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書籍詳細

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書籍名 パニック障害治療のストラテジー
出版社 先端医学社
発行日 2002-10-31
著者
  • 上島国利(編集)
  • 中根允文(編集)
ISBN 4884070828
ページ数 219
版刷巻号 第1版第1刷
分野
シリーズ ストラテジー
閲覧制限 未契約

疾患を各方面からのアプローチでとらえ、日常臨床で必要な薬剤の効果的かつ適切な使用法等、治療戦略に不可欠な情報を提示。 パニック障害における診断、精神療法・薬物療法の効果について解説し、その治療選択方法についての指針を提示。また、急性期から維持期までの患者教育のポイントについてもふれる。日常臨床の場で、長期的なフォローアップや患者のQOL向上を目指し、パニック障害への正しい理解と、適切な治療の実践に役立つ書。

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • 目次
  • Part 1/Education
    • I. 不安神経症からパニック障害へ
      • はじめに
      • 1. DSMとICDシステムにおいて
      • 2. Kleinの研究において
      • 3. 国内での動き
      • まとめ
    • II. パニック障害の疫学
      • 1. パニック障害の診断変遷と疫学調査の問題点
      • 2. PDの有病率と危険因子とその特徴
      • 3. 遺伝様式と遺伝負因に関する調査
      • 4. Comorbidityと自殺
      • 5. PDの人格特性
      • 6. 疫学調査は何をもたらしたか
    • III. パニック障害の原因
      • はじめに
      • 1. 神経解剖学的視点からみた仮説
      • 2. 遺伝学的視点からみた原因
        • 1) 家族性・遺伝性の有無
        • 2) 双生児研究
        • 3) 遺伝様式
        • 4) 分子遺伝学的研究
        • 5) 精神薬理学的研究
        • 6) ベンゾジアゼピン/GABA
        • 7) ノルアドレナリン
        • 8) セロトニン
        • 9) コレシストキニン
        • 10) CRF
        • 11) 二酸化炭素
      • 3. その他の神経伝達物質などの研究
        • 1) グルタミン酸, NMDA
        • 2) NPY
        • 3) サブスタンスP
        • 4) orphanin FQ=nociceptin
        • 5) アデノシン
      • 4. 心理社会的研究
      • 5. ライフイベントの影響
      • 6. 分離不安との関連
      • 7. パニック障害患者の性格特徴
      • 8. その他の心理社会的要因
      • おわりに
  • Part 2/Guidance
    P.39閲覧
    • I. パニック障害の診断
      • 1. 診断基準に則って診断する
      • 2. パニック発作を同定する
        • 1) あるとき始まって, ある時間つづいてやむ不安
        • 2) 13項目のうち4項目以上の症状がある
        • 3) 突然はじまって10分以内にピークに達する
      • 3. パニック発作には3つのタイプがある
      • 4. パニック障害の診断手続き
        • 1) パニック発作がくり返し起こる
        • 2) 発作後1ヵ月以上, 予期不安, その他のパニック発作関連症状が持続する
        • 3) 広場恐怖の有無を調べる
          • A. 広場恐怖の診断基準
          • B. 広場恐怖の有無により2つの亜型を決める
      • 5. 鑑別診断の進め方
        • 1) 一般身体疾患および物質誘発性疾患を除外する
          • A. 甲状腺機能障害(機能亢進症および低下症)
          • B. 副甲状腺機能亢進症
          • C. 副腎機能障害
          • D. 前庭機能障害
          • E. 発作性疾患
          • F. 中枢神経刺激薬の中毒
          • G. 中枢神経抑制薬からの離脱
          • H. 心血管系疾患
          • I. 低血糖
          • J. 呼吸器系疾患
        • 2) 他の精神疾患と鑑別する
          • A. 恐怖症
          • B. OCD
          • C. PTSD
          • D. 分離不安障害
          • E. うつ病
          • F. その他
      • 6. そのほか診断の参考となる事項
        • 1) 有病率, 性比, 好発年齢
        • 2) 家族歴
        • 3) 既往歴
        • 4) 性格
        • 5) 誘発試験
      • 7. ICD-10のパニック障害の診断基準
      • おわりに
  • Part 3/Strategy
    P.53閲覧
    • I. パニック障害患者への病態説明のポイント
      • はじめに
      • 1. なぜ病態説明が重要か
        • 1) 晴天の霹靂のように, 『パニック発作』が襲ってくる
        • 2) 『パニック発作』は, 自分では止められない
