮抗薬とシメチジン
- (5) AII受容体拮抗薬と高脂血症治療薬
- (6) AII受容体拮抗薬とNSAIDs
- (7) AII受容体拮抗薬と免疫抑制薬
- (8) AII受容体拮抗薬とリチウム
- (9) AII受容体拮抗薬とリファンピシン
- (10) AII受容体拮抗薬とエリスロマイシン
- (11) AII受容体拮抗薬とフルコナゾール/イトラコナゾール
- (12) その他
- おわりに
- 3. AII受容体拮抗薬のQOLへの影響
- はじめに
- [1] 高血圧治療におけるQOL
- [2] QOLの評価法
- [3] AII受容体拮抗薬とQOL
- おわりに
- 4. AII受容体拮抗薬と服薬コンプライアンス
- はじめに
- [1] コンプライアンスの評価と高血圧患者における実態
- [2] 高血圧患者の治療継続率
- [3] 患者教育とコンプライアンス
- おわりに
- [5] 将来展望編
- PART1 高血圧ガイドラインとAII受容体拮抗薬
- 1. WHO/ISH高血圧治療指針(改訂版)におけるAII受容体拮抗薬の位置付け
- はじめに
- [1] 治療指針の変遷とAII受容体拮抗薬の出現
- [2] WHO/ISH高血圧治療指針におけるAII受容体拮抗薬
- [3] 今後のAII受容体拮抗薬の立場
- おわりに
- PART2 AII受容体拮抗薬の大規模臨床試験
- 1. AII受容体拮抗薬の大規模臨床試験に学ぶもの
- はじめに
- [1] ELITEおよびELITEII
- [2] RESOLVD
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬に関する大規模臨床試験解説
- はじめに
- [1] 高血圧患者に対する大規模臨床試験
- (1) Losartan versus Amlodipine(LOA)研究
- (2) カンデサルタン研究
- (3) Telmisartan in the Elderly Hypertensives(TEES)研究
- (4) カンデサルタンの糖代謝, 血中脂質に及ぼす影響に関する研究
- [2] 高血圧患者に対する現在進行中の大規模臨床試験
- (1) Losartan Intervention for Endpoint Reduction in Hypertension(LIFE)研究
- (2) Valsartan Antihypertensive Long-term Use Evaluation(VALUE)研究
- [3] 心不全に対する大規模臨床試験
- (1) Evaluation of Losartan in the Elderly(ELITE)研究
- (2) Evaluation of Losartan in the ElderlyII(ELITE II)研究
- (3) The Randomized Evaluation of Strategies for Left Ventricular Dysfunction(RESOLVD)研究
- (4) Optimal Therapy In Myocardial infarction with the Angiotensin II Antagonist Losartan(OPTIMAAL)研究
- [4] 腎障害を有する患者に対する大規模臨床試験
- (1) ロサルタンの腎障害合併高血圧患者に関する研究
- (2) Evaluation of the Losartan in Hemodialysis(ELHE)研究
- (3) RENAAL研究, IDNT研究
- おわりに
- PART3 高血圧治療の将来とAII受容体拮抗薬
- 1. 時間治療学からみたAII受容体拮抗薬
- はじめに
- [1] 高血圧患者の循環動態日内変動と降圧治療
- [2] AII受容体拮抗薬と血圧日内変動
- おわりに
- 2. AII受容体拮抗薬の将来展望
- はじめに
- [1] AII受容体拮抗薬開発までの道程
- [2] AII受容体拮抗薬の降圧効果と副作用
- [3] AII受容体拮抗薬の臓器保護作用
- おわりに
- 索引
- 奥付
参考文献
[1] 基礎編
P.5 掲載の参考文献
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