        • 3) 『パニック発作』は, 何か大きな, 重篤な身体の病気が起こったためである
        • 4) 身体科では異常なしと言われる→病院でさえ助けてくれない
        • 5) 『パニック発作』がまた起こるのではという不安が増す
        • 6) 周囲はわかってくれない
        • 7) 自信をなくし, 外出が制限され, 抑うつ状態となる
      • 2. 病態説明のポイント
        • 1) ポイント1:パニック障害という病気です
        • 2) ポイント2:パニック障害では, 『パニック発作』, 『予期不安』, 『広場恐怖』が出る
        • 3) ポイント3:心臓・肺の病気ではない→脳の病気
        • 4) ポイント4:パニック発作で死ぬことはありません
        • 5) ポイント5:病気に対する間違った考えが不安を大きくし, 病気を悪化させる
        • 6) ポイント6:早期治療でほぼ間違いなく改善する
        • 7) ポイント7:絶対治そうという強い心構えが大切
      • 3. 治療説明のポイント
        • 1) ポイント1:治療は薬物療法と認知行動療法があります
        • 2) ポイント2:薬物療法は『パニック発作』と『予期不安』に効果
        • 3) ポイント3:認知行動療法は, 『広場恐怖』と『回避行動』に有効
      • 4. 経過説明のポイント
        • 1) ポイント1:薬だけでは限界がある
        • 2) ポイント2:症状には浮き沈みがあります
      • 5. その他の説明のポイント
      • おわりに
    • II. 治療選択の基準とその根拠
      • はじめに
      • 1. 患者にパニック障害について教育し, 治療関係を確立する
      • 2. 全力をあげてパニック発作をコントロールする
        • 1) 治療の成功には正確な診断が前提になる
        • 2) 外来治療と入院治療のどちらが適しているかを決定する
        • 3) 急性期治療は, どのような場合に開始するか
        • 4) パニック障害にはどのような治療法があり, どれを選択したらよいか
        • 5) 急性治療が十分な効果を上げるにはどれくらいの期間が必要か
      • 3. 心気症には, 必要にして十分な身体的検索と患者教育で対応する
      • 4. 予期不安に対しては, 自己脱感作と薬物療法がある
      • 5. 回避行動にはエクスポージャーが必要である
      • 6. 続発性うつ病に対処する
      • 7. 全般性の不安状態には行動療法と薬物療法が効果的である
      • 8. 治療効果が上がらないときはどう対応するか
      • 9. 急性治療に引きつづき, 維持療法が必要である
      • 10. 治療の終結にあたり注意するべきことがある
      • おわりに
    • III. 治療薬剤の種類と症状に応じた選択の根拠
      • はじめに
      • 1. 抗パニック薬
        • 1) 抗うつ薬
          • A. 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor:SSRI)
          • B. 三環系抗うつ薬(tricyclic antidepressant:TCA)
          • C. その他の抗うつ薬
            • a) セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin noradrenaline reuptake inhibitor:SNRI)
            • b) スルピリド
            • c) モノアミン酸化酵素阻害薬(monoamine oxidase inhibitor:MAOI)
        • 2) ベンゾジアゼピン系薬剤
        • 3) 抗てんかん薬
        • 4) その他の薬剤
      • 2. 症状による薬物療法の検討
        • 1) 広場恐怖を伴う場合
        • 2) パニック発作・予期不安が重度な場合
        • 3) 併存障害を伴う場合
          • A. うつ病
          • B. 社会恐怖/社会不安障害
          • C. 全般性不安障害
      • おわりに
    • IV. 処方薬剤の服薬中断・減量時の反跳性パニック発作・離脱状態の対策
      • はじめに
      • 1. ベンゾジアゼピン系薬剤の中断
        • 1) 反跳現象と離脱症状
          • A. ベンゾジアゼピン系薬剤による離脱症状発現のメカニズム
        • 2) 離脱症状の対策
      • 2. TCAの中断による反跳性のコリン作動性神経の過活動(コリナジック・リバウンド)
        • 1) コリナジック・リバウンド
        • 2) コリナジック・リバウンド発現のメカニズム
        • 3) コリナジック・リバウンドに対する対策
      • 3. SSRIの中断
        • 1) SSRIの中断症状
        • 2) SSRIの中断症候群発現のメカニズム
        • 3) SSRIの中断症候群に対する対策
    • V. 処方薬剤の副作用発現時の対策
      • はじめに
      • 1. TCAによる副作用
        • 1) 口渇
        • 2) 便秘
        • 3) 視力の調節障害
        • 4) 起立性低血圧
        • 5) 発汗
        • 6) 洞性頻脈
        • 7) 排尿困難
        • 8) 嘔気
        • 9) 発疹
        • 10) せん妄
        • 11) 痙攣発作
        • 12) 心電図異常
        • 13) 造血障害
        • 14) 肝機能障害
      • 2. モノアミン酸化酵素阻害薬の副作用
      • 3. ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用
        • 1) 奇異反応
      • 4. SSRIの副作用
        • 1) セロトニン症候群の診断基準
    • VI. 処方薬剤・他剤との薬物相互作用
      • はじめに
      • 1. CYP系で代謝される薬物は多種多様である
        • 1) CYP2D6
        • 2) CYP1A2
        • 3) CYP2C19
        • 4) CYP3A4
      • 2. パニック障害の治療薬も向精神薬のみならずさまざまな種類の薬物と相互作用を起こす可能性がある
        • 1) BZDの代謝と併用薬物との相互作用
        • 2) 抗うつ薬(とくにTCA)の代謝と併用薬物との相互作用
    • VII. エクスポージャー法のポイント
      • 1. パニック障害に対する認知行動療法
      • 2. パニック障害の治療におけるエクスポージャーの役割
      • 3. エクスポージャーを成功させるための20ヵ条
        • 1) 第1条:パニック障害のメカニズムに関する心理教育が十分におこなわれていること
        • 2) 第2条:患者が不安の三要素について十分に理解していること
        • 3) 第3条:患者が不安の継時的変化を十分に理解していること
        • 4) 第4条:安全確保行動について十分に理解していること
        • 5) 第5条:回避行動をおこないつづけることが問題改善を妨害し, 予期不安と回避行動の改善には不安場面に直面すること(エクスポージャー)が必要であることを十分に理解していること
        • 6) 第6条:エクスポージャーは安全な方法であることを患者が十分理解しておくこと
        • 7) 第7条:不安階層表を活用すること
        • 8) 第8条:中程度の不安場面から開始すること
        • 9) 第9条:不安の変化を患者とともに観察すること
        • 10) 第10条:第一回目に不安が消えることを必ず体験すること
        • 11) 第11条:リラクセーション法などの不安への対処方法を身につけていること
        • 12) 第12条:ホームワークの進め方
        • 13) 第13条:できたことに対するポジティブフィードバックを忘れないこと
        • 14) 第14条:セルフ・エフィカシーの向上を図ること
        • 15) 第15条:中断を予防し, 失敗時の対処方法を身につけていること
        • 16) 第16条:過剰学習の原理を活用すること
        • 17) 第17条:回避行動を維持させている要因として, 認知の修正が適正に図られること
        • 18) 第18条:自己強化の原理を活用すること
        • 19) 第19条:十分なインフォームド・コンセントがとれていること
        • 20) 第20条:根気よく励ますこと
      • おわりに
    • VIII. 精神療法のポイント
      • はじめに
      • 1. パニック障害の心理社会的要因
      • 2. パニック障害の精神療法(1) 一般的なアプローチ
        • 1) 服薬を巡る心理的問題点
        • 2) パニック障害の簡易精神療法
          • A. パニック障害に関する患者教育を実施する
          • B. 投薬に際し, 適切なことばの処方を補う
          • C. 症状発展の心理的からくりを説明する
          • D. 予期不安が生活にいかに影響しているかを吟味する
          • E. 損なわれた生活の再建をめざす
          • F. 発症前の生活を振り返る
      • 3. パニック障害の精神療法(2) 特異的なアプローチ
        • 1) 森田療法
        • 2) 認知行動療法
        • 3) 洞察志向的精神療法
      • おわりに
  • Part 4/Practice
    P.129閲覧
    • I. パニック障害急性期の治療
      • はじめに
      • 1. 治療の基本的方針
      • 2. 急性期薬物療法の実際
        • 1) SSRIによる治療
        • 2) TCA
        • 3) ベンゾジアゼピン系抗不安薬
        • 4) その他の薬剤
      • 3. 急性期の精神療法
      • 4. 症例検討
        • 1) SSRI(パロキセチン)がおもな治療薬であった症例
        • 2) SSRI(フルボキサミン)がおもな治療薬であった症例
        • 3) SSRI間で変更せざるを得なかった症例
        • 4) TCAと抗不安薬との併用で安定化した症例
        • 5) SSRI投与で副作用が出現し, TCA少量で安定化した症例
        • 6) 心理的治療しか実施できなかった症例
      • おわりに
    • II. 安定化・継続期の治療
      • はじめに
      • 1. パニック障害の経過と治療
      • 2. パニック障害の治療のステージと各ステージの治療の目標
      • 3. 安定化・継続期とその治療のポイント
      • おわりに
    • III. 維持療法期のポイント
      • はじめに
      • 1. パニック障害の成因モデルから
      • 2. 初期治療で症状が改善しない患者にはどのような対応をすべきか?
        • 1) パニック障害についての心理教育はなされているか?, あるいはこれを理解しているか?
        • 2) 薬物療法は適切になされているか?
        • 3) 薬物・アルコールの乱用, 依存はないか?, パニック発作を誘発しやすい薬物を使用していないか?, 隠れた身体疾患はないか?
        • 4) パーソナリティの病理や他の心理的要因を見逃していないか?
      • 3. 維持薬物療法および薬物療法の終了はどのように進めるべきか?
      • 4. パニック障害の精神力動的精神療法:どのような症例で精神療法を導入するか?
      • 5. パニック障害の精神力動的精神療法:どのように進めるか?
  • Part 5/Care
    P.153閲覧
    • I. 慢性の経過をとる患者に対する精神医学的マネージメント
      • 1. 医学の進歩と慢性疾患
      • 2. パニック障害のわかりにくさ
        • 1) 治りやすいが, 完治しない;慢性かつ不安定である
        • 2) 前兆をとらえにくい→予防しにくい
      • 3. うつ病との合併
        • 1) うつ病はもともと多い
        • 2) うつ病は一次性も二次性も同じ治療をすべきである
        • 3) うつ病の前兆のパニック発作, 重症化としてのパニック発作
        • 4) 不安は人を駆り立てる, うつは人を絶望させる
        • 5) 広場恐怖などの恐怖症には自殺が少ない
      • 4. 365日24時間いつでも診てください, 安心させてください, 完全に治してください
      • 5. 発作から11年, パニック障害として治療を受けてから15年の症例A
      • 6. 長期経過をみるためのチェックポイント
      • 7. 最後に, これから
    • II. 再発防止のための長期的フォローアップ対策
      • 1. パニック障害は再発をくり返しやすい慢性の疾患である
      • 2. 長期転帰に影響を与える要因を理解する
      • 3. 早期治療が良好な転帰と関連する
      • 4. うつ病を合併した場合の転帰とその対策
        • 1) パニック障害にうつ病を合併することは非常に多い
        • 2) うつ病を合併すると慢性化しやすく, 治療反応性も悪い
        • 3) うつ病が一次性であるか二次性であるかにより治療的対応が異なる
        • 4) パニック発作の治療をおこなうことはうつ病の合併のリスクを小さくする
        • 5) うつ病を合併した場合の治療のポイント
      • 5. パニック障害における自殺企図
      • 6. Quality of Lifeからみた対策
        • 1) パニック障害患者はQuality of Lifeの障害を伴いやすい
        • 2) QOLの低下を防ぐ対策
        • 3) 薬物療法のQOLへの効果
        • 4) 認知行動療法のQOLへの効果
        • 5) 広場恐怖症性の回避とQOL
        • 6) まとめ
      • 7. パニック発作惹起物質に注意する
      • 8. 個々のケースにおいて長期転帰を良好なものとする治療を選択する
      • 9. 治療のゴールを設定するとよりよい転帰をとりやすい
      • 10. 治療終結の判断は慎重におこなう
      • 11. 患者が孤立しないためにはセルフヘルプ活動の役割は大きい
      • 12. ハイリスク研究からみた長期的予防対策
      • 13. 総合的対策
    • III. 患者への心理社会的アプローチの考え方
      • はじめに
      • 1. 疾病についての正しい理解をうながす
        • 1) 患者本人に病気の性質と治療法を正しく理解してもらう
        • 2) 患者の家族にも正しい理解と援助を求める
      • 2. 認知行動療法的な考え方と生活態度を身につけてもらう
        • 1) 些細な身体感覚を重篤な病気の症状であると早まって誤解しない
        • 2) 不安を感じる場面や状況を避けないでできるだけ通常の生活を送るよう心がける
      • 3. 発作の誘因となるような生活態度や習慣を改めてもらう
      • おわりに
    • IV. 服薬コンプライアンスを高めるための服薬指導
      • はじめに
      • 1. 服薬コンプライアンスと服薬ノンコンプライアンス
      • 2. 服薬コンプライアンスを妨げる要因
        • 1) 服薬コンプライアンスへの態度形成や動機付けが十分でない場合
          • A. 健康や病気予防や治療についてもっている考え方が適切でない
          • B. 健康問題に対する鈍い感受性や生活習慣の偏り
          • C. 行動特性上の問題
          • D. 単純な誤解や不十分な理解や治療法への不信感によって服薬法を誤る場合がある
        • 2) 予防や治療の環境や方法が服薬コンプライアンスを妨げる場合
        • 3) 医療者の態度や患者との関係に問題がある場合
      • 3. ノンコンプライアンスの改善
      • 4. よりよい医師-患者関係の構築
      • 5. コンプライアンスを高めるための服薬指導
      • おわりに
  • 索引
    P.188閲覧
  • 奥付

参考文献

Part 1/Education

P.10 掲載の参考文献

  • 1) Bellingham D:An Introduction to Greek Mythology, Quintet Publishing Limited, 1989 (安部素子:訳, ギリシャ神話, PARCO出版, 東京, 1993)
  • 2) Klerman GL, Hirschfeld MA, Weissman MM et al (eds.):Panic Anxiety and Its Treatment (A Task Force Report of the World Psychiatric Association), APA, Washington DC, pp 3-38 1993. (佐藤啓二, 中根允文:訳パニック性不安とその治療, 先端医学社, 東京, 1995)
  • 4) 高橋徹:パニック障害-歴史からの展望パニック障害 (貝谷久宣, 不安・抑うつ臨床研究会編), 日本評論社, 東京, pp 23-41, 1998
  • 5) 安永浩:不安反応 (不安神経症), 神経症 (井村・懸田・加藤・桜井編), 医学書院, 東京, pp 142-157, 1967
  • 6) 西園昌久:神経症:類型, 現代精神医学大系6A神経症と心因反応I (懸田・大熊・島薗・高橋・保崎編), 中山書店, 東京, pp81-236, 1978
  • 7) 高橋 徹:神経症と不安障害の概念と歴史的展望 臨床精神医学講座5 神経症性障害・ストレス関連障害 (松下・浅井・牛島・倉知・小山・中根・三好編, 田代・越野責任編), pp 3-13, 1997
  • 8) 越野好文:パニック障害と広場恐怖症の位置づけ 臨床精神医学講座5 神経症性障害・ストレス関連障害 (松下・浅井・牛島・倉知・小山・中根・三好編, 田代・越野責任編), pp141-153, 1997
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  • 30) Reilly PE, Thompson DA, Mason SR et al:Cytochrome P450IIIA enzymes in rat liver microsomes:involvement in C3-hydroxylation of diazepam and nordazepam but not Ndealkylation of diazepam and temazepam. Mol Pharmacol 37:767-774, 1990
  • 36) Lemoine A, Gautier JC, Azoulay D et al:Major pathway of imipramine metabolism is catalyzed by cytochromes P-450 1A2 and P-450 3A4 in human liver. Mol Pharmacol 43:827-832, 1993
  • 45) 鈴木雄太郎, 塩入俊樹, 村竹辰之ほか:Alprazolamおよびetizolam血中濃度に対するfluvoxamine併用の影響:CYP2C19変異アレル数と交互作用について. 精神薬療研究年報 33:199-204, 2001
  • 49) Spina E, Pollicino AM, Avenoso A et al:Fluvoxamine-induced alterations in plasma concentrations of imipramine and desipramine in depressed patients. Int J Clin Pharmacol Res 13:167-171, 1993

P.116 掲載の参考文献

  • 1) American Psychiatric Association:Practice guideline for the treatment of patients with Panic Disorders. Washington D.C., American Psychiatric Association, 1998
  • 3) Barlow DH, Cerny JA:Psychological treatment of panic. New York:Guilford, 1990
  • 4) National Institutes of Health:Treatment of Panic Disorder. NIH Consensus Development Conference Consensus Statement 9:25-27, 1991
  • 5) 坂野雄二:パニック障害の認知行動療法. 貝谷 久宣・不安抑うつ臨床研究会 (編) 「パニック障害」, 日本評論社, 1998
  • 6) 坂野雄二, 貝谷久宣:パニック障害の行動療法. 精神療法 25:314-320, 1999
  • 7) 竹内龍雄:パニック障害の診断・治療の実際. 精神医学レビュー3:46-53, 1992
  • 8) 竹内龍雄:突然, 胸がどきどきして息ができない. NHK, 2000

P.127 掲載の参考文献

  • 1) American Psychiatric Association:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, IVth ed, APA, Washington DC, 1994 (高橋三郎, 大野 裕, 染矢俊幸訳:DSM-IV精神疾患の診断・統計マニュアル. 医学書院東京, 1996, pp125)
  • 2) American Psychiatric Association:Practice Guideline for the Treatment of Patients with Panic Disorders. APA, Washington DC, 1998 (日本精神神経学会監訳, 米国精神医学会治療ガイドライン, パニック障害. 医学書院, 東京, 1999)
  • 3) Beck AT:Cognitive therapy and the Emotional disorders. International University Press, 1976 (大野 裕訳, 認知療法. 岩崎学術出版, 東京, 1990)
  • 4) Beck AT, Emery G:Anxiety Disorders and Phobias. A Division of Harper Collins Publishers, 1985
  • 6) Busch FN, Milrod BL, Singer MB:Theory and technique in psychodynamic treatment of panic disorder. J Psychother Pract Res 8:234-242, 1999
  • 7) Freeman A:The Practice of Cognitive Therapy. (遊佐安一郎, 認知療法人門. 星和書店, 東京, 1989)
  • 8) Freud S:Uber die Berechtigung, von der Neurasthenie einen bestimmten Sympotomen Komplex Als"Angstneurose"abzutrennen. 1895 (「不安神経症」という特定症状群を神経衰弱から分類する理由について. フロイド選集10巻, 本教文社, 東京, 1995, pp 1)
  • 10) Horney K:The Neurotic Personality of our Time. WW Norton & Company Inc., New York, 1937 (我妻洋訳, 現代の神経症的人格. 誠信書房, 東京, 1973, pp66-87)
  • 12) 森田正馬:神経質の本態及療法. 森田正馬全集第2巻, 白揚社, 東京, 1974, pp279-393
  • 13) 中村 敬:森田療法における治療過程の検討-対人行動の分析を通じて-. 慈恵医大誌104:821-841, 1989
  • 14) 中村 敬, 三宅 永:神経症に対する薬物療法の実際. 精神科治療学13:709-714, 1998
  • 15) 西園昌久:類型. 下坂幸三, 諏訪 望, 西園昌久編, 現代精神医学大系6A, 神経症と心因反応I, 中山書店, 東京, 1978, pp181-236
  • 16) 野村総一郎:エソロジー的に診る不安障害. こころの臨床アラカルト 18:454-457, 1999
  • 18) Shear MK, Weiner K:Psychotherapy for panic disorder. J Clin Psychiatry 58 (Suppl 2):38-43, 1997
  • 19) 立松一徳:パニック障害. 心身医療 9:1515-1518,1997
  • 20) 立松一徳:乗り物恐怖を主訴とするパニックディスオーダー.黒澤 尚,北西憲二, 大野 裕編, 精神科プラクティス第3巻神経症とその周辺. 星和書店, 東京, 1999, pp93-102
  • 21) 豊原利樹:森田神経質の性格特性および入院森田療法の治療効果について. 森田療法の研究, 森温理, 北西憲二編, 金剛出版, 東京, 1989, pp69-89
  • 22) 山上敏子:行動理論・学習理論. 下坂幸三, 諏訪望, 西園昌久編, 現代精神医学大系6A, 神経症と心因反応I,中山書店, 東京, 1978, pp89-108

Part 4/Practice

P.139 掲載の参考文献

  • 1) Ballenger JC:Selective serotonin reuptake inhibitors (SSRI) in panic disorder. Chap. II. In Panic Disorder:Clinical Diagnosis, Management and Mechanisms (Nutt et al Ed.) . Martin Dunitz, London, 1999 (日本語訳:久保木富房, 井上雄一, 日本評論社 pp201-227)
  • 7) 越野好文:臨床精神医学講座 第5巻 神経症性障害・ストレス関連障害. II. 診断と治療 B. パニック障害 9. 治療 a. 薬物療法. 総集編, 松下正明/責任編集, 越野好文, 田代信維. 中山書店, 東京, 1997, pp248-261
  • 8) Laufer N, Weizman A:Other drug treatments and augmentation therapies for panic disorder. Chap.12. In Panic Disorder:Clinical Diagnosis, Management and Mechanisms (Nutt et al Ed.) . Martin Dunitz, London, 1999 (日本語訳:久保木富房, 井上雄一, 日本評論社, pp231-256)
  • 12) Rosenberg R:Treatment of panic disorder with tricyclics and MAOIs. Chap. 9. In Panic Disorder:Clinical Diagnosis, Management and Mechanisms (Nutt et al Ed.) . Martin Dunitz, London, 1999 (日本語訳:久保木富房, 井上雄一, 日本評論社, pp161-183)
  • 13) 佐藤啓二:臨床精神医学講座 第5巻 神経症性障害・ストレス関連障害. II. 診断と治療 B. パニック障害 9. 治療 b. 心理療法 (認知療法・行動療法・精神療法) . 総集編, 松下正明/責任編集, 越野好文, 田代信維. 中山書店東京, 1997, pp262-272
  • 14) 佐藤啓二, 高橋徹 (編著) パニック障害の心理的治療法-理論と実践-(平成7年度精神神経学会サテライトワークショップ講演録), ブレーン出版, 東. 京, 1996
  • 15) 佐藤啓二:パニック障害を合併する気分障害例に対するfluvoxamineの臨床効果. 「SSRI最新情報」 (村崎. 光邦, 上島国利, 樋口輝彦編) 協和企画, 2000, pp53-57.
  • 16) 佐藤啓二:私の治療法, パニック障害の治療. 精神科治療学16:189-192, 2001
  • 17) WPA:Panic Anxiety and its Treatment. WPA Presidentional Program Task Force, AP press, 1993/日本語訳:パニック性不安とその治療 (中根允文, 佐藤啓二監訳, 先端医学社, 1995)

P.145 掲載の参考文献

  • 1) Ballenger JC, Lydiard RB, Turnaer SM:Panic disorder and agoraphobia. Treatment of psychiatric disorders. (ed. by Gobbard GO) . American Psychiatric Press, Washington DC, 1995
  • 3) Barlow DH:Cognitive-behavioral therapy for panic disorder:current status. J Clin Psychiatry 58 (Suppl 2):32-36, 1997
  • 4) Davidson JR:Use of benzodiazepines in panic disorder. J Clin Psychiatry 58 (Suppl 2) 26-28, 1997
  • 6) Sheehan DV, Harnett-Sheehan K:The role of SSRIs in panic disorder. J Clin Psychiatry 57 (Suppl 10):51-58, 1996

P.152 掲載の参考文献

  • 2) Pollack MH, Otto MW, Rosenbaum JF et al:Longitudinal course of panic disorder:findings from the Massachusetts General Hospital Naturalistic Study. J Clin Psychiatry 51:12-16, 1990
  • 5) Gorman J, Shear K Co-chair Work group on panic disorder:Practice guideline for the treatment of patients with panic disorder. American Psychiatric Association. Am J Psychiatry 155:(Suppl 5), 1998
  • 8) Shear K, Weiner K:Psychotherapy for panic disorder. J Clin Psychiatry 58:(Suppl 2) 38-45, 1997
  • 9) 守屋直樹, 生田憲正, 柴田恵理子ほか:神経症の精神分析的精神療法-どのような知識と技術が必要か-. 精神科治療学12:127-133, 1997
  • 10) Milrod B, Busch F, Cooper A et al:Manual of panic-focused psychodynamic psychotherapy. American Psychiatric Press, Washington DC, 1997

Part 5/Care

P.163 掲載の参考文献

  • 1) Work Group on Panic Disorder. American Psychiatric Association:Practice guideline for the treatment of patients with panic disorder. Amz J Psychiatry 155 (Suppl 5):1-34, 1998
  • 3) Hirschfeld RMA:Placebo response in the treatment of panic disorder. Bull Menninger Clin 60:76-86, 1996
  • 4) American Psychiatric Association Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition, Text revision American Psychiatric Association Washington, DC, 2000

P.173 掲載の参考文献

  • 2) 竹内龍雄, 林 竜介, 根本豊實ほか:パニック障害の病像・経過および転帰について-210例の症例検討から-. 精神経誌95:855-860, 1993
  • 4) 竹内龍雄:パニック障害の経過・予後. パニック障害, 竹内龍雄著, 振興医学出版社, 東京, pp67-77, 2000
  • 6) Liebowitz MR:Panic disorder as a chronic illness. J Clin Psychiatry 58 (Suppl 13):5-8, 1997
  • 11) 古田真理子, 工藤貴代美, 山田久美子ほか:パニック障害における治療抵抗性の予測因子について. 精神医学41:79-83, 1999
  • 14) 山田久美子, 穐吉條太郎, 藤井 薫ほか:パニック・ディスオーダーとcoping. 精神科治療学9:957-960, 1994
  • 15) Pollack MH, Otto MW, Rosenbaum JF et al:Longitudinal course of panic disorder:findings from the Massachusetts General Hospital Naturalistic Study. J Clin Psychiatry 51 (12, suppl A):12-16, 1990
  • 17) 坂本暢典:パニック障害精神疾患との共存. 臨床精神医学講座, 神経症性障害・ストレス関連障害, 田代信維, 越野好文編, 中山書店, 東京, pp238-247, 1997
  • 21) 竹内龍雄, 林竜介, 冨山學人ほか:不安神経症の慢性期病像について. 精神医学30:105-107, 1988
  • 36) 竹内龍雄, 林竜介, 池田政俊ほか:パニック障害患者のQuality of Life-WHOQOL-100を用いた調査から-. 日社精医誌6:149-158, 1998
  • 48) 竹内龍雄:パニック障害疫学・経過・予後. 臨床精神医学講座経症性障害・ストレス関連障害, 田代信維, 越野好文編, 中山書店, 東京, pp178-184, 1997

P.180 掲載の参考文献

  • 5) Kaplan HI, Sadock BJ, Grebb JA編著 (井上令:, 四宮滋子監訳):カプラン臨床精神医学テキスト DSM-IV診断基準の臨床への展開, メディカル・サイエンス・インターナショナル, 東京, 1999
  • 11) Weissman MM:The hidden patient:unrecognized panic disorder. J Clin Psychiatry 51 (Suppl):5-8, 1990
  • 12) Work Group on Panic Disorder. American Psychiatric Association:Practice guideline for the treatment of patients with panic disorder. Am J Psychiatry 155 (Suppl):1-34, 1998

P.186 掲載の参考文献

  • 1) Swinyard EA:Patient compliance instruction. In:Goodman & Gilman's. The pharmacological basis of therapeutics, 6th ed. 1980, p1671
  • 2) 堀岡正義:服薬指導の指針. 医学のあゆみ 127:751, 1983
  • 3) 宗像恒次:コンプライアンスをめぐって. 日本保健医療行動科学会:205-210, 日本保健医療行動科学会, 年報 (1986年 Vol.1) 日本保健医療行動科学会編集「健康と病気の行動科学」メジカルフレンド出版
  • 4) 石崎高志:コンプライアンスの問題. 日本臨床 50:52-60, 1992
  • 5) Sackett DL, Snow JC:The magnitude and measurement of compliance. In R. B. Haynes, D. W. Taylor and D. L. Sackett (eds.):Compliance in health care, Baltimore;Johns Hopkins University Press, 1979
  • 6) Haynes, R. B. Introduction, In R. B. Haynes, D. W. Taylor and D. L. Sackett (eds.):Compliance in health care, Baltimore;Johns Hopkins University Press, 1979
  • 8) 中井吉英:服薬コンプライアンス. 今日の治療 5:209-217, 1997
  • 11) Cartwright A:Sources and effects of stress in health careers. In C.G. Stone,F. Cohen, and N.E. Adler (eds.),:Health psychology, San Francisco:Jossey-Bass, 1979
  • 12) Hayness RB, Sackett DL, Taylor DW et al:Manipulation of the therapeutic regimen to improve compliance;Conceptions and mis-conceptions. Clin Pharmacol Ther 22:125-130, 1977
  • 14) de Vries TPGM, Henning RH, Hogerzeil HV et al (津谷喜一郎ほか訳):P-drugマニュアルWHOのすすめる医薬品適正使用, 医学書院, 東京, 1998
  • 15) Epstein RM:The patient-physician relationship. Fundamentals of Clinical Practice;A Textbook on the Patient, Doctor and Society, Mengel MB et al (ed), Plenum Press, New York, pp105-132, 1997
  • 16) 大西基喜, 福井次矢:一般診療における医師-患者関係:松下正明ら編集, 臨床精神医学講座S7:総合診療における精神医学, 中山書店, 東京, pp134-145, 2000
  • 17) 三浦貞則:薬物療法における倫理的側面, 患者への薬剤情報伝達をめぐる問題:松下正明ら編集, 臨床精神医学講座S12:精神医学・医療における倫理とインフォームド・コンセント, 中山書店, 東京, pp277-291, 2000
  • 18) 天保英明:産業心身医学の実践 (4)-治療の立場から-心身医療10:63-67, 1998